農業災害補償法施行規則
平成25年5月16日 改正
第1条の2
1
法第13条の3第1項第1号の規定により収穫基準共済掛金率を基礎として算定される率の算出は、当該収穫基準共済掛金率から、その率に当該組合員等に係る第33条の6の5第1項の防災施設割引率を乗じて得た率を差し引いてするものとする。
2
法第13条の3第1項第2号の規定により収穫危険段階基準共済掛金率を基礎として算定される率の算出は、当該収穫危険段階基準共済掛金率から、その率に当該組合員等に係る第33条の6の5第1項の防災施設割引率を乗じて得た率を差し引いてするものとする。
第1条の2の2
1
農業共済組合が、法第15条第1項の規定により、定款で定めることができる者は、同項第1号又は第4号から第6号までに掲げる者で当該農業共済組合の区域内に住所を有するもののうち同項第3号及び第7号並びに次の各号のいずれにも該当しない者並びに同項第8号に掲げる者でその構成員のすべてが当該農業共済組合の区域内に住所を有するもののうち次の第1号から第4号までのいずれにも該当しない者とする。
①
水稲、陸稲及び麦の耕作面積の合計が十アール(北海道にあつては、三十アール)を下らず令第1条の5第1項の規定により都道府県知事が定める農作物ごとの耕作面積のうち最も小さい面積を超えない範囲内で定款で定める面積以上である者
③
当該農業共済組合の行う樹体共済においてその共済目的の種類とされている果樹の樹体共済の共済目的の種類等ごとの栽培面積のいずれかがその樹体共済の共済目的の種類等ごとに五アールを下らず三十アールを超えない範囲内で定款で定める面積以上である者
⊟
参照条文
第1条の6
1
農業共済組合は、法第85条の4第2項の規定による家畜共済、園芸施設共済又は任意共済の共済関係の消滅により共済関係の全部が消滅することとなる組合員については、定款の定めるところにより、脱退をしないものとすることができる。
2
農業共済組合は、果樹共済、畑作物共済又は園芸施設共済の共済関係の消滅(法第85条の4第2項の規定による園芸施設共済の共済関係の消滅を除く。)により共済関係の全部が消滅することとなる組合員については、定款の定めるところにより、当該果樹共済、畑作物共済又は園芸施設共済の共済関係の成立の日から起算して一年を経過する日までは脱退をしないものとすることができる。
⊟
参照条文
第7条
農業共済団体の組合員名簿には、左の事項を記載しなければならない。
①
組合員の氏名又は名称(農業共済組合にあつては組合員たる法人及び農業共済資格団体の代表権を有する者の氏名、農業共済組合連合会にあつては組合員たる農業共済組合の代表権を有する者の氏名を含む。)及び住所(農業共済組合の組合員たる農業共済資格団体にあつてはその代表権を有する者の住所、市町村にあつてはその事務所の所在地)並びに法第38条第1項の場所の通知があつたときはその場所
第8条
法第40条第4項に規定する農林水産省令で定める電磁的記録は、理事の使用に係る電子計算機に備えられたファイル又は磁気ディスク、シー・ディー・ロムその他これらに準ずる方法により一定の情報を確実に記録しておくことができる物をもつて調製するファイルに情報を記録したものとする。
第13条の2
1
法第53条の2第1項の権利義務の承継の認可の申請は、農業共済組合連合会の組合員たる一の農業共済組合の他に当該農業共済組合連合会の組合員がなくなつたとき又は農業共済組合連合会の組合員たる組合等の区域のすべてを合わせた区域をその区域とする農業共済組合が成立したときから三週間以内に、しなければならない。
第15条
法第84条第1項第4号(法第85条の7において準用する場合を含む。)の農林水産省令で定める品種は、なしにあつては支那なしの品種、かんきつ類の果樹(うんしゆうみかん及びなつみかんを除く。)にあつてははつさく、ぽんかん、いよかん、ネーブルオレンジ、ぶんたん、たんかん、さんぼうかん、清見、日向夏、セミノール、不知火、河内晩柑、ゆず及びはるみ以外のものの品種とする。
第15条の2
法第84条第1項第4号(法第85条の7において準用する場合を含む。)の農林水産省令で定める栽培方法は、屋根及び外壁の主要部分がガラス又はこれに類する採光性及び耐久性を有する物により造られている特定園芸施設を用いて栽培する方法とする。
第15条の4
法第84条第1項第6号(法第85条の7において準用する場合を含む。)の農林水産省令で定める品種は、いんげんにあつては手亡類、金時類、うずら類、大福類及びとら豆類のいんげん並びにべにばないんげん以外のものの品種、てん菜にあつては専ら製糖用に供するため栽培される品種以外の品種とする。
第15条の5
法第84条第1項第6号(法第85条の7において準用する場合を含む。)の農林水産省令で定める栽培方法は、特定園芸施設(気象上の原因により農作物の生育が阻害されることを防止するための施設(当該施設に附属する設備を含む。)を除く。)を用いて栽培する方法とする。
第15条の6
法第84条第1項第7号の農林水産省令で定める簡易な施設園芸用施設は、被覆物を移動し又は除去しなければその内部で通常の栽培作業を行うことができない施設園芸用施設、単位面積当たりの再建築価額(当該施設園芸用施設と同一の構造、材質、用途、規模、型及び能力を有するものを再築するのに要する費用に相当する金額をいう。)が農林水産大臣の定める金額に満たない施設園芸用施設及び気象上の原因により農作物の生育が阻害されることを防止するための施設園芸用施設(その構造が温室その他のその内部で農作物を栽培するための施設の構造に類するものを除く。)とする。
第16条
1
法第84条第3項(法第85条の7において準用する場合を含む。)に規定する法第84条第1項第3号の廃用の範囲は、次の各号のいずれかに該当する場合における廃用とする。
②
不慮の災厄によつて救うことのできない状態に陥つたとき(家畜伝染病予防法第58条第2項の規定による特別手当金又は同法第60条の2第1項の規定による補償金の交付の原因となると殺又は殺処分が行われることが判明したときを除く。)。
3
法第85条の3第3項又は第5項の公示の際その公示に係る農業共済組合の家畜共済に付されていた家畜であつて、その公示の日から二週間以内にその公示に係る市町村の家畜共済に付されたものについての第1項第5号及び第6号の規定の適用については、当該市町村の家畜共済に係る共済責任は、当該農業共済組合の家畜共済に係る共済責任の始まつた時に始まつたものとみなす。
4
共済事業を行う市町村がその行う共済事業の全部を廃止した場合において、当該共済事業の全部を廃止した市町村(以下「事業廃止市町村」という。)の家畜共済に付されていた家畜であつて、法第85条の9第4項において準用する法第47条第1項の規定により家畜共済の共済関係が終了してから二週間以内にその廃止された事業の行われていた地域において家畜共済事業を行う農業共済組合の家畜共済に付されたものについての第1項第5号及び第6号の規定の適用については、当該農業共済組合の家畜共済に係る共済責任は、当該市町村の家畜共済に係る共済責任の始まつた時に始まつたものとみなす。
6
法第84条第3項(法第85条の7において準用する場合を含む。)に規定する法第84条第1項第5号の埋没及び損傷の範囲は、埋没にあつてはその程度が、その埋没に係る果樹をその埋没前の状態に復するために必要な費用の金額が当該果樹の付された樹体共済に係る共済責任期間の開始する時における価額として法第120条の6第7項の規定により組合等が定める金額を超える程度のものとし、損傷にあつてはその損傷が主枝に係るものであり、かつ、その程度がその損傷に係る果樹のその損傷を受ける直前における樹冠容積の三分の二以上の部分にわたる程度のものとする。
第16条の2
法第84条第4項第1号の農林水産省令で定める施設園芸用施設は、温湿度調節施設、かん水施設、排水施設、換気施設、炭酸ガス発生施設、照明施設、しや光施設、自動制御施設、発電施設、病害虫等防除施設、肥料調製散布施設、養液栽培施設、運搬施設、栽培棚及び支持物(園芸施設共済に付されるとすれば共済事故の発生することが相当の確実さをもつて見通される施設園芸用施設及び通常の管理が行われず又は行われないおそれがある施設園芸用施設を除く。)とする。
第16条の3
法第84条第4項第2号の農林水産省令で定める農作物は、園芸施設共済に付されるとすれば共済事故の発生することが相当の確実さをもつて見通される農作物、通常の肥培管理が行われず又は行われないおそれがある農作物及び育苗中の農作物とする。
第17条の4
市町村が法第85条の3第2項の規定により申請書に添えて都道府県知事に提出すべき共済事業の実施計画には、次の事項を記載しなければならない。
①
当該市町村の共済事業の実施区域となる地域内に住所を有する法第15条第1項第1号に掲げる者及びその構成員のすべてが当該地域内に住所を有する農作物共済資格団体(法第104条第5項の共済事業の実施に関する条例で定める者を除く。)、家畜共済資格者、果樹共済資格者、畑作物共済資格者並びに園芸施設共済資格者のそれぞれの概数並びに農作物共済資格者の概数(共済事業を行う市町村にあつては、新たに共済事業の実施区域となる地域に係るこれらの者の概数)
②
前号に掲げる者別の共済目的の種類別の概数(農作物共済にあつては農作物区分別の概数、果樹共済のうち収穫共済にあつては共済目的の種類及び収穫共済の共済事故等による種別別の概数、園芸施設共済にあつては共済目的の概数。共済事業を行う市町村にあつては、新たに共済事業の実施区域となる地域に係るこれらの概数。)
第17条の5
市町村が法第85条の3第2項の規定により都道府県知事に提出する申請書には、同項に規定する申請書の添附書類のほか、共済事業の実施に関する条例及び共済事業の実施計画(共済事業を行う市町村にあつては、共済事業の実施に関する条例の変更に関する条例及び新たに共済事業の実施区域となる地域に係る共済事業の実施計画)の議決に係る当該市町村の議会の会議録の写並びに第17条の3第1項の申出書及び同条第2項の申出の事由を明らかにする書面の写を添附しなければならない。
第17条の8
法第85条の4第4項の農林水産省令で定める家畜共済又は園芸施設共済に係る再保険料は、法第85条の2第1項の規定による農業共済組合の申出に基づき法第85条の3第1項の規定により共済事業を行うこととなつた市町村の家畜共済又は園芸施設共済に付されたものに係る再保険料とする。
第17条の9
共済事業を行う市町村が法第85条の6第2項の規定により申請書に添えて都道府県知事に提出すべき同条第1項の地域に係る共済事業の実施計画には、次の事項を記載しなければならない。
①
当該地域内に住所を有する法第15条第1項第1号に掲げる者及びその構成員のすべてが当該地域内に住所を有する農作物共済資格団体(法第104条第5項の共済事業の実施に関する条例で定める者を除く。)、家畜共済資格者、果樹共済資格者、畑作物共済資格者並びに園芸施設共済資格者のそれぞれの概数並びに農作物共済資格者の概数
②
前号に掲げる者別の共済目的の種類別の概数(農作物共済にあつては農作物区分別の概数、果樹共済のうち収穫共済にあつては共済目的の種類及び収穫共済の共済事故等による種別別の概数、園芸施設共済にあつては共済目的の概数)
第17条の10
共済事業を行う市町村が法第85条の6第2項の規定により都道府県知事に提出する申請書には、同項に規定する申請書の添附書類のほか、共済事業の実施に関する条例の変更に関する条例及び同条第1項の地域に係る共済事業の実施計画の議決に係る当該市町村の議会の会議録の写を添附しなければならない。
第17条の12
共済事業を行う市町村が法第85条の9第2項の規定により都道府県知事に提出する申請書には、同項に規定する申請書の添附書類のほか、共済事業の全部の廃止の理由を記載した書面及び共済事業の実施に関する条例の廃止に関する条例の議決に係る当該市町村の議会の会議録の写を添附しなければならない。
第17条の13
共済事業を行う市町村は、法第85条の10第1項の共済事業の実施に関する条例の変更の認可を受けようとするときは、申請書にその変更の理由を記載した書面及び当該条例の変更の議決に係る当該市町村の議会の会議録の写を添附して、これを都道府県知事に提出しなければならない。
第17条の13の2
法第85条の12第1項の農林水産省令で定める事務は、法第87条第1項の賦課金の徴収(法第87条の2の規定による督促及び滞納処分を除く。)に係る事務、同条第7項の延滞金の徴収(同条の規定による督促及び滞納処分を除く。)に係る事務、法第105条第1項の共済細目書又は家畜共済、果樹共済、畑作物共済若しくは園芸施設共済の申込書の受理に係る事務、農作物に係る収穫物若しくは蚕繭の生産数量、農作物に係る収穫物の品質(特定収穫共済の共済目的たる果樹に係る収穫物にあつては、品質若しくは価格)又は施設園芸用施設に係る資材の購買数量若しくは価格の調査に係る事務及び共済金の支払に係る事務(当該共済金に係る損害の額の認定に係るものを除く。)とする。
第17条の14
1
農業共済組合は、令第2条の4第1項前段の都道府県知事の承認を受けようとするときは、賦課金の額及び賦課方法を記載した申請書に事業予定計画及び収入支出の概算を記載した書面を添附し、その正副二通を都道府県知事に提出しなければならない。
2
農業共済組合は、令第2条の4第1項後段の規定による都道府県知事の承認を受けようとするときは、変更に係る賦課金の額又は賦課方法を記載した申請書に変更の理由及び変更に係る事業予定計画を記載した書面を添附し、その正副二通を都道府県知事に提出しなければならない。
⊟
参照条文
第17条の15
令第2条の4第2項の規定による報告は、賦課金の額及び賦課方法を記載した報告書に事業予定計画及び収入支出の概算を記載した書面を添附し、その正副二通を都道府県知事に提出してしなければならない。
⊟
参照条文
第19条
2
令第2条の5第1項の農林水産省令で定める要件は、農作物共済にあつては当該共済目的の種類に係る不足金てん補準備金の金額と当該共済目的の種類に係る第23条第1項の特別積立金の金額を合計して得た金額、家畜共済にあつては不足金てん補準備金の金額と第19条の3第2号(共済事業を行う市町村にあつては、令第2条の6第2号。以下同じ。)の勘定に係る第23条第2項の特別積立金の金額を合計して得た金額、果樹共済にあつては当該果樹区分に係る不足金てん補準備金の金額と当該果樹区分に係る同条第3項の特別積立金の金額を合計して得た金額、畑作物共済にあつては当該畑作物区分に係る不足金てん補準備金の金額と当該畑作物区分に係る同条第4項の特別積立金の金額を合計して得た金額、園芸施設共済にあつては不足金てん補準備金の金額と第19条の3第5号(共済事業を行う市町村にあつては、令第2条の6第5号。以下同じ。)の勘定に係る第23条第2項の特別積立金の金額を合計して得た金額、第19条の3第6号に規定する任意共済及び同条第7号に規定する任意共済にあつては不足金てん補準備金の金額を共済金の支払に充ててもなお不足する場合であることとする。
6
令第2条の5第3項の農林水産省令で定める要件は、果樹共済にあつては当該果樹共済再保険区分に係る不足金てん補準備金の金額と当該果樹共済再保険区分に係る第23条第6項において準用する同条第3項の特別積立金の金額を合計して得た金額、畑作物共済にあつては当該畑作物共済再保険区分に係る不足金てん補準備金の金額と当該畑作物共済再保険区分に係る同条第6項において準用する同条第4項の特別積立金の金額を合計して得た金額、園芸施設共済にあつては不足金てん補準備金の金額と第19条の3第5号の勘定に係る第23条第6項において準用する同条第2項の特別積立金の金額を合計して得た金額を保険金の支払に充ててもなお不足する場合であることとする。
第19条の2
2
法第99条第1項第8号の農林水産省令で定める重要な事実又は事項のうち畑作物共済に係るものは、次の各号に掲げる区分に応じ、それぞれ当該各号に掲げるとおりとする。
3
法第99条第1項第8号の農林水産省令で定める重要な事実又は事項のうち園芸施設共済に係るものは、特定園芸施設の構造、材質、所在地、経過年数及び被覆期間、附帯施設の種類及び経過年数並びに施設内農作物の種類、栽培面積及び栽培期間とする。
⊟
参照条文
第21条
1
法第100条の規定により、組合等は、毎事業年度の終わりにおいて、責任期間が翌事業年度又は翌翌事業年度(共済事業を行う市町村にあつては、翌会計年度又は翌翌会計年度)にわたる共済について、それぞれ次の金額を責任準備金として積み立てなければならない。
第22条
1
組合等は、第19条の3第1号(共済事業を行う市町村にあつては、令第2条の6第1号。以下同じ。)の勘定にあつては、共済目的の種類ごとに、次の各号に掲げる場合に該当するときは、毎事業年度の剰余金中当該各号に掲げる金額以上の金額を当該勘定に係る不足金てん補準備金として積み立てなければならない。
①
当該事業年度末における当該共済目的の種類に係る不足金てん補準備金の金額が付録第一の算式(特定組合にあつては、付録第二の算式)により算出される金額(その算出される金額が農林水産大臣の定める金額を超える場合には、その農林水産大臣の定める金額。以下「第一次限度額」という。)未満の金額である場合当該共済目的の種類に係る農作物剰余金配分額(第19条の3第1号の勘定に係る当該事業年度の剰余金の金額を、共済目的の種類ごとに、過去の収支の差額を基準として定款又は共済事業の実施に関する条例(以下「定款等」と総称する。)の定めるところにより配分して得た金額をいう。以下同じ。)の三分の二に相当する金額(その金額が第一次限度額から当該不足金てん補準備金の金額を差し引いて得た金額を超える場合には、付録第三の算式により算出される金額と第一次限度額の二倍に相当する金額から当該不足金てん補準備金の金額を差し引いて得た金額とのいずれか少ない金額)
6
前各項の規定は、法第132条第1項において準用する法第101条の規定により農業共済組合連合会が行う準備金の積立てについて準用する。この場合において、第1項中「付録第一の算式(特定組合にあつては、付録第二の算式)により算出される金額(その算出される金額が農林水産大臣の定める金額を超える場合には、その農林水産大臣の定める金額。以下「第一次限度額」という。)」とあるのは「付録第四の算式により算出される金額(その算出される金額が農林水産大臣の定める金額を超える場合には、その農林水産大臣の定める金額。以下この項において「連合会第一次限度額」という。)」と、「第一次限度額から」とあるのは「連合会第一次限度額から」と、「付録第三」とあるのは「付録第五」と、「第一次限度額の」とあるのは「連合会第一次限度額の」と、「第一次限度額以上」とあるのは「連合会第一次限度額以上」と、第3項中「、果樹区分(特定組合にあつては、果樹共済保険区分。以下同じ。)」とあるのは「、果樹共済再保険区分」と、「当該果樹区分」とあるのは「当該果樹共済再保険区分」と、第4項中「、畑作物区分(特定組合にあつては、畑作物共済保険区分。以下同じ。)」とあるのは「、畑作物共済再保険区分」と、「当該畑作物区分」とあるのは「当該畑作物共済再保険区分」と読み替えるものとする。
第23条
1
組合等は、第19条の3第1号の勘定について、共済目的の種類ごとに、毎事業年度の剰余金中当該共済目的の種類に係る農作物剰余金配分額から不足金てん補準備金として積み立てる金額を差し引いて得た金額を当該勘定に係る特別積立金として積み立てなければならない。
3
組合等は、第19条の3第3号の勘定について、果樹区分ごとに、毎事業年度の剰余金中当該果樹区分に係る果樹剰余金配分額から不足金てん補準備金として積み立てる金額を差し引いて得た金額を当該勘定に係る特別積立金として積み立てなければならない。
4
組合等は、第19条の3第4号の勘定について、畑作物区分ごとに、毎事業年度の剰余金中当該畑作物区分に係る畑作物剰余金配分額から不足金てん補準備金として積み立てる金額を差し引いて得た金額を当該勘定に係る特別積立金として積み立てなければならない。
第23条の2
1
次に掲げる場合には、組合等は、定款等の定めるところにより、特別積立金を取り崩すことができる。
①
共済目的の種類別の農作物共済、家畜共済、果樹区分別の果樹共済、畑作物区分別の畑作物共済、園芸施設共済、第19条の3第6号に規定する任意共済及び同条第7号に規定する任意共済の区分(共済事業を行う市町村にあつては、共済目的の種類別の農作物共済、家畜共済、果樹区分別の果樹共済、畑作物区分別の畑作物共済及び園芸施設共済の区分)ごとに共済金の支払に不足を生ずる場合であつて、不足金てん補準備金の金額(農作物共済にあつては当該共済目的の種類に係る不足金てん補準備金の金額、果樹共済にあつては当該果樹区分に係る不足金てん補準備金の金額、畑作物共済にあつては当該畑作物区分に係る不足金てん補準備金の金額)をその支払に充てなお不足を生ずる場合において共済金の支払に充てる場合
5
6
前各項の規定は、農業共済組合連合会に準用する。この場合において、前各項中「特別積立金」とあるのは「第23条第6項において準用する同条第1項から第5項までの特別積立金」と、第1項中「共済目的の種類別の農作物共済、家畜共済、果樹区分別の果樹共済、畑作物区分別の畑作物共済、園芸施設共済、第19条の3第6号に規定する任意共済及び同条第7号に規定する任意共済」とあるのは「共済目的の種類別の農作物共済、家畜共済、果樹共済再保険区分別の果樹共済、畑作物共済再保険区分別の畑作物共済、園芸施設共済、第19条の3第6号に規定する任意共済及び同条第7号に規定する任意共済」と、「共済金」とあるのは「保険金」と、「当該果樹区分」とあるのは「当該果樹共済再保険区分」と、「当該畑作物区分」とあるのは「当該畑作物共済再保険区分」と、「法第95条後段」とあるのは「法第132条第1項において準用する法第95条後段」と、「法第96条及び法第96条の2第1項」とあるのは「法第132条第1項において準用する法第96条及び法第96条の2第1項」と、「法第102条の規定による払戻金(以下「無事戻金」という。)」とあるのは「第25条第4項の規定による交付金」と、「共済事業」とあるのは「保険事業」と、第2項中「共済目的の種類別の農作物共済、家畜共済、果樹区分別の果樹共済、畑作物区分別の畑作物共済、園芸施設共済、第19条の3第6号に規定する任意共済及び同条第7号に規定する任意共済」とあるのは「共済目的の種類別の農作物共済、家畜共済、果樹共済再保険区分別の果樹共済、畑作物共済再保険区分別の畑作物共済、園芸施設共済、第19条の3第6号に規定する任意共済及び同条第7号に規定する任意共済」と読み替えるものとする。
第24条
1
組合等は、農作物共済、果樹共済、畑作物共済又は園芸施設共済について、当該共済事業の種類(農作物共済にあつては共済目的の種類、果樹共済にあつては果樹無事戻区分、畑作物共済にあつては畑作物無事戻区分。第3項及び第4項並びに次条第1項及び第4項において同じ。)ごとに、毎事業年度、組合員等が自己の責めに帰すべき事由がないのに次の各号のいずれかに該当する場合には、総会の議決を経て、当該事業年度の前三事業年度(共済事業を行う市町村にあつては、前三会計年度。以下同じ。)間に共済責任期間が満了した共済目的又は共済関係に係る共済掛金のうちの当該組合員等の負担に係る部分の金額(以下「共済掛金組合員等負担分」という。)の二分の一に相当する金額(当該前三事業年度間に共済金の支払を受け、又は当該事業年度の前二事業年度(共済事業を行う市町村にあつては、前二会計年度。以下同じ。)間に無事戻金の支払を受けたときは、当該二分の一に相当する金額から当該共済金及び当該無事戻金の合計金額を差し引いて得た金額)を限度として、当該組合員等に対して法第102条の規定による払戻し(以下「無事戻し」という。)をすることができる。
2
組合等は、家畜共済について、毎事業年度、組合員等が自己の責めに帰すべき事由がないのに、定款等で定める期間にわたり共済金の支払を受けないか、又は当該定款等で定める期間に当該組合員等が支払を受けた共済金の金額が当該期間中の共済掛金のうちの当該組合員等の負担に係る部分の金額の六分の一に相当する金額に満たない場合(定款等で定めた場合を除く。)には、総会の議決を経て、当該六分の一に相当する金額(当該期間中に共済金の支払を受けたときは、当該六分の一に相当する金額から当該共済金の金額を差し引いて得た金額)を限度として、当該組合員等に対して無事もどしをすることができる。
3
共済事業を行う市町村は、前二項の規定にかかわらず、共済目的の種類ごとの農作物共済、家畜共済、果樹無事戻区分ごとの果樹共済、畑作物無事戻区分ごとの畑作物共済及び園芸施設共済の区分ごとに、当該市町村との間に共済関係の存する者で次に掲げるものに対して、当該市町村に対し法第85条の2第1項の申出をした農業共済組合(以下この項及び第5項において「移譲組合」という。)との間に存した共済関係を当該市町村との間に存したものとして前二項の規定の例により算定した額を限度として、無事戻しをすることができる。
①
共済事業の種類ごとに、移譲組合に係る最後の共済責任期間において当該移譲組合との間に農作物共済、果樹共済又は畑作物共済の共済関係が存し、かつ、当該共済事業を行う市町村に係る最初の共済責任期間において当該市町村との間に農作物共済、果樹共済又は畑作物共済の共済関係が存した者
②
法第85条の3第3項又は第5項の公示があつた日の前日に移譲組合との間に家畜共済又は園芸施設共済の共済関係が存し、かつ、その公示があつた日に当該公示に係る共済事業を行う市町村との間に家畜共済又は園芸施設共済の共済関係を成立させた者
4
事業廃止市町村の事業の行われていた地域において法第83条第1項第1号及び第3号から第6号までの共済事業を行う農業共済組合(以下この項及び次項において「事業承継組合」という。)は、第1項及び第2項の規定にかかわらず、共済目的の種類ごとの農作物共済、家畜共済、果樹無事戻区分ごとの果樹共済、畑作物無事戻区分ごとの畑作物共済及び園芸施設共済の区分ごとに、当該事業承継組合の組合員で次に掲げるものに対して、当該事業廃止市町村との間に存した共済関係を当該事業承継組合との間に存したものとして第1項及び第2項の規定の例により算定した額を限度として、無事戻しをすることができる。
5
組合等が前各項の規定により無事戻しをする金額は、共済目的の種類ごとの農作物共済、家畜共済、果樹無事戻区分ごとの果樹共済、畑作物無事戻区分ごとの畑作物共済及び園芸施設共済の区分ごとに、特定組合以外の組合等にあつては特別積立金の金額(農作物共済にあつては当該共済目的の種類に係る特別積立金の金額、果樹共済にあつては当該果樹無事戻区分に属する果樹区分ごとの特別積立金の金額を当該果樹無事戻区分につき合計して得た金額、畑作物共済にあつては当該畑作物無事戻区分に属する畑作物区分ごとの特別積立金の金額を当該畑作物無事戻区分につき合計して得た金額、共済事業を行う市町村又は事業承継組合が法第83条第1項第1号及び第3号から第6号(法第85条の7において準用する場合を含む。)までの共済事業につき移譲組合又は事業廃止市町村から財産の譲渡を受けて行う無事戻しにあつては当該共済事業を行う市町村又は事業承継組合が移譲組合又は事業廃止市町村から譲渡を受けた財産の額を勘案して農林水産大臣の定める金額。以下この項において同じ。)に次条第4項の規定により当該区分につき当該組合等の属する農業共済組合連合会から交付された金額を加えた金額、特定組合にあつては特別積立金の金額を超えてはならない。
第25条
1
組合等(特定組合を除く。)は、農作物共済、家畜共済、果樹共済、畑作物共済又は園芸施設共済について、法第95条後段に規定する費用を負担し、法第96条若しくは法第96条の2第1項に規定する施設をし、又は無事戻しをしようとする場合には、当該共済事業の種類ごとに、毎事業年度、その属する農業共済組合連合会に対し、農林水産大臣の定める算式により算出される金額を限度とする金額の交付を請求することができる。
4
農業共済組合連合会は、第1項又は第2項の規定による請求があつたときは、当該請求に係る金額(当該共済事業の種類ごとに、当該農業共済組合連合会に属する組合等の当該請求に係る金額の合計金額が第23条第6項において準用する同条第1項から第5項までの特別積立金の金額(農作物共済にあつては当該共済目的の種類に係る同条第6項において準用する同条第1項の特別積立金の金額、果樹共済にあつては当該果樹無事戻区分に属する果樹共済再保険区分ごとの同条第6項において準用する同条第3項の特別積立金の金額を当該果樹無事戻区分につき合計して得た金額、畑作物共済にあつては当該畑作物無事戻区分に属する畑作物共済再保険区分ごとの同条第6項において準用する同条第4項の特別積立金の金額を当該畑作物無事戻区分につき合計して得た金額)を超えるときは、その金額を組合等ごとの当該請求に係る金額によりあん分した額)を交付するものとする。
第27条
共済事業を行う市町村が、法第104条第5項の規定により、当該市町村の共済事業の実施区域内に住所を有する法第15条第1項第1号に掲げる者及びその構成員のすべてがその実施区域内に住所を有する農作物共済資格団体から除外する者として共済事業の実施に関する条例で定めることができる者は、水稲、陸稲及び麦の耕作面積の合計が十アール(北海道にあつては、三十アール)を下らず令第1条の5第1項の規定により都道府県知事が定める農作物ごとの耕作面積のうち最も小さい面積を超えない範囲内で当該条例で定める面積未満である者とする。
第27条の2
法第104条の3第2項の農林水産省令で定める事由は、当該農作物に係る法第109条第1項、第2項若しくは第3項の基準収穫量の適正な決定が困難であること又は当該農作物の耕作が穀実の収穫を目的としないことその他当該農作物につき通常の肥培管理が行われず、若しくは行われないおそれがあることとする。
第27条の7
1
組合等は、法第106条第1項の規定により水稲又は麦に係る農作物共済の共済金額を定める場合には、農作物共済の共済目的の種類等ごとに、同項各号に掲げる金額のうちから定めるものとする。この場合において、当該組合等が複数の金額について定めるときは、当該複数の金額のうちからその組合員等(同項第3号に掲げる金額については、その者が耕作する農作物共済の共済目的の種類等に係る農作物に係る収穫物の収穫量が乾燥調製施設における計量結果(麦にあつては、乾燥調製施設における計量結果又は売渡数量)の調査(当該農作物共済の共済目的の種類等に係る農作物に係る収穫物で乾燥調製施設に搬入されないものについては、検見又は実測)により適正に確認できる者に限る。)が申し出た一の金額(当該組合員等が申出をしない場合にあつては、当該複数の金額のうちから当該組合等が定める一の金額)を当該組合員等についての農作物共済の共済金額とする旨を共済規程等で定めるものとする。
第29条
法第111条第1項の農林水産省令で定める乳牛の子牛等は、次の各号に掲げる者の区分に応じ、当該各号に定めるとおりとする。
①
組合等との間に乳牛の雌等に係る包括共済関係であつて子牛等を共済目的とする家畜共済に係るものが存しており、かつ、肉用牛等に係る包括共済関係であつて子牛等を共済目的とする家畜共済に係るものが存しない者 乳牛の雌以外の乳牛の子牛(法第84条第1項第3号に掲げる牛以外の牛をいい、第15条の7に規定する生育の程度に達したものに限る。以下同じ。)であつて、その者が出生後引き続き飼養しているもの及び乳牛の胎児(同条に規定する生育の程度に達したものに限る。以下この条において同じ。)
第29条の2
法第111条第1項の農林水産省令で定める飼養区分は、離乳の日(その日後に当該組合員又は家畜共済資格者が飼養するに至つた肉豚については、その飼養するに至つた日)を同一とする肉豚の群の別とする。
第29条の4
第29条の5
組合等との間に包括共済関係の存する者は、法第111条の8第1項の規定により、共済規程等の定めるところにより、当該共済掛金期間の開始する二週間前までに、乳牛の雌等に係る包括共済関係にあつては第1号、第2号又は第5号のいずれか、肉用牛等に係る包括共済関係にあつては第1号から第3号まで又は第5号のいずれか、馬に係る包括共済関係にあつては第1号、第2号又は第5号のいずれか、種豚に係る包括共済関係にあつては第1号、第2号、第4号又は第5号のいずれかに掲げるものを共済事故としない旨の申出をすることができる。
①
火災、伝染性の疾病(家畜伝染病予防法第2条第1項に規定する家畜伝染病及び同法第4条第1項に規定する届出伝染病に限る。以下同じ。)又は風水害その他気象上の原因(地震及び噴火を含む。)による死亡及び廃用以外の死亡及び廃用
③
疾病又は不慮の傷害によつて死にひんした場合、不慮の災厄によつて救うことのできない状態に陥つた場合及び骨折、は行、両眼失明又は第16条第1項第3号の農林水産大臣が指定する疾病若しくは不慮の傷害であつて、治癒の見込みのないものによつて使用価値を失つた場合における廃用
④
疾病又は不慮の傷害によつて死にひんした場合、不慮の災厄によつて救うことのできない状態に陥つた場合及び骨折、は行、両眼失明又は第16条第1項第3号の農林水産大臣が指定する疾病若しくは不慮の傷害であつて、治癒の見込みのないものによつて使用価値を失つた場合における廃用並びに疾病及び傷害
⊟
参照条文
第29条の5の2
組合等との間に包括共済関係の存する者は、法第111条の9第1項の規定により、共済規程等で定めるところにより、当該共済掛金期間の開始する二週間前までに、子牛等を共済目的としない旨の申出をすることができる。
第29条の6
法第113条第1項の農林水産省令で定める場合は、次の各号に掲げる場合とする。
①
市町村が法第85条の2第1項の規定による農業共済組合の申出に基づき法第85条の3第1項の規定により当該農業共済組合の区域に相当する区域において共済事業を行う場合において、法第113条第1項各号のいずれかに該当することとなつた日から起算して二年以上前から法第85条の4第2項の規定により家畜共済の共済関係が消滅するまで引き続き当該農業共済組合の個別共済関係に係る家畜共済に付されていた家畜を、法第85条の3第3項又は第5項の公示があつた日から二週間以内に当該市町村の個別共済関係に係る家畜共済に付するとき。
②
法第113条第1項各号のいずれかに該当することとなつた日から起算して二年以上前から法第85条の9第4項において準用する法第47条第1項の規定により家畜共済の共済関係が終了するまで引き続き事業廃止市町村の個別共済関係に係る家畜共済に付されていた家畜を、当該家畜共済の共済関係が終了した日から二週間以内に当該事業廃止市町村の共済事業の行われていた地域において家畜共済事業を行う農業共済組合の個別共済関係に係る家畜共済に付する場合
第29条の7
法第113条第2項の農林水産省令で定める場合は、次の各号に掲げる場合とする。
①
次の要件のすべてに適合する場合
ロ
当該個別共済関係に係る家畜が、法第113条第1項各号のいずれかに該当することとなつた日から起算して二年以上前から法第85条の4第2項の規定により家畜共済の共済関係が消滅するまで引き続きイの市町村に対し法第85条の2第1項の規定による申出をした農業共済組合の個別共済関係に係る家畜共済に付されていた家畜であること。
②
次の要件のすべてに適合する場合
イ
当該個別共済関係が事業廃止市町村の共済事業の行われていた地域において家畜共済事業を行う農業共済組合の家畜共済に係る個別共済関係であつて、当該事業廃止市町村が法第85条の9第1項の規定により共済事業の全部を廃止した日から二週間以内に新たに開始したものであること。
ロ
当該個別共済関係に係る家畜が、法第113条第1項各号のいずれかに該当することとなつた日から起算して二年以上前から法第85条の9第4項において準用する法第47条第1項の規定により家畜共済の共済関係が終了するまで引き続きイの事業廃止市町村の個別共済関係に係る家畜共済に付されていた家畜であること。
第29条の8
法第113条の2の農林水産省令で定める異動は、法第111条の6第1項の規定による異動(牛又は牛の胎児が第15条の7に規定する生育の程度に達したことによる異動を除く。)若しくは法第111条の6第3項の規定による異動又は子牛等を共済目的とする家畜共済における牛の出生とする。
第29条の9の2
1
法第114条の2第3項の規定により組合等が定める金額のうち、同条第1項第2号イの牛(その共済掛金期間中に、同号に規定する包括共済関係に係る牛の胎児であつたことのあるものに限る。)に係るものは、当該牛の胎児の価額と同額とする。
2
法第114条の2第3項の規定により組合等が定める金額のうち、同条第1項第2号ロの牛の胎児に係るものは、一定期間における牛の価格を基礎として農林水産大臣が定める方法によつて算定される牛の出生の日における価額に相当する金額とする。
3
法第114条の2第3項の規定により組合等が定める金額のうち、同条第1項第3号の肉豚に係るものは、一定期間における肉豚の価格を基礎として農林水産大臣が定める方法によつて算定される法第84条第1項第3号に掲げる肉豚となるに至つた日における価額に相当する金額とする。
第29条の11
法第115条第1項第3号の農林水産省令で定めるものは、次に掲げるものとする。
①
家畜伝染病予防法第32条の規定により、牛肺疫のまん延を防止するため、農林水産大臣又は都道府県知事が家畜、その死体又は牛肺疫の病原体をひろげるおそれがある物品の一定区域内での移動又は一定の区域外への移出を禁止し、又は制限した場合における当該区域内における牛肺疫による死亡及び廃用
②
天災による被害農林漁業者等に対する資金の融通に関する暫定措置法(以下「天災融資法」という。)第2条第1項の規定による天災が激甚災害に対処するための特別の財政援助等に関する法律第2条第1項の激甚災害として指定された場合における同法第8条第1項の政令で定める都道府県の区域内の天災融資法第2条第5項第1号に掲げる区域内における当該天災による家畜の死亡及び廃用
第30条
法第115条第2項の農林水産省令で定める一定年間は、同条第1項第1号の共済掛金標準率甲及び共済掛金割引標準率甲(第29条の5第1号に掲げる共済事故による損害並びに同項第2号に掲げる共済事故のうち死亡及び廃用による損害に対応するものを除く。)並びに同項第2号の共済掛金標準率乙及び共済掛金割引標準率乙については過去三年間、第29条の5第1号に掲げる共済事故による損害並びに同項第2号に掲げる共済事故のうち死亡及び廃用による損害に対応する法第115条第1項第1号の共済掛金割引標準率甲並びに同項第3号の共済掛金標準率丙及び共済掛金割引標準率丙については過去二十年間とする。ただし、特別の事由によりこれにより難いときは、この限りでない。
第30条の2
法第115条第3項第1号の規定により当該申出に係る共済事故による損害に対応する同条第1項第1号の共済掛金割引標準率甲を基礎として算定される率の算出は、当該共済掛金割引標準率甲に当該危険段階の同条第3項第1号の危険段階共済掛金標準率甲の同条第1項第1号の共済掛金標準率甲に対する割合を乗じてするものとする。
第30条の3
法第115条第3項第2号の規定により当該申出に係る共済事故による損害に対応する同条第1項第2号の共済掛金割引標準率乙を基礎として算定される率の算出は、当該共済掛金割引標準率乙に当該危険段階の同条第3項第2号の危険段階共済掛金標準率乙の同条第1項第2号の共済掛金標準率乙に対する割合を乗じてするものとする。
第30条の4
1
法第115条第4項の規定により共済目的の種類ごとの共済金額に相当するものとして算定される金額の算出は、当該多種包括共済の共済金額に、当該多種包括共済の共済関係に係る家畜(牛の胎児を含む。以下同じ。)で組合員等が当該共済掛金期間開始の時(その共済掛金期間開始の後法第114条第4項の規定による共済金額の増額が行われた場合にあつては、その増額が効力を生じた時)において現に飼養しているものの価額(法第114条の2第1項第2号ロの価額を含む。以下この条、第34条の2、第34条の2の2、第35条の3及び第35条の3の2において同じ。)の合計額に対する当該家畜の価額の当該共済目的の種類ごとの合計額の割合を乗じてするものとする。
第30条の5
1
法第115条第7項の農林水産省令で定める基準は、次のとおりとする。
①
過去三年間において当該組合等の大部分の組合員等についての当該組合員等ごとの当該種類の家畜の飼養頭数の共済目的の種類別の比率がおおむね等しいと認められ、かつ、法第115条第13項の規定による改定までの期間につき当該比率に著しい変化を生じさせる事実の発生が予想されないこと。
②
過去三年間において当該組合等の区域における当該種類の家畜の飼養頭数の共済目的の種類別の比率がおおむね一定であり、かつ、法第115条第13項の規定による改定までの期間につき当該比率に著しい変化を生じさせる事実の発生が予想されないこと。
第30条の6
法第115条第7項第1号の規定により当該申出に係る共済事故による損害に対応する同条第1項第1号の共済掛金割引標準率甲を基礎として算定される率の算出は、同条第7項第1号の見込額を重みとして当該共済目的の種類ごとの当該共済掛金割引標準率甲を算術平均してするものとする。
第30条の7
法第115条第7項第2号の規定により当該申出に係る共済事故による損害に対応する同条第1項第2号の共済掛金割引標準率乙を基礎として算定される率の算出は、同条第7項第1号の見込額を重みとして当該共済目的の種類ごとの当該共済掛金割引標準率乙を算術平均してするものとする。
第30条の8
法第115条第7項第3号の規定により当該申出に係る共済事故による損害に対応する同条第1項第3号の共済掛金割引標準率丙を基礎として算定される率の算出は、同条第7項第1号の見込額を重みとして当該共済目的の種類ごとの当該共済掛金割引標準率丙を算術平均してするものとする。
第31条
法第115条第10項の規定により同条第1項第1号の率、同項第2号の率若しくは同項第3号の率又は同条第7項第1号の率、同項第2号の率若しくは同項第3号の率として定めることができる率は、次の表に掲げる算式により算出するものとする。
P1は、法第115条第1項第1号に規定する率のうち死亡及び廃用による損害に対応する部分Q1は、法第115条第1項第1号に規定する率からP1を差し引いたものAは、法第115条第10項の農林水産大臣の定める金額Bは、当該家畜共済の共済金額Uは、当該区域内に住所を有する組合員等の診療施設の利用度を考慮して農林水産大臣が定める率R1は、法第115条第1項第2号に規定する率S1は、法第115条第1項第3号に規定する率のうち死亡及び廃用による損害に対応する部分T1は、法第115条第1項第3号に規定する率からS1を差し引いたものP2は、法第115条第7項第1号に規定する率のうち死亡及び廃用による損害に対応する部分Q2は、法第115条第7項第1号に規定する率からP2を差し引いたものR2は、法第115条第7項第2号に規定する率S2は、法第115条第7項第3号に規定する率のうち死亡及び廃用による損害に対応する部分T2は、法第115条第7項第3号に規定する率からS2を差し引いたもの
区分 | 家畜共済の共済金額が農林水産大臣の定める金額を超える場合 | 当該組合等との間に家畜共済の共済関係の存する者が農林水産大臣の定める区域内に住所を有する場合 |
法第115条第1項第1号の率として定めることができる率 | P1+Q1×(A÷B) | P1+Q1×(1−U) |
法第115条第1項第2号の率として定めることができる率 | R1×(A÷B) | R1×(1−U) |
法第115条第1項第3号の率として定めることができる率 | S1+T1×(A÷B) | S1+T1×(1−U) |
法第115条第7項第1号の率として定めることができる率 | P2+Q2×(A÷B) | P2+Q2×(1−U) |
法第115条第7項第2号の率として定めることができる率 | R2×(A÷B) | R2×(1−U) |
法第115条第7項第3号の率として定めることができる率 | S2+T2×(A÷B) | S2+T2×(1−U) |
⊟
参照条文
第31条の2
前条の規定は、法第115条第11項の規定により同条第3項第1号の率、同項第2号の率若しくは同条第1項第3号の率又は同条第9項で準用する同条第3項第1号の率、同条第9項で準用する同条第3項第2号の率若しくは同条第7項第3号の率として定めることができる率について準用する。この場合において、前条中「法第115条第1項第1号」とあるのは「法第115条第3項第1号」と、「法第115条第1項第2号」とあるのは「法第115条第3項第2号」と、「法第115条第7項第1号」とあるのは「法第115条第9項で準用する同条第3項第1号」と、「法第115条第7項第2号」とあるのは「法第115条第9項で準用する同条第3項第2号」と読み替えるものとする。
第32条
法第116条第1項第1号の損害の額は、共済事故に係る家畜の価額から、共済規程等の定めるところにより、共済事故が発生したときに現に当該家畜につき存する利益及び共済事故の発生に因つて生じた利益の全部又は一部を差し引いた金額による。
第33条
1
法第116条第2項の損害の額は、診療その他の行為によつて組合員等が負担すべき費用(初診料を除く。)の内容に応じて農林水産大臣の定める点数によつて共済事故ごとに計算される総点数を農林水産大臣が定める一点の価額に乗じて得られる金額による。
第33条の2
法第118条第1項ただし書の農林水産省令で定める場合は、次の各号に掲げる場合とする。
①
次の要件のすべてに適合する場合
ホ
イの市町村との家畜共済に係る最初の共済掛金期間の開始の時において、当該開始の時における共済価額がハの農業共済組合との間に存した家畜共済の共済関係の消滅の時における共済価額から増加する割合を超えて共済金額が増額されていないこと又は当該市町村における法第114条第1項の共済規程等で定める最低割合(以下単に「最低割合」という。)が当該農業共済組合における最低割合を超える場合において、当該開始の時における共済価額に当該市町村における最低割合を乗じて得た金額を超えて共済金額が増額されていないこと。
③
次の要件のすべてに適合する場合
ロ
当該共済事故に係る家畜が、イの包括共済関係の成立により法第111条の5の規定により消滅した個別共済関係に係る家畜共済に当該共済事故が生じた日の前日から起算して二週間以上前から付されていたものであること。
④
次の要件のすべてに適合する場合
ロ
当該共済事故に係る家畜が当該共済事故が生じた日の前日から起算して二週間以上前から包括共済関係に係る家畜共済に付されており、かつ、種雄牛又は種雄馬となつたため法第111条の6第3項後段の規定により当該包括共済関係に係る家畜共済に付した家畜でなくなつた後二週間以内にイの家畜共済に付されたものであること。
⑥
次の要件のすべてに適合する場合
ハ
当該子牛が当該共済事故が生じた日の前日から起算して二週間以上前から当該組合等と当該者との間に存する乳牛の雌等に係る包括共済関係に係る家畜共済であつて子牛等を共済目的とするものに付されていたものであり、かつ、当該子牛が当該家畜共済に付された後法第111条の6第1項の規定によりイの家畜共済に付されたものであること。
第33条の3
法第120条の2第1項の規定により共済規程等で定める栽培の業務の規模の基準は、当該組合等の行う収穫共済又は樹体共済においてその共済目的の種類とされている果樹の収穫共済の共済目的の種類等ごと又は樹体共済の共済目的の種類等ごとの栽培面積についての基準とし、当該栽培面積につき、五アールを下らず三十アールを超えない面積の範囲内で定めるものとする。
⊟
参照条文
第33条の4
法第120条の2第1項の農林水産省令で定める事由は、収穫共済若しくは樹体共済に付されるとすれば共済事故の発生することが相当の確実さをもつて見通されること、法第120条の6第1項第1号若しくは第2号の標準収穫量(特定収穫共済にあつては、同項第3号の基準生産金額)若しくは同条第6項の共済価額の算定の基礎となる当該果樹に係る果実の収穫量(特定収穫共済にあつては、その収穫共済の共済目的の種類等たる果樹に係る果実の生産金額)若しくは当該果樹の価額の適正な決定が困難であること、当該果樹に係る損害の額の適正円滑な認定が困難であること又は当該果樹の栽培が果実の収穫を目的としないことその他当該果樹につき通常の肥培管理が行われず、若しくは行われないおそれがあることとする。
⊟
参照条文
第33条の4の2
法第120条の3第1項の農林水産省令で定める事項には第1条の3第1項の規定を、法第120条の3第1項の農林水産省令で定める基準には第1条の3第2項の規定を、法第120条の3第1項の農林水産省令で定める要件には第1条の3第3項の規定を適用する。この場合において、同項各号中「同項第1号に規定する耕作、同項第4号に規定する栽培又は同項第5号に規定する栽培若しくは養蚕」とあるのは、「共済事業を行う市町村が現に行つている収穫共済又は樹体共済においてその共済目的の種類としている果樹の栽培」とする。
第33条の5
共済事業を行う市町村が、法第120条の3第1項の規定により、当該市町村が現に行つている収穫共済又は樹体共済においてその共済目的の種類としている果樹につき栽培の業務を営む者から除外する者として共済事業の実施に関する条例で定めることができる者は、当該果樹の収穫共済の共済目的の種類等ごと又は樹体共済の共済目的の種類等ごとの栽培面積のいずれもその収穫共済の共済目的の種類等ごと又は樹体共済の共済目的の種類等ごとに五アールを下らず三十アールを超えない範囲内で当該条例で定める面積未満である者とする。
⊟
参照条文
第33条の5の4
組合等は、組合員等からその共済関係に係る共済掛金の支払につき確実な担保又は保証を徴している場合に限り、共済規程等の定めるところにより、法第120条の4に規定する収穫共済の共済掛金の支払の期限を、当該共済関係に係る年産の果実の前年産のものの収穫時期の終了する時まで延長することができる。
第33条の6
法第120条の5の農林水産省令で定める異動は、共済目的の譲渡、伐倒若しくは高接ぎ、パインアップルの開花促進処理に関する計画の変更(その変更により果実の年産の変更が生ずるものに限る。)、法第120条の6第1項第1号の規定により栽培方法に応ずる区分が定められた共済目的の種類に係る共済目的についての栽培方法の同号の規定により定められた区分で当該共済目的に適用されるものに係る栽培方法以外のものへの変更又は第19条の2第1項第4号の計画の変更とする。
第33条の6の2
組合等は、法第120条の6第1項の規定により収穫共済の共済金額を定める場合には、収穫共済の共済目的の種類等ごとに、同項各号に掲げる金額のうちから定めるものとする。この場合において、当該組合等が複数の金額について定めるときは、当該複数の金額のうちからその農業共済組合の組合員又は果樹共済資格者(同項第2号に掲げる金額については、その者が栽培する収穫共済の共済目的の種類等に係る果実の生産量のおおむね全量を過去五年間において法第120条の10に規定する果実の数量及び品質(法第120条の3の2第2項の申出をした者にあつては、果実の数量)に関する資料の提供につき協力が得られる農業協同組合等に出荷しており、かつ、今後も当該果実の生産量のおおむね全量を当該農業協同組合等に出荷することが確実であると見込まれる者に限り、法第120条の6第1項第3号に掲げる金額については、その者が栽培する収穫共済の共済目的の種類等に係る果実の生産量のおおむね全量を過去五年間において法第120条の10に規定する果実の数量及び価格に関する資料の提供につき協力が得られる農業協同組合等に出荷しており、かつ、今後も当該果実の生産量のおおむね全量を当該農業協同組合等に出荷することが確実であると見込まれる者に限る。)が申し出た一の金額を当該農業共済組合の組合員又は果樹共済資格者についての収穫共済の共済金額とする旨を共済規程等で定めるものとする。
第33条の6の5
1
法第120条の7第2項の規定により共済掛金率を割り引く場合における割引後の共済掛金率は、同項に規定する組合員等に係る同条第1項又は第5項の共済掛金率から、その率に当該組合員等に係る防災施設割引率を乗じて得た率を差し引いて得た率とする。
2
前項の防災施設割引率は、共済目的の種類ごと及び防災施設の種類ごとに農林水産大臣が地域別に定める割引率により、組合等が農林水産大臣の定めるところにより収穫共済の共済目的の種類等ごと及び組合員等ごとに定める。
第33条の7の4
法第120条の8第1項の農林水産省令で定める率は、同項の減収量の合計の同項の基準収穫量の合計に対する割合に七分の十(第33条の7の2に規定する収穫共済にあつては、四分の五)を乗じて得た率から七分の三(第33条の7の2に規定する収穫共済にあつては、四分の一)を差し引いて得た率とする。
第33条の8の2
1
法第120条の8第3項の農林水産省令で定める果実の減収又は品質の低下は、農林水産大臣の定める準則に従い認定されたその年における当該組合員等の当該収穫共済の共済目的の種類等に係る果実の収穫量にその年における当該組合員等の収穫に係る当該果実の品質の程度に応じ農林水産大臣の定める方法により一定の調整を加えて得た数量が、当該組合員等の当該収穫共済の共済目的の種類等に係る基準収穫量に達しないこととする。
2
前項の基準収穫量は、収穫共済の共済目的の種類等ごと及び組合員等ごとに農林水産大臣の定める準則に従い、過去一定年間におけるその者の当該収穫共済の共済目的の種類等に係る果実の収穫量に、当該一定年間におけるその者の収穫に係る当該果実の品質の程度に応じ、一定の調整を加えて得た数量等を基礎として、組合等が定める数量とする。
第33条の9
法第120条の8第6項の損害の額は、法第120条の6第7項の規定により当該樹体共済に係る共済責任期間の開始する時における当該共済事故に係る果樹の価額として組合等が定める金額(当該共済事故が第16条第6項に規定する損傷である場合には、この金額に、当該果樹の当該損傷を受ける直前における樹冠容積のうち当該損傷に係る部分に相当する部分の当該樹冠容積に対する割合を乗じて得た金額)により、算定するものとする。
第33条の11
法第120条の11において準用する法第111条の4の農林水産省令で定める正当な理由は、共済目的の種類ごとに、その者の法第120条の2第1項の規定による申込みに係る果樹が、その者が当該申込みの際現に栽培している法第84条第1項第4号又は第5号の果樹で法第120条の2第1項の規定による申込みができるもののすべてでないこととする。
⊟
参照条文
第33条の12
1
法第120条の12第1項第1号の規定により共済規程等で定める栽培又は養蚕の業務の規模の基準は、当該組合等の行う畑作物共済においてその共済目的の種類とされている農作物又は蚕繭の畑作物共済の共済目的の種類等ごとの栽培面積又は蚕種の掃立量についての基準とし、当該農作物にあつては当該栽培面積につき五アールを下らず三十アールを超えない面積(北海道にあつては、三十アールを下らず一ヘクタールを超えない面積)の範囲内で、蚕繭にあつては当該蚕種の掃立量につき〇・二五箱を下らず二箱を超えない箱数の範囲内で定めるものとする。
第33条の13
法第120条の12第1項第2号の農林水産省令で定める事由は、畑作物共済に付されるとすれば共済事故の発生することが相当の確実さをもつて見通されること、当該農作物に係る法第120条の14第1項第1号若しくは第2号の基準収穫量若しくは当該蚕繭に係る同項第3号の基準収繭量の適正な決定が困難であること、当該農作物若しくは蚕繭に係る損害の額の適正円滑な認定が困難であること又は当該農作物(大豆を除く。)に係る収穫物が未成熟のまま収穫されることその他当該農作物につき通常の肥培管理が行われず、若しくは行われないおそれがあること又は当該蚕繭につき通常の桑葉の肥培管理若しくは蚕児の飼育管理が行われず、若しくは行われないおそれがあることとする。
⊟
参照条文
第33条の13の3
法第120条の13第1項の農林水産省令で定める事項には第1条の3第1項の規定を、法第120条の13第1項の農林水産省令で定める基準には第1条の3第2項の規定を、法第120条の13第1項の農林水産省令で定める要件には第1条の3第3項の規定を適用する。この場合において、同項各号中「同項第1号に規定する耕作、同項第4号に規定する栽培又は同項第5号に規定する栽培若しくは養蚕」とあるのは、「共済事業を行う市町村が現に行つている畑作物共済においてその共済目的の種類としている農作物又は蚕繭に係る栽培又は養蚕」とする。
第33条の14
共済事業を行う市町村が、法第120条の13の規定により、当該市町村が現に行つている畑作物共済においてその共済目的の種類としている農作物又は蚕繭につき栽培又は養蚕の業務を営む者から除外する者として共済事業の実施に関する条例で定めることができる者は、当該農作物の畑作物共済の共済目的の種類等ごとの栽培面積のいずれもその畑作物共済の共済目的の種類等ごとに五アールを下らず三十アールを超えない範囲内(北海道にあつては、三十アールを下らず一ヘクタールを超えない範囲内)で当該条例で定める面積未満である者又は当該蚕繭の畑作物共済の共済目的の種類等ごとの蚕種の掃立量のいずれもその畑作物共済の共済目的の種類等ごとに〇・二五箱を下らず二箱を超えない範囲内で当該条例で定める箱数未満である者とする。
第33条の14の2
1
組合等は、法第120条の14第1項の規定によりばれいしよ、てん菜、さとうきび、そば、スイートコーン、たまねぎ、かぼちや及びホップに係る畑作物共済の共済金額を定める場合には、畑作物共済の共済目的の種類等ごとに、同項第2号に掲げる金額について定めるものとする。
2
組合等は、法第120条の14第1項の規定により大豆に係る畑作物共済の共済金額を定める場合には、畑作物共済の共済目的の種類等ごとに、同項第1号及び第2号に掲げる金額のうちから定めるものとする。この場合において、当該組合等が複数の金額について定めるときは、当該複数の金額のうちからその農業共済組合の組合員又は畑作物共済資格者(同項第2号に掲げる金額については、その者が耕作する畑作物共済の共済目的の種類等に係る農作物に係る収穫物の生産量のおおむね全量を過去五年間において法第120条の18において準用する法第120条の10に規定する収穫物の数量に関する資料の提供につき協力が得られる農業協同組合等に出荷しており、かつ、今後も当該収穫物の生産量のおおむね全量を当該農業協同組合等に出荷することが確実であると見込まれる者に限る。)が申し出た一の金額を当該農業共済組合の組合員又は畑作物共済資格者についての畑作物共済の共済金額とする旨を共済規程等で定めるものとする。
第33条の15
1
組合等は、法第120条の14第2項の規定により同条第1項各号の単位当たり共済金額を定める場合には、農作物にあつては組合等の区域(都道府県知事が法第120条の15第1項の規定により地域を定めた場合にあつては、その地域。以下この項及び次項並びに第47条の33第1項及び第2項において同じ。)ごとに、蚕繭にあつては組合等の区域ごと及び畑作物共済の共済責任期間による種別ごとに、法第120条の14第2項の規定により農林水産大臣が定める金額のうちの一の金額について定めるものとする。
2
組合等が法第120条の15第6項の規定により危険段階の別を定めた場合にあつては、前項の規定にかかわらず、当該組合等は、法第120条の14第2項の規定により同条第1項各号の単位当たり共済金額を定める場合には、農作物にあつては組合等の区域ごと及びその危険段階別に、蚕繭にあつては組合等の区域ごと、共済責任期間による種別ごと及びその危険段階別に、同条第2項の規定により農林水産大臣が定める金額のうちの一の金額について定めるものとする。
3
組合等は、前二項の規定にかかわらず、共済規程等で、その農業共済組合の組合員又は畑作物共済資格者の申出により、当該農業共済組合の組合員又は畑作物共済資格者について、前二項の規定により当該組合等が定めた金額と異なる金額(法第120条の14第2項の規定により農林水産大臣が定める金額のうちから組合等が共済規程等で定める金額のうちのいずれかの金額に限る。)を同条第1項各号の単位当たり共済金額とすることができる旨を定めることができる。
第33条の19
法第120条の18において準用する法第111条の4の農林水産省令で定める正当な理由は、次に掲げる理由とする。
①
その者の法第120条の12第1項の規定による申込みに係る農作物又は蚕繭が、その者が栽培又は養蚕を行う法第84条第1項第6号の農作物又は蚕繭で法第120条の12第1項の規定による申込みができるもののすべてでないこと。
第33条の20
法第120条の18において準用する法第120条の5の農林水産省令で定める異動は、農作物にあつては共済目的の譲渡、収穫適期前の掘取り、刈取り、抜取り若しくはすき込み又は法第120条の12第1項第1号の規定により栽培方法等に応ずる区分が定められた共済目的の種類に係る共済目的についての栽培方法等の同号の規定により定められた区分で当該共済目的に適用されるものに係る栽培方法等以外のものへの変更とし、蚕繭にあつては共済目的の譲渡及び収繭期前の棄蚕とする。
第33条の21
法第120条の19第2項の農林水産省令で定める事由は、園芸施設共済に付されるとすれば共済事故の発生することが相当の確実さをもつて見通されること又は当該特定園芸施設に係る損害の額の適正円滑な認定が困難であることその他当該特定園芸施設につき通常の管理が行われず若しくは行われないおそれがあることとする。
第33条の27
1
法第120条の24第1項の損害の額は、次の各号に掲げる物について当該各号に掲げる金額に当該各物の共済事故による損害の割合を乗じて得た金額を合計して得た金額から共済事故が発生したときに現に当該特定園芸施設等のうち損害を生じた部分につき存する利益及び共済事故の発生によつて生じた利益の全部又は一部を差し引いて得た金額により、算定するものとする。
2
組合等は、前項の規定にかかわらず、共済規程等で定めたときは、その農業共済組合の組合員又は園芸施設共済資格者の申出により、当該農業共済組合の組合員又は園芸施設共済資格者について、次のいずれかの場合には、同項の規定により算定される金額に特定園芸施設撤去費用(共済事故の発生に伴い特定園芸施設を撤去するのに要する費用であつて、農林水産大臣が定めるものに限る。以下この項において同じ。)を加えて得た金額により、法第120条の24第1項の損害の額を算定することができる。
第34条の2
1
法第115条第3項又は第6項から第8項までの規定により共済掛金率が定められる共済関係に係る保険関係について、法第124条第3項第1号の規定により家畜異常事故に該当しない共済事故による損害に対応するものとして算定される率又は同号の規定により家畜異常事故に該当しない共済事故による損害で診療技術料等以外のものに対応するものとして算定される率は、次の表の上欄に掲げる区分に応じ、それぞれ同表の中欄に掲げる率又は同表の下欄に掲げる率とする。
区分 | 家畜異常事故に該当しない共済事故による損害に対応するものとして算定される率 | 家畜異常事故に該当しない共済事故による損害で診療技術料等以外のものに対応するものとして算定される率 |
法第115条第3項の規定により共済掛金率が定められる共済関係に係る保険関係 | 同項第1号及び第2号の率を合計した率 | 同項第1号の率 |
法第115条第6項の規定により共済掛金率が定められる共済関係に係る保険関係 | 当該共済関係に係る家畜で当該農業共済組合連合会の組合員たる組合等との間に当該共済関係の存する者が当該共済掛金期間開始の時(その共済掛金期間開始の後法第114条第4項の規定による共済金額の増額が行われた場合にあつては、その増額が効力を生じた時)において現に飼養しているものの価額の共済目的の種類ごとの合計額を重みとして、当該共済目的の種類ごとの法第115条第1項第1号及び第2号の率を合計した率(当該共済目的の種類につき当該組合等が同条第3項の規定により危険段階別の共済掛金率を定めている場合にあつては、その者に係る危険段階の同項第1号及び第2号の率を合計した率)を算術平均した率 | 当該共済関係に係る家畜で当該農業共済組合連合会の組合員たる組合等との間に当該共済関係の存する者が当該共済掛金期間開始の時(その共済掛金期間開始の後法第114条第4項の規定による共済金額の増額が行われた場合にあつては、その増額が効力を生じた時)において現に飼養しているものの価額の共済目的の種類ごとの合計額を重みとして、当該共済目的の種類ごとの法第115条第1項第1号の率(当該共済目的の種類につき当該組合等が同条第3項の規定により危険段階別の共済掛金率を定めている場合にあつては、その者に係る危険段階の同項第1号の率)を算術平均した率 |
法第115条第7項の規定により共済掛金率が定められる共済関係に係る保険関係 | 同項第1号及び第2号の率を合計した率 | 同項第1号の率 |
法第115条第8項の規定により共済掛金率が定められる共済関係に係る保険関係 | 同条第9項において準用する同条第3項第1号及び第2号の率を合計した率 | 同条第9項において準用する同条第3項第1号の率 |
⊟
参照条文
第34条の2の2
1
法第115条第6項から第8項までの規定により共済掛金率が定められる共済関係に係る保険関係について、法第124条第3項第2号の規定により家畜異常事故による損害に対応するものとして算定される率は、次の表の上欄に掲げる区分に応じ、それぞれ同表の下欄に掲げる率とする。
区分 | 家畜異常事故による損害に対応するものとして算定される率 |
法第115条第6項の規定により共済掛金率が定められる共済関係に係る保険関係 | 当該共済関係に係る家畜で当該農業共済組合連合会の組合員たる組合等との間に当該共済関係の存する者が当該共済掛金期間開始の時(その共済掛金期間開始の後法第114条第4項の規定による共済金額の増額が行われた場合にあつては、その増額が効力を生じた時)において現に飼養しているものの価額の共済目的の種類ごとの合計額を重みとして、当該共済目的の種類ごとの法第115条第1項第3号の率を算術平均した率 |
法第115条第7項の規定により共済掛金率が定められる共済関係に係る保険関係 | 同項第3号の率 |
法第115条第8項の規定により共済掛金率が定められる共済関係に係る保険関係 | 同条第7項第3号の率 |
⊟
参照条文
第34条の2の3
法第124条第4項第1号イの規定により共済掛金率を基礎として算定される率の算出は、収穫異常共済掛金標準率から、その率に当該共済関係に係る第33条の6の5第1項の防災施設割引率を乗じて得た率を差し引いてするものとする。
第34条の3
1
法第125条第1項第3号ロの疾病又は傷害による損害で診療技術料等以外のものに応じて算定される金額は、診療その他の行為によつて組合員等が負担すべき費用(初診料を除く。)のうち診療技術料等以外のものの内容に応じて農林水産大臣が定める点数によつて共済事故ごとに計算される総点数を農林水産大臣が定める一点の価額に乗じて得られる金額とする。
⊟
参照条文
第34条の4
法第125条第4項において準用する法第123条第2項の規定により法第125条第1項第3号の金額(家畜異常事故に係るものを除く。)及び同項第4号の金額に代わるべき金額を定めることができるのは、法第123条第2項の規定により農業共済組合連合会が家畜共済につき保険規程で共済金額の百分の八十に相当する金額に代わるべき金額を保険金額として定めた場合又は畑作物共済若しくは園芸施設共済につき保険規程で共済金額の百分の九十に相当する金額に代わるべき金額を保険金額として定めた場合とし、その場合において保険規程で定めることができる保険金の金額は、家畜共済に係るものにあつては法第125条第1項第3号の金額(家畜異常事故に係るものを除く。)の八十分の百に相当する金額に共済金額に相当する金額に対する保険金額の割合を乗じて得られる金額とし、畑作物共済又は園芸施設共済に係るものにあつては同項第4号の共済金の百分の八十に相当する金額とする。
第35条の2の2
1
法第135条第6号ロの農林水産省令で定めるところにより算定される金額は、同号イの保険金額に、次の各号に掲げる区分に応じ、それぞれ当該各号に掲げる率を乗じて算定するものとする。
①
共済責任期間が、当該事業年度の前事業年度に開始し、当該事業年度に満了する場合 次の表の上欄に掲げる共済責任期間の満了の月につき、それぞれ同表の下欄に掲げる率
共済責任期間の満了の月 | 率 |
四月 | 二十四分の一 |
五月 | 二十四分の三 |
六月 | 二十四分の五 |
七月 | 二十四分の七 |
八月 | 二十四分の九 |
九月 | 二十四分の十一 |
十月 | 二十四分の十三 |
十一月 | 二十四分の十五 |
十二月 | 二十四分の十七 |
一月 | 二十四分の十九 |
二月 | 二十四分の二十一 |
三月 | 二十四分の二十三 |
⊟
参照条文
第35条の3
1
法第115条第3項又は第6項から第8項までの規定により共済掛金率が定められる共済関係に係る再保険関係について、法第136条第3項第1号の規定により家畜異常事故に該当しない共済事故による損害に対応するものとして算定される率又は同号の規定により家畜異常事故に該当しない共済事故による損害で診療技術料等以外のものに対応するものとして算定される率は、次の表の上欄に掲げる区分に応じ、それぞれ同表の中欄に掲げる率又は同表の下欄に掲げる率とする。
区分 | 家畜異常事故に該当しない共済事故による損害に対応するものとして算定される率 | 家畜異常事故に該当しない共済事故による損害で診療技術料等以外のものに対応するものとして算定される率 |
法第115条第3項の規定により共済掛金率が定められる共済関係に係る再保険関係 | 危険段階別の共済目的の種類ごとの共済金額の合計額の見込額を重みとして、危険段階別の同項第1号及び第2号の率を合計した率を算術平均した率(以下「危険段階共済掛金平均率甲乙」という。) | 危険段階別の共済目的の種類ごとの共済金額の合計額の見込額を重みとして、危険段階別の同項第1号の率を算術平均した率(以下「危険段階共済掛金平均率甲」という。) |
法第115条第6項の規定により共済掛金率が定められる共済関係に係る再保険関係 | 当該共済関係に係る家畜で当該再保険関係に係る農業共済組合連合会の組合員たる組合等との間に当該共済関係の存する者が当該共済掛金期間開始の時(その共済掛金期間開始の後法第114条第4項の規定による共済金額の増額が行われた場合にあつては、その増額が効力を生じた時)において現に飼養しているものの価額の共済目的の種類ごとの合計額を重みとして、当該共済目的の種類ごとの法第115条第1項第1号及び第2号の率を合計した率(当該共済目的の種類につき当該組合等が同条第3項の規定により危険段階別の共済掛金率を定めている場合にあつては、危険段階共済掛金平均率甲乙)を算術平均した率 | 当該共済関係に係る家畜で当該再保険関係に係る農業共済組合連合会の組合員たる組合等との間に当該共済関係の存する者が当該共済掛金期間開始の時(その共済掛金期間開始の後法第114条第4項の規定による共済金額の増額が行われた場合にあつては、その増額が効力を生じた時)において現に飼養しているものの価額の共済目的の種類ごとの合計額を重みとして、当該共済目的の種類ごとの法第115条第1項第1号の率(当該共済目的の種類につき当該組合等が同条第3項の規定により危険段階別の共済掛金率を定めている場合にあつては、危険段階共済掛金平均率甲)を算術平均した率 |
法第115条第7項の規定により共済掛金率が定められる共済関係に係る再保険関係 | 同項第1号及び第2号の率を合計した率 | 同項第1号の率 |
法第115条第8項の規定により共済掛金率が定められる共済関係に係る再保険関係 | 危険段階別の多種包括共済に係る包括共済対象家畜の種類ごとの共済金額の合計額の見込額を重みとして、危険段階別の同条第9項において準用する同条第3項第1号及び第2号の率を合計した率を算術平均した率 | 危険段階別の多種包括共済に係る包括共済対象家畜の種類ごとの共済金額の合計額の見込額を重みとして、危険段階別の同条第9項において準用する同条第3項第1号の率を算術平均した率 |
第35条の3の2
1
法第115条第6項から第8項までの規定により共済掛金率が定められる共済関係に係る再保険関係について、法第136条第3項第2号の規定により家畜異常事故による損害に対応するものとして算定される率は、次の表の上欄に掲げる区分に応じ、それぞれ同表の下欄に掲げる率とする。
区分 | 家畜異常事故による損害に対応するものとして算定される率 |
法第115条第6項の規定により共済掛金率が定められる共済関係に係る再保険関係 | 当該共済関係に係る家畜で当該再保険関係に係る農業共済組合連合会の組合員たる組合等との間に当該共済関係の存する者が当該共済掛金期間開始の時(その共済掛金期間開始の後法第114条第4項の規定による共済金額の増額が行われた場合にあつては、その増額が効力を生じた時)において現に飼養しているものの価額の共済目的の種類ごとの合計額を重みとして、当該共済目的の種類ごとの法第115条第1項第3号の率を算術平均した率 |
法第115条第7項の規定により共済掛金率が定められる共済関係に係る再保険関係 | 同項第3号の率 |
法第115条第8項の規定により共済掛金率が定められる共済関係に係る再保険関係 | 同条第7項第3号の率 |
第35条の5
2
法第137条の2の規定により再保険料を分割して支払わせる場合には、当該再保険関係に係る家畜共済に係る共済掛金期間の開始の時から三箇月を経過するごとに、その経過した期間に対する再保険料が支払われているようにしなければならない。
第36条
1
法第138条第1項の規定により通知すべき事項は、次のとおりとする。
第37条
法第139条の規定により通知すべき事項は、農作物共済については、収穫期前には第1号に掲げる事項、収穫期において当該農作物区分ごとの損害が確定するに至つたときには第2号に掲げる事項、家畜共済又は園芸施設共済については、第3号に掲げる事項、果樹共済については、当該果樹共済再保険区分ごとの損害が確定する前には第4号に掲げる事項、当該果樹共済再保険区分ごとの損害が確定するに至つたときには第5号に掲げる事項、畑作物共済については、当該畑作物共済再保険区分ごとの損害が確定する前には第6号に掲げる事項、当該畑作物共済再保険区分ごとの損害が確定するに至つたときには第7号に掲げる事項とする。
②
農作物区分、保険金の支払をすべき組合等の名称又は略称、共済責任期間中に発生した災害の種類、当該保険金に係る減収量及びその減収量に係る被害面積、当該保険金及びその保険金に係る共済金の額その他再保険金の額の決定に必要な事項
④
果樹共済再保険区分、収穫共済の共済目的の種類等又は樹体共済の共済目的の種類等、被害地区、災害の種類、保険金の支払見込額、当該保険金の支払見込額に係る減収量若しくは減収金額若しくは果実の品質の低下の程度(特定収穫共済にあつては、果実の品質の低下の程度若しくは生産金額の減少額)又は損害の額及びその減収量若しくは減収金額若しくは果実の品質の低下(特定収穫共済にあつては、果実の品質の低下若しくは生産金額の減少額)又は損害の額に係る被害面積(樹体共済に係るものについては、被害面積及び樹齢別被害本数)の概数その他災害の状況を明らかにすべき事項
⑤
果樹共済再保険区分、収穫共済の共済目的の種類等又は樹体共済の共済目的の種類等、保険金の支払をすべき組合等の名称又は略称、共済責任期間中に発生した災害の種類、当該保険金に係る減収量若しくは減収金額若しくは果実の品質の低下の程度(特定収穫共済にあつては、果実の品質の低下の程度若しくは生産金額の減少額)又は損害の額及びその減収量若しくは減収金額若しくは果実の品質の低下(特定収穫共済にあつては、果実の品質の低下若しくは生産金額の減少額)又は損害の額に係る被害面積(樹体共済に係るものについては、被害面積及び樹齢別被害本数)、当該保険金及びその保険金に係る共済金の額その他再保険金の額の決定に必要な事項
⑥
畑作物共済再保険区分、畑作物共済の共済目的の種類等、被害地区、災害の種類、保険金の支払見込額、当該保険金の支払見込額に係る減収量及びその減収量に係る被害面積(蚕繭に係る畑作物共済にあつては、被害箱数。次号において同じ。)の概数その他災害の状況を明らかにすべき事項
第40条の2
第35条の2の2の規定は、法第141条の5第5号ロの農林水産省令で定めるところにより算定される金額について準用する。この場合において、第35条の2の2第1項中「同号イの保険金額」とあるのは、「法第141条の5第5号イの共済金額」と読み替えるものとする。
第40条の3
第35条の3の規定は、法第141条の6第2項第1号の規定により家畜異常事故に該当しない共済事故による損害に対応するものとして算定される率又は同号の規定により家畜異常事故に該当しない共済事故による損害で診療技術料等以外のものに対応するものとして算定される率について準用する。この場合において、第35条の3第1項中「再保険関係」とあるのは「保険関係」と、「当該再保険関係に係る農業共済組合連合会の組合員たる組合等」とあるのは「当該保険関係に係る特定組合」と読み替えるものとする。
第40条の4
第35条の3の2の規定は、法第141条の6第2項第2号の規定により家畜異常事故による損害に対応するものとして算定される率について準用する。この場合において、第35条の3の2第1項中「再保険関係」とあるのは「保険関係」と、「当該再保険関係に係る農業共済組合連合会の組合員たる組合等」とあるのは「当該保険関係に係る特定組合」と読み替えるものとする。
第40条の9
法第142条において準用する法第139条の規定により通知すべき事項は、農作物共済については、収穫期前には第1号に掲げる事項、収穫期において当該農作物区分ごとの損害が確定するに至つたときには第2号に掲げる事項、家畜共済又は園芸施設共済については、第3号に掲げる事項、果樹共済については、当該果樹共済保険区分ごとの損害が確定する前には第4号に掲げる事項、当該果樹共済保険区分ごとの損害が確定するに至つたときには第5号に掲げる事項、畑作物共済については、当該畑作物共済保険区分ごとの損害が確定する前には第6号に掲げる事項、当該畑作物共済保険区分ごとの損害が確定するに至つたときには第7号に掲げる事項とする。
④
果樹共済保険区分、収穫共済の共済目的の種類等又は樹体共済の共済目的の種類等、被害地区、災害の種類、共済金の支払見込額、当該共済金の支払見込額に係る減収量若しくは減収金額若しくは果実の品質の低下の程度(特定収穫共済にあつては、果実の品質の低下の程度若しくは生産金額の減少額)又は損害の額及びその減収量若しくは減収金額若しくは果実の品質の低下(特定収穫共済にあつては、果実の品質の低下若しくは生産金額の減少額)又は損害の額に係る被害面積(樹体共済に係るものについては、被害面積及び樹齢別被害本数)の概数その他災害の状況を明らかにすべき事項
⑤
果樹共済保険区分、収穫共済の共済目的の種類等又は樹体共済の共済目的の種類等、共済責任期間中に発生した災害の種類、当該共済金に係る減収量若しくは減収金額若しくは果実の品質の低下の程度(特定収穫共済にあつては、果実の品質の低下の程度若しくは生産金額の減少額)又は損害の額及びその減収量若しくは減収金額若しくは果実の品質の低下(特定収穫共済にあつては、果実の品質の低下若しくは生産金額の減少額)又は損害の額に係る被害面積(樹体共済に係るものについては、被害面積及び樹齢別被害本数)、当該共済金の額その他保険金の額の決定に必要な事項
⑥
畑作物共済保険区分、畑作物共済の共済目的の種類等、被害地区、災害の種類、共済金の支払見込額、当該共済金の支払見込額に係る減収量及びその減収量に係る被害面積(蚕繭に係る畑作物共済にあつては、被害箱数。次号において同じ。)の概数その他災害の状況を明らかにすべき事項
第41条
1
農作物交付対象負担金額のうち令第1条第1項第1号に掲げる金額又は収穫交付対象負担金額若しくは樹体交付対象負担金額のうち令第1条の2第1項第1号若しくは同条第3項において準用する同号に掲げる金額については、当該金額の交付を受ける組合等(特定組合を除く。以下第45条までにおいて同じ。)の当該農作物区分又は果樹共済再保険区分に係る共済掛金の合計金額中その組合員等の負担に係る部分の金額に対する当該組合等が徴収した当該負担に係る部分の金額の割合が次の表の上欄に掲げる割合に該当する場合に、当該令第1条第1項第1号に掲げる金額又は令第1条の2第1項第1号若しくは同条第3項において準用する同号に掲げる金額にそれぞれ当該下欄に掲げる率を乗じて得た金額(当該令第1条第1項第1号に掲げる金額又は令第1条の2第1項第1号若しくは同条第3項において準用する同号に掲げる金額につき既に交付を受けた金額があるときは、その既に交付を受けた金額を差し引いて得た金額)を超えない金額を交付するものとする。
割合 | 率 |
三割以上五割未満 | 百分の五十 |
五割以上七割未満 | 百分の七十 |
七割以上九割未満 | 百分の九十 |
九割以上 | 百分の百 |
2
農作物交付対象負担金額のうち令第1条第1項第2号に掲げる金額、収穫交付対象負担金額若しくは樹体交付対象負担金額のうち令第1条の2第1項第2号若しくは同条第3項において準用する同号に掲げる金額又は畑作物交付対象負担金額のうち令第1条の3第1項第1号に掲げる金額については、当該金額の交付を受ける組合等の属する農業共済組合連合会の組合員たるすべての組合等(令第1条第1項第2号又は令第1条の2第1項第2号若しくは同条第3項において準用する同号に掲げる金額にあつては、当該農作物交付対象負担金額又は収穫交付対象負担金額若しくは樹体交付対象負担金額が、当該農業共済組合連合会が政府に支払うべきその組合等に係る再保険料相当金額(令第1条第1項の再保険料相当金額をいう。以下同じ。)又は再保険料に相当する金額を超える組合等に限る。)の当該農作物区分、果樹共済再保険区分又は畑作物共済再保険区分に係る共済掛金の合計金額の総計中これらの組合等の組合員等の負担に係る部分の金額に対するこれらの組合等が徴収した当該負担に係る部分の金額の割合が前項の表の上欄に掲げる割合に該当する場合に、当該令第1条第1項第2号に掲げる金額、令第1条の2第1項第2号若しくは同条第3項において準用する同号に掲げる金額又は令第1条の3第1項第1号に掲げる金額にそれぞれ当該下欄に掲げる率を乗じて得た金額(当該令第1条第1項第2号に掲げる金額、令第1条の2第1項第2号若しくは同条第3項において準用する同号に掲げる金額又は令第1条の3第1項第1号に掲げる金額につき既に交付を受けた金額があるときは、その既に交付を受けた金額を差し引いて得た金額)を超えない金額を交付するものとする。
第42条
1
政府は、法第13条第2項(法第13条の6において準用する場合を含む。)の規定により、農作物交付対象負担金額のうち令第1条第1項第2号に掲げる金額、収穫交付対象負担金額若しくは樹体交付対象負担金額のうち令第1条の2第1項第2号若しくは同条第3項において準用する同号に掲げる金額又は畑作物交付対象負担金額のうち令第1条の3第1項第1号に掲げる金額を、組合等に交付するのに代えて、当該組合等がその属する農業共済組合連合会に支払うべき当該農作物区分、果樹共済再保険区分又は畑作物共済再保険区分に係る保険料の一部に充てるため、当該農業共済組合連合会に交付するものとする。
2
政府は、法第13条の6において準用する法第13条第2項の規定により、農業共済組合連合会ごとに、当該農業共済組合連合会の組合員たるすべての組合等に係る法第13条の2の規定による負担金の合計額(以下「家畜交付対象負担金合計額」という。)又は法第13条の5の規定による負担金の合計額(以下「園芸施設交付対象負担金合計額」という。)が、当該農業共済組合連合会が政府に支払うべき家畜共済に係る再保険料の合計額(以下「家畜再保険料合計額」という。)又は園芸施設共済に係る再保険料(当該再保険料のうち、法第136条第7項第2号に掲げる金額にあつては、保険金額に園芸施設再保険料基礎率乙を乗じて得た金額の百分の九十五に相当する金額(法第120条の21ただし書の規定により共済規程等で別段の定めをした共済責任期間に係るものにあつては、その金額に法第124条第5項の農林水産大臣の定める係数を乗じて得た金額))の合計額(以下「園芸施設再保険料合計額」という。)を超えるときは、その超える部分の金額(法第13条の2の規定による負担金にあつては、その超える部分の金額が、当該農業共済組合連合会の組合員たるすべての組合等が当該農業共済組合連合会に支払うべき家畜共済に係る保険料に相当する金額を合計して得た金額から家畜再保険料合計額を差し引いて得た金額を超えるときは、当該差し引いて得た金額に相当する金額)を、組合等に交付するのに代えて、当該組合等が当該農業共済組合連合会に支払うべき家畜共済又は園芸施設共済に係る保険料の一部に充てるため、当該農業共済組合連合会に交付するものとする。
第43条
4
第1項の規定は、畑作物交付対象負担金額のうち令第1条の3第1項第1号に掲げる金額について準用する。この場合において、「法第13条第2項」とあるのは「法第13条の6において準用する法第13条第2項」と、「当該組合等の当該農作物区分に係る再保険料相当金額」とあるのは「当該畑作物共済再保険区分に係る再保険料」と読み替えるものとする。
5
第2項の規定は、園芸施設交付対象負担金合計額について準用する。この場合において、「その額が家畜再保険料合計額」とあるのは「その額が園芸施設再保険料合計額」と、「当該家畜再保険料合計額」とあるのは「当該園芸施設再保険料合計額」と、「家畜共済」とあるのは「園芸施設共済」と読み替えるものとする。
7
政府は、法第13条の6において準用する法第13条第3項の規定により、特定組合ごとに、当該特定組合の組合員に係る法第13条の2の規定による負担金の合計額又は法第13条の5の規定による負担金の合計額(その額が当該特定組合が政府に支払うべき家畜共済に係る保険料の合計額(以下「家畜保険料合計額」という。)又は園芸施設共済に係る保険料(当該保険料のうち、第141条の6第6項第2号に掲げる金額にあつては、共済金額に園芸施設保険料基礎率乙を乗じて得た金額の千分の八百五十五に相当する金額(法第120条の21ただし書の規定により共済規程等で別段の定めをした共済責任期間に係るものにあつては、その金額に法第124条第5項の農林水産大臣の定める係数を乗じて得た金額)の合計額(以下「園芸施設保険料合計額」という。)を超えるときは、当該家畜保険料合計額又は園芸施設保険料合計額に相当する金額)を、特定組合に交付するのに代えて、当該特定組合に係る家畜保険料合計額若しくは園芸施設保険料合計額の全部又は一部に充てて、農業共済再保険特別会計の保険料収入に計上するものとする。
第44条
1
組合等は、農作物共済、家畜共済及び果樹共済について、農作物区分別の農作物共済、家畜共済及び果樹共済再保険区分別の果樹共済の区分ごとに、当該組合等がその属する農業共済組合連合会に支払うべき当該農作物区分別の農作物共済、家畜共済又は果樹共済再保険区分別の果樹共済に係る保険料に相当する金額(家畜共済については、その合計額)が当該組合等の当該農作物区分別の農作物共済、家畜共済又は果樹共済再保険区分別の果樹共済に係る農作物交付対象負担金額、家畜交付対象負担金合計額又は収穫交付対象負担金額若しくは樹体交付対象負担金額を超えるときは、当該保険料の一部に充てるため、その超える部分の金額を当該農業共済組合連合会に支払うものとする。
2
組合等は、畑作物共済及び園芸施設共済について、畑作物共済再保険区分別の畑作物共済及び園芸施設共済の区分ごとに、当該組合等がその属する農業共済組合連合会に支払うべき当該畑作物共済再保険区分別の畑作物共済又は園芸施設共済に係る保険料の合計額から当該組合等の当該畑作物共済再保険区分別の畑作物共済又は園芸施設共済に係る畑作物交付対象負担金額又は法第13条の5の規定による負担金の合計額を差し引いて得た金額を、当該保険料の一部に充てるため、当該農業共済組合連合会に支払うものとする。
第45条
1
農業共済組合連合会は、農作物共済について、当該農業共済組合連合会の組合員たる組合等ごと及び農作物区分ごとに、当該農業共済組合連合会が政府に支払うべき当該組合等の当該農作物区分に係る再保険料相当金額に相当する金額が当該組合等の当該農作物区分に係る農作物交付対象負担金額を超えるときは、当該再保険料相当金額の一部に充てるため、その超える部分の金額を政府に支払うものとする。
2
農業共済組合連合会は、家畜共済について、当該農業共済組合連合会に係る家畜再保険料合計額が当該農業共済組合連合会に係る家畜交付対象負担金合計額を超えるときは、当該再保険料の一部に充てるため、その超える部分の金額を政府に支払うものとする。
3
農業共済組合連合会は、果樹共済について、当該農業共済組合連合会の組合員たる組合等ごと及び果樹共済再保険区分ごとに、当該農業共済組合連合会が政府に支払うべき当該組合等の当該果樹共済再保険区分に係る再保険料に相当する金額が当該組合等の当該果樹共済再保険区分に係る収穫交付対象負担金額又は樹体交付対象負担金額を超えるときは、当該再保険料の一部に充てるため、その超える部分の金額を政府に支払うものとする。
4
農業共済組合連合会は、畑作物共済について、畑作物共済再保険区分ごとに、当該農業共済組合連合会が政府に支払うべき当該畑作物共済再保険区分に係る再保険料に相当する金額が当該農業共済組合連合会の当該畑作物共済再保険区分に係る畑作物交付対象負担金合計額を超えるときは、当該再保険料の一部に充てるため、その超える部分の金額を政府に支払うものとする。
5
農業共済組合連合会は、園芸施設共済について、当該農業共済組合連合会に係る園芸施設再保険料合計額が当該農業共済組合連合会に係る園芸施設交付対象負担金合計額を超えるときは、当該再保険料の一部に充てるため、その超える部分の金額を政府に支払うものとする。
6
特定組合は、農作物共済、果樹共済及び畑作物共済について、農作物区分別の農作物共済、果樹共済保険区分別の果樹共済及び畑作物共済保険区分別の畑作物共済の区分ごとに、当該特定組合が政府に支払うべき当該農作物区分別の農作物共済、果樹共済保険区分別の果樹共済又は畑作物共済保険区分別の畑作物共済に係る保険料に相当する金額が当該特定組合に係る特定組合農作物交付対象負担金額、特定組合収穫交付対象負担金額若しくは特定組合樹体交付対象負担金額又は特定組合畑作物交付対象負担金額を超えるときは、当該保険料に相当する金額の一部に充てるため、その超える部分の金額を政府に支払うものとする。
⊟
参照条文
第45条の2
法第141条第1項の規定により農林漁業保険審査会の審査を受けようとするときは、農業共済組合連合会は、次の事項を記載した審査申立書に証拠書類があるときはこれをそえ、農林水産大臣を経て、農林漁業保険審査会に提出しなければならない。
別表
【第三十三条の二十四関係】
特定園芸施設の区分 | 区分の標準 |
ガラス室I類 | 屋根及び外壁の主要部分がガラスにより造られ、かつ、骨格の主要部分が木により造られている施設 |
ガラス室II類 | 屋根及び外壁の主要部分がガラスにより造られ、かつ、骨格の主要部分が鋼材又はアルミ材により造られている施設 |
プラスチックハウスI類 | 主としてプラスチックフィルムが被覆材として使用され、かつ、骨格の主要部分が木又は竹により造られている施設 |
プラスチックハウスII類 | 主としてプラスチックフィルムが被覆材として使用され、かつ、骨格の主要部分がパイプにより造られている施設 |
プラスチックハウスIII類 | 主としてプラスチックフィルムが被覆材として使用され、かつ、骨格の主要部分が鋼材又は鋼材及びパイプにより造られている施設のうち、プラスチックハウスIV類甲及びプラスチックハウスIV類乙以外のもの |
プラスチックハウスIV類甲 | 主としてプラスチックフィルムが被覆材として使用され、かつ、骨格の主要部分が鋼材又はアルミ材により造られている施設のうち、農林水産大臣が定める基準に該当するもので、プラスチックハウスIV類乙及びプラスチックハウスV類以外のもの |
プラスチックハウスIV類乙 | 主としてプラスチックフィルム(農林水産大臣が定める施設以外の施設にあつては、硬質フィルムに限る。)が被覆材として使用され、かつ、骨格の主要部分が鋼材又はアルミ材により造られている施設のうち、農林水産大臣が定める基準に該当するもので、プラスチックハウスV類以外のもの |
プラスチックハウスV類 | 屋根及び外壁の主要部分が合成樹脂板により造られている施設並びに屋根及び外壁の主要部分がプラスチックフィルム(硬質フィルムに限る。)により造られている施設のうち農林水産大臣が定める基準に該当するもの |
プラスチックハウスVI類 | 主として屋根面のみがプラスチックフィルムにより被覆されている施設及びその全体又は主として屋根面のみが通気性を有する被覆材により被覆されている施設のうちプラスチックハウスVII類以外のもの |
プラスチックハウスVII類 | その全体が通気性を有する被覆材により被覆され、かつ、骨格の主要部分が鋼材、アルミ材又はコンクリートにより造られている施設のうち、農林水産大臣が定める基準に該当するもの |
附則
第47条の2
第47条の6
第47条の8
第47条の9
組合等は、法第百五十条の三の五第一項において読み替えて適用する法第百六条第一項の規定により水稲又は麦に係る農作物共済の共済金額を定める場合には、第二十七条の七第一項の規定にかかわらず、農作物共済の共済目的の種類等ごとに、法第百六条第一項各号に掲げる金額及び法第百五十条の三の三第一項に規定する金額のうちから定めるものとする。この場合において、当該組合等が複数の金額について定めるときは、当該複数の金額のうちからその農業共済組合の組合員又は農作物共済資格者(法第百六条第一項第三号に掲げる金額については、その者が耕作する農作物共済の共済目的の種類等に係る農作物に係る収穫物の収穫量が乾燥調製施設における計量結果(麦にあつては、乾燥調製施設における計量結果又は売渡数量)の調査(当該農作物共済の共済目的の種類等に係る農作物に係る収穫物で乾燥調製施設に搬入されないものについては、検見又は実測)により適正に確認できる者に限り、法第百五十条の三の三第一項に規定する金額については、その者が耕作する農作物共済の共済目的の種類等に係る農作物に係る収穫物の生産量のおおむね全量を原則として過去五年間において法第百五十条の三の五第二項において読み替えて準用する法第百二十条の十に規定する収穫物の数量及び価格に関する資料の提供につき協力が得られる農業協同組合等に出荷しており、かつ、今後も当該収穫物の生産量のおおむね全量を当該農業協同組合等に出荷することが確実であると見込まれる者又はその者が耕作する農作物共済の共済目的の種類等に係る農作物に係る収穫物の数量及び品位が実測により適正に確認できる者に限る。)が申し出た一の金額(当該農業共済組合の組合員又は農作物共済資格者が申出をしない場合にあつては、当該複数の金額のうちから当該組合等が定める一の金額)を当該農業共済組合の組合員又は農作物共済資格者についての農作物共済の共済金額とする旨を共済規程等で定めるものとする。
第47条の10
法第百五十条の三の三第一項に規定する農作物共済についての第十七条の十三の二、第二十七条の二、第二十七条の五第二号、第三十七条第一号及び第二号並びに第四十条の九第一号及び第二号の規定の適用については、第十七条の十三の二中「(特定収穫共済の共済目的たる果樹に係る収穫物にあつては、品質若しくは価格)」とあるのは「若しくは価格」と、第二十七条の二中「法第百九条第一項、第二項若しくは第三項の基準収穫量」とあるのは「法第百五十条の三の三第一項の基準生産金額」と、第二十七条の五第二号中「耕作面積」とあるのは「耕作面積及び当該農作物共済の共済関係に係る農作物に係る収穫物の出荷計画」と、第三十七条第一号中「減収量及び」とあるのは「減収量及び生産金額の減少額並びに」と、同条第二号中「減収量及びその減収量に係る被害面積、当該保険金」とあるのは「減収量及び生産金額の減少額並びにその減収量に係る被害面積並びに当該保険金」と、第四十条の九第一号中「減収量及び」とあるのは「減収量及び生産金額の減少額並びに」と、同条第二号中「減収量及びその減収量に係る被害面積、当該共済金」とあるのは「減収量及び生産金額の減少額並びにその減収量に係る被害面積並びに当該共済金」とする。
第47条の11
第47条の15
第47条の16
第47条の17
第47条の18
第47条の19
第47条の24
第47条の26
組合等は、法第百五十条の五の十三第一項の規定により収穫共済の共済金額を定める場合には、第三十三条の六の二の規定にかかわらず、収穫共済の共済目的の種類等ごとに、法第百二十条の六第一項各号に掲げる金額及び法第百五十条の五の十三第一項に規定する金額のうちから定めることができる。この場合において、当該組合等が複数の金額について定めるときは、当該複数の金額のうちからその農業共済組合の組合員又は果樹共済資格者(法第百二十条の六第一項第二号に掲げる金額については、その者が栽培する収穫共済の共済目的の種類等に係る果実の生産量のおおむね全量を過去五年間において法第百二十条の十に規定する果実の数量及び品質(法第百二十条の三の二第二項の申出をした者にあつては、果実の数量)に関する資料の提供につき協力が得られる農業協同組合等に出荷しており、かつ、今後も当該果実の生産量のおおむね全量を当該農業協同組合等に出荷することが確実であると見込まれる者に限り、法第百二十条の六第一項第三号に掲げる金額については、その者が栽培する収穫共済の共済目的の種類等に係る果実の生産量のおおむね全量を過去五年間において法第百二十条の十に規定する果実の数量及び価格に関する資料の提供につき協力が得られる農業協同組合等に出荷しており、かつ、今後も当該果実の生産量のおおむね全量を当該農業協同組合等に出荷することが確実であると見込まれる者に限る。)が申し出た一の金額を当該農業共済組合の組合員又は果樹共済資格者についての収穫共済の共済金額とする旨を共済規程等で定めるものとする。
第47条の31
第47条の32
1
組合等は、法第百五十条の六第一項の規定により大豆に係る畑作物共済の共済金額を定める場合には、第三十三条の十四の二第二項の規定にかかわらず、畑作物共済の共済目的の種類等ごとに、法第百二十条の十四第一項第一号及び第二号並びに第百五十条の六第一項第一号に掲げる金額のうちから定めることができる。この場合において、当該組合等が複数の金額について定めるときは、当該複数の金額のうちからその農業共済組合の組合員又は畑作物共済資格者(法第百二十条の十四第一項第二号に掲げる金額については、その者が耕作する畑作物共済の共済目的の種類等に係る農作物に係る収穫物の生産量のおおむね全量を過去五年間において法第百二十条の十八において準用する法第百二十条の十に規定する収穫物の数量に関する資料の提供につき協力が得られる農業協同組合等に出荷しており、かつ、今後も当該収穫物の生産量のおおむね全量を当該農業協同組合等に出荷することが確実であると見込まれる者に限る。)が申し出た一の金額を当該農業共済組合の組合員又は畑作物共済資格者についての畑作物共済の共済金額とする旨を共済規程等で定めるものとする。
第47条の33
第47条の34
1
法第百五十条の七第二項の農林水産省令で定める農作物の減収は、農林水産大臣の定める準則に従い認定されたその年における当該組合員等の当該畑作物共済の共済目的の種類等に係る農作物に係る収穫物の収穫量にその年における当該組合員等の収穫に係る当該収穫物の価格に応じ農林水産大臣の定める方法により一定の調整を加えて得た数量が、当該組合員等の当該畑作物共済の共済目的の種類等に係る基準収穫量に達しないこととする。前項の基準収穫量は、特定畑作物共済の共済目的の種類ごと及び組合員等ごとに農林水産大臣の定める準則に従い、過去一定年間におけるその者の当該畑作物共済の共済目的の種類等に係る農作物に係る収穫物の収穫量に、当該一定年間におけるその者の収穫に係る当該収穫物の価格に応じ、一定の調整を加えて得た数量等を基礎として、組合等が定める数量とする。
第47条の35
法第百五十条の七第二項に規定する畑作物共済についての第十七条の十三の二、第十九条の二第二項第一号ハ、第三十三条の十三、第三十七条第六号及び第七号並びに第四十条の九第六号及び第七号の規定の適用については、第十七条の十三の二中「品質(特定収穫共済の共済目的たる果樹に係る収穫物にあつては、品質若しくは価格)」とあるのは「価格」と、第十九条の二第二項第三号中「事項」とあるのは「事項及び畑作物共済に付する申込みに係る畑作物共済の共済関係に係る農作物に係る収穫物の出荷計画」と、第三十三条の十三中「法第百二十条の十四第一項第一号若しくは第二号の基準収穫量」とあるのは「法第百五十条の六第一項第二号の基準生産金額」と、第三十七条第六号中「減収量及び」とあるのは「減収量及び生産金額の減少額並びに」と、同条第七号中「減収量及びその減収量に係る被害面積、当該保険金」とあるのは「減収量及び生産金額の減少額並びにその減収量に係る被害面積並びに当該保険金」と、第四十条の九第六号中「減収量及び」とあるのは「減収量及び生産金額の減少額並びに」と、同条第七号中「減収量及びその減収量に係る被害面積、当該共済金」とあるのは「減収量及び生産金額の減少額並びにその減収量に係る被害面積並びに当該共済金」とする。
附則
昭和38年12月18日
2
改正後の農業災害補償法施行規則(以下「新規則」という。)第七条、第十九条、第二十四条から第二十五条の二まで並びに第二十五条の三第二項及び第三項(同条第四項において準用する場合を含む。)の規定は、昭和三十九年四月一日から適用するものとし、昭和三十九年三月三十一日以前については、なお改正前の農業災害補償法施行規則(以下「旧規則」という。)第七条、第十九条及び第二十四条から第二十五条までの規定の例によるものとする。
3
新規則第二十七条の六から第二十九条まで及び第四十一条から第四十五条までの規定は、水稲、陸稲及び蚕繭については昭和三十九年産のものから、麦については昭和四十年産のものから適用するものとし、昭和三十八年以前の年産の水稲、陸稲及び蚕繭並びに昭和三十九年以前の年産の麦については、なお旧規則第二十七条の六から第二十九条まで及び第四十一条から第四十五条までの規定の例によるものとする。
4
新規則第二十条第一項、第二十一条第一項、第二十二条、第二十三条、第二十五条の三第一項(同条第四項において準用する場合を含む。)及び第二十五条の四の規定は、昭和三十九事業年度(農業災害補償法(以下「法」という。)第八十五条の六第一項の共済事業を行なう市町村(以下「共済事業を行なう市町村」という。)にあつては、昭和三十九会計年度)の決算及び決算に係る剰余金の処分又は不足金の処理から適用するものとし、昭和三十八事業年度(共済事業を行なう市町村にあつては、昭和三十八会計年度)以前の決算及び決算に係る剰余金の処分又は不足金の処理については、なお旧規則第二十条第一項、第二十一条第一項、第二十二条及び第二十三条の規定の例によるものとする。
5
農業共済組合は、昭和三十八事業年度の決算に係る剰余金の処分又は不足金の処理の終了後直ちに、旧規則第二十二条第一項(前項の規定によりその規定の例によるものとされる場合を含む。)の規定により積み立てられた法第百一条の準備金の金額のうち旧規則第二十二条第二項第一号に掲げる共済事業の区分に係る金額を総会又は総代会の議決を経て同号の共済事業の種類ごとに過去の収支の差額を基準として配分し、農作物共済にあつては当該共済事業に係るものとされた当該配分に係る金額を総会又は総代会の議決を経て更に共済目的の種類ごとに過去の収支の差額を基準として配分し、それぞれ当該共済目的の種類に係るものとされた当該配分に係る金額を新規則第十九条の二第一号の勘定に係る法第百一条の準備金として、蚕繭共済及び家畜共済にあつてはそれぞれ当該共済事業に係るものとされた当該配分に係る金額を新規則第十九条の二第二号及び第三号の勘定に係る法第百一条の準備金として積み立てるものとする。
6
農業共済組合は、昭和三十八事業年度の決算に係る剰余金の処分又は不足金の処理の終了後直ちに、旧規則第二十三条第一項(第四項の規定によりその規定の例によるものとされる場合を含む。)の規定により積み立てられた法第百二条の規定による払いもどしのための準備金の金額のうち旧規則第二十三条第二項第一号に掲げる共済事業の区分に係る金額を同号の共済事業の種類ごとに旧規則第二十四条第二項に規定する区分の方法の例により区分し、農作物共済にあつては当該共済事業に係るものとされた当該区分に係る金額を総会又は総代会の議決を経て共済目的の種類ごとに過去の収支の差額を基準として配分し、それぞれ当該共済目的の種類に係るものとされた当該配分に係る金額を新規則第十九条の二第一号の勘定に係る新規則第二十三条第一項の無事もどしのための準備金として、蚕繭共済及び家畜共済にあつてはそれぞれ当該共済事業に係るものとされた当該区分に係る金額を新規則第十九条の二第二号又は第三号の勘定に係る新規則第二十三条第二項の無事もどしのための準備金として積み立てるものとする。
7
農業共済組合は、昭和三十八事業年度の決算に係る剰余金の処分又は不足金の処理の終了後、定款の定めるところにより特別積立金として積み立てられている金額があるときは、その終了後直ちに、当該積み立てられている金額のうち旧規則第二十二条第二項第一号に掲げる共済事業の区分に係る金額を総会又は総代会の議決を経て同号の共済事業の種類ごとに過去の収支の差額を基準として配分し、農作物共済に係るものとされた当該配分に係る金額を総会又は総代会の議決を経て更に共済目的の種類ごとに過去の収支の差額を基準として配分し、それぞれ当該共済目的の種類に係るものとされた当該配分に係る金額を新規則第十九条の二第一号の勘定に係る新規則第二十五条の三第一項の特別積立金として積み立てるものとする。
8
前三項の規定は、共済事業を行なう市町村について準用する。この場合において、前三項中「昭和三十八事業年度」とあるのは「昭和三十八会計年度」と、「総会又は総代会」とあるのは「議会」と、「同号」とあるのは「農作物共済、蚕繭共済及び家畜共済」と、第五項中「旧規則第二十二条第一項」とあるのは「旧規則第二十二条第三項において準用する同条第一項」と、「金額のうち旧規則第二十二条第二項第一号に掲げる共済事業の区分に係る金額」とあるのは「金額」と、「新規則第十九条の二」とあるのは「農業災害補償法施行令(以下附則第八項において準用する各規定において「令」という。)第二条の五」と、第六項中「旧規則第二十三条第一項」とあるのは「旧規則第二十三条第三項において準用する同条第一項」と、「金額のうち旧規則第二十三条第二項第一号に掲げる共済事業の区分に係る金額」とあるのは「金額」と、「新規則第十九条の二」とあるのは「令第二条の五」と、前項中「金額のうち旧規則第二十二条第二項第一号に掲げる共済事業の区分に係る金額」とあるのは「金額」と、「新規則第十九条の二」とあるのは「令第二条の五」と読み替えるものとする。
9
第五項から第七項までの規定は、農業共済組合連合会に準用する。この場合において、第五項から第七項までの規定中「共済事業」とあるのは「保険事業」と、「総会又は総代会」とあるのは「総会」と、「新規則第十九条の二」とあるのは「新規則第三十五条において準用する新規則第十九条の二」と、第五項中「旧規則第二十二条」とあるのは「旧規則第二十二条第四項において準用する同条」と、「第百一条」とあるのは「第百三十二条において準用する法第百一条」と、「同号」とあるのは「旧規則第二十二条第四項において準用する同条第二項第一号」と、第六項中「旧規則第二十三条」とあるのは「旧規則第二十三条第四項において準用する同条第一項」と、「法第百二条」とあるのは「法第百三十二条において準用する法第百二条」と、「同号」とあるのは「旧規則第二十三条第四項において準用する同条第二項第一号」と、「旧規則第二十四条第二項」とあるのは「旧規則第二十四条の二第二項」と、「新規則第二十三条」とあるのは「新規則第二十三条第四項において準用する同条」と、第七項中「旧規則第二十二条」とあるのは「旧規則第二十二条第四項において準用する同条」と、「同号」とあるのは「旧規則第二十二条第四項において準用する同条第二項第一号」と、「新規則第二十五条の三」とあるのは「新規則第二十五条の三第四項において準用する同条」と読み替えるものとする。
附則
昭和41年11月30日
2
農業災害補償法の一部を改正する法律附則第四項の規定により払い戻すべき再保険料は、改正後の農業災害補償法施行規則(以下「新規則」という。)第四十五条第三項の規定により支払うべき金額と相殺するものとする。
3
新規則第十六条第二項の規定は、この省令の施行の際現に存する死廃病傷共済の共済関係が、当該共済目的たる家畜が包括共済関係(農業災害補償法(以下「法」という。)第百十一条の五の包括共済関係をいう。以下同じ。)に係る家畜共済に付されたことにより消滅した場合について準用する。
4
この省令の施行の際現に死廃病傷共済に付されている家畜で当該死廃病傷共済の共済関係の消滅後引き続き家畜共済に付されたものについての新規則第十六条第一項第五号及び第六号の適用については、当該家畜共済に係る共済責任は、当該死廃病傷共済の共済関係に係る共済責任の始まつた時に始まつたものとみなす。
5
この省令の施行の際現に農業共済組合の死廃病傷共済に付されている家畜(法第百十三条第一項各号の一に該当するに至る時から起算して二年以上前から引き続き当該死廃病傷共済に付されていたものに限る。)で当該死廃病傷共済の共済関係の消滅後引き続き当該農業共済組合の個別共済関係(法第百十三条第一項の個別共済関係をいう。以下同じ。)に係る家畜共済に付されたものは、新規則第二十九条の六及び第二十九条の七の規定の適用については、法第百十三条第一項各号の一に該当するに至る時から起算して二年以上前から引き続き当該個別共済関係に係る家畜共済に付されていたものとみなす。
6
法第八十五条の三第三項又は第五項の公示の際法第八十五条の四第二項の規定により消滅した共済関係に係る死廃病傷共済に付されていた家畜については、当該家畜が、当該死廃病傷共済に付された時から引き続き当該農業共済組合の個別共済関係に係る家畜共済に付されていたものとみなして、新規則第二十九条の六及び第二十九条の七の規定を適用する。
7
この省令の施行の際現に死廃病傷共済に付されている家畜(法第百十三条第一項各号の一に該当するに至る時から起算して二年以上前から当該死廃病傷共済に付されていたものに限る。次項において同じ。)については、法第百十三条第一項の農林水産省令で定める場合は、新規則第二十九条の六に規定する場合のほか、当該死廃病傷共済の共済関係の消滅後引き続き個別共済関係に係る家畜共済に付する場合とする。
8
この省令の施行の際現に死廃病傷共済に付されている家畜については、法第百十三条第二項の農林水産省令で定める場合は、新規則第二十九条の七に規定する場合のほか、当該死廃病傷共済の共済関係の消滅後引き続き当該個別共済関係に係る家畜共済に付されている場合とする。
9
この省令の施行の際現に法第八十五条の六第一項の共済事業を行なう市町村の死廃病傷共済に付されている家畜であつて、当該市町村につき法第八十五条の三第三項又は第五項の公示のあつた日から二週間以内に当該市町村の死廃病傷共済に付され、かつ、その公示のあつた日まで引き続き、当該市町村に対し法第八十五条の二第一項の規定による申出をした農業共済組合の死廃病傷共済に付されていたものは、前二項の規定の適用については、当該農業共済組合の死廃病傷共済に付された時から引き続き当該市町村の死廃病傷共済に付されていたものとみなす。
附則
昭和43年12月23日
2
昭和四十三年産の蚕繭に係る共済金の支払についての農業災害補償法施行規則(以下「規則」という。)第十九条の二第二号(共済事業を行なう市町村(農業災害補償法(以下「法」という。)第八十五条の六第一項の共済事業を行う市町村をいう。以下同じ。)にあつては、農業災害補償法施行令(以下「令」という。)第二条の五第二号)の勘定に係る無事もどしのための準備金の金額又は特別積立金の金額の充当についての改正後の規則第十九条第一項の適用については、同項第二号及び第三号中「定款等の定めるところにより算出された金額」とあるのは「共済目的の種類ごとの過去の収支の差額を基準として算出された金額」とする。
3
この省令の施行の日前に、組合等(法第十二条第二項の組合等をいう。以下同じ。)又は農業共済組合連合会が、定款等(法第八十六条第一項の定款等をいう。)の定めるところにより、規則第十九条の二第二号又は第三号(これらの規定を規則第三十五条において準用する場合を含む。)(共済事業を行なう市町村にあつては、令第二条の五第二号又は第三号)の勘定につき、毎事業年度(共済事業を行なう市町村にあつては、毎会計年度)の剰余金から法第百一条(法第百三十二条において準用する場合を含む。)の準備金及び規則第二十三条第二項(同条第四項において準用する場合を含む。)の準備金として積み立てる金額を差し引いて得た金額を積み立てた場合には、当該積み立てた積立金は、改正後の規則第二十五条の三第二項(同条第五項において準用する場合を含む。)の特別積立金とみなす。
附則
昭和51年11月27日
2
前項第二号に掲げる規定の施行の際現に肉豚に係る任意共済を行つている農業共済組合についての改正後の農業災害補償法施行規則(以下「新規則」という。)第十七条の規定の適用については、当該任意共済に係る共済関係であつて前項第二号に掲げる規定の施行の際現に存するものが消滅するまでの間は、同条中「家具類」とあるのは、「家具類及び豚(法第八十四条第一項第三号に規定する種豚を除く。)」とする。
3
組合等(農業災害補償法(以下「法」という。)第十二条第二項の組合等をいう。)又は農業共済組合連合会が、定款又は共済事業の実施に関する条例の定めるところにより、改正前の農業災害補償法施行規則第二十三条の規定により積み立てた法第百二条(法第百三十二条第一項において準用する場合を含む。)の払戻しのための準備金は、新規則第二十三条の特別積立金とみなす。
5
組合等は、昭和五十二事業年度(共済事業を行う市町村にあつては、昭和五十二会計年度)の決算に係る剰余金の処分又は不足金の処理の終了後、法第八十五条第十一項(法第八十五条の七において準用する場合を含む。)の規定により果実の品質の低下を共済事故としない収穫共済のうち新規則第三十三条の五の三に規定する共済事故を共済事故としないもの以外のものに係る不足金てん補準備金の金額及び特別積立金の金額をこの省令の施行の際現に当該組合等との間に品質の低下を共済事故としない収穫共済の共済関係が存する組合員等のうち昭和五十三年に新規則第三十三条の五の二の規定により申出を行つた組合員等とその他の組合員等との別ごとに過去の収支の差額を基準として配分し、当該配分に係る金額をそれぞれの果樹区分に係る不足金てん補準備金及び特別積立金として積み立てるものとする。
附則
昭和60年11月1日
2
農業災害補償法の一部を改正する法律(以下「改正法」という。)による改正前の農業災害補償法第百七条第三項の規定により組合等がその区域を分けて地域を定めた場合の改正後の農業災害補償法施行規則(以下「新規則」という。)第二十七条の六第二項の規定の適用については、改正法による改正後の農業災害補償法第百七条第一項又は第三項の規定により組合等が共済掛金率を定めるまでの間、新規則第二十七条の六第二項中「法第百七条第三項の規定により危険段階の別」とあるのは「農業災害補償法の一部を改正する法律による改正前の農業災害補償法第百七条第三項の規定によりその区域を分けて地域」と、「その危険段階別」とあるのは「その地域ごと」とする。
附則
平成5年7月30日
2
農作物共済に係るこの省令による改正後の農業災害補償法施行規則(以下「新規則」という。)第一条の二の二第一項、第一条の二の三、第七条第一号、第十七条の四第一号、第十七条の九第一号、第二十七条第一項、第二十七条の五の二から第二十七条の六まで、第二十八条、第四十三条第一項、第四十五条第一項並びに付録第一及び付録第三の規定は、平成六年産の水稲、陸稲及び麦から適用するものとし、平成五年以前の年産の当該農作物については、なお従前の例による。
3
蚕繭共済に係る新規則第一条の二の二第一項、第一条の二の三、第七条第一号、第十七条の四第一号、第十七条の九第一号、第二十七条、第二十七条の八及び第四十三条第二項の規定は、平成六年産の蚕繭から適用するものとし、平成五年以前の年産の蚕繭については、なお従前の例による。
4
果樹共済に係る新規則第一条の二の二第一項、第一条の二の三、第七条第一号、第三十三条の四の二、第三十四条、第三十四条の四、第四十一条、第四十二条第一項、第四十三条第四項及び第四十五条第四項の規定は、附則第一項第二号に掲げる規定の施行の日以後に共済責任期間の開始する果樹共済に係る果樹から適用するものとし、同日前に共済責任期間の開始する果樹共済に係る果樹については、なお従前の例による。
5
畑作物共済に係る新規則第一条の二の二第一項、第一条の二の三、第七条第一号、第三十三条の十三の二、第三十三条の十五から第三十三条の十五の三まで、第四十三条第五項の規定は、附則第一項第一号に掲げる規定の施行の日以後に共済責任期間の開始する畑作物共済に係る農作物(さとうきびを除く。)から適用するものとし、同日前に共済責任期間の開始する畑作物共済に係る当該農作物については、なお従前の例による。
附則
平成6年3月16日