自動車から排出される窒素酸化物及び粒子状物質の特定地域における総量の削減等に関する特別措置法施行令
平成23年3月30日 改正
第2条
【窒素酸化物総量削減計画】
1
法第7条第1項の窒素酸化物総量削減計画(以下この条において「窒素酸化物総量削減計画」という。)は、平成三十三年三月までに二酸化窒素に係る大気環境基準が確保されるように、自動車排出窒素酸化物の削減目標量及び窒素酸化物総量削減計画の達成の期間を定めるものとする。
第3条
【粒子状物質総量削減計画】
1
法第9条第1項の粒子状物質総量削減計画(以下この条において「粒子状物質総量削減計画」という。)は、平成三十三年三月までに自動車排出粒子状物質の総量が相当程度削減されることにより浮遊粒子状物質に係る大気環境基準が確保されるように、自動車排出粒子状物質の削減目標量及び粒子状物質総量削減計画の達成の期間を定めるものとする。
3
粒子状物質総量削減計画は、自動車の種別ごとの自動車排出粒子状物質及び自動車以外の粒子状物質発生源における粒子状物質の排出状況並びに原因物質(法第9条第2項に規定する原因物質をいう。)の排出状況並びにこれらの見通しその他浮遊粒子状物質に係る大気環境基準の確保に関し必要な事項について適切な考慮が払われたものでなければならない。
第4条
【指定自動車】
第6条
【特定用途】
法第20条第1項の自動車の交通需要を生じさせる程度の大きい用途で政令で定めるものは、劇場、映画館、演芸場、観覧場、放送用スタジオ、公会堂、集会場、展示場、結婚式場、斎場、旅館、ホテル、料理店、飲食店、待合、キャバレー、カフェー、ナイトクラブ、バー、舞踏場、遊技場、ボーリング場、体育館、店舗、事務所、病院、卸売市場、倉庫及び工場とする。
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参照条文
第12条
2
都道府県知事は、法第41条第3項の規定により、その職員に、周辺地域内自動車を使用する事業者の事務所その他の事業場に立ち入り、周辺地域内自動車及びその関連施設並びに関係帳簿書類を検査させることができる。
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参照条文
第14条
【自動車運送事業者等に関する特例】
1
道路運送法の規定による自動車運送事業者又は貨物利用運送事業法(平成元年法律第82号)の規定による第二種貨物利用運送事業を経営する者(以下この条において「自動車運送事業者等」と総称する。)が対象自動車を使用する事業者である場合における第10条の規定の適用については、同条第1項中「都道府県知事」とあるのは「国土交通大臣」と、「法第41条第1項」とあるのは「法第43条第1項の規定により読み替えて適用される法第41条第1項」と、「当該都道府県の区域内にその使用の本拠の位置を有する対象自動車」とあるのは「対象自動車のその使用の本拠の位置を有する都道府県別」と、同条第2項中「都道府県知事」とあるのは「国土交通大臣」と、「法第41条第1項」とあるのは「法第43条第1項の規定により読み替えて適用される法第41条第1項」とする。
別表第一
【第一条関係】
一 埼玉県の区域のうち、川越市、熊谷市、川口市、行田市、所沢市、加須市、本庄市、東松山市、岩槻市、春日部市、狭山市、羽生市、鴻巣市、深谷市、上尾市、草加市、越谷市、蕨市、戸田市、入間市、鳩ヶ谷市、朝霞市、志木市、和光市、新座市、桶川市、久喜市、北本市、八潮市、富士見市、上福岡市、三郷市、蓮田市、坂戸市、幸手市、鶴ヶ島市、日高市、吉川市、さいたま市、北足立郡、入間郡大井町、同郡三芳町、比企郡川島町、同郡吉見町、児玉郡上里町、大里郡大里村、同郡岡部町、同郡川本町、同郡花園町、北埼玉郡騎西町、同郡南河原村、同郡川里町、南埼玉郡及び北葛飾郡の区域 二 千葉県の区域のうち、千葉市、市川市、船橋市、松戸市、野田市、佐倉市、習志野市、柏市、市原市、流山市、八千代市、我孫子市、鎌ヶ谷市、浦安市、四街道市、白井市及び東葛飾郡の区域 三 東京都の区域のうち、特別区、八王子市、立川市、武蔵野市、三鷹市、青梅市、府中市、昭島市、調布市、町田市、小金井市、小平市、日野市、東村山市、国分寺市、国立市、福生市、狛江市、東大和市、清瀬市、東久留米市、武蔵村山市、多摩市、稲城市、羽村市、あきる野市、西東京市、西多摩郡瑞穂町及び同郡日の出町の区域 四 神奈川県の区域のうち、横浜市、川崎市、横須賀市、平塚市、鎌倉市、藤沢市、小田原市、茅ヶ崎市、逗子市、相模原市、三浦市、秦野市、厚木市、大和市、伊勢原市、海老名市、座間市、綾瀬市、三浦郡、高座郡、中郡、足柄上郡中井町、同郡大井町、愛甲郡愛川町及び津久井郡城山町の区域 五 愛知県の区域のうち、名古屋市、豊橋市、岡崎市、一宮市、瀬戸市、半田市、春日井市、豊川市、津島市、碧南市、刈谷市、豊田市、安城市、西尾市、蒲郡市、犬山市、常滑市、江南市、尾西市、小牧市、稲沢市、東海市、大府市、知多市、知立市、尾張旭市、高浜市、岩倉市、豊明市、日進市、愛知郡、西春日井郡、丹羽郡、葉栗郡、中島郡平和町、海部郡七宝町、同郡美和町、同郡甚目寺町、同郡大治町、同郡蟹江町、同郡十四山村、同郡飛島村、同郡弥富町、同郡佐屋町、同郡佐織町、知多郡阿久比町、同郡東浦町、同郡武豊町、額田郡幸田町、西加茂郡三好町、宝飯郡音羽町、同郡小坂井町及び同郡御津町の区域 六 三重県の区域のうち、四日市市、桑名市、鈴鹿市、桑名郡長島町、同郡木曽岬町、三重郡楠町、同郡朝日町及び同郡川越町の区域 七 大阪府の区域のうち、大阪市、堺市、岸和田市、豊中市、池田市、吹田市、泉大津市、高槻市、貝塚市、守口市、枚方市、茨木市、八尾市、泉佐野市、富田林市、寝屋川市、河内長野市、松原市、大東市、和泉市、箕面市、柏原市、羽曳野市、門真市、摂津市、高石市、藤井寺市、東大阪市、泉南市、四條畷市、交野市、大阪狭山市、阪南市、三島郡、泉北郡、泉南郡熊取町、同郡田尻町及び南河内郡美原町の区域 八 兵庫県の区域のうち、神戸市、姫路市、尼崎市、明石市、西宮市、芦屋市、伊丹市、加古川市、宝塚市、高砂市、川西市、加古郡播磨町及び揖保郡太子町の区域 |
備考 この表に掲げる区域は、平成十三年十一月一日における行政区画によって表示されたものとする。 |
別表第二
【第五条関係】
自動車の種別 | 車齢 | 期日 |
一 普通貨物自動車及び乗用自動車 | 八年を超えるもの | 窒素酸化物排出自動車に該当することとなった日から起算して一年間(窒素酸化物排出自動車に該当することとなった日の前日における自動車検査証の有効期間の残余期間が一年を超える自動車にあっては、二年間)の末日に当たる日 |
八年以下のもの | 初度登録日(自動車が初めて道路運送車両法第四条の規定により自動車登録ファイルに登録を受けた日をいう。以下同じ。)から起算して九年間の末日(窒素酸化物排出自動車に該当することとなった日以降当該九年間の末日の前日までの間に自動車検査証に記入された有効期間の満了日が到来しない自動車にあっては、窒素酸化物排出自動車に該当することとなった日から起算して二年間の末日)に当たる日 | |
二 小型貨物自動車 | 七年を超えるもの | 窒素酸化物排出自動車に該当することとなった日から起算して一年間の末日に当たる日 |
七年以下のもの | 初度登録日から起算して八年間の末日に当たる日 | |
三 大型バス | 十一年を超えるもの | 窒素酸化物排出自動車に該当することとなった日から起算して一年間の末日に当たる日 |
十一年以下のもの | 初度登録日から起算して十二年間の末日に当たる日 | |
四 マイクロバス及び特種自動車(五の項に該当するものを除く。) | 九年を超えるもの | 窒素酸化物排出自動車に該当することとなった日から起算して一年間(窒素酸化物排出自動車に該当することとなった日の前日における自動車検査証の有効期間の残余期間が一年を超える自動車にあっては、二年間)の末日に当たる日 |
九年以下のもの | 初度登録日から起算して十年間の末日(窒素酸化物排出自動車に該当することとなった日以降当該十年間の末日の前日までの間に自動車検査証に記入された有効期間の満了日が到来しない自動車にあっては、窒素酸化物排出自動車に該当することとなった日から起算して二年間の末日)に当たる日 | |
五 特種自動車のうちその構造又は装置及び使用の実態が特殊なものとして環境大臣が定めるもの | 特種自動車の種別ごとに環境大臣が定める年数を超えるもの | 窒素酸化物排出自動車に該当することとなった日から起算して一年間の末日に当たる日 |
特種自動車の種別ごとに環境大臣が定める年数以下のもの | 初度登録日から起算して特種自動車の種別ごとに環境大臣が定める期間の末日に当たる日 |
附則
平成5年3月26日
2
この政令の施行の日に特定自動車(法第十条第一項の特定自動車をいう。以下同じ。)に該当することとなる自動車(次項の特例自動車を除く。)のうち、初度登録日(自動車が初めて道路運送車両法第四条の規定により自動車登録ファイルに登録を受けた日をいう。以下同じ。)が昭和五十九年十二月一日から昭和六十一年十一月三十日までの間である普通貨物自動車(改正後の第三条第一号の普通貨物自動車をいう。以下同じ。)、初度登録日が昭和六十年十二月一日から昭和六十二年十一月三十日までの間である小型貨物自動車(改正後の第三条第二号の小型貨物自動車をいう。以下同じ。)、初度登録日が昭和五十六年十二月一日から昭和五十八年十一月三十日までの間である大型バス(改正後の第三条第三号の大型バスをいう。以下同じ。)並びに初度登録日が昭和五十八年十二月一日から昭和六十年十一月三十日までの間であるマイクロバス(改正後の第三条第四号のマイクロバスをいう。以下同じ。)及び改正後の別表第二の五の項に該当するもの以外の特種自動車(改正後の第三条第五号の特種自動車をいう。以下同じ。)に係る特定期日(改正後の第四条の特定期日をいう。以下同じ。)は、同条の規定にかかわらず、平成七年十一月三十日とする。
3
平成八年三月三十一日までの間は、法第十条第一項の政令で定める自動車は、改正後の第三条の規定にかかわらず、同条各号に掲げる自動車であって、特例自動車(同条各号に掲げる自動車のうち車両総重量が三・五トンを超え、五トン以下のものをいう。以下同じ。)以外のものとする。
4
初度登録日が平成八年三月三十一日以前である特例自動車であって同年四月一日に特定自動車に該当することとなるものに係る特定期日は、初度登録日が昭和六十二年三月三十一日以前である普通貨物自動車、初度登録日が昭和六十三年三月三十一日以前である小型貨物自動車、初度登録日が昭和五十九年三月三十一日以前である大型バス、初度登録日が昭和六十一年三月三十一日以前であるマイクロバス及び改正後の別表第二の五の項に該当するもの以外の特種自動車並びに同項に該当する特種自動車であって車齢が同項の環境庁長官が定める年数を超えるものにあっては、改正後の第四条の規定にかかわらず、平成八年三月三十一日とし、初度登録日が昭和六十一年四月一日以降である改正後の別表第二の五の項に該当するもの以外の二年車検特種自動車(道路運送車両法第六十一条第一項の規定により自動車検査証の有効期間が二年とされている特種自動車をいう。)にあっては、改正後の第四条の規定にかかわらず、初度登録日から起算して十年間の末日に当たる日とする。
附則
平成14年3月1日
第2条
(経過措置)
この政令の施行の日に窒素酸化物排出自動車(自動車から排出される窒素酸化物及び粒子状物質の特定地域における総量の削減等に関する特別措置法(次条において「法」という。)第十二条第一項に規定する窒素酸化物排出自動車をいう。)に該当することとなる自動車に係る特定期日(この政令による改正後の自動車から排出される窒素酸化物及び粒子状物質の特定地域における総量の削減等に関する特別措置法施行令(以下この条及び次条において「改正後の施行令」という。)第五条第一項に規定する特定期日をいう。)は、初度登録日(自動車が初めて道路運送車両法第四条の規定により自動車登録ファイルに登録を受けた日をいう。以下この条及び次条において同じ。)が平成元年十月一日から平成五年九月三十日までの間である一年車検乗用自動車(同法第六十一条第一項の規定により自動車検査証の有効期間が一年とされている乗用自動車(改正後の施行令第四条第五号に規定する乗用自動車をいう。)をいう。以下この条及び次条において同じ。)にあっては、改正後の施行令第五条第一項の規定にかかわらず、平成十六年九月三十日とし、初度登録日が平成五年十月一日から平成八年九月三十日までの間である一年車検乗用自動車にあっては、同項の規定にかかわらず、平成十七年九月三十日とする。
第3条
この政令の施行の日に粒子状物質排出自動車(法第十二条第一項に規定する粒子状物質排出自動車をいう。)に該当することとなる自動車に係る特定期日(改正後の施行令第五条第二項において準用する同条第一項に規定する特定期日をいう。)は、初度登録日が平成元年十月一日から平成五年九月三十日までの間である普通貨物自動車(改正後の施行令第四条第一号に規定する普通貨物自動車をいう。以下この条において同じ。)及び一年車検乗用自動車、初度登録日が平成二年十月一日から平成六年九月三十日までの間である小型貨物自動車(改正後の施行令第四条第二号に規定する小型貨物自動車をいう。以下この条において同じ。)、初度登録日が昭和六十一年十月一日から平成二年九月三十日までの間である大型バス(改正後の施行令第四条第三号に規定する大型バスをいう。以下この条において同じ。)並びに初度登録日が昭和六十三年十月一日から平成四年九月三十日までの間であるマイクロバス(改正後の施行令第四条第四号に規定するマイクロバスをいう。以下この条において同じ。)及び改正後の施行令別表第二の五の項に該当するもの以外の特種自動車(改正後の施行令第四条第六号に規定する特種自動車をいう。以下この条において同じ。)にあっては、改正後の施行令第五条第二項において準用する同条第一項の規定にかかわらず、平成十六年九月三十日とし、初度登録日が平成五年十月一日から平成八年九月三十日までの間である普通貨物自動車及び一年車検乗用自動車、初度登録日が平成六年十月一日から平成九年九月三十日までの間である小型貨物自動車、初度登録日が平成二年十月一日から平成五年九月三十日までの間である大型バス並びに初度登録日が平成四年十月一日から平成七年九月三十日までの間であるマイクロバス及び改正後の施行令別表第二の五の項に該当するもの以外の特種自動車にあっては、改正後の施行令第五条第二項において準用する同条第一項の規定にかかわらず、平成十七年九月三十日とする。
附則
平成17年6月29日