日本銀行券預入令等を廃止する法律施行令
平成12年6月7日 改正
第2条
【引換えの特例】
次の各号に掲げる者は、日本銀行券預入令等を廃止する法律(以下「法」という。)附則第6項の規定により、当該各号に掲げる期間内に、その所持する当該旧日本銀行券(法附則第2項に規定する旧日本銀行券をいう。以下同じ。)を新日本銀行券(法附則第2項に規定する新日本銀行券をいう。以下同じ。)と引き換えることを請求することができる。
①
昭和二十一年三月七日以前に刑事事件について差し押さえられ、又は領置された旧日本銀行券が昭和二十九年六月十七日以後に還付され、又は国に帰属した場合におけるその還付を受けた者又は国(当該事実について検察官の証明のある場合に限る。) 当該旧日本銀行券の還付を受けた日又は当該旧日本銀行券が国に帰属した日から二週間以内
②
輸入に係る郵便物に封入されていた旧日本銀行券で、旧外国為替管理法、旧金、銀又は白金等の地金又は合金の輸入の制限又は禁止等に関する件、旧財産及び貨物の輸出入の取締に関する政令若しくは外国為替及び外国貿易管理法又はこれらに基づく命令の規定により輸入が認められなかつたため財務省に寄託されていたものの返還を受けた者(当該事実について財務省理財局長の証明のある場合に限る。) 当該旧日本銀行券の返還を受けた日(法の施行前に返還を受けている場合には、法の施行の日)から三月以内
③
政府が連合国占領軍から引渡しを受けて日本銀行に保管させていた旧日本銀行券を管理する政府職員で大蔵大臣の指定するもの(当該事実について大蔵省理財局長の証明のある場合に限る。) 法の施行の日から三月以内
④
法附則第6項第2号に掲げる旧日本銀行券の還付を受けた者又は当該旧日本銀行券が国に帰属した場合における国(当該事実について検察官の証明のある場合に限る。) 当該旧日本銀行券の還付を受けた日又は当該旧日本銀行券が国に帰属した日から二週間以内
第3条
【日本銀行代理店における引換事務の取扱】
1
国庫金の出納に関する事務を取り扱う日本銀行の代理店(以下「代理店」という。)は、法の施行の日から三月以内の期間に限り、法附則第2項各号に掲げる旧日本銀行券(当該日本銀行券の引換を請求しようとする者又はその被相続人が引揚の際携帯した旧日本銀行券の券面金額の合計額が五万円以下である場合に限る。)の引換に関する事務を取り扱うものとする。
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参照条文
第5条
【旧銀行券未決済金勘定に属する金額の国庫納付】
日本銀行は、旧銀行券未決済金勘定に属する金額から法附則第5項又は沖縄の復帰に伴う国税関係以外の大蔵省関係法令の適用の特別措置等に関する政令第65条第4項の規定により旧日本銀行券を引き換えるため必要と認められる金額を控除した金額のうち、財務大臣が定める金額を、財務大臣が定める日までに国に納付しなければならない。
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参照条文