第1条
【試験期日等の公告】
公認会計士試験の日時及び場所その他公認会計士試験の施行に関して必要な事項は、公認会計士・監査審査会(以下「審査会」という。)が決定し、あらかじめ官報で公告する。
第2条
【試験実施地】
公認会計士試験は、毎年一回以上、東京都、大阪府、北海道、宮城県、愛知県、石川県、広島県、香川県、熊本県、福岡県、沖縄県その他審査会の指定する場所において行う。
第3条
【受験願書】
1
公認会計士試験を受けようとする者は、
第1号様式による受験願書に写真及び整理表を添付し、公認会計士試験を受けようとする場所を管轄する財務局長(当該場所が福岡財務支局の管轄区域内にある場合には、福岡財務支局長。
次項において同じ。)を経由して、審査会の会長(以下「会長」という。)に提出しなければならない。
2
前項の受験願書は、財務局長が受理した時に会長に提出されたものとみなす。
第4条
【試験科目の分野及び範囲】
1
法第8条第1項第1号に規定する内閣府令で定める分野は、次に掲げる分野とする。
③
前二号に掲げるもののほか、企業等の外部の利害関係者の経済的意思決定に役立つ情報を提供することを目的とする会計の理論
2
法第8条第1項第2号に規定する内閣府令で定める分野は、次に掲げる分野とする。
②
前号に掲げるもののほか、企業等の内部の経営者の意思決定及び業績管理に役立つ情報を提供することを目的とする会計の理論
3
法第8条第1項第4号に規定する内閣府令で定める分野は、次に掲げる分野とする。
②
商法(海商並びに手形及び小切手に関する部分を除く。)
④
前三号に掲げるもののほか、監査を受けるべきこととされる組合その他の組織に関する法
5
法第8条第1項各号又は
第2項各号に掲げる試験科目のうち、次の各号に掲げる試験科目の範囲については、当該各号に定めるところによる。
③
経済学 ミクロ経済学、マクロ経済学その他の経済理論
④
統計学 記述統計及び推測統計の理論並びに金融工学の基礎的理論
第5条
【試験免除の申請等】
3
第1項に規定する申請があった場合において、当該申請に係る試験を免除し、又は免除しないこととしたときは、会長は、
第3号様式又は
第4号様式によりその旨を申請者に通知しなければならない。
4
会長は、
第1項の申請書を受理してから一月以内に、
前項の通知をするよう努めるものとする。
5
前項の期間には、次に掲げる期間を含まないものとする。
②
当該申請をした者が当該申請の内容を変更するために要する期間
③
当該申請をした者が当該申請に係る審査に必要と認められる資料を追加するために要する期間
第6条
【特定の学位による短答式による試験科目の一部免除】
1
法第9条第2項第2号に規定する研究は,次に掲げる科目に関する研究とする。
①
簿記、財務諸表その他の財務会計に属する科目に関する研究
②
原価計算その他の管理会計に属する科目に関する研究
第7条
【実務経験による短答式試験科目の免除】
1
公認会計士法施行令(以下「施行令」という。)
第1条の2に規定する内閣府令で定める法人は、次の各号に掲げるものとする。この場合において、次の各号(
第3号、
第4号及び
第12号から
第14号までを除く。)に定める法人が、法令に基づき、免除申請者の
同条に規定する会計又は監査に関する事務又は業務に従事した期間を通じて、公認会計士又は監査法人の監査を受けていることを要する。
⑤
預金保険法第2条第1項に規定する金融機関であって、法令の規定により公認会計士又は監査法人の監査を受けなければならない法人
⑪
第1号及び
第2号並びに
第5号から
前号までに準ずる法人であって、法令の規定に基づき公認会計士又は監査法人の監査を受けなければならない法人
⑭
企業会計の基準の設定、原価計算の統一若しくは監査基準の設定その他の企業会計制度又は監査制度の整備改善を行う法人
2
施行令第1条の2に規定する会計又は監査に関する事務又は業務のうち内閣府令で定めるものは、次の各号に定める法人の区分に応じ、当該各号に定めるものとする。
①
前項第1号及び
第2号並びに
第5号から
第11号までに掲げる法人 当該法人の財務書類の調製に係る事務(特別の判断を要しない機械的な事務を除く。)又は業務並びに当該法人の内部における会計に関する監査に係る業務
②
国又は地方公共団体の機関
前項第1号及び
第2号並びに
第5号から
第11号までに掲げる法人の会計に関する検査若しくは監査(直接従事する場合に限る。)、又は企業会計の基準の設定、原価計算の統一若しくは監査基準の設定その他の企業会計制度若しくは監査制度の整備改善に関する事務(特別の判断を要しない機械的な事務を除く。)若しくは業務
⑤
前項第14号に掲げる法人 企業会計の基準の設定、原価計算の統一若しくは監査基準の設定その他の企業会計制度又は監査制度の整備改善に関する事務(特別の判断を要しない機械的な事務を除く。)又は業務
第9条
【試験合格者等の公告等】
1
会長は、公認会計士試験に合格した者に、
法第12条の規定により当該試験に合格したことを証する証書を授与するほか、その者の氏名及び受験番号を官報で公告する。
2
会長は、
法第8条第1項の短答式による試験に合格した者に、当該試験に合格したことを証する書面を交付するとともに、その者の受験番号を官報で公告する。
3
会長は、
法第10条第2項に規定する相当と認める成績を得た者に、当該成績を得たことを証する書面を交付する。
附則
2
公認会計士法の一部を改正する法律附則第八条第二項の規定により行われる従前の第三次試験において、この府令による改正前の公認会計士試験規則第十五条第一項及び第四項の規定は、なおその効力を有する。この場合において同条第一項中「別表第一号様式」とあるのは「取り繕い使用する別表第一号様式」と、「試験を受けようとする場所を管轄する財務局長を経由して、会長に」とあるのは「会長に」と、同条第四項中「一万五千三百円」とあるのは「一万九千五百円」と読み替えるものとする。
附則
平成17年12月22日
第4条
(公認会計士試験規則の一部改正に伴う経過措置)
1
公認会計士法の一部を改正する法律(以下「改正法」という。)附則第五条の申請は、改正法第二条の規定による改正前の公認会計士法第十四条の規定に基づき授与された第二次試験に合格したことを証する証書の写しを第三条第一項の受験願書に添付してしなければならない。
2
公認会計士法施行令の一部を改正する政令附則第二条第一項の申請は、公認会計士特例試験等に関する法律附則第二条の規定による改正前の公認会計士法第五十七条第六項の規定に基づき授与された、検定に合格したことを証する証書の写しを第三条第一項の受験願書に添付してしなければならない。
3
改正法附則第六条、附則第三十条第一項又は沖縄の復帰に伴う国税関係以外の大蔵省関係法令の適用の特例措置等に関する政令第四十四条第一項の申請については、第五条の規定を準用する。この場合において「法第九条第一項若しくは第二項又は第十条第一項」とあるのは「公認会計士法の一部を改正する法律(以下「改正法」という。)附則第六条、附則第三十条第一項又は沖縄の復帰に伴う国税関係以外の大蔵省関係法令の適用の特例措置等に関する政令(以下「沖縄公認会計士政令」という。)第四十四条第一項」と、「法第九条第一項各号若しくは第二項各号又は第十条第一項各号」とあるのは「改正法附則第六条、附則第三十条第一項又は沖縄公認会計士政令第四十四条第一項」と、それぞれ読み替えるものとする。
附則
平成18年3月23日
2
改正前の公認会計士試験規則第七条第一項第八号に定める法人において同条第二項第一号に定める事務又は業務に従事した期間を有する者に係る短答式試験科目の免除については、改正後の公認会計士試験規則第七条第一項第九号に定める法人において同条第二項第一号に定める事務又は業務に従事した期間とみなす。
附則
平成19年8月15日
第1条
(施行期日)
この府令は、証券取引法等の一部を改正する法律の施行の日(以下「施行日」という。)から施行する。
第13条
(罰則の適用に関する経過措置)
施行日前にした行為及びこの附則の規定によりなお従前の例によることとされる場合における施行日以後にした行為に対する罰則の適用については、なお従前の例による。
附則
平成19年9月27日
第5条
(公認会計士試験規則の一部改正に伴う経過措置)
第十二条の規定による改正前の公認会計士試験規則第七条第一項第八号に定める法人において同条第二項第一号に定める事務又は業務に従事した期間を有する者に係る短答式試験科目の免除については、第十二条の規定による改正後の公認会計士試験規則第七条第一項第八号に定める法人において同条第二項第一号に定める事務又は業務に従事した期間とみなす。