平成二十二年四月以降において発生が確認された口蹄疫に起因して生じた事態に対処するための手当金等についての所得税及び法人税の臨時特例に関する法律施行令
平成22年10月29日 制定
第1条
【所得税の特例】
1
平成二十二年四月以降において発生が確認された口蹄疫に起因して生じた事態に対処するための手当金等についての所得税及び法人税の臨時特例に関する法律(以下「法」という。)第1条第1項に規定する政令で定める要件は、農林水産大臣が指定する地方公共団体が、家畜伝染病予防法第58条第1項第3号に規定する当該家畜についてその評価額の五分の一に相当する金額を、又は同項第5号に規定する当該物品についてその評価額の五分の一に相当する金額を交付するものであることとする。
2
法第1条第1項に規定する政令で定める補助金又は給付金は、平成二十二年四月以降において発生が確認された口蹄疫に起因して生じた事態に対処するために交付される補助金又は給付金であって農林水産大臣が財務大臣と協議して指定するものとする。
5
法第1条第1項の規定により免除される所得税の額は、その年分の所得税法第22条第2項に規定する総所得金額(以下この項において「総所得金額」という。)に係る所得税の額から法第1条第1項に規定する所得の金額がないものとして計算した場合における総所得金額に係る所得税の額を控除した金額とする。
6
法第1条第1項の規定は、確定申告書(所得税法第2条第1項第37号に規定する確定申告書をいう。次項において同じ。)に手当金等の交付により生じた所得の金額の計算に関する明細書その他財務省令で定める書類の添付がある場合に限り、適用する。
8
その年分の所得税につき法第1条第1項の規定の適用を受ける場合における租税特別措置法第25条第2項の規定の適用については、同項第2号中「事業所得の金額」とあるのは、「事業所得の金額及び平成二十二年四月以降において発生が確認された口蹄疫に起因して生じた事態に対処するための手当金等についての所得税及び法人税の臨時特例に関する法律第1条第1項に規定する所得の金額の合計額」とする。
9
その年分の所得税につき法第1条第1項の規定の適用を受ける場合における租税特別措置法施行令第17条第4項の規定の適用については、同項中「総所得金額に係る所得税の額から同項に規定する所得の金額」とあるのは、「平成二十二年四月以降において発生が確認された口蹄疫に起因して生じた事態に対処するための手当金等についての所得税及び法人税の臨時特例に関する法律第1条第1項に規定する所得の金額がないものとして計算した場合における総所得金額に係る所得税の額から同項に規定する所得の金額及び法第25条第1項に規定する所得の金額の合計額」とする。
第2条
【法人税の特例】
5
法第2条第1項の規定の適用を受けた法人の法人税法第2条第18号に規定する利益積立金額の計算については、同項の規定により損金の額に算入される金額は、法人税法施行令第9条第1項第1号イに規定する所得の金額に含まれるものとする。
6
法第2条第2項の規定の適用がある場合における法人税法第2条第18号の2に規定する連結利益積立金額又は同項に規定する連結親法人若しくはその連結子法人の同条第18号の3に規定する連結個別利益積立金額の計算については、同項の規定により損金の額に算入される金額は、当該連結親法人又はその連結子法人の法人税法施行令第9条の2第1項第1号イに規定する個別所得金額に含まれるものとする。
7
法第2条第2項の規定の適用がある場合において、同項に規定する連結親法人又はその連結子法人の法人税法第81条の18第1項に規定する個別所得金額又は個別欠損金額を計算するときは、法第2条第2項の規定により損金の額に算入される金額は、法人税法第81条の18第1項に規定する個別帰属損金額に含まれるものとする。