• 建築物の耐震改修の促進に関する法律施行令
    • 第1条 [都道府県知事が所管行政庁となる建築物]
    • 第2条 [多数の者が利用する特定建築物の要件]
    • 第3条 [危険物の貯蔵場等の用途に供する特定建築物の要件]
    • 第4条 [多数の者の円滑な避難を困難とするおそれがある特定建築物の要件]
    • 第5条 [所管行政庁による指示の対象となる特定建築物の要件]
    • 第6条 [報告及び立入検査]
    • 第7条 [独立行政法人都市再生機構の業務の特例の対象となる建築物]

建築物の耐震改修の促進に関する法律施行令

平成25年10月9日 改正
第1条
【都道府県知事が所管行政庁となる建築物】
建築物の耐震改修の促進に関する法律(以下「法」という。)第2条第3項ただし書の政令で定める建築物のうち建築基準法第97条の2第1項の規定により建築主事を置く市町村の区域内のものは、同法第6条第1項第4号に掲げる建築物(その新築、改築、増築、移転又は用途の変更に関して、法律並びにこれに基づく命令及び条例の規定により都道府県知事の許可を必要とするものを除く。)以外の建築物とする。
法第2条第3項ただし書の政令で定める建築物のうち建築基準法第97条の3第1項の規定により建築主事を置く特別区の区域内のものは、次に掲げる建築物(第2号に掲げる建築物にあっては、地方自治法第252条の17の2第1項の規定により同号に規定する処分に関する事務を特別区が処理することとされた場合における当該建築物を除く。)とする。
延べ面積(建築基準法施行令第2条第1項第4号に規定する延べ面積をいう。)が一万平方メートルを超える建築物
その新築、改築、増築、移転又は用途の変更に関して、建築基準法第51条同法第87条第2項及び第3項において準用する場合を含む。)(市町村都市計画審議会が置かれている特別区にあっては、卸売市場、と畜場及び産業廃棄物処理施設に係る部分に限る。)並びに同法以外の法律並びにこれに基づく命令及び条例の規定により都知事の許可を必要とする建築物
第2条
【多数の者が利用する特定建築物の要件】
法第6条第1号の政令で定める建築物は、次に掲げるものとする。
ボーリング場、スケート場、水泳場その他これらに類する運動施設
診療所
映画館又は演芸場
公会堂
卸売市場又はマーケットその他の物品販売業を営む店舗
ホテル又は旅館
賃貸住宅(共同住宅に限る。)、寄宿舎又は下宿
老人短期入所施設、保育所、福祉ホームその他これらに類するもの
老人福祉センター、児童厚生施設、身体障害者福祉センターその他これらに類するもの
博物館、美術館又は図書館
遊技場
公衆浴場
飲食店、キャバレー、料理店、ナイトクラブ、ダンスホールその他これらに類するもの
理髪店、質屋、貸衣装屋、銀行その他これらに類するサービス業を営む店舗
工場
車両の停車場又は船舶若しくは航空機の発着場を構成する建築物で旅客の乗降又は待合いの用に供するもの
自動車車庫その他の自動車又は自転車の停留又は駐車のための施設
保健所、税務署その他これらに類する公益上必要な建築物
法第6条第1号の政令で定める規模は、次の各号に掲げる建築物の区分に応じ、それぞれ当該各号に定めるものとする。
幼稚園又は保育所 階数が二で、かつ、床面積の合計が五百平方メートルのもの
小学校、中学校、中等教育学校の前期課程若しくは特別支援学校(以下「小学校等」という。)、老人ホーム又は前項第8号若しくは第9号に掲げる建築物(保育所を除く。) 階数が二で、かつ、床面積の合計が千平方メートルのもの
学校(幼稚園及び小学校等を除く。)、病院、劇場、観覧場、集会場、展示場、百貨店、事務所又は前項第1号から第7号まで若しくは第10号から第18号までに掲げる建築物 階数が三で、かつ、床面積の合計が千平方メートルのもの
体育館 床面積の合計が千平方メートルのもの
第3条
【危険物の貯蔵場等の用途に供する特定建築物の要件】
法第6条第2号の政令で定める危険物は、次に掲げるものとする。
消防法第2条第7項に規定する危険物(石油類を除く。)
危険物の規制に関する政令別表第四備考第6号に規定する可燃性固体類又は同表備考第8号に規定する可燃性液体類
マッチ
可燃性のガス(次号及び第6号に掲げるものを除く。)
圧縮ガス
液化ガス
毒物及び劇物取締法第2条第1項に規定する毒物又は同条第2項に規定する劇物(液体又は気体のものに限る。)
法第6条第2号の政令で定める数量は、次の各号に掲げる危険物の区分に応じ、それぞれ当該各号に定める数量(第6号及び第7号に掲げる危険物にあっては、温度が零度で圧力が一気圧の状態における数量とする。)とする。
火薬類 次に掲げる火薬類の区分に応じ、それぞれに定める数量
火薬 十トン
爆薬 五トン
工業雷管若しくは電気雷管又は信号雷管 五十万個
銃用雷管 五百万個
実包若しくは空包、信管若しくは火管又は電気導火線 五万個
導爆線又は導火線 五百キロメートル
信号炎管若しくは信号火箭又は煙火 二トン
その他の火薬又は爆薬を使用した火工品 当該火工品の原料となる火薬又は爆薬の区分に応じ、それぞれイ又はロに定める数量
消防法第2条第7項に規定する危険物危険物の規制に関する政令別表第三の類別の欄に掲げる類、品名の欄に掲げる品名及び性質の欄に掲げる性状に応じ、それぞれ同表の指定数量の欄に定める数量の十倍の数量
危険物の規制に関する政令別表第四備考第6号に規定する可燃性固体類 三十トン
危険物の規制に関する政令別表第四備考第8号に規定する可燃性液体類 二十立方メートル
マッチ 三百マッチトン
可燃性のガス(次号及び第8号に掲げるものを除く。) 二万立方メートル
圧縮ガス 二十万立方メートル
液化ガス 二千トン
毒物及び劇物取締法第2条第1項に規定する毒物(液体又は気体のものに限る。) 二十トン
毒物及び劇物取締法第2条第2項に規定する劇物(液体又は気体のものに限る。) 二百トン
前項各号に掲げる危険物の二種類以上を貯蔵し、又は処理しようとする場合においては、同項各号に定める数量は、貯蔵し、又は処理しようとする同項各号に掲げる危険物の数量の数値をそれぞれ当該各号に定める数量の数値で除し、それらの商を加えた数値が一である場合の数量とする。
第4条
【多数の者の円滑な避難を困難とするおそれがある特定建築物の要件】
法第6条第3号の政令で定める建築物は、そのいずれかの部分の高さが、当該部分から前面道路の境界線までの水平距離に、次の各号に掲げる当該前面道路の幅員に応じ、それぞれ当該各号に定める距離を加えたものを超える建築物とする。
十二メートル以下の場合 六メートル
十二メートルを超える場合 前面道路の幅員の二分の一に相当する距離
第5条
【所管行政庁による指示の対象となる特定建築物の要件】
法第7条第2項の政令で定める特定建築物は、次に掲げるものとする。
体育館(一般公共の用に供されるものに限る。)、ボーリング場、スケート場、水泳場その他これらに類する運動施設
病院又は診療所
劇場、観覧場、映画館又は演芸場
集会場又は公会堂
展示場
百貨店、マーケットその他の物品販売業を営む店舗
ホテル又は旅館
老人福祉センター、児童厚生施設、身体障害者福祉センターその他これらに類するもの
博物館、美術館又は図書館
遊技場
公衆浴場
飲食店、キャバレー、料理店、ナイトクラブ、ダンスホールその他これらに類するもの
理髪店、質屋、貸衣装屋、銀行その他これらに類するサービス業を営む店舗
車両の停車場又は船舶若しくは航空機の発着場を構成する建築物で旅客の乗降又は待合いの用に供するもの
自動車車庫その他の自動車又は自転車の停留又は駐車のための施設で、一般公共の用に供されるもの
保健所、税務署その他これらに類する公益上必要な建築物
幼稚園又は小学校等
老人ホーム、老人短期入所施設、保育所、福祉ホームその他これらに類するもの
法第7条第2項第3号に掲げる特定建築物
法第7条第2項の政令で定める規模は、次に掲げる特定建築物の区分に応じ、それぞれ当該各号に定めるものとする。
前項第1号から第16号まで又は第18号に掲げる特定建築物(保育所を除く。) 床面積の合計が二千平方メートルのもの
幼稚園又は保育所 床面積の合計が七百五十平方メートルのもの
小学校等 床面積の合計が千五百平方メートルのもの
前項第19号に掲げる特定建築物 床面積の合計が五百平方メートルのもの
参照条文
第6条
【報告及び立入検査】
所管行政庁は、法第7条第4項の規定により、前条第1項の特定建築物で同条第2項に規定する規模以上のものの所有者に対し、当該特定建築物につき、当該特定建築物の設計及び施工に係る事項のうち地震に対する安全性に係るもの並びに当該特定建築物の耐震診断及び耐震改修の状況に関し報告させることができる。
所管行政庁は、法第7条第4項の規定により、その職員に、前条第1項の特定建築物で同条第2項に規定する規模以上のもの、当該特定建築物の敷地又は当該特定建築物の工事現場に立ち入り、当該特定建築物並びに当該特定建築物の敷地、建築設備、建築材料及び設計図書その他の関係書類を検査させることができる。
第7条
【独立行政法人都市再生機構の業務の特例の対象となる建築物】
法第14条の政令で定める建築物は、独立行政法人都市再生機構法第11条第3項第2号の住宅(共同住宅又は長屋に限る。)又は同項第4号の施設である建築物とする。
附則
(施行期日)
この政令は、法の施行の日(平成七年十二月二十五日)から施行する。
附則
平成8年3月31日
この政令は、平成八年四月一日から施行する。
附則
平成9年8月29日
この政令は、都市計画法及び建築基準法の一部を改正する法律の施行の日(平成九年九月一日)から施行する。
附則
平成11年1月13日
この政令は、建築基準法の一部を改正する法律の一部の施行の日(平成十一年五月一日)から施行する。
附則
平成11年10月1日
第1条
(施行期日)
この政令は、地方自治法等の一部を改正する法律(以下「法」という。)の施行の日(平成十二年四月一日。以下「施行日」という。)から施行する。
第13条
(許認可等に関する経過措置)
施行日前に法による改正前のそれぞれの法律若しくはこの政令による改正前のそれぞれの政令の規定により都知事その他の都の機関が行った許可等の処分その他の行為(以下この条において「処分等の行為」という。)又は施行日前に法による改正前のそれぞれの法律若しくはこの政令による改正前のそれぞれの政令の規定によりこれらの機関に対してされた許可等の申請その他の行為(以下この条において「申請等の行為」という。)で、施行日において特別区の区長その他の機関がこれらの行為に係る行政事務を行うこととなるものは、別段の定めがあるもののほか、施行日以後における法による改正後のそれぞれの法律又はこの政令による改正後のそれぞれの政令の適用については、法による改正後のそれぞれの法律若しくはこの政令による改正後のそれぞれの政令の相当規定によりされた処分等の行為又は申請等の行為とみなす。
施行日前に法による改正前のそれぞれの法律又はこの政令による改正前のそれぞれの政令の規定により都知事その他の機関に対し報告、届出その他の手続をしなければならない事項で、施行日前にその手続がされていないものについては、別段の定めがあるもののほか、これを、法による改正後のそれぞれの法律又はこの政令による改正後の政令の相当規定により特別区の区長その他の相当の機関に対して報告、届出その他の手続をしなければならない事項についてその手続がされていないものとみなして、法による改正後のそれぞれの法律又はこの政令による改正後のそれぞれの政令の規定を適用する。
第14条
(職員の引継ぎ)
施行日の前日において現に都又は都知事若しくは都の委員会その他の機関が処理し、又は管理し、及び執行している事務で施行日以後法律又はこれに基づく政令により特別区又は特別区の区長若しくは特別区の委員会その他の機関が処理し、又は管理し、及び執行することとなるもの(次項において「特定事務」という。)に専ら従事していると認められる都の職員(以下この条において「特定都職員」という。)は、施行日において、都において正式任用されていた者にあっては引き続き当該特別区の相当の職員に正式任用され、都において条件付採用期間中であった者にあっては引き続き条件付きで当該特別区の相当の職員となるものとする。
施行日前に、地方自治法第二百五十二条の十七第一項の規定に基づき特別区の区長又は委員会若しくは委員が特定事務の処理又は管理及び執行のため派遣を求め、その求めに応じて六年以内の期間を定めて施行日から派遣することとされた特定都職員は、前項の規定にかかわらず、その派遣の期間が満了する日の翌日において、都において正式任用されていた者にあっては引き続き当該特別区の相当の職員に正式任用され、都において条件付採用期間中であった者にあっては引き続き条件付きで当該特別区の相当の職員となるものとする。
前二項の規定により引き続き条件付きで特別区の相当の職員となる者の当該特別区における条件付採用期間には、その者の都における条件付採用期間を通算するものとする。
特定都職員でその引継ぎについて第一項又は第二項の規定により難いものをいずれの特別区が引き継ぐかについては、都知事と各特別区の区長とが協議して定めるものとする。
第15条
(罰則に関する経過措置)
この政令の施行前にした行為及びこの政令の附則において従前の例によることとされる場合におけるこの政令の施行後にした行為に対する罰則の適用については、なお従前の例による。
附則
平成11年11月10日
第1条
(施行期日)
この政令は、平成十二年四月一日から施行する。
附則
平成16年6月23日
第1条
(施行期日)
この政令は、建築物の安全性及び市街地の防災機能の確保等を図るための建築基準法等の一部を改正する法律附則第一条第一号に掲げる規定の施行の日(平成十六年七月一日)から施行する。
附則
平成18年1月25日
この政令は、建築物の耐震改修の促進に関する法律の一部を改正する法律の施行の日(平成十八年一月二十六日)から施行する。
附則
平成18年9月26日
この政令は、障害者自立支援法の一部の施行の日(平成十八年十月一日)から施行する。
附則
平成19年3月22日
第1条
(施行期日)
この政令は、平成十九年四月一日から施行する。
第3条
(罰則の適用に関する経過措置)
この政令の施行前にした行為に対する罰則の適用については、なお従前の例による。
附則
平成19年8月3日
第1条
(施行期日)
この政令は、平成十九年十月一日から施行する。
第41条
(罰則に関する経過措置)
この政令の施行前にした行為に対する罰則の適用については、なお従前の例による。
附則
平成25年10月9日
(施行期日)
この政令は、建築物の耐震改修の促進に関する法律の一部を改正する法律の施行の日(平成二十五年十一月二十五日)から施行する。

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