前払式支払手段に関する内閣府令
平成24年9月21日 改正
第1条
【定義】
1
この府令において「前払式支払手段発行者」、「認定資金決済事業者協会」、「信託会社等」又は「銀行等」とは、それぞれ
資金決済に関する法律(以下「法」という。)
第2条に規定する前払式支払手段発行者、認定資金決済事業者協会、信託会社等又は銀行等をいう。
2
この府令において「前払式支払手段」、「基準日未使用残高」、「支払可能金額等」、「自家型前払式支払手段」、「第三者型前払式支払手段」、「自家型発行者」、「第三者型発行者」又は「基準期間」とは、それぞれ
法第3条に規定する前払式支払手段、基準日未使用残高、支払可能金額等、自家型前払式支払手段、第三者型前払式支払手段、自家型発行者、第三者型発行者又は基準期間をいう。
3
この府令において「加算型前払式支払手段」とは、前払式支払手段のうち電磁的方法(
法第3条第1項第1号に規定する電磁的方法をいう。以下同じ。)により金額(金額を度その他の単位により換算して表示していると認められる場合の当該単位数を含む。)又は物品若しくは役務の数量の記録の加算が行われるものをいう。
第2条
【外国通貨の換算】
法(
第2章に限る。)、
資金決済に関する法律施行令(以下「令」といい、
第2章に限る。)又はこの府令の規定により金融庁長官(令
第28条第1項の規定により財務局長又は福岡財務支局長(以下「財務局長等」という。)に金融庁長官の権限が委任されている場合にあっては、当該財務局長等。
第28条、
第35条第5号及び
第36条を除き、以下同じ。)に提出する書類中、外国通貨をもって金額を表示するものがあるときは、当該金額を本邦通貨に換算した金額及びその換算に用いた標準を付記しなければならない。
第3条
【物品又は役務の数量を金銭に換算した金額】
1
法第3条第1項第2号に掲げる前払式支払手段を使用することによって給付又は提供を請求することができる物品又は役務の数量を金銭に換算した金額は、利用者に対し当該数量の物品を給付し、又は当該数量の役務を提供した場合に、当該利用者からその代価として通常取得すべき金額とする。
第4条
【基準日未使用残高の額】
基準日未使用残高は、
第1号に掲げる合計額から
第2号に掲げる回収額を控除した額とする。
①
当該基準日未使用残高に係る基準日(以下この条において「直近基準日」という。)以前に到来した各基準日に係る前払式支払手段の基準期間発行額(当該各基準日を含む各基準期間において発行した前払式支払手段の発行額として、当該直近基準日をこれらの基準期間の末日とみなして
第48条第1項の規定により算出した額をいう。)の合計額
②
当該直近基準日以前に発行したすべての前払式支払手段の当該直近基準日までにおける回収額(次のイ及びロに掲げる前払式支払手段の区分に応じ当該イ及びロに定める額の合計額をいう。)
イ
法第3条第1項第1号に掲げる前払式支払手段の使用により代価の弁済に充てられた金額(当該前払式支払手段に係る有効期限の到来その他の理由により代価の弁済に充てられなくなった金額、
法第20条第1項の規定による払戻しの手続において除斥された前払式支払手段の未使用残高(代価の弁済に充てることができる金額をいう。イにおいて同じ。)及び
法第31条第1項の権利の実行の手続において除斥された前払式支払手段の未使用残高を含む。
第19条、
第40条、
第41条、
第46条及び
第48条において同じ。)
ロ
法第3条第1項第2号に掲げる前払式支払手段の使用により請求された物品又は役務の数量(当該前払式支払手段に係る有効期限の到来その他の理由により請求されなくなった物品又は役務の数量、
法第20条第1項の規定による払戻しの手続において除斥された前払式支払手段の未使用残高(給付又は提供を請求することができる物品又は役務の数量をいう。ロにおいて同じ。)及び
法第31条第1項の権利の実行の手続において除斥された前払式支払手段の未使用残高を含む。
第19条、
第40条、
第41条、
第46条及び
第48条において同じ。)を当該直近基準日において金銭に換算した金額
第5条
【電磁的方法により金額等を記録している前払式支払手段の支払可能金額等】
前払式支払手段のうち電磁的方法により金額(金額を度その他の単位に換算して表示していると認められる場合の当該単位数を含む。以下この条において同じ。)又は物品若しくは役務の数量を記録している前払式支払手段に係る支払可能金額等は、記録される当該金額又は当該数量の上限とする。
第7条
【学校等がその生徒等に対して発行する前払式支払手段】
1
令
第4条第4項第3号に規定する内閣府令で定める前払式支払手段は、次に掲げる前払式支払手段とする。
①
学校教育法第124条に規定する専修学校を設置する者(国及び地方公共団体を除く。)が専らその生徒又は職員(以下この号において「生徒等」という。)に対して発行する前払式支払手段(専ら当該生徒等が使用することとされているものに限る。)
②
学校教育法第134条第1項に規定する各種学校を設置する者が専らその生徒(特定課程を履修するものに限る。)又は職員(以下この号において「生徒等」という。)に対して発行する前払式支払手段(専ら当該生徒等が使用することとされているものに限る。)
2
前項第2号の「特定課程」とは、次に掲げる要件のすべてに該当する課程をいう。
②
その一年の授業時間数(普通科、専攻科その他これらに類する区別された課程がある場合には、それぞれの課程の授業時間数)が六百八十時間以上であること。
③
その施設(教員数を含む。)が同時に授業を受ける生徒数に比し十分であると認められること。
④
その授業が年二回を超えない一定の時期に開始され、かつ、その終期が明確に定められていること。
⑤
その生徒について学年又は学期ごとにその成績の評価が行われ、その結果が成績考査に関する表簿その他の書類に登載されていること。
⑥
その生徒について所定の技術を修得したかどうかの成績の評価が行われ、その評価に基づいて卒業証書又は修了証書が授与されていること。
第8条
【専ら学校等関係者に対して発行する前払式支払手段】
令
第4条第4項第4号に規定する内閣府令で定める前払式支払手段は、専ら特定の学校等(
学校教育法第1条に規定する学校、
同法第124条に規定する専修学校又は
同法第134条第1項に規定する各種学校をいう。)の学生、生徒(各種学校の生徒にあっては、
前条第2項に規定する特定課程を履修するものに限る。)若しくは児童若しくは職員(以下この条において「学生等」という。)又は当該学生等であった者(以下この条において「学校等関係者」と総称する。)の利用に供される売店その他の施設(以下この条において「施設」という。)に係る事業を行うものが専ら当該学校等関係者に対して発行する前払式支払手段(当該学校等関係者に係る施設においてのみ使用することとされているものに限る。)とする。
第9条
【自家型前払式支払手段の発行の届出】
自家型発行者は、
法第5条第1項の規定による届出をしようとするときは、その自家型前払式支払手段の基準日未使用残高がその発行を開始してから最初に基準額(
法第14条第1項に規定する基準額をいう。
第24条、
第33条及び
第38条において同じ。)を超えることとなった基準日の翌日から二月を経過する日までに、別紙様式
第1号により作成した届出書に、当該届出書の写し二通及び
法第5条第2項の書類を添付して、金融庁長官に提出しなければならない。
第10条
【届出書のその他の記載事項】
法第5条第1項第10号に規定する内閣府令で定める事項は、次に掲げる事項とする。
①
密接関係者(
法第3条第4項に規定する密接関係者をいう。
次条第3号及び
第12条第1項第6号において同じ。)の氏名、商号又は名称及び住所並びに法人(人格のない社団又は財団であって代表者又は管理人の定めのあるものを含む。以下同じ。)にあっては、その代表者又は管理人の氏名及び当該密接関係者と発行者との間の令
第3条第1項に規定する密接な関係の内容
第11条
【届出書の添付書類】
法第5条第2項に規定する内閣府令で定める書類は、次に掲げる書類(官公署が証明する書類については、届出の日前三月以内に発行されたものに限る。)とする。
②
法人である場合にあっては、次に掲げる書類
イ
定款又は寄附行為及び登記事項証明書又はこれに代わる書面
ハ
最終の貸借対照表(関連する注記を含む。)及び損益計算書(関連する注記を含む。)又はこれらに代わる書面(
法第5条第1項の規定により届出書を提出した日を含む事業年度に設立された法人にあっては、
会社法第435条第1項又は
第617条第1項の規定により作成するその成立の日における貸借対照表又はこれに代わる書面)
③
密接関係者がいる場合にあっては、戸籍謄本、株主名簿、有価証券報告書その他の令
第3条第1項に規定する密接な関係を証する書面
第12条
【変更の届出】
1
第9条の規定による届出書を提出した自家型発行者は、
法第5条第3項の規定による届出をしようとするときは、別紙様式
第2号により作成した変更届出書に、当該変更届出書の写し二通及び次の各号に掲げる場合の区分に応じ当該各号に定める書類(官公署が証明する書類については、届出の日前三月以内に発行されたものに限る。)を添付して、金融庁長官に提出しなければならない。
①
氏名、商号又は名称を変更した場合 法人にあっては、当該変更に係る事項を記載した登記事項証明書
②
資本金又は出資の額を変更した場合 当該変更に係る事項を記載した登記事項証明書又はこれに代わる書面
③
営業所又は事務所の設置、位置の変更又は廃止をした場合 法人にあっては、当該変更に係る事項を記載した登記事項証明書
④
代表者又は管理人に変更があった場合 新たに代表者又は管理人になった者に係る
前条第2号イ及びロに掲げる書類
⑥
密接関係者又はその者との間の令
第3条第1項に規定する密接な関係に変更があった場合 当該変更後の
前条第3号に掲げる書類
⑦
他に行っている事業に変更があった場合 当該変更に係る事項を記載した登記事項証明書又はこれに代わる書面
⑧
認定資金決済事業者協会に加入し、又は脱退した場合 認定資金決済事業者協会に加入し、又は脱退した事実が確認できる書面
2
金融庁長官は、
法第5条第3項の規定による届出を受理したときは、当該届出があった事項を自家型発行者名簿に記載しなければならない。
第13条
【自家型発行者名簿の縦覧】
金融庁長官は、その作成した自家型発行者に係る自家型発行者名簿を当該自家型発行者の主たる営業所又は事務所(外国の法令に準拠して設立された法人で国内で自家型前払式支払手段を発行するものにあっては、国内の主たる営業所又は事務所)の所在地を管轄する財務局又は福岡財務支局に備え置き、公衆の縦覧に供するものとする。
第15条
【登録申請書のその他の記載事項】
法第8条第1項第9号に規定する内閣府令で定める事項は、次に掲げる事項とする。
①
主要株主(総株主等の議決権(令
第3条第1項第2号に規定する総株主等の議決権をいう。)の百分の五以上の対象議決権(
同条第2項第1号に規定する対象議決権をいう。)に係る株式又は出資を自己又は他人の名義をもって所有している者をいう。
第20条第1項第6号において同じ。)の氏名、商号又は名称
②
他に事業を行っている場合にあっては、その事業の種類
④
令
第5条第1項第2号ニに規定する預貯金が登録申請者を名義人とする口座において保有されることが当該登録申請者の定める規則に記載されている場合にあっては、当該預貯金を預け入れる銀行等の商号又は名称及び所在地
第16条
【登録申請書の添付書類】
法第8条第2項に規定する内閣府令で定める書類は、次に掲げる書類(官公署が証明する書類については、申請の日前三月以内に発行されたものに限る。)とする。
②
役員の住民票の抄本(当該役員が外国人である場合には、在留カードの写し、特別永住者証明書の写し又は住民票の抄本)又はこれに代わる書面
③
役員が
法第10条第1項第9号イ及びロに該当しない旨の官公署の証明書(当該取締役等が外国人である場合には、別紙様式
第5号により作成した誓約書)又はこれに代わる書面
⑤
別紙様式
第8号により作成した株主又は社員の名簿並びに定款又は寄附行為及び登記事項証明書又はこれに代わる書面
⑥
最終の貸借対照表(関連する注記を含む。)及び損益計算書(関連する注記を含む。)又はこれらに代わる書面(登録の申請の日を含む事業年度に設立された法人にあっては、
会社法第435条第1項又は
第617条第1項の規定により作成するその成立の日における貸借対照表又はこれに代わる書面)
⑦
会計監査人設置会社である場合にあっては、登録の申請の日を含む事業年度の前事業年度の
会社法第396条第1項の規定による会計監査報告の内容を記載した書面
⑧
前払式支払手段の発行の業務に関する社内規則その他これに準ずるもの
⑨
前払式支払手段の発行の業務に関する組織図(内部管理に関する業務を行う組織を含む。)
⑩
第三者型発行者と加盟店との間の契約内容を証する書面
⑪
令
第5条第1項第2号ニに規定する預貯金が登録申請者を名義人とする口座において保有されることが当該登録申請者の定める規則に記載されている場合にあっては、当該預貯金を預け入れる銀行等の商号又は名称及び所在地並びに当該預貯金口座が開設されていることを確認できる書類
第17条
【登録申請者への通知】
金融庁長官は、
法第9条第2項に規定する登録の通知をするときは、別紙様式
第9号により作成した登録済通知書により行うものとする。
第18条
【第三者型発行者登録簿の縦覧】
金融庁長官は、その登録をした第三者型発行者に係る第三者型発行者登録簿を当該第三者型発行者の主たる営業所又は事務所(外国の法令に準拠して設立された法人で国内で第三者型前払式支払手段を発行するものにあっては、国内の主たる営業所又は事務所。以下同じ。)の所在地を管轄する財務局又は福岡財務支局に備え置き、公衆の縦覧に供するものとする。
第19条
【登録の拒否】
1
令
第5条第1項第2号ニに規定する未使用残高は、
第1号に掲げる合計額から
第2号に掲げる合計額を控除した額とする。
①
イ及びロに掲げる前払式支払手段の区分に応じ当該イ及びロに定める額の合計額
イ
法第3条第1項第1号に掲げる前払式支払手段にあっては発行時において代価の弁済に充てることができる金額(その発行後に加算型前払式支払手段に加算された金額(金額を度その他の単位により換算して表示していると認められる場合にあっては、当該単位数を金銭に換算した金額)を含む。)
ロ
法第3条第1項第2号に掲げる前払式支払手段にあっては発行時において給付又は提供を請求することができる物品又は役務の数量(その発行後に加算型前払式支払手段に加算された物品又は役務の数量を含む。)を金銭に換算した額
②
イ及びロに掲げる前払式支払手段の区分に応じ当該イ及びロに定める額の合計額
ロ
法第3条第1項第2号に掲げる前払式支払手段の使用により請求された物品又は役務の数量を金銭に換算した額
2
金融庁長官は、
法第10条第2項の規定による通知をするときは、別紙様式
第10号により作成した登録拒否通知書により行うものとする。
第20条
【変更の届出】
1
第三者型発行者は、
法第11条第1項の規定による届出をしようとするときは、別紙様式
第11号により作成した変更届出書に、当該変更届出書の写し二通及び次の各号に掲げる場合の区分に応じ当該各号に定める書類(官公署が証明する書類については、届出の日前三月以内に発行されたものに限る。)を添付して、金融庁長官に提出しなければならない。
①
商号又は名称を変更した場合 当該変更に係る事項を記載した登記事項証明書又はこれに代わる書面及び別紙様式
第4号により作成した
法第10条第1項各号に該当しないことを誓約する書面
②
資本金又は出資の額を変更した場合 当該変更に係る事項を記載した登記事項証明書又はこれに代わる書面
③
営業所又は事務所の設置、位置の変更又は廃止をした場合(
第7号に掲げる場合を除く。) 当該変更に係る事項を記載した登記事項証明書
⑥
主要株主に変更があった場合 別紙様式
第8号により作成した株主又は社員の名簿
⑦
法第9条第1項の登録を財務局長等から受けている第三者型発行者が主たる営業所又は事務所の所在地を他の財務局長等の管轄する区域に変更した場合
第3号に定める書類及び当該変更前に交付を受けた
第17条の登録済通知書
⑧
令
第5条第1項第2号ニに規定する預貯金を預け入れる銀行等に変更があった場合 当該変更後の預貯金を預け入れる銀行等の商号又は名称及び所在地並びに預貯金口座があることを確認できる書類
⑨
認定資金決済事業者協会に加入し、又は脱退した場合 認定資金決済事業者協会に加入し、又は脱退した事実が確認できる書面
2
財務局長等は、
前項第7号に掲げる場合における
同項の規定による届出があったときは、
同号の他の財務局長等に当該届出があった旨を通知しなければならない。
3
前項の通知を受けた財務局長等は、通知を受けた事項を第三者型発行者登録簿に登録するとともに、当該届出をした者に対し
第17条の登録済通知書により通知するものとする。
第21条
【表示事項】
1
法第13条第1項各号に掲げる事項は、前払式支払手段を一般に購入し、又は使用する者が読みやすく、理解しやすいような用語により、正確に表示しなければならない。ただし、専ら贈答用のために購入される前払式支払手段のうちその購入の目的に合わせて支払可能金額等を明示しないこととしているものに係る
同項第2号に掲げる支払可能金額等の表示については、符号、図画その他の方法による表示をもって足りる。
2
法第13条第1項第5号に規定する内閣府令で定める事項は、次に掲げる事項とする。
①
前払式支払手段を使用することができる施設又は場所の範囲
③
電磁的方法により金額(金額を度その他の単位により換算して表示していると認められる場合の当該単位数を含む。以下この号において同じ。)又は物品若しくは役務の数量を記録している前払式支払手段にあっては、その未使用残高(
法第3条第1項第1号の前払式支払手段にあっては代価の弁済に充てることができる金額をいい、
同項第2号の前払式支払手段にあっては給付又は提供を請求することができる物品又は役務の数量をいう。)又は当該未使用残高を知ることができる方法
④
前払式支払手段の利用に係る約款若しくは説明書又はこれらに類する書面(以下この条において「約款等」という。)が存する場合には、当該約款等の存する旨
3
前払式支払手段の面積が狭いために
法第13条第1項各号に掲げる事項を明瞭に表示することができないときは、前二項の規定にかかわらず、次の各号に掲げる要件のすべてを満たす場合に限り、
前項第1号又は
第2号に掲げる事項については、これらの事項のうち主要なもののみを表示することで足りる。
②
前払式支払手段が一般に購入される際に当該約款等がその購入者に交付されること。
4
加算型前払式支払手段について金額(金額を度その他の単位により換算して表示していると認められる場合の当該単位数を含む。)又は物品若しくは役務の数量の記録の加算が行われる場合において、既に当該加算型前払式支払手段に
法第13条第1項の規定による表示をしているときは、当該表示をもって、
同項の規定による表示をしたものとみなす。
第22条
【書面その他の物を利用者に交付しない場合の情報提供の方法】
1
法第13条第2項に規定する内閣府令で定める方法は、次に掲げるいずれかの方法をいう。
①
前払式支払手段発行者の使用に係る電子機器と利用者の使用に係る電子機器とを接続する電気通信回線を通じて送信し、当該利用者の使用に係る電子機器に備えられたファイルに記録する方法
②
前払式支払手段発行者の使用に係る電子機器に備えられたファイルに記録された情報の内容を電気通信回線を通じて利用者の閲覧に供し、当該利用者の使用に係る電子機器に備えられたファイルに当該情報を記録する方法
③
利用者の使用に係る電子機器に情報を記録するためのファイルが備えられていない場合に、前払式支払手段発行者の使用に係る電子機器に備えられたファイル(専ら利用者の用に供するものに限る。
次項第2号において「利用者ファイル」という。)に記録された当該情報を電気通信回線を通じて利用者の閲覧に供する方法
2
前項に掲げる方法は、次に掲げる技術的基準に適合するものでなければならない。
①
前項第1号又は
第2号に掲げる方法にあっては、利用者がファイルへの記録を出力すること(当該記録を他の電子機器に送信することその他の方法を用いて出力することを含む。)により書面を作成することができるものであること。
②
前項第3号に掲げる方法にあっては、利用者ファイルへの記録がされた情報を、当該利用者ファイルに記録された時から起算して三月間、消去し、又は改変できないものであること。
第23条
【表示事項を表示しないことができる場合】
法第13条第3項に規定する内閣府令で定める場合は、前払式支払手段発行者が加入する認定資金決済事業者協会が当該前払式支払手段発行者に係る
同条第1項第4号及び
第5号に掲げる事項を前払式支払手段の利用者に周知する場合とする。
第24条
【発行保証金の供託】
1
法第14条第1項の規定による供託は、基準日未使用残高が基準額を超えることとなった基準日の翌日から二月以内に行わなければならない。
2
前払式支払手段の発行の業務の承継が行われた場合には、当該業務を承継した者が
法第14条第1項の規定により要供託額(
同項に規定する要供託額をいう。
第33条第1項第2号及び
第38条第1項第2号において同じ。)以上の額の発行保証金の供託(発行保証金の全部又は一部の供託に代えて
法第15条の規定により発行保証金保全契約(
同条に規定する発行保証金保全契約をいう。以下同じ。)を締結し、その旨を金融庁長官に届け出る場合及び
法第16条第1項の規定により発行保証金信託契約(
同項に規定する発行保証金信託契約をいう。以下同じ。)を締結し、金融庁長官の承認を受けて信託財産を信託する場合を含む。)を行うまでの間は、当該業務の承継を行った者が供託した発行保証金又は締結した発行保証金保全契約若しくは発行保証金信託契約は、当該業務を承継した者のために供託され、又は締結されたものとみなす。
第25条
【追加供託の不足額】
法第14条第2項に規定する内閣府令で定める方法により計算された額は、
第4条に規定する方法により算出した基準日未使用残高から、当該基準日における
法第20条第1項の規定による払戻しの手続に係る前払式支払手段又は
法第31条第1項の権利の実行の手続に係る前払式支払手段の基準日未使用残高を控除した額の二分の一の額とする。
第26条
【発行保証金の追加供託の期限】
1
法第14条第2項の供託は、
同項の事実の発生を知った日から二週間を経過する日(以下この条において「不足供託期限」という。)までに行わなければならない。
2
法第14条第2項の事実が発生した日以後最初に到来する基準日の翌日以降において不足供託期限が到来する場合であって、当該不足供託期限までの間に当該基準日に係る
法第23条第1項に規定する報告書を提出したとき、又は当該基準日において
法第14条第1項に規定する基準日未使用残高が千万円以下となったとき(当該基準日以前に
法第20条第1項の規定による払戻しの手続が当該基準日において終了していない場合及び令
第11条第1項の規定により申立てられた権利の実行の手続が当該基準日において終了していない場合を除く。)は、
法第14条第2項の供託をすることを要しない。
3
法第14条第2項の事実が発生した日以前に当該事実の発生の日の直前の基準日に係る
同条第1項の発行保証金の供託(発行保証金の全部又は一部の供託に代えて
法第15条の規定により発行保証金保全契約を締結し、その旨を金融庁長官に届け出る場合及び
法第16条第1項の規定により発行保証金信託契約を締結し、金融庁長官の承認を受けて信託財産を信託する場合を含む。)をしていない場合には、
法第14条第2項の供託をすることを要しない。
4
法第14条第2項の事実が発生した日以前に当該事実の発生の日の直前の基準日に係る
同条第1項の発行保証金の供託(発行保証金の全部又は一部の供託に代えて
法第15条の規定により発行保証金保全契約を締結し、その旨を金融庁長官に届け出る場合及び
法第16条第1項の規定により発行保証金信託契約を締結し、金融庁長官の承認を受けて信託財産を信託する場合を含む。)をしている場合であって、当該基準日から二月以内に当該事実の発生に係る不足供託期限が到来するときは、
第1項の規定にかかわらず、当該基準日の翌日から二月以内に
法第14条第2項の供託をすれば足りる。
第27条
【発行保証金の追加供託】
1
前払式支払手段発行者は、
法第14条第2項の規定による届出をしようとするときは、別紙様式
第12号により作成した届出書を金融庁長官に提出しなければならない。
2
新たに発行保証金を供託して
前項の届出をする場合には、当該供託に係る供託書正本の写しを
同項の届出書に添付しなければならない。
3
新たに発行保証金保全契約の締結をし、又は従前の発行保証金保全契約の内容の変更(契約の一部の解除を除く。)をして
第1項の届出をする場合には、当該契約又は変更に係る契約書の写しを
同項の届出書に添付しなければならない。
4
新たに発行保証金信託契約の締結をし、又は従前の発行保証金信託契約の内容の変更(契約の一部の解除を除く。)をして
第1項の届出をする場合には、当該契約又は変更に係る契約書の写しを
同項の届出書に添付しなければならない。
5
金融庁長官は、必要があると認めるときは、前払式支払手段発行者に対し、
第2項の供託書正本又は前二項の契約書の正本の提出を命ずることができる。
第28条
【発行保証金に充てることができる債券の種類】
第29条
【発行保証金に充てることができる債券の評価額】
1
法第14条第3項の規定により債券を発行保証金に充てる場合における当該債券の評価額は、次の各号に掲げる債券の区分に応じ、当該各号に定める額とする。
①
前条第1号に掲げる債券 額面金額(その権利の帰属が
社債、株式等の振替に関する法律の規定による振替口座簿の記載又は記録により定まるものにあっては、振替口座簿に記載又は記録された金額。以下この条において同じ。)
②
前条第2号に掲げる債券 額面金額百円につき九十円として計算した額
③
前条第3号に掲げる債券 額面金額百円につき九十五円として計算した額
④
前条第4号に掲げる債券 額面金額百円につき八十円として計算した額
2
割引の方法により発行した債券については、その発行価額に次の算式により算出した額を加えた額を額面金額とみなして、
前項の規定を適用する。((額面金額—発行価額)÷発行の日から償還の日までの年数)×発行の日から供託の日までの年数
3
前項の算式による計算において、発行の日から償還の日までの年数及び発行の日から供託の日までの年数について生じた一年未満の端数並びに額面金額と発行価額との差額を発行の日から償還の日までの年数で除した金額について生じた一円未満の端数は、切り捨てる。
第30条
【発行保証金保全契約の届出】
法第15条の規定による届出をする者は、別紙様式
第13号により作成した発行保証金保全契約届出書に、発行保証金保全契約に係る契約書の写しを添付して、金融庁長官に提出しなければならない。
第31条
【発行保証金保全契約を締結することができる銀行等が満たすべき要件等】
1
令
第8条第1項に規定する内閣府令で定める健全な自己資本の状況にある旨の区分は、次の各号に掲げる銀行等の種類に応じ、当該各号に掲げる区分とする。
①
海外営業拠点を有する銀行(外国銀行支店(
銀行法第47条第2項に規定する外国銀行支店をいう。
第6号において同じ。)を除く。
第2号において同じ。) 最終の業務及び財産の状況に関する説明書類(当該説明書類に係る事業年度の翌事業年度の中間事業年度に係る説明書類がある場合にあっては、当該説明書類)における国際統一基準に係る単体自己資本比率が、次のイからハまでに掲げる比率の区分に応じ、当該イからハまでに定める要件の全てを満たすこと。
イ
単体普通株式等Tier1比率 四・五パーセント以上であること。
ロ
単体Tier1比率 六パーセント以上であること。
ハ
単体総自己資本比率 八パーセント以上であること。
①の2
海外営業拠点を有する長期信用銀行又は信用金庫連合会 最終の業務及び財産の状況に関する説明書類(当該説明書類に係る事業年度の翌事業年度の中間事業年度に係る説明書類がある場合にあっては、当該説明書類)における国際統一基準に係る単体自己資本比率が八パーセント以上であること。
②
海外営業拠点を有しない銀行、長期信用銀行又は信用金庫連合会若しくは信用金庫 最終の業務及び財産の状況に関する説明書類(当該説明書類に係る事業年度の翌事業年度の中間事業年度に係る説明書類がある場合にあっては、当該説明書類)における国内基準に係る単体自己資本比率が四パーセント以上であること。
④
農林中央金庫 最終の業務及び財産の状況に関する説明書類における単体自己資本比率が、次のイからハまでに掲げる比率の区分に応じ、当該イからハまでに定める要件の全てを満たすこと。
イ
単体普通出資等Tier1比率 四・五パーセント以上であること。
ロ
単体Tier1比率 六パーセント以上であること。
ハ
単体総自己資本比率 八パーセント以上であること。
⑤
株式会社商工組合中央金庫 最終の業務及び財産の状況に関する説明書類(当該説明書類に係る事業年度の翌事業年度の中間事業年度に係る説明書類がある場合にあっては、当該説明書類)における単体自己資本比率が、次のイからハまでに掲げる比率の区分に応じ、当該イからハまでに定める要件の全てを満たすこと。
イ
単体普通株式等Tier1比率 四・五パーセント以上であること。
ロ
単体Tier1比率 六パーセント以上であること。
ハ
単体総自己資本比率 八パーセント以上であること。
2
前項第1号から
第2号までの「海外営業拠点」とは、海外に所在する支店若しくは従たる事務所又は銀行業を営む外国の会社(銀行、長期信用銀行又は信用金庫連合会が総株主、総社員又は総出資者の議決権の百分の五十を超える議決権を保有しているものに限る。)であって、その所在地において常勤の役員又は従業員を持つものをいう。
4
第1項第1号から
第2号までの「単体自己資本比率」とは、自己資本比率基準に係る算式により得られる比率をいい、
第1項第1号の「単体普通株式等Tier1比率」、「単体Tier1比率」及び「単体総自己資本比率」とは、単体自己資本比率のうち国際統一基準(
前項に規定する国際統一基準をいい、
銀行法第14条の2第1号に規定する基準に係るものに限る。)に係る算式により得られる比率をいう。
5
第1項第2号の「国内基準」とは、自己資本比率基準のうち海外営業拠点を有しない銀行、長期信用銀行又は信用金庫連合会若しくは信用金庫に係るものをいう。
7
第1項第4号の「単体自己資本比率」とは、
農林中央金庫法第56条第1号に規定する基準に係る算式により得られる比率をいい、「単体普通出資等Tier1比率」、「単体Tier1比率」及び「単体総自己資本比率」とは、単体自己資本比率のうち当該算式により得られる比率をいう。
第32条
【発行保証金保全契約を締結することができる銀行等以外の者が満たすべき要件等】
1
令
第8条第2項第1号に規定する内閣府令で定める健全な保険金等の支払能力の充実の状況にある旨の区分は、最終の業務及び財産の状況に関する説明書類における保険金等の支払能力の充実の状況を示す比率が二百パーセント以上であることとする。
2
前項に規定する「保険金等の支払能力の充実の状況を示す比率」とは、次の各号に掲げる区分に応じ、当該各号に定める基準に係る算式により得られる比率をいう。
3
令
第8条第2項第1号に規定する内閣府令で定める者は、保険会社、外国保険会社等又は引受社員とする。
第33条
【発行保証金保全契約の解除】
1
発行保証金保全契約を締結している前払式支払手段発行者は、次の各号に掲げる場合に該当することとなったときは、金融庁長官の承認を受けて、当該各号に定める発行保証金保全契約の全部又は一部を解除することができる。
①
基準日において、基準日未使用残高が基準額以下となった場合 当該発行保証金保全契約の全部
②
基準日に係る
法第23条第1項の報告書提出の日の翌日における発行保証金の額並びに
法第15条に規定する保全金額及び
法第16条第1項に規定する信託財産の額の合計額が基準日における要供託額に相当する額を超えている場合 当該保全金額の範囲内において、その超えている額に達するまでの額に係る発行保証金保全契約
2
前払式支払手段発行者は、
前項の承認を受けようとするときは、別紙様式
第14号により作成した発行保証金保全契約解除承認申請書を金融庁長官に提出しなければならない。
3
金融庁長官は、
第1項の承認をしたときは、別紙様式
第15号により作成した発行保証金保全契約解除承認書により前払式支払手段発行者に通知するものとする。
4
前払式支払手段発行者は、
第1項の承認を受けて発行保証金保全契約の全部又は一部を解除したときは、別紙様式
第16号により作成した発行保証金保全契約解除届出書に、当該解除後の契約書の写しを添付して、金融庁長官に提出しなければならない。
第34条
【発行保証金信託契約の承認の申請】
1
前払式支払手段発行者は、
法第16条第1項の承認を受けようとするときは、別紙様式
第17号により作成した発行保証金信託契約承認申請書に、当該発行保証金信託契約承認申請書の写し二通及び発行保証金信託契約に係る契約書の写しを添付して、金融庁長官に提出しなければならない。
2
金融庁長官は、
前項の承認をしたときは、別紙様式
第18号により作成した発行保証金信託契約承認書により前払式支払手段発行者に通知するものとする。
3
前払式支払手段発行者は、
第1項の承認後最初に発行保証金信託契約に基づき財産を信託したときは、別紙様式
第19号により作成した発行保証金信託契約届出書に、信託財産の額を証する書面を添付して、金融庁長官に提出しなければならない。
第35条
【発行保証金信託契約の内容】
法第16条第2項第4号に規定する内閣府令で定める事項は、次に掲げる事項とする。
①
信託契約前払式支払手段発行者(発行保証金信託契約を締結する前払式支払手段発行者をいう。以下同じ。)を委託者とし、信託会社等を受託者とし、かつ、当該信託契約前払式支払手段発行者が発行する前払式支払手段の利用者を信託財産の元本の受益者とすること。
②
複数の発行保証金信託契約を締結する場合にあっては、当該複数の発行保証金信託契約について同一の受益者代理人を選任すること。
③
信託契約前払式支払手段発行者が次に掲げる要件に該当することとなった場合には、信託契約前払式支払手段発行者が信託会社等に対して信託財産の運用の指図を行わないこと。
イ
信託契約前払式支払手段発行者が自家型発行者である場合において、
法第26条の規定により発行の業務の全部又は一部の停止を命じられたとき。
ハ
破産手続開始の申立て等(
法第2条第10項に規定する破産手続開始の申立て等をいう。)が行われたとき。
ニ
前払式支払手段の発行の業務の全部を廃止したとき。
④
信託契約前払式支払手段発行者が
前号に掲げる要件に該当することとなった場合には、受益者及び受益者代理人が信託会社等に対して受益債権を行使することができないこと。
⑤
発行保証金信託契約(信託業務を営む金融機関(
金融機関の信託業務の兼営等に関する法律第1条第1項の認可を受けた金融機関をいう。以下この条において同じ。)へ金銭を信託するものであって元本補てんがあるものを除く。
次号において同じ。)に基づき信託される信託財産の運用を行う場合にあっては、その運用が次に掲げる方法によること。
ロ
銀行等に対する預貯金(信託契約前払式支払手段発行者が当該銀行等である場合には、自己に対する預貯金を除く。)
ハ
次に掲げる方法
(2)
受託者である信託業務を営む金融機関に対する銀行勘定貸
⑥
信託契約前払式支払手段発行者が信託財産を債券とし、又は発行保証金信託契約に基づき信託される信託財産を
前号イに掲げる方法により運用する場合にあっては、信託会社等又は信託契約前払式支払手段発行者がその評価額を
第37条に規定する方法により算定すること。
⑦
発行保証金信託契約が信託業務を営む金融機関への金銭信託契約で元本補てんがある場合にあっては、その信託財産の元本の評価額を当該金銭信託契約の元本額とすること。
⑧
第38条第1項の規定により解除を行う場合以外の場合には、発行保証金信託契約の全部又は一部の解除を行うことができないこと。
⑨
前号の場合に行う発行保証金信託契約の全部又は一部の解除に係る信託財産を信託契約前払式支払手段発行者に帰属させるものであること。
⑩
信託会社等が
法第17条の規定による命令に応じて、信託財産を換価し、金融庁長官が指定する供託所に供託すること。
⑪
信託会社等が
法第17条の規定による命令に応じて供託した場合には、当該発行保証金信託契約を終了することができること。
⑫
前号の場合であって、当該発行保証金信託契約の全部が終了したときにおける残余財産を信託契約前払式支払手段発行者に帰属させることができること。
⑬
信託契約前払式支払手段発行者が信託会社等又は受益者代理人に支払うべき報酬その他一切の費用及び当該信託会社等が信託財産の換価に要する費用が信託財産の元本以外の財産をもって充てられること。
第36条
【信託財産とすることができる預貯金等の種類】
1
法第16条第3項に規定する内閣府令で定める預貯金は、銀行等に対する預貯金(信託契約前払式支払手段発行者が当該銀行等である場合には、自己に対する預貯金を除く。)とする。
第37条
【信託財産とすることができる債券の評価額】
法第16条第3項の規定により債券を信託財産とし、又は
第35条第5号イの規定により信託財産の運用として債券を保有する場合の当該債券の評価額は、次の各号に掲げる債券の区分に応じ、当該各号に定める率を前払式支払手段発行者の各基準日における当該債券の時価に乗じて得た額を超えない額とする。
第38条
【発行保証金信託契約の解除】
1
発行保証金信託契約を締結している前払式支払手段発行者は、次の各号に掲げる場合に該当することとなったときは、金融庁長官の承認を受けて、当該各号に定める発行保証金信託契約の全部又は一部を解除することができる。
①
基準日において、基準日未使用残高が基準額以下となった場合 当該発行保証金信託契約の全部
②
基準日に係る
法第23条第1項の報告書提出の日の翌日における発行保証金の額並びに
法第15条に規定する保全金額及び
法第16条第1項に規定する信託財産の額の合計額が基準日における要供託額に相当する額を超えている場合 当該信託財産の額の範囲内において、その超えている額に達するまでの額に係る発行保証金信託契約
2
前払式支払手段発行者は、
前項の承認を受けようとするときは、別紙様式
第20号により作成した発行保証金信託契約解除承認申請書を金融庁長官に提出しなければならない。
3
金融庁長官は、
第1項の承認をしたときは、別紙様式
第21号により作成した発行保証金信託契約解除承認書により前払式支払手段発行者に通知するものとする。
4
前払式支払手段発行者は、
第1項の承認を受けて発行保証金信託契約の全部又は一部を解除したときは、別紙様式
第22号により作成した発行保証金信託契約解除届出書に、当該解除後の契約書の写しを添付して、金融庁長官に提出しなければならない。
第39条
【金融庁長官の命令に基づく発行保証金の供託】
1
法第17条の規定による命令に基づき発行保証金の供託を行う場合においては、発行保証金保全契約又は発行保証金信託契約を締結した前払式支払手段発行者の主たる営業所又は事務所の最寄りの供託所に供託しなければならない。
2
前項の供託をした者は、遅滞なく、別紙様式
第23号により作成した届出書に、当該供託に係る供託書正本を添付して、金融庁長官に提出しなければならない。
第40条
【発行保証金の取戻し】
1
令
第9条第1項第3号に規定する権利の実行の手続が終了した日における未使用残高は、
第1号に掲げる合計額から
第2号に掲げる合計額を控除した額とする。
①
イ及びロに掲げる額の合計額
イ
法第31条第1項の権利の実行の手続が終了した日(以下この項において「手続終了日」という。)以前に到来した直近の基準日(以下この項において「直近基準日」という。)における基準日未使用残高
ロ
直近基準日の翌日から手続終了日までに発行した前払式支払手段の発行額の合計額
②
イ及びロに掲げる額の合計額
イ
直近基準日の翌日から手続終了日までに
法第3条第1項第1号に掲げる前払式支払手段の使用により代価の弁済に充てられた金額
ロ
直近基準日の翌日から手続終了日までに
法第3条第1項第2号に掲げる前払式支払手段の使用により請求された物品又は役務の数量を当該手続終了日において金銭に換算した額
2
令
第9条第2項第1号に規定する払戻しの手続が終了した日における未使用残高は、
第1号に掲げる合計額から
第2号に掲げる合計額を控除した額とする。
①
イ及びロに掲げる額の合計額
イ
法第20条第1項の規定による払戻しの手続が終了した日(以下この項において「払戻終了日」という。)以前に到来した直近の基準日(以下この項において「直近基準日」という。)における基準日未使用残高
ロ
直近基準日の翌日から払戻終了日までに発行した前払式支払手段の発行額の合計額
②
イ及びロに掲げる額の合計額
イ
直近基準日の翌日から払戻終了日までに
法第3条第1項第1号に掲げる前払式支払手段の使用により代価の弁済に充てられた金額
ロ
直近基準日の翌日から払戻終了日までに
法第3条第1項第2号に掲げる前払式支払手段の使用により請求された物品又は役務の数量を当該払戻終了日において金銭に換算した額
第41条
【保有者に対する前払式支払手段の払戻し】
1
法第20条第1項に規定する内閣府令で定める額は、
第1号に掲げる合計額から
第2号に掲げる合計額を控除した額とする。
①
払戻しに係る前払式支払手段のイ及びロに掲げる額の合計額
イ
次項の規定により公告をした日(以下この条において「払戻基準日」という。)以前に到来した直近の基準日(以下この項において「直近基準日」という。)における基準日未使用残高
ロ
直近基準日の翌日から払戻基準日までに発行した当該前払式支払手段の発行額の合計額
②
払戻しに係る前払式支払手段のイ及びロに掲げる額の合計額
イ
直近基準日の翌日から払戻基準日までに
法第3条第1項第1号に掲げる前払式支払手段の使用により代価の弁済に充てられた金額
ロ
直近基準日の翌日から払戻基準日までに
法第3条第1項第2号に掲げる前払式支払手段の使用により請求された物品又は役務の数量を当該払戻基準日において金銭に換算した額
2
前払式支払手段発行者は、
法第20条第1項の規定により払戻しを行おうとするときは、当該払戻しに係る前払式支払手段の保有者に対し、
第1号から
第5号までに掲げる事項を時事に関する事項を掲載する日刊新聞紙により公告するとともに、次の各号に掲げる事項をすべての営業所又は事務所及び加盟店の公衆の目につきやすい場所に掲示するための措置を講じなければならない。
②
当該払戻しを行う前払式支払手段発行者の氏名、商号又は名称
④
当該払戻しに係る前払式支払手段の保有者は、六十日を下らない一定の期間内に申出をすべきこと。
⑤
前号の申出をしない前払式支払手段の保有者は、当該払戻しの手続から除斥されるべきこと。
⑥
当該払戻しに関する問い合わせに応ずる営業所又は事務所の連絡先
3
前項の場合において、物品の給付又は役務の提供が発行する者又は当該発行する者が指定する者の使用に係る電子計算機と利用者の使用に係る電子計算機とを接続する電気通信回線を通じて行われる場合に利用される前払式支払手段につき払戻しを行おうとするときは、当該前払式支払手段を発行する者は、
同項の規定による掲示に代えて、当該前払式支払手段発行者が当該前払式支払手段の利用者に対して提供する
第22条第1項に規定するいずれかの方法と同一の方法により、
前項各号に掲げる事項に関する情報を当該払戻しに係る前払式支払手段の利用者に提供しなければならない。
4
前払式支払手段発行者は、
第2項の規定による公告をしたときは、直ちに、別紙様式
第24号により作成した届出書に、次に掲げる書類を添付して、金融庁長官に提出しなければならない。
5
前払式支払手段発行者は、
法第20条第1項の規定による払戻しが完了したときは、別紙様式
第25号に従い、次に掲げる事項を記載した報告書を金融庁長官に提出しなければならない。
④
第2項第4号の期間内に申出をした前払式支払手段の保有者の数及び当該保有者の保有する前払式支払手段の未使用残高(代価の弁済に充てることができる金額及び給付又は提供を請求することができる物品又は役務の数量を金銭に換算した金額をいう。
第6号において同じ。)の総額
⑤
当該払戻しの手続において、保有者に払い戻した額の総額
⑥
当該払戻しの手続によって除斥された前払式支払手段の払戻基準日における未使用残高の総額
6
前払式支払手段発行者は、
法第20条第1項の規定による払戻しを完了することができないときは、速やかに、別紙様式
第26号により作成した届出書を金融庁長官に提出しなければならない。
第42条
【払戻しが認められる場合】
法第20条第2項に規定する内閣府令で定める場合は、次に掲げる場合とする。
①
基準日を含む基準期間における払戻金額(
法第20条第1項の規定により払い戻された金額を除く。
次号において同じ。)の総額が、当該基準日の直前の基準期間において発行した前払式支払手段の発行額の百分の二十を超えない場合
②
基準日を含む基準期間における払戻金額の総額が、当該基準期間の直前の基準日における基準日未使用残高の百分の五を超えない場合
③
保有者のやむを得ない事情により当該前払式支払手段の利用が著しく困難となった場合
第43条
【前払式支払手段の発行の業務に係る情報の安全管理措置】
前払式支払手段発行者は、その業務の内容及び方法に応じ、前払式支払手段の発行の業務に係る電子情報処理組織の管理を十分に行うための措置を講じなければならない。
第44条
【個人利用者情報の安全管理措置等】
前払式支払手段発行者は、その取り扱う個人である前払式支払手段の利用者に関する情報の安全管理、従業者の監督及び当該情報の取扱いを委託する場合にはその委託先の監督について、当該情報の漏えい、滅失又はき損の防止を図るために必要かつ適切な措置を講じなければならない。
第45条
【特別の非公開情報の取扱い】
前払式支払手段発行者は、その取り扱う個人である前払式支払手段の利用者に関する人種、信条、門地、本籍地、保健医療又は犯罪経歴についての情報その他の特別の非公開情報(その業務上知り得た公表されていない情報をいう。)を取り扱うときは、適切な業務の運営の確保その他必要と認められる目的以外の目的のために利用しないことを確保するための措置を講じなければならない。
第46条
【業務に関する帳簿書類の作成及び保存】
1
法第22条に規定する前払式支払手段の発行の業務に関する帳簿書類は、次に掲げる帳簿書類とする。
①
前払式支払手段及びその支払可能金額等の種類ごとの発行数、発行量及び回収量を記帳した管理帳
②
法第3条第1項第2号に掲げる前払式支払手段に係る物品又は役務の一単位当たりの通常提供価格を記帳した日記帳
③
前払式支払手段及びその支払可能金額等の種類ごとの在庫枚数管理帳
2
前項第1号の前払式支払手段及びその支払可能金額等の種類ごとの発行量とは、これらの種類ごとに、
法第3条第1項第1号に掲げる前払式支払手段にあってはその発行時において代価の弁済に充てることができる金額(その発行後に加算型前払式支払手段に加算された金額(金額を度その他の単位により換算していると認められる場合にあっては、当該単位数を金銭に換算した金額)を含む。)を、
同項第2号に掲げる前払式支払手段にあってはその発行時において給付又は提供を請求することができる物品又は役務の数量(その発行後に加算型前払式支払手段に加算された物品又は役務の数量を含む。)を合計した数値とする。
3
第1項第1号の前払式支払手段及びその支払可能金額等の種類ごとの回収量とは、これらの種類ごとに、
法第3条第1項第1号に掲げる前払式支払手段にあっては代価の弁済に充てられた金額を、
同項第2号に掲げる前払式支払手段にあっては当該前払式支払手段の使用によって請求した物品又は役務の数量を合計した数値とする。
4
第1項第1号の回収量を前払式支払手段の支払可能金額等の種類ごとに把握することが困難と認められる場合には、前払式支払手段の種類ごとにまとめて記帳することをもって足りる。
5
前払式支払手段発行者は、帳簿の閉鎖の日から少なくとも五年間、
第1項に掲げる帳簿書類を保存しなければならない。
第47条
【報告書の様式等】
1
法第23条第1項の報告書は、別紙様式
第27号により作成して、当該基準日の翌日から二月以内に金融庁長官に提出しなければならない。
2
前項の報告書を提出しようとするときは、当該報告書にその写し二通並びに最終の貸借対照表(関連する注記を含む。)及び損益計算書(関連する注記を含む。)を添付して、金融庁長官に提出しなければならない。
3
法第14条第1項の規定による供託をした前払式支払手段発行者は、
第1項の報告書に、供託に係る供託書正本の写しを添付して、金融庁長官に提出しなければならない。
4
法第15条の規定による届出をした前払式支払手段発行者が発行保証金保全契約の内容の変更(当該発行保証金保全契約の一部の解除を除く。)をし、又は発行保証金保全契約を更新した場合には、
第1項の報告書に、その契約書又はその旨を証する書面の写しを添付して、金融庁長官に提出しなければならない。
5
信託契約前払式支払手段発行者は、
第1項の報告書に、信託会社等が発行する基準日における信託財産の額を証明する書面を添付して、金融庁長官に提出しなければならない。
6
金融庁長官は、必要があると認めるときは、前払式支払手段発行者に対し、
第3項の供託書正本又は
第4項の契約書の正本の提出を命ずることができる。
第48条
【基準期間における発行額及び回収額】
1
法第23条第1項第1号に規定する基準期間において発行した前払式支払手段の発行額は、次に掲げる額の合計額とする。
①
当該基準期間において発行されたすべての前払式支払手段の価額(次のイ及びロに掲げる前払式支払手段の区分に応じ当該イ及びロに定める額をいう。)の合計額
ロ
法第3条第1項第2号に掲げる前払式支払手段 発行時において給付又は提供を請求することができる物品又は役務の数量を当該基準期間の末日において金銭に換算した金額
②
当該基準期間において加算型前払式支払手段に加算された金額(金額を度その他の単位により換算していると認められる場合にあっては、当該単位数を金銭に換算した金額)及び加算された物品又は役務の数量を当該基準期間の末日において金銭に換算した金額の合計額
2
次条第3号に規定する基準期間における前払式支払手段の回収額は、当該基準期間におけるすべての前払式支払手段の価額(次の各号に掲げる前払式支払手段の区分に応じ当該各号に定める額をいう。)の合計額とする。
①
法第3条第1項第1号に掲げる前払式支払手段 当該前払式支払手段の使用により代価の弁済に充てられた金額
②
法第3条第1項第2号に掲げる前払式支払手段 当該前払式支払手段の使用により請求された物品又は役務の数量を当該基準期間の末日において金銭に換算した金額
第49条
【報告事項】
法第23条第1項第4号に規定する内閣府令で定める事項は、次に掲げる事項とする。
③
法第23条第1項の報告書に係る基準日を含む基準期間における前払式支払手段の回収額並びに当該回収額についての前払式支払手段及びその支払可能金額等の種類ごとの内訳
第51条
【自家型発行者の業務の承継の届出】
法第30条第2項の規定による届出をしようとする者は、別紙様式
第28号により作成した届出書に、当該届出書の写し二通並びに
第11条各号に掲げる書類及び業務の承継の事実を証する次に掲げる書面(官公署が証明する書類については、届出の日前三月以内に発行されたものに限る。)を添付して、金融庁長官に提出しなければならない。
①
当該届出に係る業務の承継が譲渡又は合併によるものである場合は、当該譲渡又は合併に係る契約書の写し及び法人にあっては、登記事項証明書
②
当該届出に係る業務の承継が会社分割によるものである場合は、当該会社分割に係る新設分割計画書又は吸収分割契約書の写し及び法人にあっては、登記事項証明書
③
当該届出に係る業務の承継が相続によるものである場合は、当該相続の事実を証する書面の写し
第52条
【権利実行事務代行者への委託】
金融庁長官は、
法第31条第3項に規定する権利実行事務代行者に対し、
同条第2項の規定による公示に係る事務、令
第11条第2項の規定による通知に係る事務、
同条第4項の規定による権利の調査(
同項に規定する公示又は機会の付与を含む。)に係る事務、
同条第5項の規定による配当表の作成、公示又は通知に係る事務その他の権利の実行の手続に関する事務の全部又は一部を委託することができる。
第53条
【廃止の届出等】
1
法第33条第1項の規定による届出をしようとする者は、別紙様式
第29号により作成した届出書に、当該届出書の写し二通を添付して、金融庁長官に提出しなければならない。
2
前項の届出書には、次に掲げる事項を記載するものとする。
③
第三者型発行者にあっては、登録年月日及び登録番号
⑥
前払式支払手段の発行の業務の全部又は一部を廃止したときは、その理由
⑦
前払式支払手段の発行の業務の一部を廃止したときは、当該廃止に係る前払式支払手段を特定するに足りる事項
⑧
事業譲渡、合併又は会社分割その他の事由により前払式支払手段の発行の業務の全部又は一部を廃止したときは、当該業務の承継方法及びその承継先
3
前払式支払手段発行者が事業譲渡、合併又は会社分割その他の事由により前払式支払手段の発行の業務の全部又は一部を廃止したときは、
第1項の届出書には、当該業務の承継に係る契約の内容及び当該業務の承継方法を記載した書面を添付しなければならない。
第54条
【経由官庁】
前払式支払手段発行者は、
第9条に規定する届出書その他法及びこの府令に規定する書類(以下この条及び
次条において「届出書等」という。)を財務局長等に提出しようとする場合において、当該前払式支払手段発行者の主たる営業所又は事務所の所在地を管轄する財務事務所又は小樽出張所若しくは北見出張所があるときは、当該前払式支払手段発行者は、当該届出書等を当該財務事務所長又は出張所長を経由してこれを提出しなければならない。
第55条
【届出書等の認定資金決済事業者協会の経由】
前払式支払手段発行者は、届出書等を財務局長等に提出しようとするとき(
前条の規定により財務事務所長又は出張所長を経由するときを含む。)は、認定資金決済事業者協会を経由して提出することができる。
第56条
【標準処理期間】
1
金融庁長官は、法、令又はこの府令の規定による登録に関する申請がその事務所に到達してから二月以内に、当該申請に対する処分をするよう努めるものとする。
2
第33条第1項に規定する発行保証金保全契約の解除の承認に関する申請に対する処分は、二十日以内にするよう努めるものとする。
3
第38条第1項に規定する発行保証金信託契約の解除の承認に関する申請に対する処分は、二十日以内にするよう努めるものとする。
4
前三項に規定する期間には、次に掲げる期間を含まないものとする。
②
当該申請をした者が当該申請の内容を変更するために要する期間
③
当該申請をした者が当該申請に係る審査に必要と認められる資料を追加するために要する期間
附則
第1条
(施行期日)
この府令は、法の施行の日(平成二十二年四月一日)から施行する。
第3条
(法附則第四条第一項の規定の適用を受けて自家型発行者とみなされる者の書類の提出期間)
法附則第四条第二項に規定する内閣府令で定める期間は、六月とする。
第4条
(法附則第五条第一項の規定の適用を受けて第三者型発行者とみなされる者の書類の提出期間)
法附則第五条第二項に規定する内閣府令で定める期間は、六月とする。
第5条
(法附則第九条第一項の規定の適用を受けて第三者型前払式支払手段の発行の業務を行うことができる者の届出)
1
法附則第九条第二項に規定する内閣府令で定める期間は、六月とする。
2
法附則第九条第二項の規定による届出をしようとする者は、別紙様式第三十号により作成した届出書を金融庁長官に提出しなければならない。
3
前項の届出書には、当該届出書の写し二通及び次に掲げる書類を添付しなければならない。
4
法附則第九条第二項第六号に規定する内閣府令で定める事項は、次に掲げる事項とする。
第6条
(変更の届出に関する経過措置)
法附則第九条第二項の規定による届出をした者は、同条第三項の規定により適用される法第十一条第一項の規定による届出をしようとするときは、別紙様式第十一号により作成した変更届出書に、当該変更届出書の写し二通を添付して、金融庁長官に提出しなければならない。
附則
平成23年3月31日
この府令は、金融商品取引法等の一部を改正する法律附則第一条第三号に掲げる規定(同法第三条の規定に限る。)の施行の日から施行する。
附則
平成24年7月6日
第1条
(施行期日)
この府令は、住民基本台帳法の一部を改正する法律附則第一条第一号に掲げる規定及び出入国管理及び難民認定法及び日本国との平和条約に基づき日本の国籍を離脱した者等の出入国管理に関する特例法の一部を改正する等の法律(以下「入管法等改正法」という。)の施行の日(平成二十四年七月九日)から施行する。
第2条
(外国人登録証明書の写し等に関する経過措置)
1
第一条の規定による改正後の銀行法施行規則第三十四条の三十四、第二条の規定による改正後の長期信用銀行法施行規則第二十五条の十四、第三条の規定による改正後の信用金庫法施行規則第百四十条、第五条の規定による改正後の協同組合による金融事業に関する法律施行規則第八十条、第九条の規定による改正後の信託業法施行規則第五条第二項、第十条の規定による改正後の貸金業法施行規則第四条第二項及び第三十条の十三第一項、第十一条の規定による改正後の前払式支払手段に関する内閣府令第十一条及び第十六条、第十二条の規定による改正後の資金移動業者に関する内閣府令第六条、第十四条の規定による改正後の資産の流動化に関する法律施行規則第九条第一項、第十五条の規定による改正後の投資信託及び投資法人に関する法律施行規則第百八条第二項及び第二百十五条並びに第十六条の規定による改正後の会社法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律の特例旧特定目的会社に関する内閣府令第十五条第一項の規定(以下この項において「外国人登録証明書関係の改正規定」と総称する。)の適用については、中長期在留者(入管法等改正法第二条の規定による改正後の出入国管理及び難民認定法第十九条の三に規定する中長期在留者をいう。)が所持する外国人登録証明書又は特別永住者(入管法等改正法第三条の規定による改正後の日本国との平和条約に基づき日本の国籍を離脱した者等の出入国管理に関する特例法に定める特別永住者をいう。)が所持する外国人登録証明書は、入管法等改正法附則第十五条第二項各号に定める期間又は入管法等改正法附則第二十八条第二項各号に定める期間は、それぞれ外国人登録証明書関係の改正規定に規定する在留カード又は特別永住者証明書とみなす。
2
第十条の規定による改正後の貸金業法施行規則第四条第三項及び第八条、第十一条の規定による改正後の前払式支払手段に関する内閣府令第十一条及び第十六条、第十二条の規定による改正後の資金移動業者に関する内閣府令第六条、第十四条の規定による改正後の資産の流動化に関する法律施行規則第九条第一項並びに第十五条の規定による改正後の投資信託及び投資法人に関する法律施行規則第百八条第二項及び第二百十五条の規定の適用については、外国人登録原票の記載事項証明書、登録原票の写し又は登録原票記載事項証明書は、入管法等改正法の施行の日から起算して三月を経過する日までの間は、第十条の規定による改正後の貸金業法施行規則第四条第三項第一号及び第八条第二号イ(2)、第十一条の規定による改正後の前払式支払手段に関する内閣府令第十一条第二号ロ及び第十六条第二号、第十二条の規定による改正後の資金移動業者に関する内閣府令第六条第二号、第十四条の規定による改正後の資産の流動化に関する法律施行規則第九条第一項第二号並びに第十五条の規定による改正後の投資信託及び投資法人に関する法律施行規則第百八条第二項第一号及び第二百十五条第四号に掲げる書類とみなす。
附則
平成24年8月7日
第1条
(施行期日)
この府令は、平成二十五年三月三十一日から施行する。
第2条
(経過措置)
この府令の施行の日(以下「施行日」という。)から起算して二年を経過する日までの間における第一条の規定による改正後の金融機関等の組織再編成の促進のための特別措置に関する内閣府令第五条第一項第一号イ及びロ、第二号イ及びロ並びに第三号イ及びロの規定、第二条の規定による改正後の金融機能の強化のための特別措置に関する内閣府令第十条の二第一項第一号イ及びロ、第二号イ及びロ並びに第三号イ及びロの規定、第三条の規定による改正後の前払式支払手段に関する内閣府令第三十一条第一項第一号イ及びロ、第四号イ及びロ並びに第五号イ及びロの規定並びに第四条の規定による改正後の資金移動業者に関する内閣府令第十五条第一項第一号イ及びロ、第四号イ及びロ並びに第五号イ及びロの規定の適用については、次の表の上欄に掲げる期間の区分に応じ、これらの規定中同表の中欄に掲げる字句は、それぞれ同表の下欄に掲げる字句とする。施行日から起算して一年を経過する日までの期間四・五三・五六四・五平成二十六年三月三十一日から起算して一年を経過する日までの期間四・五四六五・五
附則
平成24年9月21日
この府令は、平成二十四年九月二十八日から施行する。