• 独立行政法人大学評価・学位授与機構法の施行に伴う経過措置に関する政令
    • 第1条 [機構が承継する権利及び義務]
    • 第2条 [権利及び義務の承継の時期]
    • 第3条 [権利及び義務の承継の際出資があったものとされる財産]
    • 第4条 [出資の時期]
    • 第5条 [出資があったものとされる財産に係る評価委員の任命等]
    • 第6条 [国有財産の無償使用]
    • 第7条 [不動産に関する登記の特例]
    • 第8条 [高圧ガス保安法等の適用に関する経過措置]
    • 第9条 [独立行政法人等の保有する情報の公開に関する法律の適用に関する経過措置]

独立行政法人大学評価・学位授与機構法の施行に伴う経過措置に関する政令

平成17年2月18日 改正
第1条
【機構が承継する権利及び義務】
独立行政法人大学評価・学位授与機構法(以下「法」という。)附則第8条第1項の政令で定める権利及び義務は、次に掲げる権利及び義務とする。
国立大学法人法等の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律次条において「整備法」という。)第2条の規定による廃止前の国立学校設置法第9条の4第1項に規定する大学評価・学位授与機構(以下「旧機構」という。)に所属する土地、建物及び工作物(その土地に定着する物及びその建物に附属する工作物を含む。第3条第1号において「土地等」という。)のうち、文部科学大臣が財務大臣に協議して指定するものに関する権利及び義務
独立行政法人大学評価・学位授与機構(以下「機構」という。)の成立の際現に旧機構に使用されている物品に関する権利及び義務
機構の業務に関し国が有する権利及び義務のうち前二号に掲げるもの以外のものであって、文部科学大臣が指定するもの
参照条文
第2条
【権利及び義務の承継の時期】
前条各号に規定する権利及び義務は、機構の成立の時において機構が承継する。ただし、整備法附則第2条第1項の規定によりなお従前の例によることとされた国立学校特別会計における平成十五年度の収入及び支出に関する事務に係るものにあっては、同年度の決算が完結した時において機構が承継する。
参照条文
第3条
【権利及び義務の承継の際出資があったものとされる財産】
法附則第8条第2項の政令で定める財産は、次に掲げるものとする。
第1条第1号の規定により指定された土地等
第1条第3号の規定により指定された権利に係る財産のうち文部科学大臣が指定するもの
参照条文
第4条
【出資の時期】
法附則第8条第1項の規定により機構が国の有する権利及び義務を承継したときは、その承継の際、同条第2項に規定する金額は、政府から機構に対し出資されたものとする。
第5条
【出資があったものとされる財産に係る評価委員の任命等】
法附則第8条第3項の評価委員は、次に掲げる者につき文部科学大臣が任命する。
財務省の職員 一人
文部科学省の職員 一人
機構の役員(機構が成立するまでの間は、機構に係る独立行政法人通則法第15条第1項の設立委員) 一人
学識経験のある者 二人
法附則第8条第3項の規定による評価は、同項の評価委員の過半数の一致によるものとする。
法附則第8条第3項の規定による評価に関する庶務は、文部科学省高等教育局高等教育企画課において処理する。
第6条
【国有財産の無償使用】
法附則第10条の規定により国が機構に無償で使用させることができる国有財産及び当該国有財産の使用に関し必要な手続は、文部科学大臣が財務大臣に協議して定める。
第7条
【不動産に関する登記の特例】
機構が法附則第8条第1項の規定により不動産に関する権利を承継した場合において、その権利についてすべき登記については、機構を国とみなして、司法書士法第68条第1項土地家屋調査士法第63条第1項不動産登記法第16条第116条及び第117条並びに不動産登記令第7条第1項第6号同令別表の七十三の項(添付情報欄ロを除く。)に係る部分に限る。)及び第2項並びに第17条第2項の規定を準用する。この場合において、同法第116条第1項中「遅滞なく、登記義務者の承諾を得て」とあるのは「遅滞なく」と、同令第7条第2項中「命令又は規則により指定された官庁又は公署の職員」とあるのは「独立行政法人大学評価・学位授与機構の機構長が指定し、その旨を官報により公告した独立行政法人大学評価・学位授与機構の役員又は職員」と読み替えるものとする。
第8条
【高圧ガス保安法等の適用に関する経過措置】
機構の成立前に高圧ガス保安法下水道法又は電気事業法の規定により旧機構について国に対しされた承認その他の処分又は通知その他の行為であって、法附則第8条第1項の規定により機構が承継することとなる権利及び義務に係るものは、機構の成立後は、それぞれの法律の規定により機構に対しされた許可その他の処分又は通知その他の行為とみなす。
機構の成立前に高圧ガス保安法下水道法又は電気事業法の規定により旧機構について国がしている届出その他の行為であって、法附則第8条第1項の規定により機構が承継することとなる権利及び義務に係るものは、機構の成立後は、それぞれの法律の規定により機構がした届出その他の行為とみなす。
第9条
【独立行政法人等の保有する情報の公開に関する法律の適用に関する経過措置】
機構の成立前に行政機関の保有する情報の公開に関する法律同法第2条第2項に規定する行政文書の開示に係る部分に限る。)の規定に基づき旧機構の長がした行為及び旧機構の長に対してされた行為は、機構の成立後は、独立行政法人等の保有する情報の公開に関する法律同法第2条第2項に規定する法人文書の開示に係る部分に限る。)の規定に基づき機構がした行為及び機構に対してされた行為とみなす。
附則
この政令は、公布の日から施行する。
附則
平成17年2月18日
第1条
(施行期日)
この政令は、不動産登記法の施行の日(平成十七年三月七日)から施行する。

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