標準テレビジョン放送等のうちデジタル放送に関する送信の標準方式
平成25年2月20日 改正
第2条
【定義】
この省令において使用する用語は、法、電波法及び電波法施行規則において使用する用語の例によるほか、次の定義に従うものとする。
②
「メタデータ信号」とは、映像信号、音声信号又はデータ信号を受信設備により蓄積、復元、変換その他の制御を経て影像又は音声その他の音響として視聴させるために必要な放送番組の内容又は配列に係る情報をいう。
④
「動き補償予測符号化方式」とは、映像信号の前後のフレーム又はフィールドからの動き量を検出し、動き量に応じて補正したフレーム又はフィールド信号と原信号との差分信号と動き量のみを送信することにより伝送する情報量を減らす方式をいう。
第3条
【多重化】
1
符号化された映像信号、音声信号、データ信号及びメタデータ信号並びに関連情報(国内受信者が有料放送の役務の提供を受け、又はその対価として放送事業者が料金を徴収するために必要な情報、放送事業者が放送番組に関する権利を保護する受信装置によらなければ受信することができないようにするために必要な情報及びその他総務大臣が別に告示する情報をいう。以下同じ。)及び放送番組に関する権利を示す情報(以下「符号化信号」という。)は、次の各号により伝送するものとする。
第4条
【情報源符号化】
第5条
第11条
【搬送波の変調等】
1
搬送波を変調する信号は、それぞれ次の各号に定めるシンボルから成る一個のOFDMセグメント(以下「一セグメント形式のOFDMフレーム」という。)、三個のOFDMセグメント(以下「三セグメント形式のOFDMフレーム」という。)又は一セグメント形式のOFDMフレーム若しくは三セグメント形式のOFDMフレームを連結したもの(以下この章及び別表第8号において「連結したOFDMフレーム」という。)を逆高速フーリエ変換し、別表第5号に示すガードインターバルの付加を行った信号とし、別表第6号に掲げる方程式によるものとする。
②
TMCCシンボル(TMCC信号(TMCCシンボルのための復調基準信号、同期信号、セグメント形式識別信号及びTMCC情報を誤り訂正符号化した信号により構成される信号をいう。以下この章及び第3章において同じ。)から生成されるシンボルをいう。以下同じ。)
2
OFDMセグメントにおける伝送主シンボル、SPシンボル及びCPシンボルの配置は、別表第7号に示すとおりとし、TMCCシンボル及びACシンボルの配置は、総務大臣が別に告示するところによるものとする。
3
OFDMフレーム(一セグメント形式のOFDMフレーム、三セグメント形式のOFDMフレーム又は連結したOFDMフレームをいう。)は、その変調波スペクトルが別表第8号に示す配置となるように構成するものとする。
⊟
参照条文
第12条
【伝送主シンボル】
第14条
【SPシンボル、CPシンボル及びACシンボル】
1
SPシンボル及びCPシンボルは、それぞれ電力拡散信号を加算したSP信号及びCP信号について、二相位相変調のためのキャリア変調マッピングを行って生成されるシンボルとし、その構成は、別表第14号に示すとおりとする。
第15条
【伝送主信号】
1
伝送主信号は、別表第15号に示す一多重フレームに含まれる数の主信号(TSパケットに誤り訂正外符号を付加した二〇四バイトの信号をいう。以下この条において同じ。)を単位として生成される信号であり、その構成及び送出手順は同表に示すとおりとする。
⊟
参照条文
第23条
【映像信号等】
4
映像信号のうちPESパケットによるものの映像の走査線数、有効走査線数、走査方式、フレーム周波数、フィールド周波数、画面の横と縦の比、水平走査の繰返し周波数、標本化周波数(輝度信号及び色差信号)、一走査線当たりの標本化数(輝度信号及び色差信号)、一走査線当たりの有効標本化数(輝度信号及び色差信号)、ろ波特性、水平同期信号及び垂直同期信号は、別表第20号に示すとおりとする。
第27条
【多重化】
2
符号化信号のうちTSパケットにより伝送されるものの伝送制御は、第3条第2項に規定する伝送制御信号のほか、INT(放送番組番号を識別するサービス識別子とIPパケット等とを関連付ける伝送制御信号をいう。以下同じ。)により行うものとする。
第29条
【伝送主シンボル】
伝送主シンボルは、階層(十三セグメント形式のOFDMフレームに含まれる十三個のOFDMセグメントを最大三個に区分したもの及び一セグメント形式のOFDMフレームを構成する一個のセグメントをいう。以下この条において同じ。)ごとに分割された伝送主信号について、それぞれ四分のπシフト差動四相位相変調、四相位相変調、十六値直交振幅変調又は六十四値直交振幅変調のためのキャリア変調マッピングを行って生成されたシンボルとし、階層合成、時間インターリーブ及び周波数インターリーブによりデータセグメントを構成するものとする。
⊟
参照条文
第30条
【映像信号の符号化】
1
映像信号のうちPESパケットによるものの符号化は、画面内予測符号化方式、動き補償予測符号化方式、整数変換方式及びエントロピー符号化方式を組み合わせたものとし、その映像の圧縮手順及び送出手順については、総務大臣が別に告示するところによるものとする。
⊟
参照条文
第36条
【多重化】
1
符号化信号は、次の各号により伝送するものとする。
①
符号化された映像信号、音声信号、データ信号及びメタデータ信号(放送番組の内容又は配列に係る情報を除く。)は任意の長さでグループ化し、その構成はサービスパケット(別表第27号に示す同期パケット(他のパケットと同期する機能を有するパケットをいう。以下同じ。)又はファイル伝送パケット若しくはIPパケット等をいう。以下同じ。)によるものとする。
5
トランスポートフレーム、データチャネルMACプロトコルカプセル及びコントロールプロトコルパケットの送出手順、第2項各号に定める伝送制御信号の構成並びに関連情報のうち共通情報の構成及び送出手順については、総務大臣が別に告示するところによるものとする。
第37条
【搬送波の変調等】
3
ガードインターバル比(別表第34号に示すフラットガードインターバル期間長の有効シンボル期間長に対する比率をいう。)は、伝送主シンボル、TPCシンボル、OISシンボル、FDMパイロットシンボル及びスタッフシンボルにおいては四分の一、十六分の三、八分の一又は十六分の一とし、TDMパイロット1シンボル、WICシンボル、LICシンボル及びSPCシンボルにおいては八分の一、TDMパイロット2シンボルにおいては四分の一又は八分の一とし、PPCシンボルにおいては二分の一とする。
⊟
参照条文
第38条
【伝送主シンボル】
伝送主シンボルは、四相位相変調及び十六値直交振幅変調のためのキャリア変調マッピングを行う伝送主信号においては一のデータチャネルMACプロトコルカプセル、十六値直交振幅階層変調のためのキャリア変調マッピングを行う伝送主信号においては二のデータチャネルMACプロトコルカプセルごとに分割された伝送主信号について、それぞれ別表第36号に示す四相位相変調、十六値直交振幅変調又は十六値直交振幅階層変調のためのキャリア変調マッピングを行って生成されたシンボルとする。
第39条
【TDMパイロット1シンボル等】
TDMパイロット1シンボル、WICシンボル、LICシンボル、TDMパイロット2シンボル、TPCシンボル、FDMパイロットシンボル、スタッフシンボル、PPCシンボル及びSPCシンボルは、それぞれTDMパイロット1信号、WIC信号、LIC信号、TDMパイロット2信号、TPC信号、FDMパイロット信号、スタッフ信号、PPC信号及びSPC信号について別表第36号に示す四相位相変調のためのキャリア変調マッピングを行って生成されるシンボルとする。
第52条
【搬送波の変調】
1
搬送波を変調する信号は、伝送主信号、電力拡散信号を加算したTMCC信号(TMCC情報に誤り訂正外符号を付加した信号をいう。以下この章において同じ。)及びフレーム同期信号に対して誤り訂正内符号化した信号並びに電力拡散信号を加算した位相基準バースト信号とし、その構成については、別表第45号に示すとおりとする。
第53条
【伝送主信号】
1
伝送主信号は、三八四個の主信号(TSパケットに誤り訂正外符号を付加した二〇四バイトの信号(以下この節において「スロット」という。)の先頭の一バイトを除いたものをいう。以下この条において同じ。)を単位として生成される信号であり、その構成は別表第48号に示すとおりとする。
⊟
参照条文
第55条
【位相基準バースト信号】
位相基準バースト信号は、誤り訂正内符号化した伝送主信号に対して、二〇三シンボルごとに四シンボル付加するものとし、その構成については別表第51号に示すとおりとする。
⊟
参照条文
第59条
【搬送波の変調】
1
搬送波を変調する信号は、伝送主信号、伝送TMCC信号、フレーム同期信号、スロット同期信号及び電力拡散信号を加算した信号点配置情報(以下「伝送信号点配置信号」という。)とし、その構成については別表第62号に示すとおりとする。
第60条
【伝送主信号】
1
伝送主信号は、主信号(TSパケットの先頭の一バイトを除いたものを連結したもの又はTLVパケットを連結したものをいう。以下この条において同じ。)及び主信号に関する情報(以下「スロットヘッダ」という。)に、誤り訂正外符号及び伝送主信号のビット数の調整のために付加される信号(以下「スタッフビット」という。)を付加し、電力拡散信号を加算した信号に対して誤り訂正内符号化した信号(以下この節において「スロット」という。)を単位として生成される信号であり、その構成は別表第65号に示すとおりとする。
⊟
参照条文
第63条
【映像信号等】
4
映像信号のうちPESパケットによるものの映像の走査線数、有効走査線数、走査方式、フレーム周波数、フィールド周波数、画面の横と縦の比、水平走査の繰返し周波数、標本化周波数(輝度信号及び色差信号)、一走査線当たりの標本化数(輝度信号及び色差信号)、一走査線当たりの有効標本化数(輝度信号及び色差信号)、ろ波特性、水平同期信号及び垂直同期信号は、別表第70号に示すとおりとする。
⊟
参照条文
第70条
【搬送波の変調】
3
搬送波の絶対位相偏位は、別表第54号2で示されるP0、P1の符号がそれぞれ「〇」、「〇」のときを基準として、「一」、「〇」のとき(+)九〇度、「〇」、「一」のとき(—)九〇度及び「一」、「一」のとき(+)一八〇度とする。
第72条
【音声信号の符号化】
音声信号のうちPESパケットによるものの符号化は、第5条に規定するもののほか、帯域分割符号化方式及び聴覚心理重み付けビット割当方式を組み合わせたものとし、その音声の圧縮手順及び送出手順については、総務大臣が別に告示するところによるものとする。
⊟
参照条文
第80条
【伝送信号】
1
伝送信号は、ベースバンドフレーム信号(TSパケットの先頭の一バイトの代わりにCRC誤り訂正符号を付加したものにより構成される信号にベースバンドヘッダ情報を付加した信号をいう。)に対して誤り訂正符号化した六四八〇〇ビットの信号にフィジカルレイヤヘッダ信号(フィジカルレイヤヘッダ情報にフィジカルレイヤフレームの開始を示す符号を付加した信号をいう。)を付加した信号を単位とし、その構成は、別表第58号に示すとおりとする。
別表
【第七号 OFDMセグメントにおける伝送主シンボル、SPシンボル及びCPシンボルの配置 第11条第2項関係 】
1 伝送主シンボルが差動変調(4分のπシフト差動4相位相変調)による場合のシンボルの配列
図 (略)
注1 Si,jは、周波数インターリーブ後のデータセグメント内のシンボルを示す。
2 図はモード1の場合のシンボルの配列を示す。モード2の場合はキャリア番号は0から215、モード3の場合はキャリア番号は0から431とする。
3 CPはCPシンボルを示し、キャリア番号0番に挿入する。
4 AC(AC1、AC2)はACシンボルを示し、AC1は差動変調、同期変調ともに用いられる付加信号とし、AC2は差動変調のみに用いられる付加信号とする。
2 伝送主シンボルが同期変調(4相位相変調、16値直交振幅変調及び64値直交振幅変調)による場合のシンボルの配列
図 (略)
注1 Si,jは、周波数インターリーブ後のデータセグメント内のシンボルを示す。
2 図はモード1の場合のシンボルの配列を示す。モード2の場合はキャリア番号は0から215、モード3の場合はキャリア番号は0から431とする。
3 SPはSPシンボルを示し、キャリア番号方向については12キャリアに1回、シンボル番号方向については4シンボルに1回挿入する。
図 (略)
注1 Si,jは、周波数インターリーブ後のデータセグメント内のシンボルを示す。
2 図はモード1の場合のシンボルの配列を示す。モード2の場合はキャリア番号は0から215、モード3の場合はキャリア番号は0から431とする。
3 CPはCPシンボルを示し、キャリア番号0番に挿入する。
4 AC(AC1、AC2)はACシンボルを示し、AC1は差動変調、同期変調ともに用いられる付加信号とし、AC2は差動変調のみに用いられる付加信号とする。
2 伝送主シンボルが同期変調(4相位相変調、16値直交振幅変調及び64値直交振幅変調)による場合のシンボルの配列
図 (略)
注1 Si,jは、周波数インターリーブ後のデータセグメント内のシンボルを示す。
2 図はモード1の場合のシンボルの配列を示す。モード2の場合はキャリア番号は0から215、モード3の場合はキャリア番号は0から431とする。
3 SPはSPシンボルを示し、キャリア番号方向については12キャリアに1回、シンボル番号方向については4シンボルに1回挿入する。
別表
【第九号 搬送波を変調する信号の通信速度 第11条第7項関係 】
搬送波を変調する信号の通信速度Bは、次式に示すとおりとする。
B=C÷Ts
Ts:別表第六号又は別表第十六号に示すシンボル期間長
C :以下に示す伝送主シンボル、TMCCシンボル、SPシンボル、CPシンボル若しくはACシンボルに対応するキャリア数又はそれらの総数
伝送主シンボルが差動変調によるOFDMセグメント数:nd
伝送主シンボルが同期変調によるOFDMセグメント数:ns
((nd+ns=N)ただし、Nは地上基幹放送局を用いて行う超短波放送のうちデジタル放送については、1セグメント形式のOFDMフレームの場合は1、3セグメント形式のOFDMフレームの場合は3とし、地上基幹放送局を用いて行う標準テレビジョン放送のうちデジタル放送及び高精細度テレビジョン放送については13、セグメント連結伝送放送については、1セグメント形式のOFDMフレームの場合は1、13セグメント形式のOFDMフレームの場合は13とする。)
B=C÷Ts
Ts:別表第六号又は別表第十六号に示すシンボル期間長
C :以下に示す伝送主シンボル、TMCCシンボル、SPシンボル、CPシンボル若しくはACシンボルに対応するキャリア数又はそれらの総数
モード1 | モード2 | モード3 | ||
伝送主シンボル | 96×N | 192×N | 384×N | |
上記以外 | 12×N+1 | 24×N+1 | 48×N+1 | |
(内訳) | TMCCシンボル | ns+5×nd | 2×ns+10×nd | 4×ns+20×nd |
SPシンボル | 9×ns | 18×ns | 36×ns | |
CPシンボル | nd+1 | nd+1 | nd+1 | |
ACシンボル | 2×N+4×nd | 4×N+9×nd | 8×N+19×nd | |
計 | 108×N+1 | 216×N+1 | 432×N+1 |
伝送主シンボルが差動変調によるOFDMセグメント数:nd
伝送主シンボルが同期変調によるOFDMセグメント数:ns
((nd+ns=N)ただし、Nは地上基幹放送局を用いて行う超短波放送のうちデジタル放送については、1セグメント形式のOFDMフレームの場合は1、3セグメント形式のOFDMフレームの場合は3とし、地上基幹放送局を用いて行う標準テレビジョン放送のうちデジタル放送及び高精細度テレビジョン放送については13、セグメント連結伝送放送については、1セグメント形式のOFDMフレームの場合は1、13セグメント形式のOFDMフレームの場合は13とする。)
別表
【第十号 データセグメントの送出手順 第12条第2項関係 】
図 (略)
注1 キャリア変調マッピングの信号処理手順等は、別記1に示すとおりとする。
2 階層合成の信号処理手順は、別記2に示すとおりとする。
別記1 キャリア変調マッピング
キャリア変調マッピングの形式は、伝送主信号に対して誤り訂正内符号化した信号については4分のπシフト差動4相位相変調、4相位相変調、16値直交振幅変調又は64値直交振幅変調とする。
1 4分のπシフト差動4相位相変調のためのキャリア変調マッピング
(1) 信号処理手順
図 (略)
ア 位相計算は以下に示すとおりとする。
イ 位相シフトは以下に示すとおりとする。
式 (略)
(2) 位相図
図 (略)
2 4相位相変調のためのキャリア変調マッピング
(1) 信号処理手順
図 (略)
(2) 位相図
図 (略)
3 16値直交振幅変調のためのキャリア変調マッピング
(1) 信号処理手順
図 (略)
(2) 位相図
4 64値直交振幅変調のためのキャリア変調マッピング
(1) 信号処理手順
図 (略)
(2) 位相図
図 (略)
注1 ただし、P0からP5までは、誤り訂正内符号化後の0又は1の値とし、別表第十二号3の出力順によるものとする。
2 キャリア変調マッピングの前に、以下の遅延補正を設けることとする。ただし、Nはその階層が使用するセグメント数を表す。
3 キャリア変調マッピングに際し、最大120ビットの遅延を入力側に挿入し、ビットインターリーブを行う。
4 位相図の点をZ(I+jQ)としたとき、以下に示す変調レベルの規格化を行うことにより、送信信号レベルを正規化する。
別記2 階層合成
キャリア変調マッピング後に各階層のシンボルを合成し、速度変換を行った上で、データセグメントを送出する。
図 (略)
注1 ncの値はモード1の場合は96、モード2の場合は192、モード3の場合は384とする。
2 地上基幹放送局を用いて行う超短波放送のうちデジタル放送については、1セグメント形式のOFDMフレームの場合はNs1=1、Ns2=0及びNs3=0、3セグメント形式のOFDMフレームの場合はNs1=1、Ns2=2及びNs3=0とし、地上基幹放送局を用いて行う標準テレビジョン放送のうちデジタル放送及び高精細度テレビジョン放送についてはNs1+Ns2+Ns3=13、セグメント連結伝送放送については、1セグメント形式のOFDMフレームの場合はNs1=1、Ns2=0及びNs3=0、13セグメント形式のOFDMフレームの場合はNs1+Ns2+Ns3=13とする。
注1 キャリア変調マッピングの信号処理手順等は、別記1に示すとおりとする。
2 階層合成の信号処理手順は、別記2に示すとおりとする。
別記1 キャリア変調マッピング
キャリア変調マッピングの形式は、伝送主信号に対して誤り訂正内符号化した信号については4分のπシフト差動4相位相変調、4相位相変調、16値直交振幅変調又は64値直交振幅変調とする。
1 4分のπシフト差動4相位相変調のためのキャリア変調マッピング
(1) 信号処理手順
図 (略)
ア 位相計算は以下に示すとおりとする。
入力 | 出力 | |
P0′ | P1′ | θj |
0 | 0 | π/4 |
0 | 1 | —π/4 |
1 | 0 | 3π/4 |
1 | 1 | —3π/4 |
イ 位相シフトは以下に示すとおりとする。
式 (略)
(2) 位相図
図 (略)
2 4相位相変調のためのキャリア変調マッピング
(1) 信号処理手順
図 (略)
(2) 位相図
図 (略)
3 16値直交振幅変調のためのキャリア変調マッピング
(1) 信号処理手順
図 (略)
(2) 位相図
4 64値直交振幅変調のためのキャリア変調マッピング
(1) 信号処理手順
図 (略)
(2) 位相図
図 (略)
注1 ただし、P0からP5までは、誤り訂正内符号化後の0又は1の値とし、別表第十二号3の出力順によるものとする。
2 キャリア変調マッピングの前に、以下の遅延補正を設けることとする。ただし、Nはその階層が使用するセグメント数を表す。
キャリア変調マッピング | 遅延補正量(ビット数) | ||
モード1 | モード2 | モード3 | |
4分のπシフト差動4相位相変調4相位相変調 | 384×N—240 | 768×N—240 | 1536×N—240 |
3 キャリア変調マッピングに際し、最大120ビットの遅延を入力側に挿入し、ビットインターリーブを行う。
4 位相図の点をZ(I+jQ)としたとき、以下に示す変調レベルの規格化を行うことにより、送信信号レベルを正規化する。
キャリア変調マッピング | 規格化 |
4分のπシフト差動4相位相変調 | Z/√2 |
4相位相変調 | Z/√2 |
16値直交振幅変調 | Z/√10 |
64値直交振幅変調 | Z/√42 |
別記2 階層合成
キャリア変調マッピング後に各階層のシンボルを合成し、速度変換を行った上で、データセグメントを送出する。
図 (略)
注1 ncの値はモード1の場合は96、モード2の場合は192、モード3の場合は384とする。
2 地上基幹放送局を用いて行う超短波放送のうちデジタル放送については、1セグメント形式のOFDMフレームの場合はNs1=1、Ns2=0及びNs3=0、3セグメント形式のOFDMフレームの場合はNs1=1、Ns2=2及びNs3=0とし、地上基幹放送局を用いて行う標準テレビジョン放送のうちデジタル放送及び高精細度テレビジョン放送についてはNs1+Ns2+Ns3=13、セグメント連結伝送放送については、1セグメント形式のOFDMフレームの場合はNs1=1、Ns2=0及びNs3=0、13セグメント形式のOFDMフレームの場合はNs1+Ns2+Ns3=13とする。
別表
【第十二号 地上基幹放送局を用いて行うデジタル放送の誤り訂正方式 第15条第2項、第13条第2項関係 】
1 TSパケットの誤り訂正外符号は、短縮化リードソロモン(204,188)とする。短縮化リードソロモン(204,188)符号は、リードソロモン(255,239)符号において、入力データバイトの前に51バイトの00hを付加し、符号化後に先頭51バイトを除去することによって生成する。ここでリードソロモン(255,239)符号の多項式は次のとおりとする。
符号化生成多項式:g(x)=(x+λ)(x+λ)…(x+λ) (λ=02h)
体生成多項式:p(x)=x+x+x+x+1
注 数値の後のhは、その数値が16進数表記であることを示す。
2 TMCCの誤り訂正符号は、差集合巡回符号(273,191)の短縮符号(184,102)とする。ここで差集合巡回符号(273,191)多項式は次のとおりとする。
符号化生成多項式:g(x)=x+x+x+x+x+x+x+x+x+x+x+x+x+x+x+x+x+1
3 伝送主信号の誤り訂正内符号は、畳込み符号方式及びパンクチャド符号化方式の組み合わせによるものとする。
図 (略)
注1 □Dは1ビット遅延素子を表す。
2 +は、排他的論理和の演算素子を表す。
3 パンクチャド符号の詳細は、次表のとおりとする。
図 (略)
Pnの欄ではパンクチャドパターン1周期分のみを具体的に示すものとし、「…」は以後同様のパターンを繰り返すことを意味する。
4 パンクチャド符号化はフレーム同期でリセットされるものとする。
符号化生成多項式:g(x)=(x+λ)(x+λ)…(x+λ) (λ=02h)
体生成多項式:p(x)=x+x+x+x+1
注 数値の後のhは、その数値が16進数表記であることを示す。
2 TMCCの誤り訂正符号は、差集合巡回符号(273,191)の短縮符号(184,102)とする。ここで差集合巡回符号(273,191)多項式は次のとおりとする。
符号化生成多項式:g(x)=x+x+x+x+x+x+x+x+x+x+x+x+x+x+x+x+x+1
3 伝送主信号の誤り訂正内符号は、畳込み符号方式及びパンクチャド符号化方式の組み合わせによるものとする。
図 (略)
注1 □Dは1ビット遅延素子を表す。
2 +は、排他的論理和の演算素子を表す。
3 パンクチャド符号の詳細は、次表のとおりとする。
図 (略)
Pnの欄ではパンクチャドパターン1周期分のみを具体的に示すものとし、「…」は以後同様のパターンを繰り返すことを意味する。
4 パンクチャド符号化はフレーム同期でリセットされるものとする。
別表
【第十四号 SPシンボル及びCPシンボルの構成 第14条第1項関係 】
SP信号及びCP信号用の11次の電力拡散信号(x+x+1)は、下図に示す発生器により、全てのレジスタについて1を初期値としてセットし、OFDMフレームの全キャリアの左端から右端まで、キャリア番号ごとに順次連続して発生させるものとし、出力ビットW
i
に対し2相位相変調のためのキャリア変調マッピングを行うこととする。
図 (略)
注1 各レジスタの初期値は、以下のとおりとする。
(1) 地上基幹放送局を用いて行う超短波放送のうちデジタル放送及びセグメント連結伝送放送であって1セグメント形式のOFDMフレームによるもの
ただし、サブチャンネル番号とは、下図に示すように、6MHz帯域幅を1/7MHzごとに区切り、帯域の左端より番号付けしたものである。
図 (略)
(2) 地上基幹放送局を用いて行う標準テレビジョン放送のうちデジタル放送及び高精細度テレビジョン放送及びセグメント連結伝送放送であって13セグメント形式のOFDMフレームによるもの
2 変調信号の振幅は、以下のとおりとする。
3 別表第八号及び別表第十七号に示す帯域の右端のCP信号の変調信号は、以下のとおりとする。
i
に対し2相位相変調のためのキャリア変調マッピングを行うこととする。
図 (略)
注1 各レジスタの初期値は、以下のとおりとする。
(1) 地上基幹放送局を用いて行う超短波放送のうちデジタル放送及びセグメント連結伝送放送であって1セグメント形式のOFDMフレームによるもの
OFDMフレームの中央の周波数を含むサブチャンネル番号 | モード1の初期値 | モード2の初期値 | モード3の初期値 |
41,0,1 | 11100100101 | 00011011110 | 11100011101 |
2,3,4 | 11111111111 | 11111111111 | 11111111111 |
5,6,7 | 11011001111 | 01101011110 | 11011100101 |
8,9,10 | 01101011110 | 11011100101 | 10010100000 |
11,12,13 | 01000101110 | 11001000010 | 01110001001 |
14,15,16 | 11011100101 | 10010100000 | 00100011001 |
17,18,19 | 00101111010 | 00001011000 | 11100110110 |
20,21,22 | 11001000010 | 01110001001 | 00100001011 |
23,24,25 | 00010000100 | 00000100100 | 11100111101 |
26,27,28 | 10010100000 | 00100011001 | 01101010011 |
29,30,31 | 11110110000 | 01100111001 | 10111010010 |
32,33,34 | 00001011000 | 11100110110 | 01100010010 |
35,36,37 | 10100100111 | 00101010001 | 11110100101 |
38,39,40 | 01110001001 | 00100001011 | 00010011100 |
ただし、サブチャンネル番号とは、下図に示すように、6MHz帯域幅を1/7MHzごとに区切り、帯域の左端より番号付けしたものである。
図 (略)
(2) 地上基幹放送局を用いて行う標準テレビジョン放送のうちデジタル放送及び高精細度テレビジョン放送及びセグメント連結伝送放送であって13セグメント形式のOFDMフレームによるもの
セグメント番号 | モード1の初期値 | モード2の初期値 | モード3の初期値 |
11 | 11111111111 | 11111111111 | 11111111111 |
9 | 11011001111 | 01101011110 | 11011100101 |
7 | 01101011110 | 11011100101 | 10010100000 |
5 | 01000101110 | 11001000010 | 01110001001 |
3 | 11011100101 | 10010100000 | 00100011001 |
1 | 00101111010 | 00001011000 | 11100110110 |
0 | 11001000010 | 01110001001 | 00100001011 |
2 | 00010000100 | 00000100100 | 11100111101 |
4 | 10010100000 | 00100011001 | 01101010011 |
6 | 11110110000 | 01100111001 | 10111010010 |
8 | 00001011000 | 11100110110 | 01100010010 |
10 | 10100100111 | 00101010001 | 11110100101 |
12 | 01110001001 | 00100001011 | 00010011100 |
2 変調信号の振幅は、以下のとおりとする。
Wiの値 | 変調信号の振幅(I,Q) |
0 | (4/3,0) |
1 | (—4/3,0) |
3 別表第八号及び別表第十七号に示す帯域の右端のCP信号の変調信号は、以下のとおりとする。
モード | 変調信号の振幅(I,Q) |
モード1 | (—4/3,0) |
モード2 | (+4/3,0) |
モード3 | (+4/3,0) |
別表
【第十五号 伝送主信号の構成及び送出手順等 第15条第1項関係 】
1 1多重フレームに含まれるTSパケット数
注 1セグメント形式は地上基幹放送局を用いて行う超短波放送のうちデジタル放送又はセグメント連結伝送放送であって1セグメント形式のOFDMフレームによるものを、3セグメント形式は地上基幹放送局を用いて行う超短波放送のうちデジタル放送であって3セグメント形式のOFDMフレームによるものを、13セグメント形式は地上基幹放送局を用いて行う標準テレビジョン放送のうちデジタル放送及び高精細度テレビジョン放送又はセグメント連結伝送放送であって13セグメント形式のOFDMフレームによるものを表す。
2 伝送主信号の構成及び送出手順
図 (略)
注1 TS再多重部において、多重フレームは、いずれかの階層で伝送されるTSパケット及び伝送主シンボルの生成に用いられないヌルデータの入ったTSパケットにより形成される。
2 階層に区分する場合には、キャリア変調マッピングの形式及び誤り訂正内符号の符号化率の組み合わせに応じて、TSパケットの同期バイトの次のバイトから次のTSパケットの同期バイトまでの204バイト単位で階層に分割する。ただし、最大階層数は地上基幹放送局を用いて行う超短波放送のうちデジタル放送又はセグメント連結伝送放送における、1セグメント形式のOFDMフレームについては1、地上基幹放送局を用いて行う超短波放送のうちデジタル放送における3セグメント形式のOFDMフレームについては2とし、地上基幹放送局を用いて行う標準テレビジョン放送のうちデジタル放送及び高精細度テレビジョン放送又はセグメント連結伝送放送における13セグメント形式のOFDMフレームについては3とする。
3 ビット単位で信号処理を行う場合には、当該バイトの最上位ビットから先に行うこととする。
4 電力拡散信号は、別記1のとおりとする。
5 バイトインターリーブは、別記2のとおりとする。
別記1 電力拡散信号
1多重フレームを周期とし、各多重フレームの先頭の1バイトの次のバイトからX+X+1(15次M系列)により発生する擬似乱数符号系列を加算する。ただし、この間、周期内のTSパケットの同期バイトには加算は行わないが、擬似乱数符号系列の発生は継続するものとする。
図 (略)
別記2 バイトインターリーブ
1 バイトインターリーブは、204バイトのTSパケットに対して、畳込みインターリーブを行うものとする。また、インターリーブの深さは12バイトとする。ただし、同期バイトの次のバイトは遅延なしのパス0を通過するものとし、入力と出力は1バイトごとに、パス0、パス1、パス2、…パス11、パス0、パス1、パス2…と順次巡回的に切替えることとする。
図 (略)
2 バイトインターリーブの前に、以下の遅延補正を設けることとする。
ただし、Nはその階層が使用するセグメント数を表す。
モード | 1多重フレームに含まれるTSパケット数 | ||||
ガードインターバル比1/4 | ガードインターバル比1/8 | ガードインターバル比1/16 | ガードインターバル比1/32 | ||
1セグメント形式 | モード1 | 80 | 72 | 68 | 66 |
モード2 | 160 | 144 | 136 | 132 | |
モード3 | 320 | 288 | 272 | 264 | |
3セグメント形式 | モード1 | 320 | 288 | 272 | 264 |
モード2 | 640 | 576 | 544 | 528 | |
モード3 | 1280 | 1152 | 1088 | 1056 | |
13セグメント形式 | モード1 | 1280 | 1152 | 1088 | 1056 |
モード2 | 2560 | 2304 | 2176 | 2112 | |
モード3 | 5120 | 4608 | 4352 | 4224 |
注 1セグメント形式は地上基幹放送局を用いて行う超短波放送のうちデジタル放送又はセグメント連結伝送放送であって1セグメント形式のOFDMフレームによるものを、3セグメント形式は地上基幹放送局を用いて行う超短波放送のうちデジタル放送であって3セグメント形式のOFDMフレームによるものを、13セグメント形式は地上基幹放送局を用いて行う標準テレビジョン放送のうちデジタル放送及び高精細度テレビジョン放送又はセグメント連結伝送放送であって13セグメント形式のOFDMフレームによるものを表す。
2 伝送主信号の構成及び送出手順
図 (略)
注1 TS再多重部において、多重フレームは、いずれかの階層で伝送されるTSパケット及び伝送主シンボルの生成に用いられないヌルデータの入ったTSパケットにより形成される。
2 階層に区分する場合には、キャリア変調マッピングの形式及び誤り訂正内符号の符号化率の組み合わせに応じて、TSパケットの同期バイトの次のバイトから次のTSパケットの同期バイトまでの204バイト単位で階層に分割する。ただし、最大階層数は地上基幹放送局を用いて行う超短波放送のうちデジタル放送又はセグメント連結伝送放送における、1セグメント形式のOFDMフレームについては1、地上基幹放送局を用いて行う超短波放送のうちデジタル放送における3セグメント形式のOFDMフレームについては2とし、地上基幹放送局を用いて行う標準テレビジョン放送のうちデジタル放送及び高精細度テレビジョン放送又はセグメント連結伝送放送における13セグメント形式のOFDMフレームについては3とする。
3 ビット単位で信号処理を行う場合には、当該バイトの最上位ビットから先に行うこととする。
4 電力拡散信号は、別記1のとおりとする。
5 バイトインターリーブは、別記2のとおりとする。
別記1 電力拡散信号
1多重フレームを周期とし、各多重フレームの先頭の1バイトの次のバイトからX+X+1(15次M系列)により発生する擬似乱数符号系列を加算する。ただし、この間、周期内のTSパケットの同期バイトには加算は行わないが、擬似乱数符号系列の発生は継続するものとする。
図 (略)
別記2 バイトインターリーブ
1 バイトインターリーブは、204バイトのTSパケットに対して、畳込みインターリーブを行うものとする。また、インターリーブの深さは12バイトとする。ただし、同期バイトの次のバイトは遅延なしのパス0を通過するものとし、入力と出力は1バイトごとに、パス0、パス1、パス2、…パス11、パス0、パス1、パス2…と順次巡回的に切替えることとする。
図 (略)
2 バイトインターリーブの前に、以下の遅延補正を設けることとする。
ただし、Nはその階層が使用するセグメント数を表す。
キャリア変調マッピング | 畳込み符号 | 遅延補正量(TSパケット数) | ||
モード1 | モード2 | モード3 | ||
4分のπシフト差動4相位相変調 4相位相変調 | 1/2 | 12×N—11 | 24×N—11 | 48×N—11 |
2/3 | 16×N—11 | 32×N—11 | 64×N—11 | |
3/4 | 18×N—11 | 36×N—11 | 72×N—11 | |
5/6 | 20×N—11 | 40×N—11 | 80×N—11 | |
7/8 | 21×N—11 | 42×N—11 | 84×N—11 | |
16値直交振幅変調 | 1/2 | 24×N—11 | 48×N—11 | 96×N—11 |
2/3 | 32×N—11 | 64×N—11 | 128×N—11 | |
3/4 | 36×N—11 | 72×N—11 | 144×N—11 | |
5/6 | 40×N—11 | 80×N—11 | 160×N—11 | |
7/8 | 42×N—11 | 84×N—11 | 168×N—11 | |
64値直交振幅変調 | 1/2 | 36×N—11 | 72×N—11 | 144×N—11 |
2/3 | 48×N—11 | 96×N—11 | 192×N—11 | |
3/4 | 54×N—11 | 108×N—11 | 216×N—11 | |
5/6 | 60×N—11 | 120×N—11 | 240×N—11 | |
7/8 | 63×N—11 | 126×N—11 | 252×N—11 |
別表
【第十六号 搬送波を変調する信号を求める方程式 第20条第1項関係 】
s(t)=Re(eシグマ(n=0、∞)シグマ(k=0、K—1)c(n,k)・Ψ(n,k,t))
ここで
Ψ(n,k,t)=(e0) n・Ts<—t<(n+1)・Ts)その他のt
s(t):RF信号
fc:RF信号の中心周波数
n:シンボル番号
k:セグメント11番のキャリア0番を0とする全帯域連続なキャリア番号
K:キャリア総数(モード1:1405、モード2:2809、モード3:5617)
Kc:RF信号の中心周波数に対応するキャリア番号(モード1:702、モード2:1404、モード3:2808)
c(n,k):シンボル信号n、キャリア番号kに対応する複素信号点ベクトル
Tg:ガードインターバル期間長
Ts:シンボル期間長(Ts=Tu+Tg)
Tu:有効シンボル期間長(Tu=7(K—1)/39×10、キャリア間隔:1/Tu)
ここで
Ψ(n,k,t)=(e0) n・Ts<—t<(n+1)・Ts)その他のt
s(t):RF信号
fc:RF信号の中心周波数
n:シンボル番号
k:セグメント11番のキャリア0番を0とする全帯域連続なキャリア番号
K:キャリア総数(モード1:1405、モード2:2809、モード3:5617)
Kc:RF信号の中心周波数に対応するキャリア番号(モード1:702、モード2:1404、モード3:2808)
c(n,k):シンボル信号n、キャリア番号kに対応する複素信号点ベクトル
Tg:ガードインターバル期間長
Ts:シンボル期間長(Ts=Tu+Tg)
Tu:有効シンボル期間長(Tu=7(K—1)/39×10、キャリア間隔:1/Tu)
別表
【第十九号 地上基幹放送局、11.7GHzを超え12.2GHz以下の周波数の電波を使用する衛星基幹放送局及び12.2GHzを超え12.75GHz以下の周波数の電波を使用する高度狭帯域伝送デジタル放送を行うための衛星基幹放送局を用いて行う標準テレビジョン放送及び高精細度テレビジョン放送のうちデジタル放送の輝度信号及び色差信号の方程式 第23条第1項関係 】
Y=INT[219DE’Y+16D+0.5]
CR=INT[224DE’CR+128D+0.5]
CB=INT[224DE’CB+128D+0.5](標記は十進数)
注1 INT[A]は、実数Aの整数部分を表す。
2 Yは輝度信号、CR及びCBは色差信号とし、Dは八桁の二進数で量子化する場合1、十桁の二進数で量子化する場合4とする。
3 E’Y、E’CR及びE’CBは、次のとおりとする。
E’Y=0.2126E’R+0.7152E’G+0.0722E’B
E’CR=(E’R—E’Y)/1.5748
E’CB=(E’B—E’Y)/1.8556
ただし、E’R、E’G及びE’Bはそれぞれ画素を走査した時に生ずる赤、緑及び青の各信号電圧をガンマ補正(受像管の赤、緑及び青に対する輝度が正しく再現されるよう送信側においてそれぞれの信号電圧ER、EG及びEBを受像管の特性の逆特性を持つように補正することをいう。)した電圧(基準白色レベルで正規化された電圧)であって、CIE表示系(国際照明委員会において制定した平面座標による色彩の定量的表示系をいう。)において次の表に掲げるx及びyの値を有する赤、緑及び青を三原色とする受像管に適合するものとする。
ガンマ補正は、以下の特性によるものとする。
V=1.099L—0.099 (1.00≧L≧0.018)
V=4.500L (0.018>L≧0)
ただし、Vは映像信号のカメラ出力及びLはカメラの入力光とし、いずれも下記4に示す基準白色により正規化した値とする。
4 基準白色は、次のとおりとする。, 色差信号は白色の被写体に対して零になるものとする。
CR=INT[224DE’CR+128D+0.5]
CB=INT[224DE’CB+128D+0.5](標記は十進数)
注1 INT[A]は、実数Aの整数部分を表す。
2 Yは輝度信号、CR及びCBは色差信号とし、Dは八桁の二進数で量子化する場合1、十桁の二進数で量子化する場合4とする。
3 E’Y、E’CR及びE’CBは、次のとおりとする。
E’Y=0.2126E’R+0.7152E’G+0.0722E’B
E’CR=(E’R—E’Y)/1.5748
E’CB=(E’B—E’Y)/1.8556
ただし、E’R、E’G及びE’Bはそれぞれ画素を走査した時に生ずる赤、緑及び青の各信号電圧をガンマ補正(受像管の赤、緑及び青に対する輝度が正しく再現されるよう送信側においてそれぞれの信号電圧ER、EG及びEBを受像管の特性の逆特性を持つように補正することをいう。)した電圧(基準白色レベルで正規化された電圧)であって、CIE表示系(国際照明委員会において制定した平面座標による色彩の定量的表示系をいう。)において次の表に掲げるx及びyの値を有する赤、緑及び青を三原色とする受像管に適合するものとする。
x | y | |
赤 | 0.640 | 0.330 |
緑 | 0.300 | 0.600 |
青 | 0.150 | 0.060 |
ガンマ補正は、以下の特性によるものとする。
V=1.099L—0.099 (1.00≧L≧0.018)
V=4.500L (0.018>L≧0)
ただし、Vは映像信号のカメラ出力及びLはカメラの入力光とし、いずれも下記4に示す基準白色により正規化した値とする。
4 基準白色は、次のとおりとする。, 色差信号は白色の被写体に対して零になるものとする。
x | y | |
白 | 0.3127 | 0.3290 |
別表
【第二十号 映像信号の各パラメータ 第23条第4項関係 】
走査線数 | 525本 | 525本 | 750本 | 1125本 | |
有効走査線数 | 483本 | 483本 | 720本 | 1080本 | |
走査方式 | 1本おき | 順次 | 順次 | 1本おき | |
フレーム周波数 | 30/1.001Hz | 60/1.001Hz | 60/1.001Hz | 30/1.001Hz | |
フィールド周波数 | 60/1.001Hz | 60/1.001Hz | |||
画面の横と縦の比 | 16:9又は4:3 | 16:9 | 16:9 | 16:9 | |
水平走査の繰返し周波数fH | 15.750/1.001kHz | 31.500/1.001kHz | 45.000/1.001kHz | 33.750/1.001kHz | |
標本化周波数 | 輝度信号 | 13.5MHz | 27MHz | 74.25/1.001MHz | 74.25/1.001MHz |
色差信号 | 6.75MHz | 13.5MHz | 37.125/1.001MHz | 37.125/1.001MHz | |
1走査線当たりの標本化数 | 輝度信号 | 858 | 858 | 1650 | 2200 |
色差信号 | 429 | 429 | 825 | 1100 | |
1走査線当たりの有効標本化数 | 輝度信号 | 720 | 720 | 1280 | 1920 |
色差信号 | 360 | 360 | 640 | 960 | |
ろ波特性 | 別記1 | 別記2 | 別記3 | ||
水平同期信号 | 別記4 | 別記5 | 別記6 | ||
垂直同期信号 | 別記7 | 別記8 | 別記9 | 別記10 |
別記1 走査線数が525本であって、走査方式が1本おきの場合のろ波特性
輝度信号の減衰周波数特性(100kHzの値に対する相対値)
図 (略)
色差信号の減衰周波数特性(100kHzの値に対する相対値)
図 (略)
別記2 走査線数が525本であって、走査方式が順次の場合のろ波特性
輝度信号の減衰周波数特性(100kHzの値に対する相対値)
図 (略)
色差信号の減衰周波数特性(100kHzの値に対する相対値)
図 (略)
別記3 走査線数が750本であって、走査方式が順次の場合及び走査線数が1125本であって、走査方式が1本おきの場合のろ波特性
輝度信号の減衰周波数特性(100kHzの値に対する相対値)
図 (略)
色差信号の減衰周波数特性(100kHzの値に対する相対値)
図 (略)
別記4 走査線数が525本であって、走査方式が1本おき及び順次の場合の水平同期信号
図 (略)
水平同期信号のタイミング及びレベル
記号 | 項目 | 規定値 | |
走査線数が525本であって、走査方式が1本おきの場合 | 走査線数が525本であって、走査方式が順次の場合 | ||
H | 水平走査期間(μs) | 1001/15.75 | 1001/31.5 |
a | 水平ブランキング期間(μs) | 10.70 | 5.35 |
b | 映像信号開始点(μs) | 9.20 | 4.60 |
c | 映像信号終了点(μs) | 1.50 | 0.75 |
d | 負極性パルス幅(μs) | 4.70 | 2.35 |
e | 水平ブランキング立ち下がり時間(10—90%)(μs) | 0.14 | 0.07 |
f | 水平同期信号立ち下がり/立ち上がり時(10—90%)(μs) | 0.14 | 0.07 |
Sm | 負極性パルス振幅(mV) | 300 | |
V | 映像信号振幅(mV) | 700 |
別記5 走査線数が750本であって、走査方式が順次の場合の水平同期信号
図 (略)
水平同期信号のレベル
記号 | 項目 | 規定値 |
Sm | 負極性パルス振幅(mV) | 300 |
Sp | 正極性パルス振幅(mV) | 300 |
V | 映像信号振幅(mV) | 700 |
水平同期信号のタイミング
記号 | 項目 | 規定値 |
a | 負極性パルス開始点(T) | 40 |
b | 映像信号終了点(T) | 110 |
水平同期信号のレベルc | 正極性パルス終了点(T) | 40 |
d | 映像信号開始点(T) | 260 |
e | パルス立ち上がり/立ち下がり時間(T) | 4 |
注 Tは基準クロック期間を示し、輝度標本化周波数の逆数である。
別記6 走査線数が1125本であって、走査方式が1本おきの場合の水平同期信号
図 (略)
水平同期信号のレベル
記号 | 項目 | 規定値 |
Sm | 負極性パルス振幅(mV) | 300 |
Sp | 正極性パルス振幅(mV) | 300 |
V | 映像信号振幅(mV) | 700 |
水平同期信号のタイミング
記号 | 項目 | 規定値 |
a | 負極性パルス開始点(T) | 44 |
b | 映像信号終了点(T) | 88 |
c | 正極性パルス終了点(T) | 44 |
d | クランプ終了点(T) | 132 |
e | 映像信号開始点(T) | 192 |
f | パルス立ち上がり/立ち下がり時間(T) | 4 |
注 Tは基準クロック期間を示し、輝度標本化周波数の逆数である。
別記7 走査線数が525本であって、走査方式が1本おきの場合の垂直同期信号
図 (略)
垂直同期信号のタイミング
記号 | 項目 | 規定値 |
F | 垂直走査期間(ms) | 1001/30 |
D | 垂直ブランキング期間 | 21H+a |
A | 等化パルス期間 | 3H |
B | 垂直同期パルス期間 | 3H |
C | 等化パルス期間 | 3H |
s | 垂直同期パルスの立ち上がり/立ち下がり時間(10—90%)(μs) | 0.14 |
p | 等化パルス幅(μs) | 2.30 |
q | 垂直セレーションパルス幅(μs) | 4.70 |
注 H、a、b、c、S
m
及びVは、別記4に示す値とする。
別記8 走査線数が525本であって、走査方式が順次の場合の垂直同期信号
図 (略)
垂直同期信号のタイミング
記号 | 項目 | 規定値 |
F | 垂直走査期間(ms) | 1001/60 |
D | 垂直ブランキング期間 | 42H+a |
A | 垂直ブランキング期間の開始点直後の水平同期パルス開始点から垂直同期パルスの開始点 | 6H |
B | 垂直同期パルス期間 | 6H |
C | 垂直同期パルスの終了点直後の水平同期パルス開始点から垂直ブランキング期間の終了点直前の水平同期パルス開始点 | 30H |
s | 垂直同期パルスの立ち上がり/立ち下がり時間(10—90%)(μs) | 0.07 |
q | 垂直セレーションパルス幅(μs) | 2.35 |
注 H、a、b、c、Sm及びVは、別記4の値とする。
別記9 走査線数が750本であって、走査方式が順次の場合の垂直同期信号
図 (略)
垂直同期信号及びフィールドに関する規定
記号 | 項目 | 規定値 |
H | 1ライン期間(T) | 1650 |
h | 垂直同期パルス幅(T) | 1280 |
画面の最上部のライン | #26 | |
画面の最下部のライン | #745 | |
垂直ブランキング期間 | 30H | |
フレームの開始 | #1 |
注 Tは基準クロック期間を示し、輝度信号標本化周波数の逆数である。
別記10 走査線数が1125本であって、走査方式が1本おきの場合の垂直同期信号
図 (略)
垂直同期信号及びフィールドに関する規定
記号 | 項目 | 規定値 | |
H | 1ライン期間(T) | 2200 | |
g | 1/2ライン期間(T) | 1100 | |
h | 垂直同期パルス幅(T) | 880 | |
画面の最上部のライン | 最初のフィールド | #21 | |
次のフィールド | #584 | ||
画面の最下部のライン | 最初のフィールド | #560 | |
次のフィールド | #1123 | ||
垂直ブランキング期間 | 最初のフィールド | 22H | |
次のフィールド | 23H | ||
フィールドの開始 | 最初のフィールド | #1 | |
次のフィールド | #564 |
注 Tは基準クロック期間を示し、輝度信号標本化周波数の逆数である。
別表
【第二十六号 映像信号の符号化パラメータ 第30条第2項関係 】
最大フレーム周波数 | 30Hz | 30Hz | 30Hz | 30Hz | 30Hz | 30Hz | 30Hz | 30Hz | 30Hz | 30Hz | 30Hz | 30Hz | 30Hz | 30Hz | 30Hz |
画面の横と縦の比 | 16:9 | 4:3 | 4:3 | 16:9 | 4:3 | 16:9 | 4:3 | 4:3 | 16:9 | 4:3 | 4:3 | 16:9 | 4:3 | 4:3 | 16:9 |
水平方向の映像の輝度信号の画素数 | 160 | 160 | 176 | 176 | 176 | 320 | 320 | 352 | 352 | 352 | 352 | 352 | 640 | 720 | 720 |
水平方向の映像の色差信号の画素数 | 80 | 80 | 88 | 88 | 88 | 160 | 160 | 176 | 176 | 176 | 176 | 176 | 320 | 360 | 360 |
垂直方向の映像の輝度信号の画素数 | 90 | 120 | 120 | 120 | 144 | 180 | 240 | 240 | 240 | 288 | 480 | 480 | 480 | 480 | 480 |
垂直方向の映像の色差信号の画素数 | 45 | 60 | 60 | 60 | 72 | 90 | 120 | 120 | 120 | 144 | 240 | 240 | 240 | 240 | 240 |
別表
【第二十九号 データチャネルMACプロトコルカプセルの構成 第36条第1項第3号関係 】
図 (略)
注1 スタッフィングは、データチャネルMACプロトコルカプセルの長さを調整するために使用する。
2 パディングは、ストリーム0の長さを調整するために使用する。
3 トレーラーは、ストリーム0、1及び2の構成の識別並びに連続するデータチャネルMACプロトコルカプセルの集合に関する情報の伝送のために使用する。
4 パリティは、誤り訂正外符号のために使用する。
5 誤り訂正外符号は、別記に示すリードソロモン符号方式とする。
6 スタッフィング、第36条第1項第3号に規定する共通情報、放送番組に関する権利を示す情報、パディング、トレーラー及びパリティ並びにストリーム2又はストリーム1のうち一方は、省略してもよい。
別記 誤り訂正外符号方式
データチャネルMACプロトコルカプセル及びコントロールチャネルMACプロトコルカプセルに用いる誤り訂正外符号は、符号化率8/16、12/16又は14/16のリードソロモンとする。ここでリードソロモン符号の多項式は次のとおりとする。
符号化生成多項式:g(x)=x+αx+αx+α+αx+αx+αx+αx+1(符号化率8/16の場合)
符号化生成多項式:g(x)=x+αx+αx+αx+1(符号化率12/16の場合)
符号化生成多項式:g(x)=x+αx+1(符号化率14/16の場合)
体生成多項式:p(x)=x+x+x+x+1
注1 スタッフィングは、データチャネルMACプロトコルカプセルの長さを調整するために使用する。
2 パディングは、ストリーム0の長さを調整するために使用する。
3 トレーラーは、ストリーム0、1及び2の構成の識別並びに連続するデータチャネルMACプロトコルカプセルの集合に関する情報の伝送のために使用する。
4 パリティは、誤り訂正外符号のために使用する。
5 誤り訂正外符号は、別記に示すリードソロモン符号方式とする。
6 スタッフィング、第36条第1項第3号に規定する共通情報、放送番組に関する権利を示す情報、パディング、トレーラー及びパリティ並びにストリーム2又はストリーム1のうち一方は、省略してもよい。
別記 誤り訂正外符号方式
データチャネルMACプロトコルカプセル及びコントロールチャネルMACプロトコルカプセルに用いる誤り訂正外符号は、符号化率8/16、12/16又は14/16のリードソロモンとする。ここでリードソロモン符号の多項式は次のとおりとする。
符号化生成多項式:g(x)=x+αx+αx+α+αx+αx+αx+αx+1(符号化率8/16の場合)
符号化生成多項式:g(x)=x+αx+αx+αx+1(符号化率12/16の場合)
符号化生成多項式:g(x)=x+αx+1(符号化率14/16の場合)
体生成多項式:p(x)=x+x+x+x+1
別表
【第三十四号 搬送波を変調する信号を求める方程式 第37条第1項関係 】
SRF(t)=Re{SBB(t)}・cos(2πfct)—Im{SBB(t)}・sin(2πfct)
ここで
SBB(t)=シグマ(m=—∞、0)ym(t+シグマ(k=m、—1)Ts,k+シグマ(m=1、∞)ym(t—シグマ(k=0、m—1)Ts,k
ym(t)=xm(t)・w(t)
w(t)=式 (略)
xm(t)=式 (略)
SRF(t):RF信号
SBB(t):ベースバンド信号
fc:中心周波数
ym(t):ウィンドウ処理信号
m:シンボル番号(スーパーフレームの最初のシンボル番号を0とする)
Ts,k:サブキャリア番号kのシンボル期間長
xm(t):逆高速フーリエ変換後の連続信号
w(t):ウィンドウ関数
TWGI:ウィンドウガードインターバル期間長(TWGI=17/B)
T’s:全シンボル期間長(T’s=Tu+TWGI+TFGI+TPFI+TWGI)
NFFT:サブキャリア総数(ただし、1024、2048、4096又は8192)
k:サブキャリア番号(周波数軸上左端のキャリア番号を0とする)
Xk,m:複素変調シンボル
(Δf)SC:サブキャリア間隔((Δf)SC=B/NFFT)
TFGI:フラットガードインターバル期間長
Tu:有効シンボル期間長(Tu=NFFT/B)
TPFI:ポストフィックスインターバル期間長(ただし、ポストフィックスインターバル期間長は、別記に示すとおりとする)
B:使用する周波数帯幅
注1 サブキャリア総数は、TDMパイロット1シンボル、WICシンボル、LICシンボル及びSPCシンボルの場合は、4096とする。
2 Im{A}は、Aの虚部を表すものとする。
別記 ポストフィックスインターバル期間長
ポストフィックスインターバル期間長は、次に示すとおりとする。
1 TDMパイロット2シンボルのポストフィックスインターバル期間長は、サブキャリア総数のうち伝送主シンボル、TDMパイロット2シンボル、TPCシンボル、FDMパイロットシンボル、OISシンボル、スタッフシンボル及びPPCシンボルに共通して適用されるもの(以下「共通サブキャリア総数」という。)により以下のとおりとする。
2 TPCシンボルのうちスーパーフレームの最後に伝送されるもののポストフィックスインターバル期間長は、スーパーフレームを1秒とするために要する長さとする。
3 伝送主シンボル、TDMパイロット1シンボル、WICシンボル、LICシンボル、TPCシンボル(2に掲げるものを除く。)、OISシンボル、FDMパイロットシンボル、スタッフシンボル、PPCシンボル及びSPCシンボルのポストフィックスインターバル期間長は、0とする。
ここで
SBB(t)=シグマ(m=—∞、0)ym(t+シグマ(k=m、—1)Ts,k+シグマ(m=1、∞)ym(t—シグマ(k=0、m—1)Ts,k
ym(t)=xm(t)・w(t)
w(t)=式 (略)
xm(t)=式 (略)
SRF(t):RF信号
SBB(t):ベースバンド信号
fc:中心周波数
ym(t):ウィンドウ処理信号
m:シンボル番号(スーパーフレームの最初のシンボル番号を0とする)
Ts,k:サブキャリア番号kのシンボル期間長
xm(t):逆高速フーリエ変換後の連続信号
w(t):ウィンドウ関数
TWGI:ウィンドウガードインターバル期間長(TWGI=17/B)
T’s:全シンボル期間長(T’s=Tu+TWGI+TFGI+TPFI+TWGI)
NFFT:サブキャリア総数(ただし、1024、2048、4096又は8192)
k:サブキャリア番号(周波数軸上左端のキャリア番号を0とする)
Xk,m:複素変調シンボル
(Δf)SC:サブキャリア間隔((Δf)SC=B/NFFT)
TFGI:フラットガードインターバル期間長
Tu:有効シンボル期間長(Tu=NFFT/B)
TPFI:ポストフィックスインターバル期間長(ただし、ポストフィックスインターバル期間長は、別記に示すとおりとする)
B:使用する周波数帯幅
注1 サブキャリア総数は、TDMパイロット1シンボル、WICシンボル、LICシンボル及びSPCシンボルの場合は、4096とする。
2 Im{A}は、Aの虚部を表すものとする。
別記 ポストフィックスインターバル期間長
ポストフィックスインターバル期間長は、次に示すとおりとする。
1 TDMパイロット2シンボルのポストフィックスインターバル期間長は、サブキャリア総数のうち伝送主シンボル、TDMパイロット2シンボル、TPCシンボル、FDMパイロットシンボル、OISシンボル、スタッフシンボル及びPPCシンボルに共通して適用されるもの(以下「共通サブキャリア総数」という。)により以下のとおりとする。
共通サブキャリア総数 | ポストフィックスインターバル期間長 |
1024 | 1024/B |
2048 | 2048/B |
4096 | 0 |
8192 | 8192/B |
2 TPCシンボルのうちスーパーフレームの最後に伝送されるもののポストフィックスインターバル期間長は、スーパーフレームを1秒とするために要する長さとする。
3 伝送主シンボル、TDMパイロット1シンボル、WICシンボル、LICシンボル、TPCシンボル(2に掲げるものを除く。)、OISシンボル、FDMパイロットシンボル、スタッフシンボル、PPCシンボル及びSPCシンボルのポストフィックスインターバル期間長は、0とする。
別表
【第三十六号 キャリア変調マッピング 第38条—第40条関係 】
1 四相位相変調の位相図
図 (略)
注 ただし、Dは伝送主シンボル、TDMパイロット2シンボル(共通サブキャリア総数が4096の場合を除く。)、TPCシンボル、OISシンボル、スタッフシンボル、PPCシンボルのうち予約状態のPPC信号から生成されるもの及びFDMパイロットシンボルにおいては1/√2、TDMパイロット1シンボルにおいては4√4096/NFFT(NFFTは共通サブキャリア総数)、WICシンボル、LICシンボル及びPPCシンボルのうち非アクティブ状態のPPC信号から生成されるものにおいては2、TDMパイロット2シンボルのうち共通サブキャリア総数が4096のものにおいては1、PPCシンボルのうち識別状態のPPC信号から生成されるものにおいては割当てスロット番号により、以下に示すとおりとし、SPCシンボルにおいては2√2とする。
2 16値直交振幅変調の位相図
図 (略)
3 16値直交振幅階層変調の位相図
図 (略)
注1 α及びβは、ベースコンポーネント(S1とS3の組をいう。以下この表において同じ。)と拡張コンポーネント(S0とS2の組をいう。以下この表において同じ。)のエネルギー比rによって次式により与えられる。
α=√r/2(1+r)
β=√1/2(1+r)
2 ベースコンポーネントのみの階層変調を行う場合は、4相位相変調の位相図を準用するものとし、D=1/√2とする。
図 (略)
注 ただし、Dは伝送主シンボル、TDMパイロット2シンボル(共通サブキャリア総数が4096の場合を除く。)、TPCシンボル、OISシンボル、スタッフシンボル、PPCシンボルのうち予約状態のPPC信号から生成されるもの及びFDMパイロットシンボルにおいては1/√2、TDMパイロット1シンボルにおいては4√4096/NFFT(NFFTは共通サブキャリア総数)、WICシンボル、LICシンボル及びPPCシンボルのうち非アクティブ状態のPPC信号から生成されるものにおいては2、TDMパイロット2シンボルのうち共通サブキャリア総数が4096のものにおいては1、PPCシンボルのうち識別状態のPPC信号から生成されるものにおいては割当てスロット番号により、以下に示すとおりとし、SPCシンボルにおいては2√2とする。
共通サブキャリア総数 | 割当てスロット番号 | D |
1024/2048/4096 | 0,1,2,4,6 | 2/3 |
1024/2048/4096 | 3 | 4/3 |
8192 | 0,2,4,6 | 2/3 |
8192 | 1 | 2√2/3 |
8192 | 3 | 4√2/3 |
2 16値直交振幅変調の位相図
図 (略)
3 16値直交振幅階層変調の位相図
図 (略)
注1 α及びβは、ベースコンポーネント(S1とS3の組をいう。以下この表において同じ。)と拡張コンポーネント(S0とS2の組をいう。以下この表において同じ。)のエネルギー比rによって次式により与えられる。
α=√r/2(1+r)
β=√1/2(1+r)
2 ベースコンポーネントのみの階層変調を行う場合は、4相位相変調の位相図を準用するものとし、D=1/√2とする。
別表
【第三十七号 伝送主信号の構成及び送出手順 第41条関係 】
伝送主信号は、物理層パケット単位処理又は16個の物理層パケットを単位として行うブロック単位処理により生成されるものとする。
1 物理層パケット単位処理
図 (略)
2 ブロック単位処理
図 (略)
注1 内符号化の誤り訂正方式は、別記1に示すターボ符号化方式とする。
2 ビットインターリーブは、別記2のとおりとする。
3 サブパケットは、ビットインターリーブされた信号を分割したものをいい、サブパケットインターリーブは、サブパケットの順序を並び替えることをいう。
4 スロット割当ては、スロット番号1から7までのうち1又は連続した複数のスロット番号とする。
5 電力拡散は、別記3のとおりとする。
6 拡張物理層パケットは、16値直交振幅階層変調による変調マッピングを行う場合に別表第三十六号の3注1に規定する拡張コンポーネントに割り当てられる物理層パケットをいう。
別記1 ターボ符号化方式 (略)
別記2 ビットインターリーブ (略)
別記3 電力拡散 (略)
1 物理層パケット単位処理
図 (略)
2 ブロック単位処理
図 (略)
注1 内符号化の誤り訂正方式は、別記1に示すターボ符号化方式とする。
2 ビットインターリーブは、別記2のとおりとする。
3 サブパケットは、ビットインターリーブされた信号を分割したものをいい、サブパケットインターリーブは、サブパケットの順序を並び替えることをいう。
4 スロット割当ては、スロット番号1から7までのうち1又は連続した複数のスロット番号とする。
5 電力拡散は、別記3のとおりとする。
6 拡張物理層パケットは、16値直交振幅階層変調による変調マッピングを行う場合に別表第三十六号の3注1に規定する拡張コンポーネントに割り当てられる物理層パケットをいう。
別記1 ターボ符号化方式 (略)
別記2 ビットインターリーブ (略)
別記3 電力拡散 (略)
別表
【第四十二号 PPC信号の構成及び送出手順 第42条第5項関係 】
PPC信号は、非アクティブ状態、識別状態及び予約状態のいずれかとし、それぞれ以下に示す構成及び送出手順とする。
1 非アクティブ状態
図 (略)
注1 線形帰還シフトレジスタは、別表第四十号別記に示すとおりとする。
2 スロット割当ては、スロット番号7とする。
3 電力拡散は、別表第三十七号別記3に示すとおりとする。
2 識別状態
図 (略)
注1 PPCパケット信号はPPC情報から生成される信号であり、その構成及び送出手順は、別記1に示すとおりとする。
2 線形帰還シフトレジスタは、別表第四十号別記に示すとおりとする。
3 PPCパケット信号のスロット割当てはスロット番号3、線形帰還シフトレジスタにより生成される符号系列のスロット番号はスロット番号0、1、2、4及び6とする。
4 電力拡散は、別表第三十七号別記3に示すとおりとする。
3 予約状態
図 (略)
注1 線形帰還シフトレジスタは、別表第四十号別記に示すとおりとする。
2 スロット割当ては、スロット番号0から7までとする。
3 電力拡散は、別表第三十七号別記3に示すとおりとする。
別記1 PPCパケット信号の構成及び送出手順
図 (略)
注1 PPC情報は56ビットの情報とし、その構成は、総務大臣が別に告示するところによるものとする。
2 ビットインターリーブ1は、別記2のとおりとする。
3 リードミュラー符号化は、7ビットを単位として行われるものとし、別記3に示すとおりとする。
4 ビットインターリーブ2は、別表第三十七号別記2のとおりとし、その入力信号は、一のPPC情報から生成されるリードミュラー符号化信号を2度繰り返したものに‘00000000’を付加して生成されるものとし、以下のような構成とする。
図 (略)
別記2 ビットインターリーブ
PPC情報は8行7列のインターリーバに列方向の順に書き込まれ、行方向の順に読み出される。
図 (略)
別記3 リードミュラー符号化
リードミュラー符号化は、7ビットの入力に対し、62ビットの値を出力するものとし、入力された7ビットの値をm6、m5、m4、m3、m2、m1、m0、出力される値のうち62ビットのk番目の値をck、kを2進数表示したものを‘t5,kt4,kt3,kt2,kt1,kt0,k’としたとき、ckは以下の式により生成される。
ck=(m6+シグマ(j=0、5)tj,k×mj)mod2
1 非アクティブ状態
図 (略)
注1 線形帰還シフトレジスタは、別表第四十号別記に示すとおりとする。
2 スロット割当ては、スロット番号7とする。
3 電力拡散は、別表第三十七号別記3に示すとおりとする。
2 識別状態
図 (略)
注1 PPCパケット信号はPPC情報から生成される信号であり、その構成及び送出手順は、別記1に示すとおりとする。
2 線形帰還シフトレジスタは、別表第四十号別記に示すとおりとする。
3 PPCパケット信号のスロット割当てはスロット番号3、線形帰還シフトレジスタにより生成される符号系列のスロット番号はスロット番号0、1、2、4及び6とする。
4 電力拡散は、別表第三十七号別記3に示すとおりとする。
3 予約状態
図 (略)
注1 線形帰還シフトレジスタは、別表第四十号別記に示すとおりとする。
2 スロット割当ては、スロット番号0から7までとする。
3 電力拡散は、別表第三十七号別記3に示すとおりとする。
別記1 PPCパケット信号の構成及び送出手順
図 (略)
注1 PPC情報は56ビットの情報とし、その構成は、総務大臣が別に告示するところによるものとする。
2 ビットインターリーブ1は、別記2のとおりとする。
3 リードミュラー符号化は、7ビットを単位として行われるものとし、別記3に示すとおりとする。
4 ビットインターリーブ2は、別表第三十七号別記2のとおりとし、その入力信号は、一のPPC情報から生成されるリードミュラー符号化信号を2度繰り返したものに‘00000000’を付加して生成されるものとし、以下のような構成とする。
図 (略)
別記2 ビットインターリーブ
PPC情報は8行7列のインターリーバに列方向の順に書き込まれ、行方向の順に読み出される。
図 (略)
別記3 リードミュラー符号化
リードミュラー符号化は、7ビットの入力に対し、62ビットの値を出力するものとし、入力された7ビットの値をm6、m5、m4、m3、m2、m1、m0、出力される値のうち62ビットのk番目の値をck、kを2進数表示したものを‘t5,kt4,kt3,kt2,kt1,kt0,k’としたとき、ckは以下の式により生成される。
ck=(m6+シグマ(j=0、5)tj,k×mj)mod2
別表
【第四十九号 11.7GHzを超え12.2GHz以下の周波数の電波を使用する衛星基幹放送局を用いて行うデジタル放送及び広帯域伝送デジタル放送の誤り訂正方式 第53条第2項、第54条第2項関係 】
1 TSパケットの誤り訂正外符号は、短縮化リードソロモン(204,188)とする。短縮化リードソロモン(204,188)符号は、リードソロモン(255,239)符号において、入力データバイトの前に51バイトの「00h」を付加し、符号化後に先頭51バイトを除去することによって生成する。ここでリードソロモン(255,239)符号の多項式は次のとおりとする。
符号化生成多項式:g(x)=(x+λ0)(x+λ1)…(x+λ15)、(λ=02h)
体生成多項式:p(x)=x8+x4+x3+x2+1
注 数値の後のhは、その数値が16進数表記であることを示す。
2 TMCCの誤り訂正外符号は、短縮化リードソロモン(64,48)とする。短縮化リードソロモン(64,48)符号は、リードソロモン(255,239)符号において、入力データバイトの前に191バイトの「00h」を付加し、符号化後に先頭191バイトを除去することによって生成する。ここでリードソロモン(255,239)符号の多項式は次のとおりとする。
符号化生成多項式:g(x)=(x+λ0)(x+λ1)…(x+λ15)、(λ=02h)
体生成多項式:p(x)=x8+x4+x3+x2+1
3 誤り訂正内符号は、搬送波の変調が八相位相変調の場合は符号化率2/3のトレリス符号化方式とし、搬送波の変調が四相位相変調の場合は畳込み符号方式及びパンクチャド符号化方式の組み合わせによるものとし、搬送波の変調が二相位相変調の場合は符号化率1/2の畳込み符号方式とする。
図 (略)
注1 λは1ビット遅延素子を表す。
2 λは、排他的論理和の演算素子を表す。
3 伝送主信号又は電力拡散されたTMCC信号は、八相位相変調の場合、最上位ビットから順にB1、B0に割り当てられ、四相位相変調及び二相位相変調の場合は、最上位ビットから順にB0に割当てられる。二相位相変調については内符号化後にC0、C1の順に送出する。
4 パンクチャド符号の詳細は、次表のとおりとする。
パンクチャド符号詳細
(入力信号列C1,C0がパンクチャドパターンによりP1,P0になる)
図表 (略)
5 パンクチャド符号化の位相の関係はパンクチャドパターンの先頭位相がスロット先頭と一致するものとする。
符号化生成多項式:g(x)=(x+λ0)(x+λ1)…(x+λ15)、(λ=02h)
体生成多項式:p(x)=x8+x4+x3+x2+1
注 数値の後のhは、その数値が16進数表記であることを示す。
2 TMCCの誤り訂正外符号は、短縮化リードソロモン(64,48)とする。短縮化リードソロモン(64,48)符号は、リードソロモン(255,239)符号において、入力データバイトの前に191バイトの「00h」を付加し、符号化後に先頭191バイトを除去することによって生成する。ここでリードソロモン(255,239)符号の多項式は次のとおりとする。
符号化生成多項式:g(x)=(x+λ0)(x+λ1)…(x+λ15)、(λ=02h)
体生成多項式:p(x)=x8+x4+x3+x2+1
3 誤り訂正内符号は、搬送波の変調が八相位相変調の場合は符号化率2/3のトレリス符号化方式とし、搬送波の変調が四相位相変調の場合は畳込み符号方式及びパンクチャド符号化方式の組み合わせによるものとし、搬送波の変調が二相位相変調の場合は符号化率1/2の畳込み符号方式とする。
図 (略)
注1 λは1ビット遅延素子を表す。
2 λは、排他的論理和の演算素子を表す。
3 伝送主信号又は電力拡散されたTMCC信号は、八相位相変調の場合、最上位ビットから順にB1、B0に割り当てられ、四相位相変調及び二相位相変調の場合は、最上位ビットから順にB0に割当てられる。二相位相変調については内符号化後にC0、C1の順に送出する。
4 パンクチャド符号の詳細は、次表のとおりとする。
パンクチャド符号詳細
(入力信号列C1,C0がパンクチャドパターンによりP1,P0になる)
図表 (略)
5 パンクチャド符号化の位相の関係はパンクチャドパターンの先頭位相がスロット先頭と一致するものとする。
別表
【第五十四号 狭帯域伝送デジタル放送の誤り訂正方式 第71条第2項関係 】
1 外符号は次式で示す短縮化リードソロモン(204,188)とする。短縮化リードソロモン(204,188)符号は、リードソロモン(255,239)符号において、入力データバイトの前に51バイトの「00h」を付加し、符号化後に先頭51バイトを除去することによって生成し、反転/非反転にかかわらず同期バイトにも適用する。
符号化生成多項式:g(x)=(x+λ0)(x+λ1)…(x+λ15)、(λ=02h)
体生成多項式 :p(x)=x+x+x+x+1
注 数値の後のhは、その数値が16進数表記であることを示す。
2 内符号は次式に示すような畳込み符号方式及びパンクチャド符号方式とする。
図 (略)
注1 □Dは1ビット遅延素子を表す。
2 +は、排他的論理和の演算素子を表す。
3 伝送信号の最上位ビットから入力される。
4 パンクチャド符号の詳細は、別表第四十九号3注4に同じとする。
符号化生成多項式:g(x)=(x+λ0)(x+λ1)…(x+λ15)、(λ=02h)
体生成多項式 :p(x)=x+x+x+x+1
注 数値の後のhは、その数値が16進数表記であることを示す。
2 内符号は次式に示すような畳込み符号方式及びパンクチャド符号方式とする。
図 (略)
注1 □Dは1ビット遅延素子を表す。
2 +は、排他的論理和の演算素子を表す。
3 伝送信号の最上位ビットから入力される。
4 パンクチャド符号の詳細は、別表第四十九号3注4に同じとする。
別表
【第五十五号 12.2GHzを超え12.75GHz以下の周波数の電波を使用する衛星基幹放送局を用いて行う狭帯域伝送方式による標準テレビジョン放送及び高精細度テレビジョン放送のうちデジタル放送の輝度信号及び色差信号の方程式 第73条関係 】
Y=INT[219D E’Y+16D+0.5]
CR=INT[224D E’CR+128D+0.5]
CB=INT[224D E’CB+128D+0.5](標記は十進数)
注1 INT[A]は、実数Aの整数部分を表す。
2 Yは輝度信号、CR及びCBは色差信号とし、Dは八桁の二進数で量子化する場合1、十桁の二進数で量子化する場合4とする。
3 E’Y、E’CR及びE’CBは、次のとおりとする。
E’Y=0.299E’R+0.587E’G+0.114E’B
E’CR=0.500E’R—0.419E’G—0.081E’B
E’CB=—0.169E’R—0.331E’G+0.500E’B
ただし、E’R、E’G及びE’Bはそれぞれ画素を走査した時に生ずる赤、緑及び青の各信号電圧をガンマ補正(受像管の赤、緑及び青に対する輝度は、格子に印加されるそれぞれの信号電圧のガンマ乗に比例するので、被写体の輝度が正しく再現されるよう送信側においてそれぞれの信号電圧E’R、E’G及びE’Bをそれぞれの値のガンマ分の1乗に補正することをいう。)した電圧(基準白色レベルで正規化された電圧)であって、CIE表示系(国際照明委員会において制定した平面座標による色彩の定量的表示性をいう。)において次に掲げるx及びyの値を有する赤、緑及び青を三原色とし、かつ、ガンマの値を2.2とする受像管に適合するものとする。
4 色差信号は、白色の被写体に対して零になるものとする。
5 走査線数が750本であって、走査方式が順次の場合及び走査線数が1125本であって、走査方式が1本おきの場合のE’Y、E’CR及びE’CBは、この表の規定にかかわらず、別表第十九号の規定を準用する。
CR=INT[224D E’CR+128D+0.5]
CB=INT[224D E’CB+128D+0.5](標記は十進数)
注1 INT[A]は、実数Aの整数部分を表す。
2 Yは輝度信号、CR及びCBは色差信号とし、Dは八桁の二進数で量子化する場合1、十桁の二進数で量子化する場合4とする。
3 E’Y、E’CR及びE’CBは、次のとおりとする。
E’Y=0.299E’R+0.587E’G+0.114E’B
E’CR=0.500E’R—0.419E’G—0.081E’B
E’CB=—0.169E’R—0.331E’G+0.500E’B
ただし、E’R、E’G及びE’Bはそれぞれ画素を走査した時に生ずる赤、緑及び青の各信号電圧をガンマ補正(受像管の赤、緑及び青に対する輝度は、格子に印加されるそれぞれの信号電圧のガンマ乗に比例するので、被写体の輝度が正しく再現されるよう送信側においてそれぞれの信号電圧E’R、E’G及びE’Bをそれぞれの値のガンマ分の1乗に補正することをいう。)した電圧(基準白色レベルで正規化された電圧)であって、CIE表示系(国際照明委員会において制定した平面座標による色彩の定量的表示性をいう。)において次に掲げるx及びyの値を有する赤、緑及び青を三原色とし、かつ、ガンマの値を2.2とする受像管に適合するものとする。
x | y | |
赤 | 0.67 | 0.33 |
緑 | 0.21 | 0.71 |
青 | 0.14 | 0.08 |
4 色差信号は、白色の被写体に対して零になるものとする。
5 走査線数が750本であって、走査方式が順次の場合及び走査線数が1125本であって、走査方式が1本おきの場合のE’Y、E’CR及びE’CBは、この表の規定にかかわらず、別表第十九号の規定を準用する。
別表
【第五十六号 搬送波の絶対位相偏位 第79条第3項関係 】
1 別表第五十八号に示す伝送信号のうち、ベースバンドフレーム信号に誤り訂正符号を付加した信号に対する搬送波の変調の形式は、八相位相変調とする。
図 (略)
ただし、C0、C1及びC2は、別表第五十八号別記2に示すインターリーブ処理後の「0」又は「1」の値とする。
2 別表第五十八号に示す伝送信号のうち、フィジカルレイヤヘッダ信号に対する搬送波の変調の形式は、2分のπシフト二相位相変調とする。フィジカルレイヤヘッダ信号(y1,y2,…,y90)は、次式に示す90個の2分のπシフト二相位相変調シンボルに変調される。
I2i—1=Q2i—1=(1/√2)(1—2y2i—1)、I2i=Q2i=—(1/√2)(1—2y2i)、(i=1,2,…45)
変調方式 | シンボル割付け | 絶対位相偏位 |
八相位相変調 | 0.0.0 | (+) 45度 |
1.0.0 | (+) 90度 | |
1.1.0 | (+)135度 | |
0.1.0 | (+)180度 | |
.0.1.1 | (—)135度 | |
1.1.1 | (—) 90度 | |
1.0.1 | (—) 45度 | |
0.0.1 | 0度 |
図 (略)
ただし、C0、C1及びC2は、別表第五十八号別記2に示すインターリーブ処理後の「0」又は「1」の値とする。
2 別表第五十八号に示す伝送信号のうち、フィジカルレイヤヘッダ信号に対する搬送波の変調の形式は、2分のπシフト二相位相変調とする。フィジカルレイヤヘッダ信号(y1,y2,…,y90)は、次式に示す90個の2分のπシフト二相位相変調シンボルに変調される。
I2i—1=Q2i—1=(1/√2)(1—2y2i—1)、I2i=Q2i=—(1/√2)(1—2y2i)、(i=1,2,…45)
別表
【第五十八号 伝送信号の構成 第80条第1項関係 】
図 (略)
注1 TSパケットは、TSパケットの先頭の同期バイトを除く187バイトに対して8ビットのCRC誤り訂正(生成多項式:g(X)=X+X+X+X+X+1)を行い、後続のTSパケットの同期バイトと置き換えるものとする。
2 ベースバンドフレーム信号に対する電力拡散信号は、別記1のとおりとする。
3 インターリーブは、別記2のとおりとする。
4 XFECフレーム信号は、FECフレーム信号について、八相位相変調のためのキャリア変調マッピングを行って生成される。
5 XFECフレーム信号は90シンボルから成るスロット単位に分割される。
6 フィジカルレイヤフレーム信号において、同期パイロット信号を挿入する場合は、36シンボルから成る無変調の同期パイロット信号を16スロット間隔で挿入する。ただし、次のフィジカルレイヤフレーム信号の先頭には同期パイロット信号を挿入しない。
7 フィジカルレイヤフレーム信号に対する電力拡散信号は、別記3のとおりとする。
8 フィジカルレイヤヘッダ信号の構成は、別記4のとおりとする。
別記1 ベースバンドフレーム信号に対する電力拡散信号 (略)
別記2 インターリーブ (略)
別記3 フィジカルレイヤフレーム信号に対する電力拡散信号 (略)
別記4 フィジカルレイヤヘッダ信号の構成 (略)
注1 TSパケットは、TSパケットの先頭の同期バイトを除く187バイトに対して8ビットのCRC誤り訂正(生成多項式:g(X)=X+X+X+X+X+1)を行い、後続のTSパケットの同期バイトと置き換えるものとする。
2 ベースバンドフレーム信号に対する電力拡散信号は、別記1のとおりとする。
3 インターリーブは、別記2のとおりとする。
4 XFECフレーム信号は、FECフレーム信号について、八相位相変調のためのキャリア変調マッピングを行って生成される。
5 XFECフレーム信号は90シンボルから成るスロット単位に分割される。
6 フィジカルレイヤフレーム信号において、同期パイロット信号を挿入する場合は、36シンボルから成る無変調の同期パイロット信号を16スロット間隔で挿入する。ただし、次のフィジカルレイヤフレーム信号の先頭には同期パイロット信号を挿入しない。
7 フィジカルレイヤフレーム信号に対する電力拡散信号は、別記3のとおりとする。
8 フィジカルレイヤヘッダ信号の構成は、別記4のとおりとする。
別記1 ベースバンドフレーム信号に対する電力拡散信号 (略)
別記2 インターリーブ (略)
別記3 フィジカルレイヤフレーム信号に対する電力拡散信号 (略)
別記4 フィジカルレイヤヘッダ信号の構成 (略)
別表
【第五十九号 高度狭帯域伝送デジタル放送の誤り訂正方式 第80条第3項関係 】
1 誤り訂正外符号はBCH符号、内符号はLDPC符号とし、その構成は以下のとおりとする。
図 (略)
2 BCH符号の生成多項式は、次表に示すt(BCH誤り訂正ビット)番目までの多項式の積で表されるものとする。
3 LDPC符号は、パリティ検査ビットpn(n=0,1,…,nldpc—kldpc—1)、情報ビットim(m=0,1,…,kldpc—1)としたとき、情報ビットについて360ビットごとに次の演算を繰り返す。
なお、パリティ検査ビットの初期値は、p0=p1=p2=…=Pnldpc—kldpc—1=0とする。
px=px+im、(m=0,360,720,…)
py=py+im、(m=1,…,359,361,…,719,721,…)
全ての情報ビットについて演算を行った後、pnは次式により与えられる。
p0=p0+i0
pn=pn+pn—1、(n=1,…,nldpc—kldpc—1)
注1 +は、排他的論理和の演算素子を表す。
2 xは、別記1の(m/360+1)行目で指定されるパリティ検査ビット位置を示す。
3 yは、{x+(mmod360)×q}mod(nldpc—kldpc)により表されるパリティ検査ビット位置を示す。ただし、xは、別記1の([m/360]+1)行目で指定されるパリティ検査ビット位置を示す([]は整数部を意味する。)。また、qは符号化率に応じて決まる定数を示し、次表のとおりとする。
別記1 パリティ検査ビット位置 (略)
図 (略)
2 BCH符号の生成多項式は、次表に示すt(BCH誤り訂正ビット)番目までの多項式の積で表されるものとする。
t | 生成多項式 |
1 | g1(X)=1+X2+X3+X5+X16 |
2 | g2(X)=1+X+X4+X5+X6+X8+X16 |
3 | g3(X)=1+X2+X3+X4+X5+X7+X8+X9+X10+X11+X16 |
4 | g4(X)=1+X2+X4+X6+X9+X11+X12+X14+X16 |
5 | g5(X)=1+X+X2+X3+X5+X8+X9+X10+X11+X12+X16 |
6 | g6(X)=1+X2+X4+X5+X7+X8+X9+X10+X12+X13+X14+X15+X16 |
7 | g7(X)=1+X2+X5+X6+X8+X9+X10+X11+X13+X15+X16 |
8 | g8(X)=1+X+X2+X5+X6+X8+X9+X12+X13+X14+X16 |
9 | g9(X)=1+X5+X7+X9+X10+X11+X16 |
10 | g10(X)=1+X+X2+X5+X7+X8+X10+X12+X13+X14+X16 |
11 | g11(X)=1+X2+X3+X5+X9+X11+X12+X13+X16 |
12 | g12(X)=1+X+X5+X6+X7+X9+X11+X12+X16 |
3 LDPC符号は、パリティ検査ビットpn(n=0,1,…,nldpc—kldpc—1)、情報ビットim(m=0,1,…,kldpc—1)としたとき、情報ビットについて360ビットごとに次の演算を繰り返す。
なお、パリティ検査ビットの初期値は、p0=p1=p2=…=Pnldpc—kldpc—1=0とする。
px=px+im、(m=0,360,720,…)
py=py+im、(m=1,…,359,361,…,719,721,…)
全ての情報ビットについて演算を行った後、pnは次式により与えられる。
p0=p0+i0
pn=pn+pn—1、(n=1,…,nldpc—kldpc—1)
注1 +は、排他的論理和の演算素子を表す。
2 xは、別記1の(m/360+1)行目で指定されるパリティ検査ビット位置を示す。
3 yは、{x+(mmod360)×q}mod(nldpc—kldpc)により表されるパリティ検査ビット位置を示す。ただし、xは、別記1の([m/360]+1)行目で指定されるパリティ検査ビット位置を示す([]は整数部を意味する。)。また、qは符号化率に応じて決まる定数を示し、次表のとおりとする。
符号化率 | q |
3/5 | 72 |
2/3 | 60 |
別記1 パリティ検査ビット位置 (略)
別表
【第六十二号 搬送波を変調する信号の構成 第59条第1項関係 】
図 (略)
注1 この表において「スロット」とは第六十条第一項に規定するスロットをいう。
2 フレーム同期信号FSync、!FSync及びスロット同期信号SSyncは次の値とする。
FSync=52F866h、!FSync=AD0799h、SSync=36715Ah(hは16進数を意味する。)
3 インターリーブは別記1のとおりとする。
4 スタッフビットの値は、‘111111’とする。
5 変調方式のスロットの割当ては、別記2のとおりとする。
6 伝送信号点配置信号の値は、以下のとおりとし、その電力拡散信号は別記3のとおりとする。
(1) スロットの変調方式が八相位相変調の場合、‘000’を開始値として1ずつ増加させた値を‘111’まで順に並べ、これを4回繰り返したものとする。
(2) スロットの変調方式が四相位相変調の場合、‘00’を開始値として1ずつ増加した値を‘11’まで順に並べ、これを8回繰り返したものとする。
(3) スロットの変調方式が2分のπシフト二相位相変調の場合、‘01’を16回繰り返したものとする。
別記1 インターリーブ (略)
別記2 変調方式のスロット割当て (略)
別記3 電力拡散信号 (略)
注1 この表において「スロット」とは第六十条第一項に規定するスロットをいう。
2 フレーム同期信号FSync、!FSync及びスロット同期信号SSyncは次の値とする。
FSync=52F866h、!FSync=AD0799h、SSync=36715Ah(hは16進数を意味する。)
3 インターリーブは別記1のとおりとする。
4 スタッフビットの値は、‘111111’とする。
5 変調方式のスロットの割当ては、別記2のとおりとする。
6 伝送信号点配置信号の値は、以下のとおりとし、その電力拡散信号は別記3のとおりとする。
(1) スロットの変調方式が八相位相変調の場合、‘000’を開始値として1ずつ増加させた値を‘111’まで順に並べ、これを4回繰り返したものとする。
(2) スロットの変調方式が四相位相変調の場合、‘00’を開始値として1ずつ増加した値を‘11’まで順に並べ、これを8回繰り返したものとする。
(3) スロットの変調方式が2分のπシフト二相位相変調の場合、‘01’を16回繰り返したものとする。
別記1 インターリーブ (略)
別記2 変調方式のスロット割当て (略)
別記3 電力拡散信号 (略)
別表
【第六十三号 搬送波の絶対位相偏位 第59条第4項関係 】
変調方式 | シンボル割付 | 絶対位相偏位 |
2分のπシフト二相位相変調 | 0 | (+)45度又は(+)135度 |
1 | (—)45度又は(—)135度 | |
四相位相変調 | 0,0 | (+) 45度 |
0,1 | (—) 45度 | |
1,0 | (+)135度 | |
1,1 | (—)135度 | |
八相位相変調 | 0,0,0 | (+) 45度 |
0,0,1 | 0度 | |
0,1,0 | (+)180度 | |
0,1,1 | (—)135度 | |
1,0,0 | (+) 90度 | |
1,0,1 | (—) 45度 | |
1,1,0 | (+)135度 | |
1,1,1 | (—) 90度 |
図 (略)
注 別表第六十二号に示す1フレーム内で伝送される2分のπシフト二相位相変調のシンボルSi(i=1,2,3,・・・)は次式に示す2分のπシフト二相位相変調シンボルに変調される。
I2i—1=Q2i—1=(1/√2)(1—2S2i—1)、I2i=Q2i=—(1/√2)(1—2S2i)、(i=1,2,3,・・・)、i=1:フレーム先頭
別表
【第六十六号 高度広帯域衛星デジタル放送方式の主信号に関する誤り訂正方式 第60条第2項関係 】
1 誤り訂正外符号はBCH符号、誤り訂正内符号はLDPC符号とし、その構成は以下のとおりとする。ただし、搬送波の変調が八相位相変調の場合、誤り訂正内符号の符号化率は89/120以下とする。
図 (略)
2 BCH符号の生成多項式は、次表に示す多項式の積で表されるものとする。
3 LDPC符号は、パリティ検査ビットpn(n=0,1,…,nldpc—kldpc—1)、情報ビットim(m=0,1,…,kldpc—1)としたとき、情報ビットについて374ビットごとに次の演算を繰り返す。なお、パリティ検査ビットの初期値は、p0=p1=p2=…=Pnldpc—kldpc—1=0とする。
px=px+im、(m=0,374,748,…)
py=py+im、(m=1,…,373,375,…,747,749,…)
全ての情報ビットについて演算を行った後、pnは次式により与えられる。
p0=p0+i0
pn=pn+pn—1、(n=1,…,nldpc—kldpc—1)
別記1 パリティ検査ビット位置 (略)
図 (略)
符号化率 | スロットヘッダビット数[H] | 主信号ビット数[D] | BCHパリティビット数[Pbch] | スタッフビット[S] | LDPCパリティビット数[Pldpc] | LDPC符号化後ビット数[Nldpc] |
41/120 | 176 | 14960 | 192 | 6 | 29546 | 44880 |
49/120 | 176 | 17952 | 192 | 6 | 26554 | 44880 |
61/120 | 176 | 22440 | 192 | 6 | 22066 | 44880 |
73/120 | 176 | 26928 | 192 | 6 | 17578 | 44880 |
81/120 | 176 | 29920 | 192 | 6 | 14586 | 44880 |
89/120 | 176 | 32912 | 192 | 6 | 11594 | 44880 |
97/120 | 176 | 35904 | 192 | 6 | 8602 | 44880 |
101/120 | 176 | 37400 | 192 | 6 | 7106 | 44880 |
105/120 | 176 | 38896 | 192 | 6 | 5610 | 44880 |
109/120 | 176 | 40392 | 192 | 6 | 4114 | 44880 |
2 BCH符号の生成多項式は、次表に示す多項式の積で表されるものとする。
g1(x) | 1+X+X3+X12+X16 |
g2(x) | 1+X2+X3+X4+X8+X9+X11+X12+X16 |
g3(x) | 1+X2+X3+X7+X9+X10+X11+X13+X16 |
g4(x) | 1+X+X3+X6+X7+X11+X12+X13+X16 |
g5(x) | 1+X+X2+X3+X5+X7+X8+X9+X11+X13+X16 |
g6(x) | 1+X+X6+X7+X9+X10+X12+X13+X16 |
g7(x) | 1+X+X2+X6+X9+X10+X11+X15+X16 |
g8(x) | 1+X+X3+X6+X8+X9+X12+X15+X16 |
g9(x) | 1+X+X4+X6+X8+X10+X11+X12+X13+X15+X16 |
g10(x) | 1+X+X2+X4+X6+X8+X9+X10+X11+X15+X16 |
g11(x) | 1+X6+X8+X9+X10+X13+X14+X15+X16 |
g12(x) | 1+X+X2+X3+X5+X6+X7+X10+X11+X15+X16 |
3 LDPC符号は、パリティ検査ビットpn(n=0,1,…,nldpc—kldpc—1)、情報ビットim(m=0,1,…,kldpc—1)としたとき、情報ビットについて374ビットごとに次の演算を繰り返す。なお、パリティ検査ビットの初期値は、p0=p1=p2=…=Pnldpc—kldpc—1=0とする。
px=px+im、(m=0,374,748,…)
py=py+im、(m=1,…,373,375,…,747,749,…)
全ての情報ビットについて演算を行った後、pnは次式により与えられる。
p0=p0+i0
pn=pn+pn—1、(n=1,…,nldpc—kldpc—1)
別記1 パリティ検査ビット位置 (略)
別表
【第六十九号 輝度信号及び色差信号の方程式 第31条第1項及び第63条第1項関係 】
D’Y=INT[(219E’Y+16)・2]
D’CB=INT[(224E’CB+128)・2]
D’CR=INT[(224E’CR+128)・2](標記は十進数)
注1 D’Yは輝度信号、D’CB及びD’CRは色差信号とし、mは輝度信号及び色差信号の量子化ビット数とする。
2 演算子INT[A]は実数Aの、小数点以下第一位の四捨五入により与えられる整数を表す。
3 E’Y、E’CB及びE’CRは、次のとおりとする。
E’Y=0.2126E’R+0.7152E’G+0.0722E’B
E’CB=(E’B—E’Y)/1.8556
E’CR=(E’R—E’Y)/1.5748
ただし、E’R、E’G及びE’Bはそれぞれ画素を走査したときに生ずる赤、緑及び青の各信号電圧をガンマ補正(受像管の赤、緑及び青に対する輝度が正しく再現されるよう送信側においてそれぞれの信号電圧E’R、E’G及びE’Bを受像管の特性の逆特性を持つように補正することをいう。)した電圧(基準白色レベルで正規化された電圧)であって、CIE表示系(国際照明委員会において制定した平面座標による色彩の定量的表示系をいう。)において次の表に掲げるx及びyの値を有する赤、緑及び青を三原色とする受像管に適合するものとする。
ガンマ補正は、以下の特性によるものとする。
E’=αL—(α—1) (β<—L)
E’=4.50L (—β<L<β)
E’=—α(—L)+(α—1) (L<—β)
ただし、E’は映像信号のカメラ出力及びLはカメラの入力光とし、いずれも下記4に示す基準白色により正規化した値とする。広色域システムの場合にのみ、L<0及び1<Lを許容する。α及びβは、次の連立方程式の解とし、計算に当たっては小数点以下第三位未満の端数は四捨五入した値を用いてもよい。
4.5β=αβ—α+1
4.5=0.45αβ
4 基準白色は、次のとおりとする。
色差信号は白色の被写体に対して零になるものとする。
D’CB=INT[(224E’CB+128)・2]
D’CR=INT[(224E’CR+128)・2](標記は十進数)
注1 D’Yは輝度信号、D’CB及びD’CRは色差信号とし、mは輝度信号及び色差信号の量子化ビット数とする。
2 演算子INT[A]は実数Aの、小数点以下第一位の四捨五入により与えられる整数を表す。
3 E’Y、E’CB及びE’CRは、次のとおりとする。
E’Y=0.2126E’R+0.7152E’G+0.0722E’B
E’CB=(E’B—E’Y)/1.8556
E’CR=(E’R—E’Y)/1.5748
ただし、E’R、E’G及びE’Bはそれぞれ画素を走査したときに生ずる赤、緑及び青の各信号電圧をガンマ補正(受像管の赤、緑及び青に対する輝度が正しく再現されるよう送信側においてそれぞれの信号電圧E’R、E’G及びE’Bを受像管の特性の逆特性を持つように補正することをいう。)した電圧(基準白色レベルで正規化された電圧)であって、CIE表示系(国際照明委員会において制定した平面座標による色彩の定量的表示系をいう。)において次の表に掲げるx及びyの値を有する赤、緑及び青を三原色とする受像管に適合するものとする。
x | y | |
赤 | 0.640 | 0.330 |
緑 | 0.300 | 0.600 |
青 | 0.150 | 0.060 |
ガンマ補正は、以下の特性によるものとする。
E’=αL—(α—1) (β<—L)
E’=4.50L (—β<L<β)
E’=—α(—L)+(α—1) (L<—β)
ただし、E’は映像信号のカメラ出力及びLはカメラの入力光とし、いずれも下記4に示す基準白色により正規化した値とする。広色域システムの場合にのみ、L<0及び1<Lを許容する。α及びβは、次の連立方程式の解とし、計算に当たっては小数点以下第三位未満の端数は四捨五入した値を用いてもよい。
4.5β=αβ—α+1
4.5=0.45αβ
4 基準白色は、次のとおりとする。
色差信号は白色の被写体に対して零になるものとする。
x | y | |
白 | 0.3127 | 0.3290 |
別表
【第七十号 映像信号の各パラメータ 第63条第4項関係 】
走査線数 | 525本 | 525本 | 1125本 | 1125本 | |
有効走査線数 | 483本 | 483本 | 1080本 | 1080本 | |
走査方式 | 1本おき | 順次 | 1本おき | 順次 | |
フレーム周波数 | 30/1.001Hz | 60/1.001Hz | 30/1.001Hz | 60/1.001Hz | |
フィールド周波数 | 60/1.001Hz | 60/1.001Hz | |||
画面の横と縦の比 | 16:9 | 16:9 | 16:9 | 16:9 | |
水平走査の繰返し周波数fH | 15.750/1.001kHz | 31.500/1.001kHz | 33.750/1.001kHz | 67.500/1.001kHz | |
標本化周波数 | 輝度信号 | 13.5MHz | 27MHz | 74.25/1.001MHz | 148.5/1.001MHz |
色差信号 | 6.75MHz | 13.5MHz | 37.125/1.001MHz | 74.25/1.001MHz | |
1走査線当たりの標本化数 | 輝度信号 | 858 | 858 | 2200 | 2200 |
色差信号 | 429 | 429 | 1100 | 1100 | |
1走査線当たりの有効標本化数 | 輝度信号 | 720 | 720 | 1920 | 1920 |
色差信号 | 360 | 360 | 960 | 960 | |
ろ波特性 | 別表第二十号別記1 | 別表第二十号別記2 | 別表第二十号別記3 | 別記1 | |
水平同期信号 | 別表第二十号別記4 | 別表第二十号別記6 | 別記2 | ||
垂直同期信号 | 別表第二十号別記7 | 別表第二十号別記8 | 別表第二十号別記10 | 別記3 |
別記1 走査線数が1125本であって、走査方式が順次の場合のろ波特性 (略)
別記2 走査線数が1125本であって、走査方式が順次の場合の水平同期信号 (略)
別記3 走査線数が1125本であって、走査方式が順次の場合の垂直同期信号 (略)