第1条
【検査の方法】
独立行政法人家畜改良センター(以下「センター」という。)は、
家畜改良増殖法(以下「法」という。)
第4条第1項本文の検査(以下「定期検査」という。)及び
同項第1号の検査(以下「センターの臨時検査」という。)を行うときは、次の各号のいずれかに該当する職員にこれらの検査を担当させなければならない。
②
学校教育法に基づく大学又は高等専門学校において、獣医学又は畜産学の課程を修めて卒業した者
③
学校教育法に基づく高等学校又はこれと同等以上の学校を卒業した場合にあつては、家畜の改良及び増殖並びに飼養管理の改善の業務に三年以上従事している者
④
農林水産大臣が前三号に掲げる者と同等以上の知識経験を有すると認めた者
第2条
【検査の期日及び場所】
1
センターは、定期検査及びセンターの臨時検査の期日、場所その他必要な事項を検査期日の二十日前までに公表しなければならない。
2
都道府県知事は、
法第4条第1項第2号の検査(以下「地方の臨時検査」という。)の期日、場所その他必要な事項を検査期日の二十日前までに公表しなければならない。
第3条
【種付け等の制限の特例】
法第4条第1項第3号の農林水産省令で定める場合は、次に掲げる場合とする。
①
法第4条第1項本文の家畜の雄の飼養者が行う行為であつて次に掲げるものの用に供する場合
ロ
自己の飼養する雌についてのみ行う行為であつて次に掲げるものの用に供する家畜人工授精用精液(
法第4条第1項に規定する家畜人工授精用精液をいう。以下同じ。)の採取
(1)
家畜人工授精(
法第3条第2項に規定する家畜人工授精をいう。以下同じ。)
(2)
家畜体外受精卵移植(
法第3条第5項に規定する家畜体外受精卵移植をいう。以下同じ。)
②
法第4条第1項本文の家畜の雄であつて、専ら一の都道府県の区域内において飼養され、当該都道府県においてその改良増殖が計画的に行われると認められる家畜の品種として農林水産大臣が指定するものに属するものであり、かつ、当該都道府県の区域内の家畜人工授精所その他の農林水産大臣が指定する場所において飼養されるものを当該都道府県の区域内において種付け又は家畜人工授精用精液の採取の用に供する場合
第4条
【検査の申請】
法第4条第1項の検査(以下「種畜検査」という。)を受けようとする者は、別記様式
第1号による申請書を、定期検査及びセンターの臨時検査にあつてはセンターに、地方の臨時検査にあつては都道府県知事に提出しなければならない。ただし、やむを得ない理由があるときは、検査の際、
第1条に規定するセンターの職員又は地方の臨時検査を担当する者(以下「検査担当者」という。)にこれを提出することができる。
第5条
【必要書類の呈示】
種畜検査を受けようとする者は、検査の際、当該家畜の血統、能力及び経歴を証明する書類並びに
法第9条第2項の規定による種付台帳があるときはこれを検査担当者に呈示しなければならない。
第6条
【検査に係る疾患の種類】
法第4条第2項の農林水産省令で定める疾患は、次に掲げるものとする。
①
伝染性疾患
ロ
牛については、牛伝染性鼻気管炎、ブルータング、ランピースキン病、牛カンピロバクター症、トリコモナス病、トリパノソーマ病及びレプトスピラ症(レプトスピラ・ポモナによるものに限る。)
ハ
馬については、トリパノソーマ病、仮性皮疽、馬パラチフス、馬伝染性子宮炎及びこうしん
ニ
豚については、オーエスキー病、豚繁殖・呼吸障害症候群及び豚エンテロウイルス性脳脊髄炎
②
遺伝性疾患
イ
牛については、遺伝性先天性ポルフィリン症、遺伝性特発性てんかん、遺伝性けいれん性不全麻ひ、遺伝性先天性軟骨発育不全症、遺伝性長期在胎、遺伝性の奇型、牛白血球粘着性欠如症、牛複合脊椎形成不全症、クローディン十六欠損症、第十三因子欠損症、バンド三欠損症及びモリブデン補酵素欠損症並びにこれらを後代に発現させる遺伝性疾患
ロ
馬については、遺伝性虹彩欠損症及び遺伝性の奇型並びにこれらを後代に発現させる遺伝性疾患
ハ
豚については、遺伝性先天性振戦、遺伝性クル病、遺伝性増殖性皮膚炎及び遺伝性の奇型並びにこれらを後代に発現させる遺伝性疾患
③
繁殖機能の障害精巣炎、精巣機能減退、精巣い縮、潜在性精巣、陰のう炎、ぼつ起不全症、陰茎脱、陰茎湾曲症、亀頭包皮炎、包茎、精のうせん炎、前立せん炎、精巣及び副生殖器の発育不全及びしゆよう並びに陰茎及び包皮の裂傷
第7条
【種畜の等級】
2
前項の等級の判定基準は、農林水産大臣が告示で定める。
第8条
【種畜証明書の交付等】
1
農林水産大臣又は都道府県知事は、検査に合格した家畜について別記様式
第2号による種畜証明書をその飼養者に交付するものとする。
2
法第4条第4項の規定により種畜証明書の交付の手続に関する事務がセンターに委託されている場合にあつては、センターは、検査に合格した家畜について別記様式
第2号による種畜証明書をその飼養者に交付するものとする。
第8条の3
【委託契約に係る公示】
令第4条第2号の規定による公示は、次に掲げる事項を明らかにすることにより行うものとする。
第9条
【種畜証明書の記載事項の変更】
令第5条の農林水産省令で定める変更は、次に掲げるものとする。
第10条
【種畜証明書の書換交付及び再交付の手続】
1
令第5条の規定による種畜証明書の書換交付の申請は、別記様式
第3号による申請書に種畜証明書を添えてしなければならない。
2
令第6条第1項の規定による種畜証明書の再交付の申請は、別記様式
第3号による申請書を提出してしなければならない。この場合において、種畜証明書を汚し、又は損じたためその再交付を申請しようとする者は、申請書に種畜証明書を添えて提出しなければならない。
3
前二項の規定による申請をする者のうち農林水産大臣に対して申請をするものは、その手数料を申請書に収入印紙をはり付けて納付しなければならない。ただし、
行政手続等における情報通信の技術の利用に関する法律第3条第1項の規定により
同項に規定する電子情報処理組織を使用して前二項の規定による申請をするときは、当該申請により得られた納付情報により、現金をもつて納付するものとする。
第13条の2
【診断に係る疾患の種類】
法第9条の2第1項の農林水産省令で定める伝染性疾患及び遺伝性疾患は、次に掲げるものとする。ただし、雌の家畜のとたいから家畜卵巣(
法第3条の3第2項第5号に規定する家畜卵巣をいう。以下同じ。)を採取する場合にあつては、当該雌の家畜又はそのとたいについて
と畜場法第14条第1項から
第3項までの都道府県知事の行う検査を行うときは、当該検査において検査される疾患を除くことができる。
①
伝染性疾患
ロ
牛伝染性鼻気管炎、ブルータング、ランピースキン病、トリパノソーマ病及びレプトスピラ症(レプトスピラ・ポモナによるものに限る。)
第13条の3
【獣医師の診断】
法第9条の2第1項の獣医師による診断は、雌の家畜を家畜体内受精卵(
法第3条の3第2項第4号に規定する家畜体内受精卵をいう。以下同じ。)の採取の用に供する日又は雌の家畜若しくはそのとたいを家畜卵巣の採取の用に供する日前三十日以内に受けたものでなければならない。
第13条の4
【家畜受精卵の採取の制限の特例】
1
法第9条の2第1項ただし書の農林水産省令で定める場合は、
同項の家畜の雌の飼養者が、当該雌の家畜を、自己の飼養する雌の家畜のみに移植する家畜体内受精卵の採取の用に供する場合とする。
2
法第9条の2第2項ただし書の農林水産省令で定める場合は、
同項の家畜の雌の飼養者又は
同項の家畜卵巣を採取する者が、当該家畜の雌又はそのとたいを、自己の飼養する雌の家畜のみに移植する家畜体外受精卵(
法第11条の2第4項に規定する家畜体外受精卵をいう。以下同じ。)の生産の用に供する家畜卵巣の採取の用に供する場合とする。
第15条
【家畜人工授精の制限の特例】
法第11条ただし書の農林水産省令で定める場合は、自己の飼養する雌の家畜に注入するためにする他人の飼養する雄の家畜から採取された家畜人工授精用精液の処理又は注入をする場合とする。
第15条の2
【家畜受精卵移植の制限の特例】
1
法第11条の2第1項ただし書の農林水産省令で定める場合は、自己の飼養する雌の家畜に移植するために他人の飼養する雌の家畜から採取された家畜体内受精卵の処理をする場合とする。
2
法第11条の2第3項ただし書の農林水産省令で定める場合は、次に掲げる場合とする。
①
自己の飼養する雌の家畜に移植する家畜体外受精卵の生産の用に供するために雌の家畜のとたいから家畜卵巣を採取する場合
②
農林水産大臣の定めるところにより家畜卵巣の採取を的確に、かつ、衛生的に実施することができると認められる者が、獣医師又は家畜人工授精師の具体的な指示の下に雌の家畜のとたいから家畜卵巣を採取する場合
3
法第11条の2第4項ただし書の農林水産省令で定める場合は、自己の飼養する雌の家畜に移植する家畜体外受精卵の生産の用に供するために家畜未受精卵(
同項に規定する家畜未受精卵をいう。以下同じ。)を採取し、若しくは処理し、家畜体外授精(
法第4条第1項に規定する家畜体外授精をいう。以下同じ。)を行い、又は家畜体外受精卵を処理する場合とする。
第16条
【精液の検査方法】
法第13条第1項の検査は、
第1号に掲げる事項については肉眼検査、
第2号に掲げる事項については顕微鏡検査の方法による。
①
精液の量及びその色、臭気、水素イオン濃度等の性状
第16条の2
【家畜体内受精卵の検査方法】
法第13条第2項の検査は、次に掲げる方法による。
①
家畜体内受精卵の検査は、当該家畜体内受精卵を適切に洗浄した後に行うこと。
②
イに掲げる事項については肉眼検査、ロに掲げる事項については顕微鏡検査の方法によること。
ロ
家畜体内受精卵の形態及び浮遊液中のじよ状物又はきよう雑物の有無
第16条の3
【家畜未受精卵の採取方法等】
法第13条第3項の家畜未受精卵の採取及び処理、家畜体外授精並びに家畜体外受精卵の検査は、次の方法による。
①
家畜体外授精は、当該家畜未受精卵を適切に洗浄した後に行うこと。
②
イに掲げる事項については肉眼検査、ロに掲げる事項については顕微鏡検査の方法によること。
ロ
家畜体外受精卵の形態及び浮遊液中のじよ状物又はきよう雑物の有無
第16条の4
【家畜人工授精用精液、家畜体内受精卵及び家畜体外受精卵の処置】
法第13条第4項の農林水産省令で定める方法は、次のとおりとする。
①
保存及び輸送の際家畜人工授精用精液、家畜体内受精卵又は家畜体外受精卵に対して悪感作を与えないような容器を用いること。
②
家畜人工授精用精液、家畜体内受精卵又は家畜体外受精卵に対して悪感作を与えないように衛生的に操作すること。
第17条
【精液の異常等】
法第13条第7項の農林水産省令で定める異常は、次に掲げるものとする。
③
精液中の精子の活力が乏しく、生存率が低く、又は奇型率が高いために受胎に支障があると認められること。
第17条の2
【輸入精液に係る証明書の発行者】
法第14条第1項第1号中イからニまで以外の部分の農林水産省令で定める者は、外国の法令により設立された営利を目的としない法人で、その経理的基礎、技術的能力等からみて、
同号の証明書の発行を的確に、かつ、公正に実施することができるものとして農林水産大臣が指定するものとする。
第17条の3
【遺伝性疾患及び繁殖機能の障害の種類】
第17条の4
【輸入精液の採取者】
法第14条第1項第1号ロの農林水産省令で定める者は、次に掲げる者とする。
②
家畜人工授精に関し家畜人工授精師と同等以上の知識及び技能を有し、家畜人工授精を的確に、かつ、衛生的に実施することができると認められる者
第17条の6
【輸入精液に係る証明書の記載事項】
法第14条第1項第1号ニの農林水産省令で定める事項は、次のとおりとする。
①
当該家畜人工授精用精液の採取の用に供した雄の家畜の名前
④
前号の採取年月日における
第1号の雄の家畜の飼養者の氏名又は名称及び住所
⑤
当該家畜人工授精用精液の採取及び処理をした者の氏名及び住所
第17条の7
【輸入受精卵に係る証明書の発行者】
法第14条第2項第1号中イからヘまで以外の部分の農林水産省令で定める者は、外国の法令により設立された営利を目的としない法人で、その経理的基礎、技術的能力等からみて、
同号の証明書の発行を的確に、かつ、公正に実施することができるものとして農林水産大臣が指定するものとする。
第17条の11
法第14条第2項第1号ニの農林水産省令で定める者は、次に掲げる者とする。ただし、雌の家畜から家畜卵巣を採取する場合にあつては、獣医師とする。
②
家畜体外受精卵移植に関し家畜人工授精師と同等以上の知識及び技能を有し、家畜体外受精卵移植を的確に、かつ、衛生的に実施することができると認められる者
第17条の13
【輸入受精卵に係る証明書の記載事項】
1
法第14条第2項第1号ヘの農林水産省令で定める事項は、家畜体内受精卵にあつては次のとおりとする。
①
当該家畜体内受精卵を採取するために種付けの用に供した雄の家畜(家畜人工授精用精液を注入した場合にあつては、当該家畜人工授精用精液の採取の用に供した雄の家畜)の名前
③
当該家畜体内受精卵の採取の用に供した雌の家畜の名前
⑤
当該家畜体内受精卵を採取するためにした種付け又は家畜人工授精用精液の注入の年月日
⑦
前号の採取年月日における
第3号の雌の家畜の飼養者の氏名又は名称及び住所
⑧
当該家畜体内受精卵の採取及び処理をした者の氏名及び住所
2
法第14条第2項第1号ヘの農林水産省令で定める事項は、家畜体外受精卵にあつては次のとおりとする。
①
当該家畜体外受精卵に係る家畜人工授精用精液の採取の用に供した雄の家畜の名前
③
当該家畜体外受精卵に係る家畜卵巣の採取の用に供した雌の家畜(そのとたいから家畜卵巣を採取した雌の家畜を含む。
第7号において同じ。)の名前
⑤
当該家畜体外受精卵を生産するために行つた家畜体外授精の年月日
⑦
当該家畜体外受精卵に係る家畜卵巣を採取した日における
第3号の雌の家畜の飼養者の氏名又は名称及び住所
⑧
当該家畜体外受精卵に係る家畜卵巣の採取、家畜未受精卵の採取及び処理、家畜体外授精並びに家畜体外受精卵の処理をした者の氏名及び住所
第18条
【品質の不良な家畜人工授精用精液及び家畜受精卵】
法第14条第3項の農林水産省令で定める品質の不良な家畜人工授精用精液又は家畜受精卵(
法第11条の2第5項に規定する家畜受精卵をいう。以下同じ。)は、次に掲げるものとする。
①
品質の不良な家畜人工授精用精液
ハ
水素イオン濃度が著しく酸性又はアルカリ性であつて受胎に支障があると認められるもの
②
品質の不良な家畜受精卵
イ
卵細胞が変性し、若しくは消失し、又は形態が著しく変形しているために受胎に支障があると認められるもの
ロ
家畜体内受精卵を採取するためにした種付け若しくは家畜人工授精用精液の注入又は家畜体外受精卵を生産するために行つた家畜体外授精の年月日から推定される発育段階と著しく異なる発育段階にあるために受胎に支障があると認められるもの
ハ
浮遊液に細菌が多数発育し、又はじよ状物若しくはきよう雑物が多数あるもの
第21条
【講習会開催者の指定の申請】
法第16条第2項の規定による指定を受けようとする者は、次に掲げる事項を記載した申請書を農林水産大臣に提出しなければならない。
②
講習会に係る家畜の種類並びに家畜人工授精に関する講習会、家畜人工授精及び家畜体内受精卵移植に関する講習会又は家畜人工授精並びに家畜体内受精卵移植及び家畜体外受精卵移植に関する講習会の別
④
講習会において課すべき科目及びその時間並びに担当講師の氏名及び略歴
第22条
【講習会開催者の指定の基準】
1
家畜人工授精に関する講習会に係る
法第16条第2項の規定による指定の基準は、次のとおりとする。
①
次のいずれかに該当する者であること。
イ
学校教育法に基づく大学であつて、獣医学又は畜産学に関する学部又は学科を置くもの
ロ
学校教育法に基づく専修学校であつて、畜産学に関する専門課程を置くもの
ハ
特別の法律により特別の設立行為をもつて設立すべきものとされる法人又は一般社団法人若しくは一般財団法人であつて、家畜の改良増殖の促進を目的とするもの
②
前条の申請に係る家畜の種類について
第23条第1項各号に掲げる科目を教授するのに必要な知識及び技能を有する適当な数の講師を有し、かつ、その講師には、獣医師又は家畜人工授精師を含むこと。
③
前条の申請に係る家畜の種類について
第23条第1項各号に掲げる科目を教授するのに必要な施設、機械器具及び家畜を有すること。
2
家畜人工授精及び家畜体内受精卵移植に関する講習会に係る
法第16条第2項の規定による指定の基準は、次のとおりとする。
②
前条の申請に係る家畜の種類について
第23条第2項各号に掲げる科目を教授するのに必要な知識及び技能を有する適当な数の講師を有し、かつ、その講師には、獣医師を含むこと。
③
前条の申請に係る家畜の種類について
第23条第2項各号に掲げる科目を教授するのに必要な施設、機械器具及び家畜を有すること。
3
家畜人工授精並びに家畜体内受精卵移植及び家畜体外受精卵移植に関する講習会に係る
法第16条第2項の規定による指定の基準は、次のとおりとする。
②
前条の申請に係る家畜の種類について
第23条第3項各号に掲げる科目を教授するのに必要な知識及び技能を有する適当な数の講師を有し、かつ、その講師には、獣医師を含むこと。
③
前条の申請に係る家畜の種類について
第23条第3項各号に掲げる科目を教授するのに必要な施設、機械器具及び家畜を有すること。
第22条の2
【報告の徴収及び指示】
1
農林水産大臣は、講習会の適正な運営を図るため必要があると認めるときは、
法第16条第2項の規定による指定を受けた者(以下「指定講習会開催者」という。)に対して講習会に関し必要な事項の報告を求めることができる。
2
農林水産大臣は、指定講習会開催者の講習の内容、講習会の用に供する施設、機械器具又は家畜その他講習会の運営が適当でないと認めるときは、その指定講習会開催者に対して必要な指示をすることができる。
第22条の3
【指定の取消し】
1
農林水産大臣は、指定講習会開催者から申請があつたときは、その指定を取り消さなければならない。
2
農林水産大臣は、指定講習会開催者が
第22条第1項若しくは
第2項に規定する指定の基準に適合しなくなつたとき又は
前条第2項の規定による指示に従わないときは、その指定を取り消すことができる。
第23条
【講習課目等】
1
家畜人工授精に関する講習会において課すべき科目及びその時間は、少なくとも次のとおりでなければならない。
①
学科
科目 | 時間 |
一般科目 | 畜産概論 | 四時間 |
家畜の栄養 | 三時間 |
家畜の飼養管理 | 三時間 |
家畜の育種 | 七時間 |
関係法規 | 三時間 |
専門科目 | 生殖器解剖 | 五時間 |
繁殖生理 | 十三時間 |
精子生理 | 七時間 |
種付けの理論 | 四時間 |
人工授精 | 十七時間 |
②
実習
科目 | 時間 |
家畜の飼養管理 | 四時間 |
家畜の審査 | 七時間 |
生殖器解剖 | 四時間 |
発情鑑定 | 六時間 |
精液精子検査法 | 八時間 |
人工授精 | 四十五時間 |
2
家畜人工授精及び家畜体内受精卵移植に関する講習会において課すべき科目及びその時間は、少なくとも次のとおりでなければならない。
①
学科
科目 | 時間 |
一般科目 | 畜産概論 | 四時間 |
家畜の栄養 | 三時間 |
家畜の飼養管理 | 三時間 |
家畜の育種 | 七時間 |
関係法規 | 三時間 |
専門科目 | 生殖器解剖 | 五時間 |
繁殖生理 | 十三時間 |
精子生理 | 七時間 |
種付けの理論 | 四時間 |
人工授精 | 十七時間 |
体内受精卵移植概論 | 八時間 |
受精卵の生理及び形態 | 十六時間 |
体内受精卵の処理 | 十六時間 |
受精卵の移植 | 八時間 |
②
実習
科目 | 時間 |
家畜の飼養管理 | 四時間 |
家畜の審査 | 七時間 |
生殖器解剖 | 四時間 |
発情鑑定 | 六時間 |
精液精子検査法 | 八時間 |
人工授精 | 四十五時間 |
体内受精卵の処理 | 五十時間 |
受精卵の移植 | 二十六時間 |
3
家畜人工授精並びに家畜体内受精卵移植及び家畜体外受精卵移植に関する講習会において課すべき科目及びその時間は、少なくとも次のとおりでなければならない。
①
学科
科目 | 時間 |
一般科目 | 畜産概論 | 四時間 |
家畜の栄養 | 三時間 |
家畜の飼養管理 | 三時間 |
家畜の育種 | 七時間 |
関係法規 | 三時間 |
専門科目 | 生殖器解剖 | 五時間 |
繁殖生理 | 十三時間 |
精子生理 | 七時間 |
種付けの理論 | 四時間 |
人工授精 | 十七時間 |
体内受精卵移植概論 | 八時間 |
受精卵の生理及び形態 | 十六時間 |
体内受精卵の処理 | 十六時間 |
体外受精卵移植概論 | 三時間 |
体外受精卵の生産 | 四時間 |
受精卵の移植 | 八時間 |
②
実習
科目 | 時間 |
家畜の飼養管理 | 四時間 |
家畜の審査 | 七時間 |
生殖器解剖 | 四時間 |
発情鑑定 | 六時間 |
精液精子検査法 | 八時間 |
人工授精 | 四十五時間 |
体内受精卵の処理 | 五十時間 |
体外受精卵の生産 | 二十一時間 |
受精卵の移植 | 二十六時間 |
4
家畜人工授精に関する講習会における講習は、
第1項各号に掲げる科目のうち畜産概論、家畜の栄養、家畜の飼養管理、家畜の育種、生殖器解剖、繁殖生理、精子生理、種付けの理論、家畜の審査及び発情鑑定(以下「特定科目」という。)にあつては
第24条の2第1項の大学等において修得する程度の知識及び技能を、
第1項各号に掲げる科目のうちその他の科目にあつては家畜人工授精の業務を的確に実施するのに必要な知識及び技能を修得することができるものでなければならない。
5
家畜人工授精及び家畜体内受精卵移植に関する講習会における講習は、
第2項各号に掲げる科目のうち特定科目、体内受精卵移植概論及び受精卵の生理及び形態にあつては
第24条の2第1項の大学等において修得する程度の知識及び技能を、
第2項各号に掲げる科目のうちその他の科目にあつては家畜人工授精及び家畜体内受精卵移植の業務を的確に実施するのに必要な知識及び技能を修得することができるものでなければならない。
6
家畜人工授精並びに家畜体内受精卵移植及び家畜体外受精卵移植に関する講習会における講習は、
第3項各号に掲げる科目のうち特定科目、体内受精卵移植概論、受精卵の生理及び形態及び体外受精卵移植概論にあつては
第24条の2第1項の大学等において修得する程度の知識及び技能を、
第3項各号に掲げる科目のうちその他の科目にあつては家畜人工授精並びに家畜体内受精卵移植及び家畜体外受精卵移植の業務を的確に実施するのに必要な知識及び技能を修得することができるものでなければならない。
第24条
【修業試験】
1
講習会の修業試験は、家畜人工授精師となるのに必要な知識及び技能を有するかどうかを判定することを目的とし、家畜人工授精に関する講習会の修業試験にあつては
前条第1項各号に掲げる科目について、家畜人工授精及び家畜体内受精卵移植に関する講習会の修業試験にあつては
同条第2項各号に掲げる科目について、家畜人工授精並びに家畜体内受精卵移植及び家畜体外受精卵移植に関する講習会の修業試験にあつては
同条第3項各号に掲げる科目について行わなければならない。
2
受講時間が
前条第1項第1号に掲げる科目を通じて五十三時間及び
前条第1項第2号に掲げる科目を通じて六十時間に達しない者は、家畜人工授精に関する講習会の修業試験を受けることができない。
3
受講時間が
前条第2項第1号に掲げる科目を通じて九十二時間及び
前条第2項第2号に掲げる科目を通じて百二十時間に達しない者は、家畜人工授精及び家畜体内受精卵移植に関する講習会の修業試験を受けることができない。
4
受講時間が
前条第3項第1号に掲げる科目を通じて九十七時間及び
前条第3項第2号に掲げる科目を通じて百三十七時間に達しない者は、家畜人工授精並びに家畜体内受精卵移植及び家畜体外受精卵移植に関する講習会の修業試験を受けることができない。
第24条の2
【受講及び修業試験の免除等】
1
学校教育法に基づく大学その他農林水産大臣の指定する教育機関(以下「大学等」という。)において
第23条第1項各号に掲げる科目のうち特定科目、
同条第2項各号に掲げる科目のうち特定科目、体内受精卵移植概論及び受精卵の生理及び形態又は
同条第3項各号に掲げる科目のうち特定科目、体内受精卵移植概論、受精卵の生理及び形態及び体外受精卵移植概論の全部又は一部を修めた者(以下「受講等免除者」という。)に対しては、その修めた科目についての講習会の受講及び修業試験を免除するものとする。
2
他の種類の家畜について講習会の修業試験に合格している者に対しては、
第23条第1項第1号に掲げる一般科目についての家畜人工授精に関する講習会の受講及び修業試験を免除するものとする。
3
牛について家畜人工授精に関する講習会の修業試験に合格している者に対しては、
第23条第2項各号に掲げる科目のうち
同条第1項各号に掲げるものについての家畜人工授精及び家畜体内受精卵移植に関する講習会の受講及び修業試験又は
同条第3項各号に掲げる科目のうち
同条第1項各号に掲げるものについての家畜人工授精並びに家畜体内受精卵移植及び家畜体外受精卵移植に関する講習会の受講及び修業試験を免除するものとする。
4
牛以外の種類の家畜について家畜人工授精に関する講習会の修業試験に合格している者に対しては、
第23条第2項第1号に掲げる一般科目についての家畜人工授精及び家畜体内受精卵移植に関する講習会の受講及び修業試験又は
同条第3項第1号に掲げる一般科目についての家畜人工授精並びに家畜体内受精卵移植及び家畜体外受精卵移植に関する講習会の受講及び修業試験を免除するものとする。
5
牛について家畜人工授精及び家畜体内受精卵移植に関する講習会の修業試験に合格している者に対しては、
第23条第3項各号に掲げる科目のうち
同条第2項各号に掲げるものについての家畜人工授精並びに家畜体内受精卵移植及び家畜体外受精卵移植に関する講習会の受講及び修業試験を免除するものとする。
6
受講等免除者は、
第1項の規定による講習会の受講及び修業試験の免除を受けようとするときは、大学等において当該免除を受けようとする科目を修めたことを証する書面を、講習会の開始予定日までに講習会の開催者に提出しなければならない。
7
講習会の修業試験に合格している者は、
第2項から
第5項までの規定による講習会の受講及び修業試験の免除を受けようとするときは、講習会の修業試験に合格していることを証する書面を、講習会の開始予定日までに講習会の開催者に提出しなければならない。
8
受講等免除者又は他の種類の家畜について講習会の修業試験に合格している者は、受講時間が、
第23条第1項第1号に掲げる科目のうち
第1項又は
第2項の規定による家畜人工授精に関する講習会の受講及び修業試験の免除に係る科目(以下「特定免除科目」という。)以外の科目を通じて
第1号に掲げる時間及び
同条第1項第2号に掲げる科目のうち特定免除科目以外の科目を通じて
第2号に掲げる時間に達する場合には、
前条第2項の規定にかかわらず、家畜人工授精に関する講習会の修業試験を受けることができる。
①
六十六時間から特定免除科目に係る
第23条第1項第1号に規定する時間を控除して得た時間に十分の八を乗じて得た時間(一時間未満の端数があるときは、これを一時間に切り上げた時間)
②
七十四時間から特定免除科目に係る
第23条第1項第2号に規定する時間を控除して得た時間に十分の八を乗じて得た時間(一時間未満の端数があるときは、これを一時間に切り上げた時間)
9
受講等免除者、牛について家畜人工授精に関する講習会の修業試験に合格している者又は牛以外の種類の家畜について家畜人工授精に関する講習会の修業試験に合格している者は、受講時間が、
第23条第2項第1号に掲げる科目のうち
第1項、
第3項又は
第4項の規定による家畜人工授精及び家畜体内受精卵移植に関する講習会の受講及び修業試験の免除に係る科目(以下「免除科目の甲」という。)以外の科目を通じて
第1号に掲げる時間及び
同条第2項第2号に掲げる科目のうち免除科目の甲以外の科目を通じて
第2号に掲げる時間に達する場合には、
前条第3項の規定にかかわらず、家畜人工授精及び家畜体内受精卵移植に関する講習会の修業試験を受けることができる。
①
百十四時間から免除科目の甲に係る
第23条第2項第1号に規定する時間を控除して得た時間に十分の八を乗じて得た時間(一時間未満の端数があるときは、これを一時間に切り上げた時間)
②
百五十時間から免除科目の甲に係る
第23条第2項第2号に規定する時間を控除して得た時間に十分の八を乗じて得た時間(一時間未満の端数があるときは、これを一時間に切り上げた時間)
10
受講等免除者、牛について家畜人工授精に関する講習会の修業試験に合格している者、牛以外の種類の家畜について家畜人工授精に関する講習会の修業試験に合格している者又は牛について家畜人工授精及び家畜体内受精卵移植に関する講習会の修業試験に合格している者は、受講時間が、
第23条第3項第1号に掲げる科目のうち
第1項、
第3項、
第4項又は
第5項の規定による家畜人工授精並びに家畜体内受精卵移植及び家畜体外受精卵移植に関する講習会の受講及び修業試験の免除に係る科目(以下「免除科目の乙」という。)以外の科目を通じて
第1号に掲げる時間及び
同条第3項第2号に掲げる科目のうち免除科目の乙以外の科目を通じて
第2号に掲げる時間に達する場合には、
前条第4項の規定にかかわらず、家畜人工授精並びに家畜体内受精卵移植及び家畜体外受精卵移植に関する講習会の修業試験を受けることができる。
①
百二十一時間から免除科目の乙に係る
第23条第3項第1号に規定する時間を控除して得た時間に十分の八を乗じて得た時間(一時間未満の端数があるときは、これを一時間に切り上げた時間)
②
百七十一時間から免除科目の乙に係る
第23条第3項第2号に規定する時間を控除して得た時間に十分の八を乗じて得た時間(一時間未満の端数があるときは、これを一時間に切り上げた時間)
第25条
【修業試験の合格証明書】
1
講習会の開催者は、修業試験合格者名簿を備えて、必要な事項を記入するとともに、修業試験に合格した者に対してその旨の証明書を交付するものとする。
2
前項の証明書には、次に掲げる事項を記載するものとする。
③
講習会に係る家畜の種類並びに家畜人工授精に関する講習会、家畜人工授精及び家畜体内受精卵移植に関する講習会又は家畜人工授精並びに家畜体内受精卵移植及び家畜体外受精卵移植に関する講習会の別
第26条
【家畜人工授精師の免許の申請】
法第16条の規定により家畜人工授精師の免許を受けようとする者は、別記様式
第13号による申請書に次に掲げる書類を添えてその者の住所地を管轄する都道府県知事に提出しなければならない。
④
視覚、聴覚、音声機能若しくは言語機能、上肢の機能若しくは精神の機能の障害又は麻薬若しくは大麻の中毒者であるかどうかに関する医師の診断書
第26条の2
【心身の障害により家畜人工授精師の業務を適正に行うことができない者】
法第17条第2項第1号の農林水産省令で定める者は、次の各号のいずれかに該当する者とする。
①
視覚、聴覚、音声機能若しくは言語機能又は精神の機能の障害により家畜人工授精師の業務を適正に行うに当たつて必要な認知、判断及び意思疎通を適切に行うことができない者
②
上肢の機能の障害により家畜人工授精師の業務を適正に行うに当たつて必要な技能を十分に発揮することができない者
第26条の3
【障害を補う手段等の考慮】
都道府県知事は、家畜人工授精師の免許の申請を行つた者が
前条に規定する者に該当すると認める場合において、当該者に免許を与えるかどうかを決定するときは、当該者が現に利用している障害を補う手段又は当該者が現に受けている治療等により障害が補われ、又は障害の程度が軽減している状況を考慮しなければならない。
第28条
【免許証の記載事項の変更】
令第9条の農林水産省令で定める変更は、次に掲げるものとする。
①
本籍地都道府県名(日本の国籍を有しない者にあつては、その国籍)、住所又は氏名の変更
②
免許に係る家畜の種類並びに家畜人工授精の業務、家畜人工授精及び家畜体内受精卵移植の業務又は家畜人工授精並びに家畜体内受精卵移植及び家畜体外受精卵移植の業務の別の変更
第29条
【免許証の書換交付及び再交付の手続】
1
令第9条の規定による免許証の書換交付の申請は、別記様式
第15号による申請書に免許証を添えてしなければならない。
2
令第10条第1項の規定による免許証の再交付の申請は、別記様式
第15号による申請書を提出してしなければならない。この場合において、免許証を汚し、又は損じたためその再交付を申請しようとする者は、申請書に免許証を添えて提出しなければならない。
第30条
【家畜人工授精師名簿】
令第12条の農林水産省令で定める事項は、次のとおりとする。
②
本籍地都道府県名(日本の国籍を有しない者にあつては、その国籍)、住所、氏名及び生年月日
④
免許に係る家畜の種類並びに家畜人工授精の業務、家畜人工授精及び家畜体内受精卵移植の業務又は家畜人工授精並びに家畜体内受精卵移植及び家畜体外受精卵移植の業務の別
⑥
免許証を書換交付し、又は再交付したときは、その旨、事由及び年月日
第32条
【家畜人工授精所の開設の許可の申請】
法第24条の規定により家畜人工授精所の開設の許可を受けようとする者は、別記様式
第16号による申請書に次に掲げる書類を添えて都道府県知事に提出しなければならない。
①
家畜人工授精所を管理すべき獣医師又は家畜人工授精師(家畜体内受精卵の処理又は家畜体外授精業務(
法第13条第6項に規定する家畜体外授精業務をいい、雌の家畜から家畜卵巣を採取する場合に限る。)を行う場合にあつては、当該家畜人工授精所を管理すべき獣医師)の免許証の写し
第33条
【家畜人工授精所の構造、設備等】
法第25条の農林水産省令で定める構造、設備及び器具は、次に掲げるものとする。
①
構造 処理室を有し、かつ、家畜人工授精用精液を採取し、若しくは注入し、家畜体内受精卵を採取し、若しくは移植し、又は家畜体外受精卵を移植する場所が外部から見えないような囲障があるもの
②
設備 処理室が衛生的操作並びに家畜人工授精用精液又は家畜受精卵及び薬品の保管に支障がないもの
③
器具
イ
家畜人工授精を行う場合にあつては、その採取、検査、処理、保存又は注入に必要な器具及びこれらの器具の消毒に必要な器具
ロ
家畜体内受精卵移植を行う場合にあつては、その採取、検査、処理、保存又は移植に必要な器具及びこれらの器具の消毒に必要な器具
ハ
家畜体外受精卵移植を行う場合にあつては、家畜未受精卵の採取、処理、家畜体外授精、家畜体外受精卵の検査、処理、保存又は移植に必要な器具及びこれらの器具の消毒に必要な器具
第33条の2
【登録規程の承認の申請】
法第32条の2第1項の規定により登録規程(
同項に規定する登録規程をいう。以下同じ。)の承認を受けようとする者は、家畜登録事業(
同項に規定する家畜登録事業をいう。以下同じ。)の開始予定期日の六十日前までに、別記様式
第17号による申請書に登録規程及び家畜登録事業の事業計画書を添えて、農林水産大臣に提出しなければならない。
第33条の3
【登録規程の変更の承認の申請】
法第32条の2第3項の規定により登録規程の変更の承認を受けようとする者は、別記様式
第18号による申請書を農林水産大臣に提出しなければならない。
第33条の4
【登録規程の承認の基準】
1
法第32条の2第4項の家畜改良増殖目標に即するものと認められない場合は、次のいずれかの場合とする。
①
登録規程に定める登録する家畜の種類のうちに
法第3条の2第1項に規定する家畜でないものが含まれている場合
②
登録規程に定める審査の基準が家畜の血統、能力又は体型について定められていない場合
③
登録規程に定める審査の基準が
法第3条の2第1項の家畜改良増殖目標の達成に支障を及ぼすおそれのあるものである場合
2
法第32条の2第4項の家畜登録事業の公正な運営を行なうのに適切なものと認められない場合は、次のいずれかの場合とする。
①
登録規程に定める登録手数料が著しく高額である場合
②
登録規程に家畜登録簿を公表する旨の定めがない場合
第33条の5
【家畜登録事業の廃止の届出】
法第32条の2第5項の規定により家畜登録事業の廃止の届出をしようとする者は、家畜登録事業の廃止予定期日の六十日前までに、別記様式
第19号による届出書を農林水産大臣に提出しなければならない。
第35条
【センターの立入検査等】
2
法第35条の2第4項の規定による報告は、遅滞なく、次に掲げる事項を記載した書面を提出してしなければならない。
①
立入り、質問、検査又は収去(以下「立入検査等」という。)を行つた畜舎、家畜人工授精所その他家畜人工授精又は家畜受精卵移植を行う場所の住所及び管理者の氏名(法人にあつては、その名称、代表者の氏名及び主たる事務所の所在地)
③
種畜の精液を収去した場合にあつては、当該種畜の名称並びに当該精液を所有する者の氏名及び住所(法人にあつては、その名称、代表者の氏名及び主たる事務所の所在地)
④
家畜受精卵を採取した場合にあつては、当該家畜受精卵を採取した家畜及び当該家畜受精卵の生産のために用いた種畜の名称並びに当該家畜受精卵を所有する者の氏名及び住所(法人にあつては、その名称、代表者の氏名及び主たる事務所の所在地)
附則
(施行期日)
この省令は、家畜改良増殖法施行の日(昭和二十五年八月二十日)から施行する。
附則
昭和26年5月31日
この省令は、家畜伝染病予防法の施行の日(昭和二十六年六月一日)から施行する。
附則
昭和37年1月13日
この省令は、家畜改良増殖法の一部を改正する法律の施行の日(昭和三十七年一月十五日)から施行する。
3
この省令の施行の際現に交付されている家畜改良増殖法第十八条の家畜人工授精師免許証及び同法第三十五条第二項の身分を示す証票の様式については、なお従前の例による。
附則
昭和48年12月6日
この省令は、昭和四十九年四月一日から施行する。ただし、第二十一条、第二十二条及び第二十五条の改正規定のうち様式の改正規定以外のものについては、公布の日から施行する。
附則
昭和54年3月27日
2
この省令の施行の日前に開始された講習会において課すべき科目及びその時間並びに当該講習会の修業試験については、なお従前の例による。
附則
昭和58年11月18日
1
この省令は、家畜改良増殖法の一部を改正する法律の施行の日(昭和五十八年十一月十九日)から施行する。
2
この省令の施行の際現にこの省令による改正前の家畜改良増殖法施行規則第二十一条の規定による申請をしている者の家畜改良増殖法第十六条第二項の規定による指定については、なお従前の例による。
3
この省令の施行の際現に交付されている家畜改良増殖法第十八条の家畜人工授精師免許証及び同法第三十五条第二項の身分を示す証票の様式については、なお従前の例による。
附則
平成4年11月11日
1
この省令は、家畜改良増殖法の一部を改正する法律の施行の日(平成四年十一月十九日)から施行する。
2
この省令の施行の際現にこの省令による改正前の家畜改良増殖法施行規則(以下「旧規則」という。)第二十一条の規定により家畜人工授精及び家畜受精卵移植に関する講習会の開催者の指定の申請を行っている者については、この省令による改正後の家畜改良増殖法施行規則(以下「新規則」という。)第二十一条の規定により家畜人工授精及び家畜体内受精卵移植に関する講習会の開催者の指定の申請を行っている者とみなす。
3
この省令の施行の際現に旧規則第二十五条の規定により家畜体外受精卵移植に関する講習会の修業試験に合格した者である旨の証明書の交付を受けている者は、新規則第二十五条の規定により家畜人工授精並びに家畜体内受精卵移植及び家畜体外受精卵移植に関する講習会の修業試験に合格した者である旨の証明書の交付を受けている者とみなす。
4
この省令の施行の際現に旧規則第二十六条の規定により家畜人工授精師免許証の申請を行っている者の申請書(家畜体外受精卵移植講習会修業試験合格者である旨の記載のあるものを除く。)の様式については、なお従前の例による。
5
この省令の施行の際現に旧規則第二十六条の規定により家畜人工授精師免許証の申請を行っている者の申請書のうち家畜体外受精卵移植講習会修業試験合格者である旨の記載のあるものについては、新規則第二十六条の規定により家畜人工授精並びに家畜体内受精卵移植及び家畜体外受精卵移植の業務について家畜人工授精師免許証の申請を行っている者とみなす。
6
この省令の施行の際現に交付されている家畜人工授精師免許証(家畜体外受精卵移植講習会修業試験合格者である旨の付記がされているものを除く。)の様式については、なお従前の例による。
7
この省令の施行の際現に交付されている家畜人工授精師免許証のうち家畜体外受精卵移植講習会修業試験合格者である旨の付記がされているものについては、家畜人工授精並びに家畜体内受精卵移植及び家畜体外受精卵移植の業務に係る家畜人工授精師免許証とみなす。
8
この省令の施行の際現に旧規則第三十二条の規定により家畜人工授精所の許可の申請を行っている者の申請書の様式については、なお従前の例による。
9
この省令の施行の際現に交付されている家畜改良増殖法第三十五条第二項の身分を示す証票の様式については、なお従前の例による。
附則
平成5年4月1日
2
この省令による改正前の肥料取締法施行規則、植物防疫法施行規則、農薬取締法施行規則、繭糸価格安定法施行規則、繭検定規則、農業機械化促進法施行規則、大豆なたね交付金暫定措置法施行規則、生糸検査規則、家畜改良増殖法施行規則、犬の輸出入検疫規則、家畜伝染病予防法施行規則、酪農及び肉用牛生産の振興に関する法律施行規則、家畜取引法施行規則、動物用医薬品等取締規則、家畜商法施行規則、牛及び豚のうち純粋種の繁殖用のもの並びに暫定税率を適用しない馬の証明書の発給に関する省令、飼料の安全性の確保及び品質の改善に関する法律施行規則、卸売市場法施行規則、農林水産省関係研究交流促進法施行規則、食糧管理法施行規則、林業種苗法施行規則、漁船法施行規則、指定漁業の許可及び取締り等に関する省令、日本国と大韓民国との間の漁業に関する協定第二条の共同規制水域等におけるさばつり漁業及び沿岸漁業等の取締りに関する省令、北太平洋の海域におけるずわいがに等漁業の取締りに関する省令、いかつり漁業の取締りに関する省令、ずわいがに漁業等の取締りに関する省令、北太平洋の海域におけるつぶ漁業の取締りに関する省令、太西洋の海域におけるはえなわ等漁業の取締りに関する省令、かじき等流し網漁業の取締りに関する省令、いか流し網漁業の取締りに関する省令、黄海及び東支那海の海域におけるふぐはえなわ漁業の取締りに関する省令、べにずわいがに漁業の取締りに関する省令及び小型まぐろはえ縄漁業の取締りに関する省令(以下「関係省令」という。)に規定する様式による書面は、平成六年三月三十一日までの間は、これを使用することができる。
3
平成六年三月三十一日以前に使用されたこの省令による改正前の関係省令に規定する様式による書面は、この省令による改正後の関係省令に規定する様式による書面とみなす。
附則
平成6年3月25日
2
平成五年十二月三十一日を含む事業年度における家畜登録事業に係る報告については、なお従前の例による。
3
この省令の施行前にした行為に対する罰則の適用については、なお従前の例による。
附則
平成10年3月25日
(施行期日)
この省令は、家畜伝染病予防法の一部を改正する法律の施行の日(平成十年四月一日)から施行する。
附則
平成11年1月11日
2
この省令による改正前の土地改良法施行規則、獣医師法施行規則、家畜等の無償貸付及び譲与等に関する省令、肥料取締法施行規則、病菌害虫防除用機具貸付規則、植物防疫法施行規則、家畜改良増殖法施行規則、犬の輸出入検疫規則、農薬取締法施行規則、農産物検査法施行規則、家畜伝染病予防法施行規則、専門技術員資格試験等に関する省令、農業機械化促進法施行規則、養鶏振興法施行規則、日本国と大韓民国との間の漁業に関する協定第二条の共同規制水域等におけるさばつり漁業及び沿岸漁業等の取締りに関する省令、林業種苗法施行規則、卸売市場法施行規則、漁業操業に関する日本国政府とソヴィエト社会主義共和国連邦政府との間の協定第一条1の日本国沿岸の地先沖合の公海水域における漁業の操業の調整に関する省令、分収林特別措置法施行規則、農林水産省関係研究交流促進法施行規則、アリモドキゾウムシの緊急防除に関する省令、牛及び豚のうち純粋種の繁殖用のもの並びに無税を適用する馬の証明書の発給に関する省令、野菜栽培用の豆の証明書の発給に関する省令、ナシ枝枯細菌病菌の緊急防除を行うために必要な措置に関する省令及びイモゾウムシの緊急防除に関する省令(以下「関係省令」という。)に規定する様式による書面は、平成十一年三月三十一日までの間は、これを使用することができる。
附則
平成12年1月31日
第3条
(家畜改良増殖法施行規則の一部改正に伴う経過措置)
この省令の施行の際現に交付されている家畜改良増殖法第四条第一項の種畜証明書の様式については、なお従前の例による。
附則
平成12年9月1日
第1条
(施行期日)
この省令は、内閣法の一部を改正する法律の施行の日(平成十三年一月六日)から施行する。ただし、次条の規定は、公布の日から施行する。
附則
平成13年3月22日
第3条
(処分、申請等に関する経過措置)
この省令の施行前に改正前のそれぞれの省令の規定によりされた承認等の処分その他の行為(以下「承認等の行為」という。)又はこの省令の施行の際現に改正前のそれぞれの省令の規定によりされている承認等の申請その他の行為(以下「申請等の行為」という。)は、この省令の施行の日以後における改正後のそれぞれの省令の適用については、改正後のそれぞれの省令の相当規定によりされた承認等の行為又は申請等の行為とみなす。
附則
平成14年7月12日
この省令は、障害者等に係る欠格事由の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律の施行の日(平成十四年七月十四日)から施行する。
附則
平成17年3月24日
2
別記様式第四号及び別記様式第九号については、平成十七年六月三十日までの間は、なおこの省令による改正前の家畜改良増殖法施行規則(以下「旧規則」という。)による様式により作成することができる。
3
平成十七年六月三十日以前に作成された旧規則別記様式第四号及び別記様式第九号による書面は、この省令による改正後の家畜改良増殖法施行規則別記様式第四号及び別記様式第九号による書面とみなす。
附則
平成19年3月30日
第2条
(経過措置)
1
この省令による改正後の家畜改良増殖法施行規則(以下「新規則」という。)別記様式第七号、別記様式第七号の二及び別記様式第七号の三による書面は、平成二十年三月三十一日までの間は、なおこの省令による改正前の家畜改良増殖法施行規則(以下「旧規則」という。)別記様式第七号、別記様式第七号の二及び別記様式第七号の三により作成することができる。
2
平成二十年三月三十一日以前に旧規則別記様式第七号、別記様式第七号の二及び別記様式第七号の三により作成された書面は、新規則別記様式第七号、別記様式第七号の二及び別記様式第七号の三により作成された書面とみなす。
3
この省令の施行の際現にある旧規則別記様式第二十号及び別記様式第二十一号により使用されている書類は、新規則別記様式第二十号及び別記様式第二十一号によるものとみなす。
4
この省令の施行の際現にある旧規則別記様式第二十号及び別記様式第二十一号により調製した用紙は、この省令の施行後においても当分の間、これを取り繕って使用することができる。
附則
平成20年11月28日
(施行期日)
この省令は、一般社団法人及び一般財団法人に関する法律の施行の日(平成二十年十二月一日)から施行する。
附則
平成24年7月6日
(施行期日)
この省令は、住民基本台帳法の一部を改正する法律の一部及び出入国管理及び難民認定法及び日本国との平和条約に基づき日本の国籍を離脱した者等の出入国管理に関する特例法の一部を改正する等の法律の施行の日(平成二十四年七月九日)から施行する。