少額短期保険業者供託金規則
平成20年7月4日 改正
第1条
【権利の実行の申立ての手続】
保険業法施行令(以下「令」という。)第38条の6第1項に規定する権利の実行の申立てをしようとする者は、別紙様式第1号により作成した申立書に保険業法(以下「法」という。)第272条の5第6項の権利(以下「権利」という。)を有することを証する書面を添付して、金融庁長官(令第47条の2第3項の規定により金融庁長官の権限が財務局長又は福岡財務支局長に委任されている場合にあっては、当該財務局長又は福岡財務支局長。以下同じ。)に提出しなければならない。
第2条
【権利の申出の手続】
令第38条の6第2項に規定する権利の申出をしようとする者は、別紙様式第2号により作成した申出書に権利を有することを証する書面を添付して、金融庁長官に提出しなければならない。
第3条
【仮配当表の作成等】
令第38条の6第4項の規定による権利の調査のため、金融庁長官は、同条第2項の期間が経過した後、遅滞なく、仮配当表を作成し、これを公示し、かつ、当該権利の調査の対象となる供託金に係る少額短期保険業者(法第2条第18項に規定する少額短期保険業者をいう。以下同じ。)及び受託者(当該少額短期保険業者と法第272条の5第3項の契約(以下「保証委託契約」という。)を締結している者をいう。第4条第2項、第7条、第10条及び第11条第2項において同じ。)にその内容を通知しなければならない。
第4条
【意見聴取会の開催】
2
令第38条の6第1項の規定による権利の実行の申立てをした者、同条第2項の期間内に権利の申出をした者又は少額短期保険業者若しくは受託者(以下「関係人」と総称する。)は、病気その他のやむを得ない理由により意見聴取会に出席することができないときは、当該関係人が署名押印した口述書を提出して、意見聴取会における陳述に代えることができる。
第7条
第10条
【配当の実施の順序】
第3条に規定する供託金のうちに、少額短期保険業者が供託したもののほかに、受託者が供託したものがある場合には、金融庁長官は、当該少額短期保険業者が供託した供託金につき先に配当を実施しなければならない。
第11条
【配当の手続等】
2
金融庁長官は、前項の手続をしたときは、当該支払委託書の写しを当該配当の対象となる供託金に係る少額短期保険業者及び法第272条の5第4項の規定により当該供託金の全部又は一部を供託した受託者に交付しなければならない。
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参照条文
第12条
【供託金の取戻し】
1
法第272条の5第1項、第2項、第4項又は第8項の規定により供託金を供託した者(第16条第3項の規定の適用がある場合においては、同項の規定により供託金を供託したものとみなされる少額短期保険業者を含む。次条及び第14条において「供託者」という。)は、令第38条の7第1項の規定による取戻しの申立てをしようとするときは、その事由及び取戻しをしようとする金銭の額又は取戻しをしようとする有価証券(その権利の帰属が社債、株式等の振替に関する法律の規定による振替口座簿の記載又は記録により定まるものとされる国債(以下「振替国債」という。)を含む。以下同じ。)の名称、枚数、総額面等(振替国債については、その銘柄、金額等とする。以下同じ。)を記載した別紙様式第3号により作成した申立書を金融庁長官に提出しなければならない。
3
第3条から前条までの規定は、令第38条の7第3項の期間内に権利の申出があった場合について準用する。この場合において、第3条中「令第38条の6第4項」とあるのは「令第38条の7第5項において準用する令第38条の6第4項」と、「同条第2項」とあるのは「同条第3項」と、「少額短期保険業者(法第2条第18項に規定する少額短期保険業者をいう。以下同じ。)」とあるのは「少額短期保険業者であった者」と、「当該少額短期保険業者」とあるのは「当該少額短期保険業者であった者」と、第4条第1項中「令第38条の6第4項」とあるのは「令第38条の7第5項において準用する令第38条の6第4項」と、同条第2項中「令第38条の6第1項の規定による権利の実行の申立てをした者、同条第2項」とあるのは「令第38条の7第3項」と、「少額短期保険業者」とあるのは「少額短期保険業者であった者」と、第7条、第10条及び前条第2項中「少額短期保険業者」とあるのは「少額短期保険業者であった者」と読み替えるものとする。
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参照条文
第13条
1
供託者は、保証委託契約を締結し、法第272条の5第3項の規定により届け出た場合(令第38条の5第3号の承認を受けて当該契約の内容を変更し、その契約書を金融庁長官に提出した場合を含む。)、法第272条の6第1項の少額短期保険業者責任保険契約を締結し、同項の規定により承認を受けた場合(令第38条の8第1項第3号の承認を受けて当該契約の内容を変更し、その契約書を金融庁長官に提出した場合を含む。)又は少額短期保険業者の業務の状況の変化その他の理由により令第38条の4第2号に定める額が変更された場合において、既に供託している供託金の額に契約金額(法第272条の5第3項に規定する契約金額をいう。以下この項において同じ。)及び保険金の額(法第272条の6第1項の保険金の額をいう。以下この項において同じ。)を加えた額が法第272条の5第1項及び第2項の規定により供託すべき額を超えることとなったときは、金融庁長官(令第47条の2第3項に規定する金融庁長官の指定する少額短期保険業者以外の少額短期保険業者にあっては、当該少額短期保険業者の本店又は主たる事務所の所在地を管轄する財務局長(当該所在地が福岡財務支局の管轄区域内にある場合にあっては、福岡財務支局長)。以下この条から第15条までにおいて同じ。)に対し、その超える額の全部又は一部の取戻しの承認の申請をすることができる。この場合において、供託者は、供託金の額に契約金額を加えた額が千万円を下回ることとなるような取戻しの承認の申請を行ってはならない。
第14条
【供託金の保管替え等】
1
金銭のみをもって供託金を供託している供託者は、当該供託金に係る少額短期保険業者の本店又は主たる事務所の所在地について変更があったためその最寄りの供託所に変更があったときは、遅滞なく、金融庁長官にその旨を届け出なければならない。
4
前項の保管替えを請求した者は、当該保管替えの手続の終了後、遅滞なく、別紙様式第8号により作成した届出書に供託規則第21条の5第3項の規定により交付された供託書正本及び別紙様式第9号により作成した供託金等内訳書を添付して、金融庁長官に、これを提出しなければならない。
6
法第272条の5第9項の規定により有価証券又は金銭及び有価証券をもって供託金を供託している供託者は、当該供託金に係る少額短期保険業者の本店又は主たる事務所の所在地の変更があったためその最寄りの供託所に変更があったときは、遅滞なく、当該供託金と同額の供託金をその所在地の変更後の本店又は主たる事務所の最寄りの供託所に供託しなければならない。
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参照条文
第15条
【供託金の差替え】
1
法第272条の5第9項の規定により有価証券を供託している者は、当該有価証券についてその償還期が到来した場合において、あらかじめ、当該有価証券に代わる供託金の供託をしたときは、金融庁長官に対し、当該有価証券の取戻しの承認の申請をすることができる。
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参照条文
第17条
【公示等】
1
令第38条の6第2項並びに第4項及び第5項(令第38条の7第5項において準用する場合を含む。)並びに令第38条の7第3項並びに第3条及び第7条(第12条第3項において準用する場合を含む。)に規定する公示は、官報に掲載することによって行う。
2
前項の規定による公示の費用その他の供託金の払渡しの手続に必要な費用(令第38条の6第7項の換価の費用を除く。)は、還付又は取戻しの手続によって払渡しを受ける金額に応じ、当該金額を限度として、当該払渡しを受ける者の負担とする。