• ポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法施行規則
    • 第1条 [定義]
    • 第2条 [ポリ塩化ビフェニル廃棄物処理基本計画の見直し]
    • 第3条 [環境に影響を及ぼすおそれの少ない廃棄物の基準]
    • 第4条 [ポリ塩化ビフェニル廃棄物処理計画]
    • 第5条 [保管等の状況の届出]
    • 第6条
    • 第7条 [保管等の状況の公表]
    • 第8条 [譲渡し及び譲受けの制限]
    • 第9条 [承継の届出]
    • 第10条 [改善命令書の記載事項]
    • 第11条 [権限の委任]

ポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法施行規則

平成25年2月21日 改正
第1条
【定義】
この省令において使用する用語は、ポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法(以下「法」という。)において使用する用語の例による。
第2条
【ポリ塩化ビフェニル廃棄物処理基本計画の見直し】
ポリ塩化ビフェニル廃棄物処理基本計画については、少なくとも五年ごとに検討が加えられ、その結果に基づき必要な見直しが行われるものとする。
第3条
【環境に影響を及ぼすおそれの少ない廃棄物の基準】
ポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法施行令第1条の環境省令で定める基準は、ポリ塩化ビフェニル、ポリ塩化ビフェニルを含む油又はポリ塩化ビフェニルが塗布され、染み込み、付着し、若しくは封入された物が廃棄物となったものを処分するために処理したものについて、当該処理したものが、次の表の上欄に掲げる廃棄物である場合ごとに、それぞれ同表の下欄に定めるとおりとする。
一 廃油当該廃油に含まれるポリ塩化ビフェニルの量が試料一キログラムにつき〇・五ミリグラム以下であること。
二 廃酸又は廃アルカリ当該廃酸又は廃アルカリに含まれるポリ塩化ビフェニルの量が試料一リットルにつき〇・〇三ミリグラム以下であること。
三 廃プラスチック類又は金属くず当該廃プラスチック類又は金属くずにポリ塩化ビフェニルが付着していない、又は封入されていないこと。
四 陶磁器くず当該陶磁器くずにポリ塩化ビフェニルが付着していないこと。
五 廃油、廃酸、廃アルカリ、廃プラスチック類、金属くず及び陶磁器くず以外の廃棄物当該処理したものに含まれるポリ塩化ビフェニルの量が検液一リットルにつき〇・〇〇三ミリグラム以下であること。
前項に定める基準は、廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行規則第1条の2第15項に規定する環境大臣が定める方法の例により検定した場合における検出値によるものとする。
第4条
【ポリ塩化ビフェニル廃棄物処理計画】
法第7条第2項の環境省令で定める基準は、次のとおりとする。
ポリ塩化ビフェニル廃棄物の発生量、保管量及び処分量の見込みは、ポリ塩化ビフェニル廃棄物の種類ごとに定めること。
ポリ塩化ビフェニル廃棄物の確実かつ適正な処理の体制の確保に関する事項には、次の事項を定めること。
ポリ塩化ビフェニル廃棄物の処理の体制の現状
ポリ塩化ビフェニル廃棄物の処理の体制の確保のための方策
ポリ塩化ビフェニル廃棄物の処理施設の整備に関する事項
ポリ塩化ビフェニル廃棄物の広域的な処理の体制に関する事項
ポリ塩化ビフェニル廃棄物の確実かつ適正な処理を推進するために必要な監視、指導その他の措置に関する事項
第5条
【保管等の状況の届出】
法第8条の規定による届出は、毎年度、前年度におけるポリ塩化ビフェニル廃棄物の保管及び処分の状況について、当該年度の六月三十日までに、次に掲げる事項を記載した様式第1号による届出書の正本及び副本を当該保管及び処分に係る事業場の所在地を管轄する都道府県知事に提出することにより行うものとする。
氏名又は名称及び住所並びに法人にあっては、その代表者の氏名
事業場の名称及び所在地
ポリ塩化ビフェニル廃棄物の種類及び量並びに保管又は処分の状況
事業者にあっては、次に掲げる事項
資本金の額又は出資の総額
常時使用する従業員の数
当該保管に係る事業の属する業種の種別
法人にあっては、その発行済株式の総数、出資口数の総数又は出資価額の総額の百分の五十以上に相当する数又は額の株式又は出資を所有する法人がある場合には、当該法人の名称、住所及び代表者の氏名並びに資本金の額又は出資の総額
前各号に規定するもののほか、ポリ塩化ビフェニル廃棄物の保管及び処分の状況について参考となるべき事項
前項の届出書には、次に掲げる書類を添付しなければならない。
事業者にあっては、前年度におけるそのポリ塩化ビフェニル廃棄物の処分についての産業廃棄物管理票の写し(廃棄物の処理及び清掃に関する法律(以下この条において「廃棄物処理法」という。)第12条の3第4項若しくは第5項又は第12条の5第5項の規定による送付を受けた産業廃棄物管理票の写しをいう。次項において同じ。)を複写機により日本工業規格A列三番(以下この条において「A三判」という。)以下の大きさの用紙に複写したもの
ポリ塩化ビフェニル廃棄物を処分する者にあっては、前年度におけるそのポリ塩化ビフェニル廃棄物の処分についての産業廃棄物管理票(廃棄物処理法第12条の3第1項の規定により交付された産業廃棄物管理票又は同条第3項後段の規定により回付された産業廃棄物管理票をいい、同条第4項若しくは第5項又は第12条の5第5項の規定により最終処分が終了した旨を記載したものに限る。)を複写機によりA三判以下の大きさの用紙に複写したもの
その他環境大臣が定める書類及び都道府県知事が必要と認める書類
前項の場合において、当該年度の六月三十日において産業廃棄物管理票の写しの送付又は廃棄物処理法第12条の5第4項の規定による通知を受けていないため同項第1号又は第2号に掲げる書類を添付することができないときは、当該これらの書類は、その送付又は通知のあった日から十日以内に提出すれば足りるものとする。
第2項の場合において、廃棄物処理法第12条の5に規定するところにより電子情報処理組織を使用するため同項第1号又は第2号に掲げる書類を添付することができないときは、当該これらの書類に代えて、当該これらの書類に記載される事項に相当する事項を記録した電磁的記録をA三判以下の大きさの用紙に出力したものを添付しなければならない。
前項の場合において、当該年度の六月三十日において産業廃棄物管理票の写しの送付又は廃棄物処理法第12条の5第4項の規定による通知を受けていないため前項の規定により添付しなければならないものとされている書類を添付することができないときは、当該書類は、その送付又は通知のあった日から十日以内に提出すれば足りるものとする。
参照条文
第6条
事業者等は、そのポリ塩化ビフェニル廃棄物を保管する事業場に変更があったときは、その変更のあった日から十日以内に、様式第2号による届出書を当該変更の直前の事業場の所在地を管轄する都道府県知事及び変更後の事業場の所在地を管轄する都道府県知事に提出しなければならない。
第7条
【保管等の状況の公表】
法第9条の規定による公表は、第5条第1項に規定する届出書の副本並びに同条第2項及び第4項に規定する添付書類を公衆の縦覧に供することにより行うものとする。
第8条
【譲渡し及び譲受けの制限】
法第11条の環境省令で定める場合は、次に掲げる場合とする。
地方公共団体に譲り渡す場合
地方公共団体が譲り受ける場合
ポリ塩化ビフェニル廃棄物の処理技術の試験研究又は処理施設における試運転を目的とする場合であって、次に掲げる場合
都道府県知事が認めた場合
日本環境安全事業株式会社に譲り渡す場合
日本環境安全事業株式会社が譲り受ける場合
ポリ塩化ビフェニル廃棄物を保管する事業者が確実かつ適正にポリ塩化ビフェニル廃棄物を保管することができなくなったと都道府県知事が認めた場合であって、次に掲げる場合
当該ポリ塩化ビフェニル廃棄物を確実かつ適正に処理する十分な意思と能力を有する者として都道府県知事が認める者に譲り渡す場合
当該ポリ塩化ビフェニル廃棄物を確実かつ適正に処理する十分な意思と能力を有する者として都道府県知事が認める者が譲り受ける場合
第9条
【承継の届出】
法第12条第2項の規定による届出は、様式第3号による届出書に、次の表の上欄の区分に応じ、それぞれ同表の下欄に定める書類を添付して、当該保管に係る事業場の所在地を管轄する都道府県知事に提出することにより行うものとする。
相続一 被相続人との続柄を証する書類
二 相続人の住民票の写し
三 相続人に法定代理人があるときは、その法定代理人の住民票の写し
合併又は分割一 合併契約書又は分割契約書の写し
二 合併後存続する法人若しくは合併により設立した法人又は分割により事業者の保管するポリ塩化ビフェニル廃棄物に係る事業の全部を承継した法人の定款及び登記事項証明書
第10条
【改善命令書の記載事項】
法第16条第2項の環境省令で定める事項は、次のとおりとする。
講ずべきポリ塩化ビフェニル廃棄物の処分等の措置の内容
命令の年月日及び履行期限
命令を行う理由
第11条
【権限の委任】
法第17条及び第18条第1項に規定する環境大臣の権限は、事業者等の事務所、事業場その他の場所の所在地を管轄する地方環境事務所長に委任する。ただし、環境大臣が自らその権限を行うことを妨げない。
附則
第1条
(施行期日)
この省令は、法の施行の日(平成十三年七月十五日)から施行する。
第2条
(平成十三年度における法第八条の規定による届出)
平成十三年度における法第八条の規定による届出については、第五条第一項中「毎年度、前年度」とあるのは「平成十三年七月十五日」と、「保管及び処分」とあるのは「保管」と、「当該年度の六月三十日」とあるのは「平成十三年八月三十一日」と、「様式第一号」とあるのは「附則様式」とし、同条第二項(第三号に係る部分を除く。)及び第三項から第五項までの規定は、適用しない。
第3条
(経過措置)
当分の間、第五条第一項中「設置する市又は特別区にあっては、市長又は区長」とあるのは「設置する市にあっては、市長」と、様式第一号から様式第三号までの様式中「市長又は区長」とあるのは「市長」とする。
附則
平成14年3月7日
この省令は、公布の日から施行する。
附則
平成15年3月3日
第1条
(施行期日)
この省令は、廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行令等の一部を改正する政令の施行の日(平成十五年四月一日)から施行する。
附則
平成16年3月30日
この省令は、平成十六年四月一日から施行する。
附則
平成16年4月1日
第1条
(施行期日)
この省令は、平成十六年四月一日から施行する。
附則
平成17年3月4日
この省令は、不動産登記法の施行の日(平成十七年三月七日)から施行する。
附則
平成17年9月20日
第1条
(施行期日)
この省令は、平成十七年十月一日から施行する。
第2条
(処分、申請等に関する経過措置)
この省令の施行前に環境大臣が法令の規定によりした登録その他の処分又は通知その他の行為(この省令による改正後のそれぞれの省令の規定により地方環境事務所長に委任された権限に係るものに限る。以下「処分等」という。)は、相当の地方環境事務所長がした処分等とみなし、この省令の施行前に法令の規定により環境大臣に対してした申請、届出その他の行為(この省令による改正後のそれぞれの省令の規定により地方環境事務所長に委任された権限に係るものに限る。以下「申請等」という。)は、相当の地方環境事務所長に対してした申請等とみなす。
この省令の施行前に法令の規定により環境大臣に対し報告、届出、提出その他の手続をしなければならない事項(この省令による改正後のそれぞれの省令の規定により地方環境事務所長に委任された権限に係るものに限る。)で、この省令の施行前にその手続がされていないものについては、これを、当該法令の規定により地方環境事務所長に対して報告、届出、提出その他の手続をしなければならない事項についてその手続がされていないものとみなして、当該法令の規定を適用する。
第3条
(罰則に関する経過措置)
この省令の施行前にした行為に対する罰則の適用については、なお従前の例による。
附則
平成18年3月10日
第1条
(施行期日)
この省令は、平成十八年四月一日から施行する。
附則
平成18年5月1日
この省令は、会社法の施行の日(平成十八年五月一日)から施行する。
附則
平成23年3月31日
この省令は、廃棄物の処理及び清掃に関する法律の一部を改正する法律の施行の日(平成二十三年四月一日)から施行する。
附則
平成23年11月30日
第1条
(施行期日)
この省令は、平成二十四年四月一日から施行する。ただし、第一条、第二条、第五条、第八条中廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行規則第一条の二の二の改正規定、第九条、第十一条及び第十二条の規定は、地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律附則第一条第一号に掲げる規定の施行の日(平成二十三年十一月三十日)から施行する。
附則
平成24年7月6日
この省令は、住民基本台帳法の一部を改正する法律の一部及び出入国管理及び難民認定法及び日本国との平和条約に基づき日本の国籍を離脱した者等の出入国管理に関する特例法の一部を改正する等の法律の施行の日(平成二十四年七月九日)から施行する。
附則
平成25年2月21日
第1条
(施行期日)
この省令は、平成二十五年六月一日から施行する。

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