小型船舶操縦士試験機関に関する省令
平成25年4月1日 改正
第2条
【指定の申請】
1
法第23条の12第1項の規定による指定(以下単に「指定」という。)を受けようとする者は、次に掲げる事項を記載した申請書を国土交通大臣に提出しなければならない。
②
特定試験事務を行おうとする事務所の名称及び所在地
2
前項の申請書には、次に掲げる書類を添えなければならない。
①
住民票の写し(法人にあつては定款又は寄附行為及び登記事項証明書)
②
申請の日の属する事業年度の前事業年度における財産目録及び貸借対照表。ただし、申請の日の属する事業年度に設立された法人にあつては、その設立時における財産目録
③
申請の日の属する事業年度及び翌事業年度における事業計画書及び予算書
⑤
役員又は事業主の氏名及び履歴、
第2条の2の構成員(以下この号において「構成員」という。)のうち主たる者の氏名(当該構成員が法人である場合には、その法人の名称)並びに構成員の構成割合を記載した書類
⑦
特定試験事務を行おうとする事務所ごとの試験用設備の概要及び整備計画を記載した書類
⑧
特定試験事務の実施の方法に関する計画を記載した書類
⑨
小型船舶操縦士試験員の選任に関する事項を記載した書類
⑩
小型船舶操縦士試験員の研修に関する計画を記載した書類
⑪
指定を受けようとする者が現に行つている業務の概要を記載した書類
3
指定試験機関の名称及び住所、特定試験事務を行う事務所の所在地並びに特定試験事務の開始の日は、次のとおりとする。
名称 | 住所 | 特定試験事務を行う事務所の所在地 | 特定試験事務の開始の日 |
一般財団法人日本海洋レジャー安全・振興協会 | 神奈川県横浜市中区太田町四丁目四十七番地 | 一般財団法人日本海洋レジャー安全・振興協会特定事業本部事務所 東京都新宿区市谷砂土原町二丁目七番十九号 | 平成三年七月一日 |
一般財団法人日本海洋レジャー安全・振興協会北海道事務所 北海道小樽市色内一丁目九番一号 |
一般財団法人日本海洋レジャー安全・振興協会東北事務所 宮城県塩竈市港町一丁目四番一号 |
一般財団法人日本海洋レジャー安全・振興協会関東事務所 神奈川県横浜市中区海岸通一丁目三番地 |
一般財団法人日本海洋レジャー安全・振興協会信越事務所 新潟県新潟市中央区堀之内南三丁目一番二十一号 |
一般財団法人日本海洋レジャー安全・振興協会中部事務所 愛知県名古屋市中区平和一丁目二十三番十六号 |
一般財団法人日本海洋レジャー安全・振興協会近畿事務所 大阪府大阪市都島区片町一丁目五番十三号 |
一般財団法人日本海洋レジャー安全・振興協会四国事務所 香川県高松市天神前十番一号 |
一般財団法人日本海洋レジャー安全・振興協会九州事務所 福岡県北九州市門司区港町六番二号 |
一般財団法人日本海洋レジャー安全・振興協会沖縄事務所 沖縄県那覇市前島二丁目二十一番十三号 |
第2条の2
【指定試験機関に係る構成員の構成】
法第23条の13第1項第3号の国土交通省令で定める構成員は、次の各号に掲げる法人の種類ごとに、それぞれ当該各号に掲げるものとする。
①
一般社団法人又は一般財団法人 社員又は基本財産の拠出者
⑥
その他の法人 当該法人に応じて前各号に掲げる者に類するもの
第2条の3
【その他の基準】
法第23条の13第1項第4号の国土交通省令で定める基準は、次の各号に掲げるものとする。
②
操縦試験を受ける者との取引関係その他の利害関係の影響を受けないこと。
③
前二号に掲げるもののほか、操縦試験の公正な実施に支障を及ぼすおそれのないこと。
第3条
【指定試験機関の名称等の変更の届出】
1
指定試験機関は、
法第23条の14第2項の規定による届出をしようとするときは、次に掲げる事項を記載した届出書を国土交通大臣に提出しなければならない。
①
指定試験機関の名称若しくは住所又は特定試験事務を行う事務所の所在地を変更しようとする場合にあつては、次に掲げる事項
②
特定試験事務を行う事務所を新設又は廃止しようとする場合にあつては、次に掲げる事項
ロ
新設又は廃止しようとする事務所において特定試験事務を開始し、又は廃止する日
2
前項(
同項第1号に係る部分に限る。)の規定は、指定試験機関が特定試験事務を行う事務所の名称を変更しようとする場合について準用する。
第5条
【小型船舶操縦士試験員の要件】
法第23条の16第2項の国土交通省令で定める小型船舶操縦士試験員の要件は、次に掲げるとおりとする。
②
技能限定がなされていない一級小型船舶操縦士及び特殊小型船舶操縦士の操縦免許を有する者であること。
③
次に掲げる要件のいずれかに該当する者であること。
イ
登録小型船舶教習所において二年以上小型船舶操縦者の教習に関する事務に従事した経験を有する者
ロ
行政官庁又は指定試験機関において一年以上操縦試験又は海技試験に関する事務に従事した経験を有する者
ハ
行政官庁において一年以上登録小型船舶教習所又は登録船舶職員養成施設に関する事務に従事した経験を有する者
ニ
国土交通大臣がイからハまでのいずれかに掲げる者と同等以上の知識及び経験を有すると認めた者
第6条
【小型船舶操縦士試験員の選任届等】
1
指定試験機関は、
法第23条の16第3項前段の規定による届出をしようとするときは、次に掲げる事項を記載した届出書を国土交通大臣に提出しなければならない。
①
小型船舶操縦士試験員の氏名及び履歴(小型船舶操縦士の資格、操縦免許証の番号及び免許年月日の記載が含まれたものであること。)
3
指定試験機関は、小型船舶操縦士試験員について
第1項第1号若しくは
第2号に掲げる事項に変更があつたとき、又は小型船舶操縦士試験員を解任したときは、その日から十五日以内に、その旨を国土交通大臣に届け出なければならない。
第7条
【小型船舶操縦士試験員の研修】
指定試験機関は、研修要領及び研修計画を定め、すべての小型船舶操縦士試験員についてその職務の遂行に必要な研修を実施しなければならない。
第8条
【試験事務規程の変更の認可の申請】
指定試験機関は、
法第23条の17第1項後段の規定による認可を受けようとするときは、次に掲げる事項を記載した申請書を国土交通大臣に提出しなければならない。
第9条
【試験事務規程の記載事項】
法第23条の17第3項の国土交通省令で定める試験事務規程で定めるべき事項は、次に掲げる事項とする。
②
特定試験事務を行う事務所ごとの管轄区域に関する事項
⑤
操縦試験に係る合格証明書の交付及び再交付に関する事項
第9条の2
【指定試験機関の事務所の管轄区域の公示】
国土交通大臣は、
法第23条の17第1項前段の認可をしたときは、
前条第2号の管轄区域を官報で公示するものとする。当該管轄区域の変更に係る
同項後段の規定による認可をしたときも、同様とする。
第10条
【特定試験事務の実施に係る報告】
指定試験機関は、毎事業年度において三月ごとに一回、その期間内に行つた操縦試験の結果について、その報告書を、国土交通大臣に提出しなければならない。
第10条の2
【役員の変更の報告等】
1
指定試験機関は、次の各号に掲げる場合には、遅滞なく、その旨を記載した報告書を、国土交通大臣に提出しなければならない。
②
第2条の2の構成員(
第3項において「構成員」という。)のうち主たる者に変更があつた場合
3
第1項第2号の報告をするときは、報告書に次に掲げる事項を記載しなければならない。
①
新たに構成員となつた者がある場合にあつてはその氏名(法人にあつてはその法人の名称)
第11条
【不正受験者の処分の報告】
指定試験機関は、
法第23条の12第2項の規定により
法第23条の11において準用する
法第16条第1項に規定する国土交通大臣の職権を行つたときは、遅滞なく、次に掲げる事項を記載した報告書を国土交通大臣に提出しなければならない。
②
不正行為に関係ある者の本籍、現住所、氏名及び生年月日
第12条
【特定試験事務の休廃止の届出】
指定試験機関は、
法第23条の22第1項の届出をしようとするときは、次に掲げる事項を記載した届出書を国土交通大臣に提出しなければならない。
①
休止し、又は廃止しようとする特定試験事務に関する業務の範囲
②
特定試験事務に関する業務の全部又は一部を休止し、又は廃止しようとする日
③
特定試験事務に関する業務の全部又は一部を休止しようとする期間
④
特定試験事務に関する業務の全部又は一部を休止し、又は廃止しようとする理由
第13条
【指定試験機関の特定試験事務等の国土交通大臣への引継ぎ】
1
国土交通大臣は、
法第23条の24第1項の規定により特定試験事務を行うこととするときは、特定試験事務を開始する日を官報で公示するものとする。
2
指定試験機関は、次の各号に掲げる場合においてそれぞれ当該各号に掲げる日前に受け付けた申請に係る操縦試験(
第1号又は
第3号に掲げる場合において、特定試験事務に関する業務の一部を休止し、又は停止するときは、当該休止又は停止に係るものに限る。)を同日前に開始していないときは、当該申請に係る申請書及びその添附書類並びに手数料を、速やかに申請者に返還しなければならない。
①
法第23条の22第1項の届出をして特定試験事務に関する業務の全部又は一部を休止し、又は廃止する場合 当該業務の全部又は一部を休止し、又は廃止する日
③
法第23条の23第1項の規定により期間を定めて特定試験事務に関する業務の全部又は一部の停止を命ぜられた場合 当該定められた期間の初日
3
指定試験機関は、
前項各号に掲げる場合には、速やかに特定試験事務の実施のために必要な書類(
同項第1号又は
第3号に掲げる場合において特定試験事務に関する業務の一部を休止し、又は停止するときは、当該休止又は停止に係るものに限る。)を国土交通大臣に提出しなければならない。
第14条
【国土交通大臣の特定試験事務等の指定試験機関への引継ぎ】
1
国土交通大臣は、
法第23条の24第1項の規定により行つている特定試験事務を行わないものとする場合には、特定試験事務を終止する日を官報で公示するものとする。
2
国土交通大臣は、
前項に規定する場合には、
同項に規定する国土交通大臣が特定試験事務を終止する日以後において、
前条第3項の規定により提出された書類を指定試験機関に返還するものとする。
3
国土交通大臣は、
第1項に規定する場合又は
法第23条の12第1項の規定による指定をした場合においては、特定試験事務の実施のために必要な書類を指定試験機関に送付するものとする。
附則
この省令は、昭和四十九年三月二十六日から施行する。
附則
昭和49年5月25日
第1条
(施行期日)
この省令は、船舶職員法の一部を改正する法律の施行の日(昭和四十九年五月二十六日)から施行する。
附則
平成11年4月20日
1
この省令は、平成十一年五月二十日から施行する。ただし、第一条中船舶職員法施行規則第九条の三第一項の改正規定及び第六十条の八の二の次に二条を加える改正規定は、平成十四年二月一日から施行する。
2
この省令の施行の際現に区域出力限定として湖川及び出力十馬力未満に限定した四級小型船舶操縦士の資格の海技従事者である者又は現に湖川小馬力四級小型船舶操縦士試験に合格している者については、第一条の規定による改正前の船舶職員法施行規則第四条第六項の規定は、なおその効力を有する。
3
平成十四年二月一日において現に海技士(通信)又は海技士(電子通信)の資格に係る海技免状の有効期間の更新を申請している者についての当該更新のための乗船履歴は、第一条の規定による改正後の船舶職員法施行規則第九条の三第一項(第三号に係るものに限る。)の規定にかかわらず、なお従前の例による。
附則
平成15年3月20日
第1条
この省令は、船舶職員法の一部を改正する法律(以下「改正法」という。)の施行の日(平成十五年六月一日)から施行する。
第6条
新規則第百四条第一項の規定にかかわらず、旧法第五条第八項の規定による区域出力限定がなされていない五級小型船舶操縦士の資格に係る免許に相当する限定がなされた改正法による改正後の船舶職員及び小型船舶操縦者法(以下「新法」という。)の規定による二級小型船舶操縦士の資格に係る操縦免許を受けた者が、船舶職員及び小型船舶操縦者法施行規則の一部を改正する省令による改正後の船舶職員及び小型船舶操縦者法施行規則の規定による一級小型船舶操縦士試験、二級小型船舶操縦士試験又は二級小型船舶操縦士(第二号限定)試験を受ける場合にあっては、当該一級小型船舶操縦士試験、二級小型船舶操縦士試験又は二級小型船舶操縦士(第二号限定)試験の実技試験を免除する。
第7条
旧規則第五十六条の規定による指定を受けた第一種養成施設又は第二種養成施設の課程を修了した者(この省令の施行の際現に当該課程を履修中の者であってこの省令の施行後に当該課程を修了したものを含む。)は、新規則第五十六条の規定による指定を受けた第一種養成施設若しくは第二種養成施設又は新規則第百十四条の規定による指定を受けた第一種教習所若しくは第二種教習所の課程を修了した者とみなす。
第8条
旧法又は旧規則若しくはこの省令による改正前の小型船舶操縦士試験機関に関する省令の規定によりした処分、手続その他の行為で、新法又は新規則若しくはこの省令による改正後の小型船舶操縦士試験機関に関する省令(以下「新試験機関省令」という。)中相当する規定があるものは、改正法又はこの省令に規定するものを除き、新法又は新規則若しくは新試験機関省令によりしたものとみなす。
附則
平成18年4月28日
第1条
(施行期日)
この省令は、会社法の施行の日(平成十八年五月一日)から施行する。
第2条
(経過措置)
この省令の施行の際現にあるこの省令による改正前の様式又は書式による申請書その他の文書は、この省令による改正後のそれぞれの様式又は書式にかかわらず、当分の間、なおこれを使用することができる。
第3条
この省令の施行前にしたこの省令による改正前の省令の規定による処分、手続、その他の行為は、この省令による改正後の省令(以下「新令」という。)の規定の適用については、新令の相当規定によってしたものとみなす。