• 日本下水道事業団法施行規則
    • 第1条 [業務方法書の記載事項]
    • 第2条 [経理原則]
    • 第3条 [経理区分]
    • 第3条の2 [勘定区分]
    • 第3条の3 [収益の獲得が予定されない償却資産]
    • 第4条 [予算の内容]
    • 第5条 [予算総則]
    • 第6条 [収入支出予算]
    • 第7条 [予算の添附書類]
    • 第8条 [予備費]
    • 第9条 [債務を負担する行為]
    • 第10条 [予算の流用等]
    • 第11条 [予算の繰越し]
    • 第12条 [決算報告書]
    • 第13条 [収入支出決算書]
    • 第14条 [債務に関する計算書]
    • 第15条 [借入金の認可]
    • 第16条 [重要な財産]
    • 第17条 [重要な財産の処分等の認可の申請]
    • 第18条 [会計規程]

日本下水道事業団法施行規則

平成16年3月25日 改正
第1条
【業務方法書の記載事項】
日本下水道事業団法(以下「法」という。)第27条第1項の業務方法書には、次に掲げる事項を記載しなければならない。
法第26条第1項第1号に規定する建設に関する事項
法第26条第1項第2号に規定する設計、監督管理及び維持管理に関する事項
法第26条第1項第3号に規定する技術的援助に関する事項
法第26条第1項第4号に規定する養成及び訓練並びに技術検定に関する事項
法第26条第1項第5号に規定する研究、調査及び試験並びに普及に関する事項
法第26条第1項第7号に規定する建設及び技術的援助に関する事項
その他業務に関し必要な事項
第2条
【経理原則】
日本下水道事業団(以下「事業団」という。)は、その財政状態及び経営成績を明らかにするため、財産の増減及び異動並びに収益及び費用をその発生の事実に基づいて経理しなければならない。
第3条
【経理区分】
事業団は、次に掲げるところにより経理を区分して整理しなければならない。
法第26条第1項第1号から第3号までに掲げる業務及びこれらに附帯する業務並びに同項第7号に掲げる業務に係る経理
その他の経理
事業団は、前項の規定により区分して経理する場合において、事業団の運営に必要な経費については、同項第1号の経理に係る勘定から同項第2号の経理に係る勘定に繰り入れて経理することができる。
参照条文
第3条の2
【勘定区分】
事業団の会計においては、貸借対照表勘定及び損益勘定を設け、貸借対照表勘定においては資産、負債及び資本を計算し、損益勘定においては収益及び費用を計算する。
資産勘定は、流動資産、固定資産及び繰延資産に区分して計算する。
負債勘定は、流動負債、固定負債及び特別法上の引当金等に区分し、特別法上の引当金等は施設整備拡充準備金及び工事補償引当金の勘定科目を設けて計算する。
資本勘定は、資本金、資本剰余金及び利益剰余金に区分して計算する。
資産勘定、負債勘定及び資本勘定は、必要に応じ、前三項に規定する勘定科目を細分し、又はこれらの勘定科目以外の勘定科目を設けて計算することができる。
第3条の3
【収益の獲得が予定されない償却資産】
国土交通大臣は、事業団が業務のため取得しようとしている償却資産についてその減価に対応すべき収益の獲得が予定されないと認められる場合には、その取得までの間に限り、当該償却資産を指定することができる。
前項の指定を受けた資産の減価償却については、減価償却費は計上せず、資産の減価額と同額を資本剰余金に対する控除として計上する。
第4条
【予算の内容】
事業団の予算は、予算総則及び収入支出予算とする。
第5条
【予算総則】
予算総則には、収入支出予算に関する総括的規定を設けるほか、次に掲げる事項に関する規定を設けるものとする。
第9条の規定による債務を負担する行為についての事項ごとの限度額及び支出すべき年限並びにその必要の理由
第10条第2項の規定による経費の指定
第11条第1項ただし書の規定による経費の指定
長期借入金の借入限度額
その他予算の実施に関し必要な事項
参照条文
第6条
【収入支出予算】
毎事業年度における事業団のすべての収入及び支出は、収入支出予算に計上しなければならない。
前項の収入支出予算は、第3条第1項の規定により区分した経理ごとに勘定を設け、収入にあつてはその性質、支出にあつてはその目的に従つて区分する。
参照条文
第7条
【予算の添附書類】
事業団は、法第30条の規定により予算について国土交通大臣の認可を受けようとするときは、次に掲げる書類を添附して提出しなければならない。ただし、予算について変更の認可を受けようとするときは、第1号の書類は、添附することを要しない。
前事業年度の予定貸借対照表及び予定損益計算書
当該事業年度の予定貸借対照表及び予定損益計算書
その他予算の参考となる書類
第8条
【予備費】
予見することができない事由による支出予算の不足を補うため、事業団の収入支出予算に予備費を設けることができる。
事業団は、予備費を使用したときは、その旨を国土交通大臣に通知しなければならない。
前項の規定による通知は、使用の理由、金額及び積算の基礎を明らかにした調書をもつてするものとする。
第9条
【債務を負担する行為】
事業団は、支出予算の金額の範囲内におけるもののほか、法第26条第1項に規定する業務を行なうため必要があるときは、毎事業年度、予算をもつて国土交通大臣の認可を受けた金額の範囲内において、翌年度以降にわたる債務を負担することができる。
参照条文
第10条
【予算の流用等】
事業団は、支出予算については、当該予算に定める目的のほかに使用してはならない。ただし、予算の実施上適当かつ必要であるときは、第6条第2項の規定による区分にかかわらず、彼此流用することができる。
事業団は、予算で指定する経費の金額については、国土交通大臣の承認を受けなければ、流用し、又はこれに予備費を使用することができない。
事業団は、前項の規定による承認を受けようとするときは、予算の流用にあつてはその理由及び金額を明らかにした調書を、予備費の使用にあつてはその理由、金額及び積算の基礎を明らかにした調書を国土交通大臣に提出しなければならない。
参照条文
第11条
【予算の繰越し】
事業団は、予算の実施上必要があるときは、支出予算の経費の金額のうち、当該事業年度内に支出を終わらなかつたものを翌事業年度に繰り越して使用することができる。ただし、予算で指定する経費の金額については、あらかじめ、国土交通大臣の承認を受けなければならない。
事業団は、前項ただし書の規定による承認を受けようとするときは、当該事業年度末までに、事項ごとに、繰越しを必要とする理由及び金額を明らかにした調書を国土交通大臣に提出しなければならない。
事業団は、第1項の規定による繰越しをしたときは、支出予算と同一の区分により、次に掲げる事項を記載した調書を作成し、翌事業年度の五月三十一日までに、国土交通大臣に送付しなければならない。
繰越しに係る経費の予算現額
前号の予算現額のうち支出決定をした額
第1号の予算現額のうち翌事業年度に繰越しをした額
第1号の予算現額のうち不用となつた額
参照条文
第12条
【決算報告書】
法第31条第2項の決算報告書は、収入支出決算書及び債務に関する計算書とする。
前項の決算報告書には、第5条の規定により予算総則に規定した事項に係る予算の実施の結果を示さなければならない。
参照条文
第13条
【収入支出決算書】
前条第1項の収入支出決算書には、収入支出予算と同一の区分により、次に掲げる事項を記載しなければならない。
収入
収入予算額
収入決定済額
収入予算額と収入決定済額との差額
支出
支出予算額
前事業年度からの繰越額
予備費使用額
流用増減額
支出決定済額
翌事業年度への繰越額
不用額
第14条
【債務に関する計算書】
第12条第1項の債務に関する計算書には、事業団の債務について、債務の種類ごとに、前事業年度末における債務額及び当該事業年度に負担した債務額に区分して、当該事業年度において、それらについて償還し、又は支出した金額及び残額を記載しなければならない。
第15条
【借入金の認可】
事業団は、法第34条第1項の規定により長期借入金又は短期借入金の借入れの認可を受けようとするときは、借入れの日の二十日前までに、次に掲げる事項を記載した申請書を国土交通大臣に提出しなければならない。
借入れを必要とする理由
借入金の額
借入先
借入金の利率
借入金の償還の方法及び期限
利息の支払の方法
その他必要な事項
前項の規定は、事業団が法第34条第2項ただし書の規定により借換えの認可を受けようとする場合に準用する。
第16条
【重要な財産】
法第39条の国土交通省令で定める重要な財産は、土地及び建物並びに国土交通大臣が指定するその他の財産とする。
第17条
【重要な財産の処分等の認可の申請】
事業団は、法第39条の認可を受けようとするときは、次に掲げる事項を記載した書類を国土交通大臣に提出しなければならない。
譲渡し、交換し、又は担保に供しようとする財産の内容及び価額
譲渡し、交換し、又は担保に供しようとする理由
相手方の氏名(法人にあつては、その名称)及び住所
譲渡し、交換し、又は担保に供しようとする場合の条件
第18条
【会計規程】
事業団は、その事業の能率的な運営と予算の適正な実施を図るため、その財務及び会計に関し、国土交通大臣の承認を受けて会計規程を定めなければならない。これを変更しようとするときも、同様とする。
附則
この省令は、公布の日から施行する。
法附則第二項の規定により事業団が同項に規定する業務を行う場合には、法第二十七条第一項の業務方法書に記載すべき事項は、第一条各号に掲げる事項のほか、法附則第二項に規定する業務に関する事項とする。
事業団は、法附則第二項の規定により同項に規定する業務を行う場合には、第三条第一項の規定にかかわらず、次に掲げるところにより経理を区分して整理しなければならない。
事業団は、前項の規定により区分して経理する場合において、事業団の運営に必要な経費については、第三条第二項の規定にかかわらず、前項第一号又は第二号の経理に係る勘定から同項第三号の経理に係る勘定に繰り入れて経理することができる。
附則
昭和50年8月1日
この省令は、公布の日から施行する。
附則
昭和61年5月14日
この省令は、公布の日から施行する。
附則
平成12年11月20日
(施行期日)
この省令は、内閣法の一部を改正する法律の施行の日(平成十三年一月六日)から施行する。
附則
平成15年3月13日
この省令は、公布の日から施行する。
附則
平成15年9月30日
この省令は、平成十五年十月一日から施行する。
この省令の施行前に改正前の日本下水道事業団法施行規則第十九条の規定により認可を受けて定められた会計規程は、改正後の日本下水道事業団法施行規則第十八条の規定により承認を受けて定められた会計規程とみなす。
附則
平成16年3月25日
この省令は、公布の日から施行する。
この省令の施行の日の前日までにおける地方公共団体からの出資金により取得された償却資産及び日本下水道事業団法の一部を改正する法律(以下「改正法」という。)の施行の日の前日までにおける政府からの出資金(改正法附則第二条第一項の規定により出資がなかったものとされた額を除く。)により取得された償却資産については、第三条の三第一項の指定を受けたものとみなす。

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