財政融資資金出納及び計算整理規則
平成22年7月1日 改正
第2条
【定義】
この省令において、次の各号に掲げる用語の意義は、当該各号に定めるところによる。
③
電子情報処理組織 財務省理財局長(以下「理財局長」という。)が財政融資資金の出納に関する事務を処理するため、財務省に設置される各省各庁(財政法第21条に規定する各省各庁をいう。)の利用に係る電子計算機と財務省理財局に設置される入出力装置とを電気通信回線で接続した電子情報処理組織をいう。
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参照条文
第3条
【指定店の指定及び変更の通知】
財務局長(福岡財務支局長及び沖縄総合事務局長を含む。以下同じ。)又は財務事務所長(小樽出張所長及び北見出張所長を含む。以下同じ。)(以下「財務局長等」という。)は、管理運用規則第38条第3項の規定により、指定店の指定又は変更の承認が行われた場合には、当該指定店(変更の場合にあつては変更後の指定店)を統轄する日本銀行統轄店に対して財政融資資金指定店指定通知書又は財政融資資金指定店変更通知書を送付するものとする。
第5条
【有価証券への運用に関する出納手続】
2
理財局長は、財政融資資金について国債の応募若しくは引受け又は国若しくは公庫(日本銀行の公庫預託金取扱規程第1条の2に規定する公庫をいう。以下同じ。)の所有に係る有価証券の買入れに関する出納手続をしようとする場合には、前項の規定にかかわらず国庫内移換の手続をするものとする。
第6条
【有価証券への運用に関する資金の交付】
2
前項の国庫金振替書には、次の区分により当該各区分に該当する振替先、払出科目及び受入科目を記載するものとする。
区分 | 振替先 | 払出科目 | 受入科目 |
当該有価証券の元金に相当する部分 | 日本銀行 | 財政融資資金・財政融資資金有価証券 | 財政融資資金・財政融資資金運用資金 |
当該有価証券の買入れに際し支払う経過利子に相当する部分 | 財政融資資金・財政融資資金購入証券経過利子 |
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参照条文
第7条
【有価証券への運用に関する国庫内移換の手続】
1
理財局長は、第5条第2項の規定により国庫内移換の手続をしようとする場合には、財政融資資金有価証券運用指図書を日本銀行本店に送付したうえ、国庫金振替書を作成し、これを日本銀行本店に交付し、又は送信するものとする。
2
前項の国庫金振替書には、次の区分により当該各区分に該当する振替先、払出科目及び受入科目を記載するものとする。
区分 | 振替先 | 払出科目 | 受入科目 | |
国債の応募又は引受け | 国債が政府資金調達事務取扱規則第2条に規定する政府短期証券又は政府短期証券及び割引短期国庫債券の取扱いに関する省令第1条に規定する割引短期国庫債券である場合 | 財務省 | 応募又は引受代金のうち元金に相当する部分にあつては「財政融資資金・財政融資資金有価証券」、経過利子に相当する部分にあつては「財政融資資金・財政融資資金購入証券経過利子」 | 政府短期証券発行高 |
国債が政府資金調達事務取扱規則第2条に規定する政府短期証券又は政府短期証券及び割引短期国庫債券の取扱いに関する省令第1条に規定する割引短期国庫債券以外のものである場合 | 公債発行収入金 | |||
有価証券の買入れ | 買入先が国債整理基金特別会計である場合 | 日本銀行 | 買入代金のうち元金に相当する部分にあつては「財政融資資金・財政融資資金有価証券」、経過利子に相当する部分にあつては「財政融資資金・財政融資資金購入証券経過利子」 | 国債運用資金・何貨債運用資金 |
買入先が財政投融資特別会計の財政融資資金勘定である場合 | 歳入の取扱庁名 | 何年度財務省及び国土交通省所管財政投融資特別会計財政融資資金勘定歳入 | ||
買入先が公庫である場合 | 公庫の名称 | 何公庫預託金 |
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参照条文
第7条の2
【国又は公庫に対する貸付けに関する手続】
2
前項の国庫金振替書には、次の区分により当該各区分に該当する振替先、払出科目及び受入科目を記載するものとする。
区分 | 振替先 | 払出科目 | 受入科目 |
貸付先が特別会計である場合 | 財務省 | 財政融資資金・財政融資資金貸付金 | 借入金又は一時借入金 |
貸付先が公庫である場合 | 公庫の名称 | 何公庫預託金 |
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参照条文
第7条の4
【受託した業務として回収した元利金の委託先への支払に関する手続】
1
理財局長は、特別会計に関する法律第66条第1項の規定に基づき財政投融資特別会計の財政融資資金勘定に帰属した貸付金(以下「帰属貸付金」という。)の元利金(証書貸付の方法により貸付けを受けた財政融資資金又は財政融資資金所有の有価証券の繰上償還をしようとする場合に繰上償還日において元利金とともに支払うべき金額(以下「補償金」という。)、違約金及び延滞利子のうち帰属貸付金に係る部分を含む。以下同じ。)について、同条第3項の規定に基づく当該帰属貸付金の元利金の回収その他回収に関する業務の委託先に対して支払う場合には、別紙第3号書式の支払指図書を作成し、これを日本銀行本店に交付し、又は送信するものとする。
⊟
参照条文
第8条
【貸付金の借換え】
理財局長は、第7条の3の規定により貸付けをしようとする場合において、管理運用規則第30条前段又は同規則第34条前段に規定する普通地方長期資金等貸付額又は地方短期資金貸付額が既に貸し付けている起債前貸等又は地方短期資金の全部又は一部の額の借換えに係るものであり、かつ、当該普通地方長期資金等貸付額又は地方短期資金貸付額が既に貸し付けている起債前貸等又は地方短期資金の額を超えている場合には、第7条の3の規定にかかわらず、その超えている額について支払指図書を作成し、これを日本銀行本店に交付し、又は送信するものとする。
第8条の2
【理財局長の行う債権発生の通知】
理財局長は、日本銀行財政融資資金出納及び計算整理規則(以下「日本銀行出納規則」という。)第5条の2の規定により、日本銀行本店から地方公共団体に対する貸付けに係る支払済書の交付又は送信を受けた場合には、財政融資資金の運用により債権が発生した旨を財務局長に通知するものとする。
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参照条文
第9条
【有価証券の引受けに伴う受取手数料の処理】
1
理財局長は、日本銀行出納規則第3条第4項ただし書の規定により指定店が「財政融資資金・財政融資資金未整理」に組替え受入れをした金額について財政投融資特別会計の財政融資資金勘定の歳入に組み入れるため、振替先として「財務省理財局」と、払出科目として「財政融資資金・財政融資資金未整理」と、受入科目として「何年度財務省及び国土交通省所管財政投融資特別会計財政融資資金勘定歳入」と記載した国庫金振替書を作成し、これを日本銀行本店に交付し、又は送信するものとする。
2
理財局長は、前項の規定により国庫金振替書を日本銀行本店に交付し、又は送信しようとする場合には、あらかじめ関係書類に基づいて、引き受けた有価証券の銘柄、当該有価証券の金額、「財政融資資金・財政融資資金未整理」に組替え受入れをした受取手数料に相当する金額その他必要な事項について確定し、財政融資資金所有有価証券元利金受入内訳書を作成するとともに、当該内訳書により財政融資資金運用利殖金徴収内訳書を作成し、これを会計法第4条の2に規定する歳入徴収官又は予算決算及び会計令第139条の2に規定する歳入徴収官代理(以下「歳入徴収官等」という。)に送付するものとする。
⊟
参照条文
第10条
【貸付金の元金又は利子等の受入れ】
1
理財局長又は財務局長(以下「理財局長等」という。)は、貸付金(帰属貸付金は除く。以下同じ。)の償還元金又は帰属貸付金の元利金を受け入れようとする場合には、指定店(管理運用規則第38条第3項の規定により指定店の変更が行われた場合には、変更後の指定店とする。以下この条において同じ。)に受入れの手続をさせ、当該貸付金に係る利子(補償金、違約金及び延滞利子を含む。以下同じ。)を受け入れようとする場合には、歳入徴収官等に対し納入の告知をすべきことを請求するものとする。
第11条
【貸付金の元利金等受入の確定】
1
理財局長等は、前条第1項の規定により指定店に貸付金の償還元金又は帰属貸付金の元利金を受入れさせようとする場合、前条第3項の規定により日本銀行代理店若しくは歳入代理店に貸付金の償還元金又は帰属貸付金の元利金を受け入れさせようとする場合、又は当該貸付金の利子について歳入徴収官等に対し納入の告知の請求をしようとする場合には、あらかじめ、財政融資資金貸付金元帳その他の関係書類に基づいて、当該貸付金の元金若しくは利子又は当該帰属貸付金の元利金の納入者の氏名又は名称、当該貸付金の元金若しくは利子又は当該帰属貸付金の元利金の金額、当該金額に係る納付期限及び納付場所その他必要な事項を確定し、財政融資資金貸付金元利金受入内訳書又は帰属貸付金元利金受入内訳書を作成するものとする。
2
前項の場合において、償還元金又は帰属貸付金の元利金の受入れの対象となる貸付金又は帰属貸付金が地方公共団体に対するものである場合には、財務局長は前項に掲げる事項(管理運用規則第41条の2第1項又は第42条の5第1項の届出を受けた場合にはその旨を含む。)を理財局長に通知するものとする。
3
理財局長等は、貸付金の元金について第1項に規定する手続をしていない場合において、日本銀行出納規則第7条の規定により指定店が当該貸付金の元金の償還を受け、同店から当該貸付金の元金に係る財政融資資金貸付金元金受入済通知書の送付を受けた場合(第21条の2の規定により、理財局長が財務局長に通知を行つた場合を含む。)には、当該通知書及び財政融資資金貸付金元帳その他の関係書類に基づいて第1項に掲げる事項を確定し、財政融資資金貸付金元利金受入内訳書を作成するものとする。
4
理財局長等は、帰属貸付金の元利金について第1項に規定する手続をしていない場合において、日本銀行出納規則第7条の規定により指定店が当該帰属貸付金の元利金の支払を受け、同店から当該帰属貸付金の元利金に係る元利金受入済通知書の送付を受けた場合(第21条の2の規定により、理財局長が財務局長に通知を行つた場合を含む。)には、当該通知書及び信託譲渡運用資産回収元帳その他の関係書類に基づいて第1項に掲げる事項を確定し、帰属貸付金元利金受入内訳書を作成するものとする。
第12条
【納入の告知の請求】
1
理財局長等は、前条第1項の手続をした場合には、利子について財政融資資金貸付金元利金受入内訳書により財政融資資金運用利殖金徴収内訳書を作成し、これを歳入徴収官等に送付して納入者に対して納入の告知をすべきことを請求するものとする。
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参照条文
第15条
【有価証券の売却代金等の処理】
1
理財局長は、日本銀行出納規則第8条又は第9条の規定により指定店が有価証券の売却代金若しくは償還元金又は利子として「財政融資資金・財政融資資金未整理」に受け入れた金額については、「財政融資資金・財政融資資金有価証券」に振り替えるべき金額、「財政融資資金・財政融資資金購入証券経過利子」に振り替えるべき金額及び財政投融資特別会計の財政融資資金勘定の歳入に組入れるべき金額に区分し、それぞれの金額について国庫金振替書を作成し、これを日本銀行本店に交付し、又は送信するものとする。
2
前項の国庫金振替書には、次の区分により当該各区分に該当する振替先、払出科目及び受入科目を記載するものとする。
区分 | 振替先 | 払出科目 | 受入科目 |
「財政融資資金・財政融資資金有価証券」に振り替えるべき金額について発する国庫金振替書 | 財務省理財局 | 財政融資資金・財政融資資金未整理 | 財政融資資金・財政融資資金有価証券 |
「財政融資資金・財政融資資金購入証券経過利子」に振り替えるべき金額について発する国庫金振替書 | 財政融資資金・財政融資資金購入証券経過利子 | ||
財政投融資特別会計の財政融資資金勘定の歳入に組入れるべき金額について発する国庫金振替書 | 歳入の取扱庁名 | 何年度財務省及び国土交通省所管財政投融資特別会計財政融資資金勘定歳入 |
3
理財局長は、第1項の規定により、国庫金振替書を日本銀行本店に交付し、又は送信しようとする場合には、あらかじめ、財政融資資金有価証券元帳その他の関係書類に基づいて、売却した有価証券又は元金の償還若しくは利子の支払を受けた有価証券の銘柄、日本銀行出納規則第8条又は第9条の規定により指定店が「財政融資資金・財政融資資金未整理」に受入れた金額のうち当該有価証券の保有原価に相当する金額若しくは当該有価証券の買入れに際し支払つた経過利子に相当する金額又は当該有価証券に係る運用利殖金に相当する金額、当該有価証券の売却代金の支払期日若しくは元金の償還期日又は利子の支払期日その他必要な事項について確定をし、財政融資資金所有有価証券元利金受入内訳書を作成するものとする。
第15条の2
【有価証券の貸付料の処理】
1
理財局長は、日本銀行出納規則第9条の2の規定により指定店が財政融資資金所有有価証券の貸付料(違約金を含む。以下同じ。)として「財政融資資金・財政融資資金未整理」に受け入れた金額については、振替先を「財務省理財局」と、払出科目を「財政融資資金・財政融資資金未整理」と、受入科目を「何年度財務省及び国土交通省所管財政投融資特別会計財政融資資金勘定歳入」と記載した国庫金振替書を作成し、これを日本銀行本店に交付し、又は送信するものとする。
2
理財局長は、前項の規定により、国庫金振替書を日本銀行本店に交付し、又は送信しようとする場合には、あらかじめ、財政融資資金有価証券元帳その他の関係書類に基づいて、貸付料の支払を受けた有価証券の銘柄、日本銀行出納規則第9条の2の規定により指定店が「財政融資資金・財政融資資金未整理」に受け入れた金額のうち当該有価証券に係る運用利殖金に相当する金額、当該有価証券の貸付料の支払期日その他必要な事項について確定をし、財政融資資金所有有価証券貸付料受入内訳書を作成するものとする。
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参照条文
第16条
【確定の変更】
1
理財局長等は、第11条第1項、第3項又は第4項の規定により、貸付金の元金の償還、貸付金の利子についての歳入徴収官等に対する納入の告知の請求又は帰属貸付金の元利金の受入れに関し必要な事項を確定した後において、当該確定をした事項について、法令の規定又は確定もれその他の誤びゆう等特別の理由により変更しなければならない場合には、直ちに変更に係る事項について確定をし、当該変更に係る財政融資資金貸付金元利金受入内訳書又は帰属貸付金元利金受入内訳書を作成するものとする。この場合において、その変更に係る事項についての確定が貸付金の利子に係るもので第12条第1項の規定による納入の告知の請求をしている場合には、当該内訳書により財政融資資金運用利殖金徴収内訳書を作成し、これを歳入徴収官等に送付するものとする。
2
理財局長は、第15条第3項の規定により有価証券の元金又は利子について確定をした後において、当該確定をした事項について、法令の規定又は確定もれその他の誤びゆう等特別の理由により変更しなければならない場合には、直ちに変更に係る事項について確定をし、当該変更に係る財政融資資金所有有価証券元利金受入内訳書を作成するものとする。この場合において、その変更に係る事項についての確定が同項の規定により確定をした当該有価証券に係る運用利殖金に相当する金額に係るもので同条第4項の規定による財政融資資金運用利殖金徴収内訳書を既に送付している場合には、当該受入内訳書により財政融資資金運用利殖金徴収内訳書を作成し、これを歳入徴収官等に送付するものとする。
3
理財局長は、前条第2項の規定により有価証券の貸付料について確定をした後において、当該確定をした事項について、法令の規定又は確定もれその他の誤びゆう等特別の理由により変更しなければならない場合には、直ちに変更に係る事項について確定をし、当該変更に係る財政融資資金所有有価証券貸付料受入内訳書を作成するものとする。この場合において、その変更に係る事項についての確定が同項の規定により確定をした当該有価証券に係る運用利殖金に相当する金額に係るもので同条第3項の規定による財政融資資金運用利殖金徴収内訳書を既に送付している場合には、当該受入内訳書により財政融資資金運用利殖金徴収内訳書を作成し、これを歳入徴収官等に送付するものとする。
第17条
【調査決定】
1
歳入徴収官等は、第12条第1項の規定により理財局長等から財政融資資金運用利殖金徴収内訳書の送付を受けた場合には、歳入徴収官事務規程第3条第1項の規定により、当該内訳書に基づいて調査決定をするものとする。
2
歳入徴収官等は、第15条第4項の規定により理財局長から財政融資資金運用利殖金徴収内訳書の送付を受けた場合には、歳入徴収官事務規程第3条第2項の規定により、当該内訳書に基づいて調査決定をするものとする。
3
歳入徴収官等は、調査決定した後において、前条第1項後段又は第2項後段の規定により理財局長等から財政融資資金運用利殖金徴収内訳書の送付を受けた場合には、歳入徴収官事務規程第7条第1項又は第2項の規定により、当該内訳書に基づいて増加額又は減少額に相当する金額について調査決定をするものとする。
⊟
参照条文
第18条
【納入の告知】
歳入徴収官等は、前条第1項の規定により貸付金の利子について調査決定をし、歳入徴収官事務規程第9条第1項の規定により納入の告知をしようとする場合において納入者、納付期限、納付場所その他納付に関し必要な事項を同じくするものがある場合には、納入者から特に要求のない限り、その同じくする貸付金の利子の金額を取りまとめて歳入徴収官事務規程別紙第4号の8書式の納入告知書を作成するものとする。
第19条
【納付義務者の変更があつた場合の調査決定】
1
歳入徴収官等は、貸付金の利子について調査決定をした後において、法令の規定又は特別の理由により納付義務者の変更があつた場合には、直ちに当該調査決定をした金額のうち当該変更による減少額に相当する金額について調査決定をするとともに、当該金額について変更後の納付義務者について調査決定をするものとする。
2
歳入徴収官等は、前項の規定により調査決定をした場合又は歳入徴収官事務規程第7条第2項の規定により調査決定をした貸付金の利子の徴収に関する事務の一部を他の歳入徴収官等に引継いだことによる減少額に相当する金額について調査決定をした場合において、既に納入告知書を発し、かつ、収納済となつていない場合には、直ちに歳入徴収官事務規程別紙第4号の9書式の納付書を作成し、これを納入者に送付するものとする。
⊟
参照条文
第19条の2
【代行機関による納入告知書等の送付】
1
歳入徴収官等は、第18条又は前条第2項に規定する納入告知書又は納付書(以下「納入告知書等」という。)を作成した場合においては、自ら送付する必要がある場合を除き、別紙第3号の2書式の納入告知書等送付指示書を作成し、会計法第46条の3第2項及び予算決算及び会計令第139条の3の規定に基づき財務大臣が指定する財務局、福岡財務支局又は沖縄総合事務局の職員(以下「代行機関」という。)に対し、当該納入告知書等の送付に関する指示をするものとする。
第20条
【納入告知書の分割による納付書の送付】
歳入徴収官等は、第18条の規定により作成した納入告知書を発した後、納入者から当該納入告知書に記載されている金額を分割して納付するため納付書の交付の請求があつた場合には、分割後の金額についてそれぞれ納付書を作成し、これを納入者に送付する。ただし、一契約に基づき徴収すべき貸付金の利子の金額については、これを分割することはできない。
第21条
【督促】
2
前項又は歳入徴収官事務規程第21条の規定により、理財局長又は歳入徴収官等が貸付金の元金、帰属貸付金の元利金、貸付有価証券又は利子若しくは貸付料について行う督促は、別紙第4号書式の督促状により行うものとする。
⊟
参照条文
第21条の2
【財務局長に対する元金受入済等の通知】
理財局長は、地方公共団体に対する貸付金の元金又は帰属貸付金の元利金について、日本銀行出納規則第7条第2項の規定により指定店から財政融資資金貸付金元金受入済通知書又は元利金受入済通知書の送付を受けた場合には、当該通知書を添えて財政融資資金貸付金元金受入済額集計表又は元利金受入済額集計表を財務局長に回付するものとする。
第22条
【理財局長等に対する領収済み又は支払済みの通知】
1
歳入徴収官等は、貸付金の利子について、日本銀行出納規則第7条第2項の規定により指定店から領収済通知書の送付を受けた場合、又は同条第4項の規定により日本銀行から振替済通知書に代えて領収済通知書の送付を受けた場合には、当該通知書を添えて財政融資資金運用利殖金領収済額集計表を理財局長等に回付するものとする。
2
官署支出官(予算決算及び会計令第1条第2号に規定する官署支出官をいう。以下同じ。)又は資金前渡官吏は、歳入徴収官事務規程第13条第2項に規定する通知に基づき徴収決定外誤納として調査決定された金額を納入者に還付した場合には、歳入徴収官等にその旨を通知するものとする。
第23条
【元利金受入内訳書の登記】
1
理財局長等は、日本銀行出納規則第7条第2項の規定により指定店からその受入れに係る貸付金の元金又は帰属貸付金の元利金について財政融資資金貸付金元金受入済通知書又は元利金受入済通知書の送付を受けた場合、第21条の2の規定により理財局長から財政融資資金貸付金元金受入済通知書又は元利金受入済通知書の送付を受けた旨の通知を受けた場合、前条第1項の規定により歳入徴収官等から貸付金の利子について領収済通知書を添えて財政融資資金運用利殖金領収済額集計表の回付を受けた場合、又は前条第3項の規定により歳入徴収官等から徴収決定外誤納として調査決定をした金額について還付済となつた旨の通知を受けた場合には、直ちに当該通知書、集計表又は還付済の通知により、貸付金の元利金又は帰属貸付金の元利金の受入れについて必要な事項を財政融資資金貸付金元利金受入内訳書又は帰属貸付金元利金受入内訳書に登記するとともに、歳入徴収官等から回付を受けた当該財政融資資金運用利殖金領収済額集計表に証印をし、これを当該歳入徴収官等に返付するものとする。
2
理財局長は、日本銀行出納規則第3条第6項又は同規則第10条第2項の規定により指定店から振替済書の送付又は送信を受けた場合には、直ちに当該振替済書その他の関係書類により、受入年月日、受入済額その他必要な事項を財政融資資金所有有価証券元利金受入内訳書に登記するものとする。
第24条
【歳入徴収官等の備える帳簿】
5
歳入徴収官等が、歳入徴収官事務規程第22条後段の規定により貸付金の利子及び有価証券に係る運用利殖金について徴収決定外誤納として調査決定をした金額を登記する過誤納額整理簿の様式は、別紙第7号書式とする。
第26条
【損失金の処理】
1
理財局長は、その出納手続に係る貸付金の償還元金、帰属貸付金の元利金、有価証券の売却代金、償還元金若しくは利子又は貸付有価証券の額のうち次の各号に該当する金額について損失の処理を必要と認めた場合には、その必要と認めた金額を財政融資資金の損失金として計上するとともにその損失に係る財政融資資金に属するこれらの元利金の額を補充するため、当該金額について国庫金振替書を作成し、これを日本銀行本店に交付し、又は送信して振替払込みの手続をさせるものとする。
④
貸付有価証券について、第21条第1項の規定により納入者に対して督促をした後、相当の期間を経過してもなお返済されない場合には、その返済されない有価証券の保有原価に相当する金額又は当該有価証券の買入れに際し支払つた経過利子に相当する金額
⑤
帰属貸付金に関する繰上償還の際に、第10条第1項の規定により当該繰上償還の補償金として受け入れる金額が特別会計に関する法律第66条第3項に規定する回収その他回収に関する業務の委託先に対して支払う金額に満たない場合には、その満たない金額
2
理財局長は、地方公共団体に対する貸付金の元金又は帰属貸付金の元利金について前項に規定する手続をした後、日本銀行出納規則第11条の規定により日本銀行本店から振替済書の送付又は送信を受けた場合には、当該地方公共団体がある区域を管轄する財務局長に対し損失の処理をした旨通知するものとする。
5
第1項の規定により作成する国庫金振替書には、振替先として「財務省理財局」と、払出科目として「財政融資資金・財政融資資金損失金」と、受入科目として、貸付金の元金に係る損失金にあつては「財政融資資金・財政融資資金貸付金」、帰属貸付金の元利金に係る損失金にあつては「財政融資資金・受託業務回収金」、有価証券の元金に係る損失金にあつては「財政融資資金・財政融資資金有価証券」、有価証券の経過利子に係る損失金にあつては「財政融資資金・財政融資資金購入証券経過利子」、と記載するものとする。
⊟
参照条文
第27条
【超過額の払戻し】
1
理財局長は、払戻しを要する金額がある場合には、次に掲げる区分に応じ当該各号に定める手続をするものとする。
①
日本銀行出納規則第7条第2項の規定により指定店から送付を受けた財政融資資金貸付金元金受入済通知書又は元利金受入済通知書に記載されている金額が、第11条の規定により当該通知書に記載されている貸付金の元金又は帰属貸付金の元利金として確定をした金額を超えている場合 払戻しを要する金額について財政融資資金払込超過額払戻通知書を作成し、当該通知書をその払戻しを受ける者に送付したうえ、当該払戻しを受ける者が国又は公庫の場合にあつては国庫金振替書を作成し、それ以外の者の場合にあつては支払指図書を作成し、これを日本銀行本店に交付し、又は送信するものとする。
②
有価証券の売却代金若しくは償還元金又は利子として、指定店が「財政融資資金・財政融資資金未整理」に受入れの整理をした金額が債権額を超えている場合において、第15条第1項の規定により「財政融資資金・財政融資資金有価証券」に振り替えるべき金額又は「財政融資資金・財政融資資金購入証券経過利子」に振り替えるべき金額として区分した金額が、それぞれ同条第3項の規定により確定をした当該有価証券の保有原価に相当する金額又は当該有価証券の買入れに際し支払つた経過利子に相当する金額を超えている場合 払戻しを要する金額について財政融資資金払込超過額払戻通知書及び財政融資資金払込超過額払戻指図書を作成し、当該通知書をその払戻しを受ける者に送付し、当該指図書を日本銀行本店に交付するとともに、国庫金振替書を作成し、これを日本銀行本店に交付し、又は送信するものとする。
⊟
参照条文
第30条
【決算上の剰余の積立金への組入れ】
2
前項の国庫金振替書には、振替先として「財務省理財局」と、払出科目として「何年度財政投融資特別会計財政融資資金勘定・歳出外・剰余金」と、受入科目として「財政融資資金・財政投融資特別会計財政融資資金勘定積立金」と記載するものとする。
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参照条文
第31条
【決算上の不足の処理】
1
理財局長は、特別会計に関する法律第58条第2項の規定により財政投融資特別会計の財政融資資金勘定の決算上生じた不足を積立金から補足しようとする場合には、国庫金振替書を作成し、これを日本銀行本店に交付し、又は送信するものとする。
2
前項の国庫金振替書には、振替先として「資金繰入れを受ける取扱庁名」と、払出科目として「財政融資資金、財政投融資特別会計財政融資資金勘定積立金」と、受入科目として「何年度財政投融資特別会計財政融資資金勘定・歳入外・損失補てん」と記載するものとする。
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参照条文
第32条
【繰替使用】
1
理財局長は、特別会計に関する法律第67条第1項の規定により財政投融資特別会計の財政融資資金勘定の支払現金に充てるため財政融資資金に属する現金を繰替使用しようとする場合には、国庫金振替書を作成し、これを日本銀行本店に交付し、又は送信するものとする。
4
理財局長は、前項の場合において、積立金がないため又は積立金が償還すべき繰替金の額に満たないため繰替金を償還できない場合には、その償還できない金額を財政投融資特別会計の財政融資資金勘定の歳入に組み入れるため国庫金振替書を発し、これを日本銀行本店に交付するものとする。
5
理財局長は、前項の規定により財政投融資特別会計の財政融資資金勘定の歳入に組入れた繰替金について特別会計に関する法律第67条第2項ただし書の規定により翌年度の歳入をもつて償還しようとする場合には、官署支出官に財政投融資特別会計の財政融資資金勘定の歳出として支出の請求をするものとする。
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参照条文
第33条
【財政融資資金月計突合表の調査等】
1
理財局長は、日本銀行国庫金取扱規程第84条の2の規定により日本銀行本店から財政融資資金月計突合表の送付を受けた場合には、これを調査し、適正であると認めたときは、当該突合表に記名押印するものとする。ただし、相違のある事項については、その旨及び理由を付記するものとする。
2
理財局長は、前項の規定により送付を受けた財政融資資金月計突合表に誤りがあることを発見したときは、当該突合表の送付を受けた月の第十二営業日(「営業日」とは、日本銀行の休日でない日をいう。)までにその旨を当該日本銀行本店に通知しなければならない。
第35条
【借用証書の保管及び引渡し】
1
理財局長又は財務局長等は、財政融資資金を貸し付ける場合又は財政融資資金所有の有価証券を貸し付ける場合に徴する借用証書(当該借用証書に記載されている約定事項の一部を改定する場合に徴する追証書を含む。以下同じ。)を当該貸付けに係る指定店を統轄する日本銀行統轄店に保管させるものとする。ただし、財務省関係の行政手続等における情報通信の技術の利用に関する法律施行規則第3条に規定する電子情報処理組織を使用して提出される借用証書を除く。
2
理財局長等は、前項の規定により日本銀行統轄店に保管させた借用証書の引渡しを要する場合には、当該借用証書を保管している日本銀行統轄店に財政融資資金借用証書返還指図書を送付して引渡しの手続をさせるものとする。
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参照条文
第36条
【借用証書の引継ぎ】
財務局長は、管理運用規則第38条第3項の規定により指定店の変更の承認が行われた場合において、変更後の指定店が変更前の指定店とその統轄する日本銀行統轄店を異にする場合には、変更前の指定店を統轄する日本銀行統轄店に対して財政融資資金借用証書引継指図書を送付するものとする。
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参照条文
第37条
【有価証券の受払い及び管理】
1
理財局長は、財政融資資金を有価証券に運用する場合に有価証券の発行者若しくは所有者、登録機関又は取扱金融商品取引業者等(管理運用規則第49条第1項に規定する取扱金融商品取引業者等をいう。)から提出される有価証券を指定店に受け入れさせ、これを日本銀行本店に保管させるとともに、当該有価証券に係る寄託書(政府所有有価証券取扱規程第1号書式に準ずる。)を同店に作成させるものとする。
3
理財局長は、財政融資資金を有価証券に運用する場合において、当該有価証券がその権利の帰属が社債、株式等の振替に関する法律の規定による振替口座簿の記載又は記録により定まるものとされるものである場合には、日本銀行本店に同法の定めるところにより管理させるものとする。
第38条
【帳簿】
1
財政融資資金に属する現金の出納及び財政投融資特別会計財政融資資金勘定歳入歳出を整理するため、特別会計に関する法律施行令第43条の規定により財政融資資金日記簿、財政融資資金原簿のほか、補助簿として次の各号に掲げる帳簿を財務省理財局に備えるものとする。
2
前項に規定するもののほか、財政融資資金に属する現金の出納の整理及び運用資産の管理をするため、財務省理財局、財務局、福岡財務支局及び沖縄総合事務局に財政融資資金貸付金元帳を、財務省理財局に財政融資資金預託金元帳、財政融資資金公債元帳、財政融資資金借入金元帳、財政融資資金証券発行高元帳、財政融資資金一時借入金元帳、財政融資資金有価証券元帳及び信託譲渡運用資産回収元帳を備えるものとする。
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参照条文
第48条の2
【財政投融資特別会計財政融資資金勘定有価証券内訳簿】
財政投融資特別会計財政融資資金勘定有価証券内訳簿は、特別会計に関する法律第66条第1項の規定により、財政投融資特別会計の財政融資資金勘定に帰属する有価証券(帰属貸付金に係る信託受益権等を含む。)の受払いを登記するものとする。
第51条の2
【信託譲渡運用資産回収元帳】
信託譲渡運用資産回収元帳は、特別会計に関する法律第66条第1項の規定により財政投融資特別会計の財政融資資金勘定に帰属され、同項第1号の規定により信託した帰属貸付金及び同項第2号の規定により譲渡した帰属貸付金について、貸付けの種類及び貸付先ごとに区分し、各区分には貸付一口別に帰属貸付金の口座を設け、帰属貸付金の受払いを登記するほか、償還期日、利払期日その他債権の管理上必要な事項を登記するものとする。
第59条
【貸付金元金等受入済の証明請求】
理財局長は、指定店が受入れた貸付金の元金に係る財政融資資金貸付金元金受入済通知書又は帰属貸付金の元利金に係る元利金受入済通知書を亡失し又は著しく汚損した場合には、別紙第10号書式の財政融資資金貸付金元金等受入済証明請求書を作成して、これを日本銀行本店に送付し、受入済の証明の請求をするものとする。
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参照条文
第63条
【取消請求】
理財局長は、振込みのため支払指図書を交付し、又は送信した後、その必要がなくなつたときは、まだ支払の終らない場合に限り、日本銀行本店に対し別紙第13号書式の国庫金振込取消請求書を送付して、当該振込みの取消しを請求しなければならない。
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参照条文
第64条
【電子情報処理組織の使用等の特例】
1
電子情報処理組織に障害が発生したことにより、又は電子情報処理組織の運転時間が経過したことにより、この省令の規定による電子情報処理組織への記録又は電子情報処理組織による処理が不能となつた場合において、緊急やむを得ない事由により障害が回復するまでの間又は電子情報処理組織の運転が再開されるまでの間において、財政融資資金の出納に関する事務を行わなければ事務に支障を及ぼすおそれがあるときは、別に定めるところにより、この省令の規定と異なる取扱いをすることができる。
2
前項の規定により、この省令の規定と異なる取扱いをした場合において、当該障害が回復し、又は電子情報処理組織の運転が再開されたことにより、電子情報処理組織への記録が可能となつたときは、別に定めるところにより、当該取扱いをした財政融資資金の出納に関する事務について必要な事項を電子情報処理組織に記録しなければならない。
附則
平成12年8月7日
第2条
(資金運用部資金の管理及び運用の手続に関する規則等の一部改正に伴う経過措置)
この省令施行前に大蔵大臣が発行し、又は交付し若しくは送付したこの省令による改正前の資金運用部出納及び計算整理規則別紙第二号書式及び別紙第三号書式、資金運用部資金の管理及び運用の手続に関する規則別紙第二十四号書式並びに資金運用部資金の管理及び運用の手続に関する規則等の臨時特例に関する省令別紙第三号書式及び別紙第四号書式の用紙の取扱いにあっては、この省令施行後の地方公共団体その他の借入者からの払込み並びに日本銀行及び財務大臣の事務の取扱いは、なお従前の例による。この場合において、改正前の書式中「大蔵省理財局長」とあるのは「財務省理財局長」と、「大蔵省所管」とあるのは「財務省所管」と読み替えるものとする。
附則
平成12年8月7日
第2条
(平成十三年度の地方公共団体に対する貸付金利の設定に関する特例)
第3条
(経過規定)
第4条
第5条
この省令施行前に財務大臣が発行し、又は交付し若しくは送付したこの省令による改正前の資金運用部出納及び計算整理規則別紙第二号書式及び別紙第三号書式、資金運用部資金の管理及び運用の手続に関する規則別紙第二十四号書式並びに旧臨時特例省令別紙第三号書式及び別紙第四号書式の用紙の取扱いにあっては、この省令施行後の地方公共団体その他の借入者からの払込み並びに日本銀行及び財務大臣の事務の取扱いは、なお従前の例による。この場合において、改正前の書式中「資金運用部資金」とあるのは「財政融資資金」と、「資金運用部貸付金」とあるのは「財政融資資金貸付金」と、「損害金」とあるのは「補償金」と、「資金運用部特別会計」とあるのは「財政投融資特別会計財政融資資金勘定」と読み替えるものとする。
附則
平成14年3月8日
第2条
(財政融資資金出納及び計算整理規則等の一部改正に伴う経過措置)
1
この省令による改正後の財政融資資金の管理及び運用の手続に関する規則(以下「新管理運用規則」という。)第四十九条第二項の規定にかかわらず、取扱証券会社等(新管理運用規則第四十九条第一項に規定する取扱証券会社等をいう。以下同じ。)は、平成十四年三月三十一日までの間に限り、取引残高報告書(証券会社に関する内閣府令(平成十年総理府令・大蔵省令第三十二号)別表第八に規定する取引残高報告書をいう。以下同じ。)に代えて有価証券預り証を提出することができる。
附則
平成15年9月29日
この省令は平成十五年十月二日から施行する。ただし、この省令による改正後の財政融資資金出納及び計算整理規則(以下「新規則」という。)第四十四条の規定にあっては、財政融資資金が現に保有する電源開発株式会社社債の満期が到来する日の属する年度が終了するまでの間、新規則第四十六条の規定にあっては、電気事業法及びガス事業法の一部を改正する等の法律(以下「改正法」という。)附則第二十二条第五項の政令で定める日の属する年度が終了するまでの間、なお従前の例による。この場合において、この省令による改正前の財政融資資金出納及び計算整理規則中「電源開発株式会社」とあるのは、改正法第三条の規定による廃止前の電源開発促進法により設立された電源開発株式会社をいう。