農林中央金庫法第八十五条第二項に規定する区分等を定める命令
平成24年8月7日 改正
第1条
【自己資本の充実の状況に係る区分及びこれに応じた命令】
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農林中央金庫法(以下「法」という。)第85条第2項の主務省令で定める農林中央金庫の自己資本の充実の状況に係る区分及び当該区分に応じ主務省令で定める命令は、次条に定める場合を除き、次の表のとおりとする。
自己資本の充実の状況に係る区分 | 命令 | |
非対象区分 | 単体自己資本比率のうち次の各号に掲げる比率の区分に応じ、当該各号に定める範囲 一 単体普通出資等Tier1比率 四・五パーセント以上 二 単体Tier1比率 六パーセント以上 三 単体総自己資本比率 八パーセント以上 | |
第一区分 | 単体自己資本比率のうち次の各号に掲げる比率の区分に応じ、当該各号に定める範囲 一 単体普通出資等Tier1比率 二・二五パーセント以上四・五パーセント未満 二 単体Tier1比率 三パーセント以上六パーセント未満 三 単体総自己資本比率 四パーセント以上八パーセント未満 | 経営の健全性を確保するための合理的と認められる改善計画(原則として資本の増強に係る措置を含むものとする。)の提出の求め及びその実行の命令 |
第二区分 | 単体自己資本比率のうち次の各号に掲げる比率の区分に応じ、当該各号に定める範囲 一 単体普通出資等Tier1比率 一・一三パーセント以上二・二五パーセント未満 二 単体Tier1比率 一・五パーセント以上三パーセント未満 三 単体総自己資本比率 二パーセント以上四パーセント未満 | 次の各号に掲げる自己資本の充実に資する措置に係る命令 一 資本の増強に係る合理的と認められる計画の提出及びその実行 二 配当又は役員賞与の禁止又はその額の抑制 三 総資産の圧縮又は増加の抑制 四 取引の通常の条件に照らして不利益を被るものと認められる条件による農林債の発行又は預金若しくは定期積金の受入れの禁止又は抑制 五 一部の事務所における業務の縮小 六 一部の従たる事務所の廃止 七 法第54条第1項から第3項までの規定により営む業務に付随する同条第4項各号に掲げる業務その他の業務又は同条第7項の規定により営む業務の縮小又は新規の取扱いの禁止 八 その他農林水産大臣及び金融庁長官が必要と認める措置 |
第二区分の二 | 単体自己資本比率のうち次の各号に掲げる比率の区分に応じ、当該各号に定める範囲 一 単体普通出資等Tier1比率 〇パーセント以上一・一三パーセント未満 二 単体Tier1比率 〇パーセント以上一・五パーセント未満 三 単体総自己資本比率 〇パーセント以上二パーセント未満 | 自己資本の充実、大幅な業務の縮小又は業務の一部の廃止等の措置のいずれかを選択した上当該選択に係る措置を実施することの命令 |
第三区分 | 単体自己資本比率のうち次の各号に掲げる比率の区分に応じ、当該各号に定める範囲 一 単体普通出資等Tier1比率 〇パーセント未満 二 単体Tier1比率 〇パーセント未満 三 単体総自己資本比率 〇パーセント未満 | 業務の全部又は一部の停止の命令 |
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法第85条第2項の主務省令で定める農林中央金庫及びその子会社等(法第56条第2号に規定する子会社等をいう。以下同じ。)の自己資本の充実の状況に係る区分及び当該区分に応じ主務省令で定める命令は、次条に定める場合を除き、次の表のとおりとする。
自己資本の充実の状況に係る区分 | 命令 | |
非対象区分 | 連結自己資本比率のうち次の各号に掲げる比率の区分に応じ、当該各号に定める範囲 一 連結普通出資等Tier1比率 四・五パーセント以上 二 連結Tier1比率 六パーセント以上 三 連結総自己資本比率 八パーセント以上 | |
第一区分 | 連結自己資本比率のうち次の各号に掲げる比率の区分に応じ、当該各号に定める範囲 一 連結普通出資等Tier1比率 二・二五パーセント以上四・五パーセント未満 二 連結Tier1比率 三パーセント以上六パーセント未満 三 連結総自己資本比率 四パーセント以上八パーセント未満 | 経営の健全性を確保するための合理的と認められる改善計画(原則として資本の増強に係る措置を含むものとする。)の提出の求め及びその実行の命令 |
第二区分 | 連結自己資本比率のうち次の各号に掲げる比率の区分に応じ、当該各号に定める範囲 一 連結普通出資等Tier1比率 一・一三パーセント以上二・二五パーセント未満 二 連結Tier1比率 一・五パーセント以上三パーセント未満 三 連結総自己資本比率 二パーセント以上四パーセント未満 | 次の各号に掲げる自己資本の充実に資する措置に係る命令 一 資本の増強に係る合理的と認められる計画の提出及びその実行 二 配当又は役員賞与の禁止又はその額の抑制 三 総資産の圧縮又は増加の抑制 四 取引の通常の条件に照らして不利益を被るものと認められる条件による農林債の発行又は預金若しくは定期積金の受入れの禁止又は抑制 五 一部の事務所における業務の縮小 六 一部の従たる事務所の廃止 七 子会社等の業務の縮小 八 子会社等の株式又は持分の処分 九 法第54条第1項から第3項までの規定により営む業務に付随する同条第4項各号に掲げる業務その他の業務又は同条第7項の規定により営む業務の縮小又は新規の取扱いの禁止 十 その他農林水産大臣及び金融庁長官が必要と認める措置 |
第二区分の二 | 連結自己資本比率のうち次の各号に掲げる比率の区分に応じ、当該各号に定める範囲 一 連結普通出資等Tier1比率 〇パーセント以上一・一三パーセント未満 二 連結Tier1比率 〇パーセント以上一・五パーセント未満 三 連結総自己資本比率 〇パーセント以上二パーセント未満 | 自己資本の充実、大幅な業務の縮小又は業務の一部の廃止等の措置のいずれかを選択した上当該選択に係る措置を実施することの命令 |
第三区分 | 連結自己資本比率のうち次の各号に掲げる比率の区分に応じ、当該各号に定める範囲 一 連結普通出資等Tier1比率 〇パーセント未満 二 連結Tier1比率 〇パーセント未満 三 連結総自己資本比率 〇パーセント未満 | 業務の全部又は一部の停止の命令 |
第2条
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農林中央金庫が、その自己資本比率(前条第3項に規定する単体自己資本比率又は同条第4項に規定する連結自己資本比率をいう。以下この条において同じ。)が農林中央金庫又は農林中央金庫及びその子会社等が従前に該当していた前条第1項又は第2項の表の区分に係る自己資本比率の範囲を超えて低下したことを知った後、速やかに、その自己資本比率を農林中央金庫又は農林中央金庫及びその子会社等が該当するこれらの表の区分に係る自己資本比率の範囲を超えて確実に改善するための合理的と認められる計画を農林水産大臣及び金融庁長官に提出した場合には、農林中央金庫について、当該区分に応じた命令は、農林中央金庫又は農林中央金庫及びその子会社等の自己資本比率以上で当該計画の実施後に見込まれる農林中央金庫又は農林中央金庫及びその子会社等の自己資本比率以下の自己資本比率に係るこれらの表の区分(非対象区分を除く。)に掲げる命令とする。ただし、当該計画が合理的でないことが明らかになった場合には、農林中央金庫について、農林中央金庫又は農林中央金庫及びその子会社等が該当するこれらの表の区分に係る命令は、同条第1項又は第2項の表のとおりとする。
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参照条文
附則
平成24年8月7日
第2条
(経過措置)
この命令の施行の日(以下「施行日」という。)から起算して二年を経過する日までの間におけるこの命令による改正後の農林中央金庫法第八十五条第二項に規定する区分等を定める命令第一条第一項及び第二項の規定の適用については、次の表の上欄に掲げる期間の区分に応じ、これらの規定中同表の中欄に掲げる字句は、それぞれ同表の下欄に掲げる字句とする。施行日から起算して一年を経過する日までの期間四・五パーセント以上三・五パーセント以上六パーセント以上四・五パーセント以上二・二五パーセント以上四・五パーセント未満一・七五パーセント以上三・五パーセント未満三パーセント以上六パーセント未満二・二五パーセント以上四・五パーセント未満一・一三パーセント以上二・二五パーセント未満〇・八八パーセント以上一・七五パーセント未満一・五パーセント以上三パーセント未満一・一三パーセント以上二・二五パーセント未満〇パーセント以上一・一三パーセント未満〇パーセント以上〇・八八パーセント未満〇パーセント以上一・五パーセント未満〇パーセント以上一・一三パーセント未満平成二十六年三月三十一日から起算して一年を経過する日までの期間四・五パーセント以上四パーセント以上六パーセント以上五・五パーセント以上二・二五パーセント以上四・五パーセント未満二パーセント以上四パーセント未満三パーセント以上六パーセント未満二・七五パーセント以上五・五パーセント未満一・一三パーセント以上二・二五パーセント未満一パーセント以上二パーセント未満一・五パーセント以上三パーセント未満一・三八パーセント以上二・七五パーセント未満〇パーセント以上一・一三パーセント未満〇パーセント以上一パーセント未満〇パーセント以上一・五パーセント未満〇パーセント以上一・三八パーセント未満