成田国際空港株式会社法施行令
平成20年2月29日 改正
第5条
【生活環境改善事業】
法第5条第1項第5号イの政令で定める事業は、成田国際空港の周辺の地域であって航空機の騒音により生ずる障害が相当程度認められる地区において航空機の騒音により生ずる障害を防止し、又は軽減するために必要な工事を行う者に対し、助成する事業とする。
第6条
2
前項の交付金の額は、成田国際空港における航空機の発着回数、成田国際空港の周辺における航空機の騒音等により生ずる障害が著しいと認められる区域内の世帯数その他の事項を基礎として、国土交通大臣が定めるところにより算定した額とする。
第7条
法第5条第1項第5号ハの政令で定める事業は、成田国際空港とその周辺の地域との間における旅客の運送のために行う鉄道事業法による第一種鉄道事業若しくは第三種鉄道事業を経営する者に出資し、又は当該事業を経営する者が行う鉄道の用に供する施設の工事に要する費用の一部を当該運送による受益の限度において負担する事業とする。
第8条
【代わり社債券の発行】
成田国際空港株式会社(以下「会社」という。)は、社債券を失った者に交付するために法第9条第2項の代わり社債券を発行する場合には、会社が適当と認める者に当該失われた社債券の番号を確認させ、かつ、当該社債券を失った者に失ったことの証拠を提出させなければならない。この場合において、必要があるときは、会社は、当該失われた社債券について償還をし、若しくは消却のための買入れをし、又は当該失われた社債券に附属する利札について利子の支払をしたときは会社及びその保証人が適当と認める者がその償還金額若しくは買入価額又は利子の支払金額に相当する金額を会社(会社の保証人が当該償還若しくは買入れ又は利子の支払をしたときは、当該保証人)に対し補てんすることとなることが確実と認められる保証状を徴するものとする。
附則
第2条
(株式に係る権利の帰属)
第4条
(無利子貸付金に係る権利の帰属)
第5条
(無利子貸付金の償還)
1
無利子貸付金は、その権利が一般会計に帰属するとされたものにあっては十一億円を、特別会計に関する法律附則第六十六条第二十八号の規定による廃止前の空港整備特別会計法に基づく空港整備特別会計(以下この項において「旧空港整備特別会計」という。)に帰属するとされたものにあっては百億円を、毎会計年度三月三十一日までに、それぞれ一般会計又は社会資本整備事業特別会計の空港整備勘定に償還するものとする。ただし、その権利が一般会計又は旧空港整備特別会計に帰属するものとされた無利子貸付金の残余の額が、それぞれ十一億円又は百億円に満たない会計年度においては、当該残余の額を償還するものとする。
2
会社は、前項本文の規定にかかわらず、同項本文に規定する額を超えて無利子貸付金を償還することができる。この場合において、会社は、当該償還額に百十一分の十一を乗じて得た額を一般会計に、残余の額を社会資本整備事業特別会計の空港整備勘定に償還するものとする。
第6条
(公団の解散の登記の嘱託等)
第7条
(代わり社債券等の発行)
第8条
(法人税法等の適用に関する経過措置)
1
公団が会社に対し行う法附則第六条の規定による出資(以下この条において「特定現物出資」という。)は、法人税法第二条第十二号の十四に規定する適格現物出資とみなして、同法その他法人税に関する法令の規定を適用する。
2
前項の規定により法人税法その他法人税に関する法令の規定の適用を受ける場合の特定現物出資により移転する公団の資産及び負債の帳簿価額は、公団が特定現物出資の日の前日の属する事業年度(第四項及び第五項において「最後事業年度」という。)の決算において資産及び負債の額として経理していた金額とする。ただし、貸倒引当金勘定の金額については、第四項の規定により会社に引き継ぐものとされる金額とし、賞与引当金勘定の金額、退職給付引当金勘定の金額及び成田新高速鉄道負担引当金勘定の金額については、ないものとする。
4
公団が最後事業年度において法人税法第五十二条の規定を適用したとした場合に同条第一項又は第二項の規定により計算される同条第一項に規定する個別貸倒引当金繰入限度額に達するまでの金額又は同条第二項に規定する政令で定めるところにより計算した金額に達するまでの金額は、同条第七項の規定にかかわらず、会社に引き継ぐものとする。この場合において、会社が引継ぎを受けた金額は、会社の特定現物出資の日の属する事業年度の所得の金額の計算上、益金の額に算入する。
5
会社は、特定現物出資の日から起算して三月以内に、公団の最後事業年度の法附則第二十条の規定による廃止前の新東京国際空港公団法(以下「公団法」という。)第二十七条第一項に規定する財務諸表及び同条第三項に規定する附属明細書を、納税地の所轄税務署長に提出しなければならない。
6
会社が法人税法第二条第十七号に規定する資本積立金額を計算する場合における同号の規定の適用については、同号ト中「負債の帳簿価額」とあるのは、「負債の帳簿価額及び成田国際空港株式会社法附則第十二条第二項(公団の解散)の規定により無利子貸付金とされた金額」とする。
7
会社に対する法人税法施行令第二十二条第三項の規定の適用については、同項の規定中次の表の上欄に掲げる字句は、同表の下欄に掲げる字句とする。平成十年四月一日に存する内国法人(当該内国法人が平成十三年四月一日以後に行われる適格合併に係る合併法人である場合には当該内国法人及び当該適格合併に係る被合併法人のすべてが平成十年四月一日成田国際空港株式会社(成田国際空港株式会社が平成十六年四月一日以後に行われる適格合併に係る合併法人である場合には当該適格合併に係る被合併法人のすべてが同日平成十二年三月三十一日平成十八年三月三十一日(平成十三年四月一日以後に行われる適格合併に係る合併法人については、基準年度において当該合併法人(成田国際空港株式会社が平成十六年四月一日以後に行われる適格合併に係る合併法人である場合には、基準年度において成田国際空港株式会社
8
会社の特定現物出資の日の属する事業年度及び当該事業年度の翌事業年度開始の日以後二年以内に終了する各事業年度における法人税法施行令第九十六条第二項の規定の適用については、次の表の上欄に掲げる同令の規定中同表の中欄に掲げる字句は、同表の下欄に掲げる字句とする。第九十六条第二項第一号には、当該内国法人における当該内国法人を含むものとし、当該事業年度が当該内国法人の設立(適格合併による設立を除く。)の日(公益法人等及び人格のない社団等にあつては、新たに収益事業を開始した日)の属する事業年度である場合には、当該事業年度及び成田国際空港株式会社の当該事業年度開始の日前三年以内に開始した新東京国際空港公団の各事業年度を含むもの第九十六条第二項第二号ロ貸倒引当金勘定の金額(ニ及び貸倒引当金勘定の金額(新東京国際空港公団が当該各事業年度において同条の規定を適用したとした場合に同条第一項の規定により計算される同項に規定する個別貸倒引当金繰入限度額に達するまでの金額(ニにおいて「みなし貸倒引当金勘定の金額」という。)を含む。ニ及び同項同条第五項第九十六条第二項第二号ニ貸倒引当金勘定の金額(貸倒引当金勘定の金額(みなし貸倒引当金勘定の金額を含むものとし、又は法第五十二条第一項若しくは法第五十二条第一項もの及びもの又は新東京国際空港公団が当該各事業年度において同条の規定を適用したとした場合に同条第一項の規定の適用を受けることができる売掛債権等に係るもの及び第九十六条第二項第二号ヘ第五十二条第七項第五十二条第七項又は成田国際空港株式会社法施行令附則第八条第四項(法人税法等の適用に関する経過措置)個別評価貸倒引当金額個別評価貸倒引当金額及び同項の規定により引継ぎを受けた個別評価貸倒引当金額又は同条第一項又は法第五十二条第一項
第9条
(新東京国際空港公団法の廃止に伴う経過措置)
第10条
第11条
第13条
(新東京国際空港債券令の廃止に伴う経過措置)
公団が公団法第二十九条第一項の規定により発行した新東京国際空港債券に係る新東京国際空港債券原簿及び利札の取扱いについては、前条の規定による廃止前の新東京国際空港債券令(以下この条において「債券令」という。)第八条及び第九条の規定は、なおその効力を有する。この場合において、債券令第八条第一項中「公団は、主たる事務所に」とあるのは「成田国際空港株式会社は、その新東京国際空港債券原簿に係る新東京国際空港債券の償還及びその利息の支払を完了するまでの間、主たる事務所に」と、同条第二項第三号中「第三条第二項第一号から第五号まで及び第八号」とあるのは「旧新東京国際空港債券令第三条第二項第一号から第五号まで及び第八号」と、債券令第九条第二項中「公団」とあるのは「成田国際空港株式会社」とする。