独立行政法人中小企業基盤整備機構の業務(産業基盤整備業務を除く。)に係る業務運営、財務及び会計に関する省令
平成25年9月19日 改正
第1条
【独立行政法人通則法第八条第三項に規定する主務省令で定める重要な財産】
独立行政法人中小企業基盤整備機構(以下「機構」という。)の行う業務(独立行政法人中小企業基盤整備機構法(以下「機構法」という。)第18条第1項第2号に掲げる業務(以下「産業基盤整備業務」という。)を除く。以下この条、第1条の2、第3条、第5条、第7条及び第9条から第11条までにおいて単に「業務」という。)に係る独立行政法人通則法(以下「通則法」という。)第8条第3項に規定する主務省令で定める重要な財産は、その保有する財産であって、その通則法第46条の2第1項若しくは第2項又は第46条の3第1項の認可に係る申請の日(各項ただし書の場合にあっては、当該財産の処分に関する計画を定めた通則法第30条第1項の中期計画の認可に係る申請の日。以下この条において同じ。)における帳簿価額(現金及び預金にあっては、申請の日におけるその額)が五十万円以上のもの(その性質上通則法第46条の2又は第46条の3の規定により処分することが不適当なものを除く。)その他経済産業大臣が定める財産とする。
第5条
【各事業年度に係る業務の実績に関する評価の手続】
機構は、通則法第32条第1項の規定により各事業年度における業務の実績について評価を受けようとするときは、年度計画に定めた項目ごとにその実績を明らかにした報告書を当該事業年度の終了後三月以内に経済産業省の独立行政法人評価委員会に提出しなければならない。
第6条
【中期目標に係る事業報告書】
機構に係る通則法第33条の中期目標に係る事業報告書(産業基盤整備業務に係る部分を除く。)には、当該中期目標に定めた項目ごとにその実績を明らかにしなければならない。
第7条
【中期目標に係る業務の実績に関する評価の手続】
機構は、通則法第34条第1項の規定により中期目標の期間における業務の実績について評価を受けようとするときは、当該中期目標に定めた項目ごとにその実績を明らかにした報告書を当該中期目標の期間の終了後三月以内に経済産業省の独立行政法人評価委員会に提出しなければならない。
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参照条文
第8条
【会計の原則】
1
通則法第37条の規定により定める機構の会計(産業基盤整備業務に係る部分を除く。)については、この省令の定めるところによるものとし、この省令に定めのないものについては、一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に従うものとする。
3
平成十一年四月二十七日の中央省庁等改革推進本部決定に基づき行われた独立行政法人の会計に関する研究の成果として公表された基準(以下「独立行政法人会計基準」という。)は、この省令に準ずるものとして、第1項に規定する一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に優先して適用されるものとする。
第10条
【財務諸表】
機構の行う業務に係る通則法第38条第1項に規定する主務省令で定める書類は、独立行政法人会計基準に定めるキャッシュ・フロー計算書及び行政サービス実施コスト計算書並びに連結貸借対照表、連結損益計算書、連結キャッシュ・フロー計算書、連結剰余金計算書及び連結附属明細書とする。
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参照条文
第12条の2
【不要財産に係る民間等出資の払戻しの認可の申請】
1
機構は、通則法第46条の3第1項の規定により、民間等出資に係る不要財産について、当該民間等出資に係る不要財産に係る出資者(以下この条、次条及び第12条の5において単に「出資者」という。)に対し当該民間等出資に係る不要財産に係る出資額として経済産業大臣が定める額の持分の全部又は一部の払戻しの請求をすることができる旨を催告することについて認可を受けようとするときは、次に掲げる事項を記載した申請書を経済産業大臣に提出しなければならない。
⑦
通則法第46条の3第3項に規定する主務大臣が定める基準により算定した金額により払戻しをする場合には、当該不要財産の譲渡によって得られる収入の見込額並びに譲渡に要する費用の費目、費目ごとの見込額及びその合計額
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参照条文
第12条の3
【中期計画に定めた不要財産の払戻しの催告に係る通知】
1
機構は、通則法第44条第3項の中期計画において通則法第30条第2項第4号の2の計画を定めた場合において、通則法第46条の3第1項の規定により、民間等出資に係る不要財産について、出資者に対し当該民間等出資に係る不要財産に係る出資額として経済産業大臣が定める額の持分の全部又は一部の払戻しの請求をすることができる旨を催告しようとするときは、前条第1項各号に掲げる事項を経済産業大臣に通知しなければならない。
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参照条文
第12条の4
【催告の方法】
1
通則法第46条の3第1項に規定する主務省令で定める催告の方法は、次に掲げる事項を記載した書面の提出又は当該事項の電磁的方法(電子的方法、磁気的方法その他の人の知覚によって認識することができない方法をいう。)による提供とする。
第13条
【通則法第四十八条第一項に規定する主務省令で定める重要な財産の範囲】
機構に係る通則法第48条第1項の主務省令で定める重要な財産(産業基盤整備業務に係る部分を除く。)は、土地及び建物(機構法第15条第1項第8号、第9号、第11号及び第13号に掲げる業務に係る土地及び建物を除く。)とする。
第14条
【通則法第四十八条第一項に規定する主務省令で定める重要な財産の処分等の認可の申請】
機構は、通則法第48条第1項の規定により重要な財産(産業基盤整備業務に係る部分を除く。)を譲渡し、又は担保に供すること(以下この条において「処分等」という。)について認可を受けようとするときは、次に掲げる事項を記載した申請書を経済産業大臣に提出しなければならない。
第15条
【その役員及び職員が養成及び研修の対象となる法人】
機構法第15条第1項第2号の経済産業省令で定める法人は、次のとおりとする。
⑦
前各号に掲げるもののほか、特別の法律により設立された法人、独立行政法人中小企業基盤整備機構法施行令(以下「施行令」という。)第2条第2項第1号に規定する特定会社及び一般社団法人等並びに特定非営利活動促進法第2条第2項に規定する特定非営利活動法人のうち中小企業に対する助言、情報の提供その他中小企業の振興に寄与する事業を行うもの
第16条
【業務委託の認可の申請】
第17条
【区分経理の方法】
1
機構は、機構法第18条第1項第1号に掲げる業務に係る勘定として一般勘定を、同項第3号の業務に係る勘定については施設整備等勘定を、同項第4号に係る業務については小規模企業共済勘定を、同項第5号に係る業務については中小企業倒産防止共済勘定を設けて整理しなければならない。
2
一般勘定は、内訳として、機構法第18条第1項第1号に掲げる業務(機構が通則法第46条の規定による交付金であって平成二十四年度以降における東日本大震災復興特別会計の予算に計上されたものの交付を受けて行う特別会計に関する法律第222条に規定する復興施策に関する業務に限る。)に関する取引を経理する復興特別経理及びその他の取引を経理する一般経理の各経理単位に区分しなければならない。
3
小規模企業共済勘定は、内訳として、機構法第15条第1項第15号に掲げる業務に関する取引を経理する給付経理、機構法第15条第2項第8号に掲げる業務に関する取引を経理する融資経理及び機構法第6条第1項及び第2項の規定に基づき政府が出資した資本金であって機構法第18条第1項第4号に掲げる業務に係るものに関する取引及びその他の取引を経理する小規模共済業務等経理の各経理単位に区分しなければならない。
4
中小企業倒産防止共済勘定は、内訳として、機構法第15条第1項第16号に掲げる業務に関する取引を経理する基金経理並びに機構法第6条第1項及び第2項の規定に基づき政府が出資した資本金であって機構法第18条第1項第5号に掲げる業務に係るものに関する取引及びその他の取引を経理する倒産防止共済業務等経理の各経理単位に区分しなければならない。
第20条
【法令に基づく引当金等】
1
機構は、中小企業倒産防止共済法第11条の2に規定する完済手当金の財源に充てるため、経済産業大臣の定めるところにより、毎事業年度末日現在で、中小企業倒産防止共済勘定の基金経理において完済手当金準備基金を積み立てるものとする。
2
機構は、中小企業倒産防止共済法第9条に規定する共済金の貸付け(以下「共済金の貸付け」という。)の急増その他異常な事態に備え、制度の安定的な運営を図るため、経済産業大臣の定めるところにより、毎事業年度末日現在で、中小企業倒産防止共済勘定の倒産防止共済業務等経理において異常危険準備基金を積み立てるものとする。
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参照条文
第21条
【経理等単位間の資金の融通】
1
一般勘定及び施設整備等勘定並びに小規模共済業務等経理及び倒産防止共済業務等経理から給付経理又は基金経理へ資金の融通をしてはならない。ただし、前条第2項に規定する異常危険準備基金の額を上限とする倒産防止共済業務等経理から基金経理への資金の融通については、この限りではない。
2
各勘定又は経理単位(以下「経理等単位」という。)における資金の融通は、融通をする経理等単位からその融通を受ける経理等単位への貸付けとして整理するものとする。ただし、小規模共済業務等経理から融資経理への資金の融通、融資経理から小規模共済業務等経理への資金の融通、前項ただし書により規定する倒産防止共済業務等経理から基金経理への資金の融通及び基金経理から倒産防止共済業務等経理への次に掲げる資金の融通は、この限りでない。
①
機構が債権回収業に関する特別措置法第2条第3項に規定する債権回収会社に対して委託する共済金の貸付けに係る貸付債権の回収業務に係る報酬に要する資金の融通(当該回収業務によって回収された債権額を限度とする。)
第24条
【償還計画の認可の申請】
機構は、機構法第24条第1項の規定により償還計画の認可を受けようとするときは、通則法第31条第1項前段の規定により年度計画を届け出た後遅滞なく、次に掲げる事項を記載した申請書を経済産業大臣に提出しなければならない。ただし、償還計画の変更の認可を受けようとするときは、その都度提出しなければならない。
第26条
【施行令第二条第一項第一号イの経済産業省令で定める基準】
第27条の2
【施行令第二条第一項第一号ハの経済産業省令で定める基準】
施行令第2条第1項第1号ハの経済産業省令で定める基準は、次のとおりとする。
①
流通業務の総合化及び効率化の促進に関する法律(以下「流通業務総合効率化法」という。)第5条第2項に規定する認定総合効率化計画(以下「認定総合効率化計画」という。)に従って共同で事業を行う者の数が四人以上であること。
②
認定総合効率化計画に従って共同で事業を行う者の三分の二以上が流通業務総合効率化法第5条第1項に規定する認定総合効率化事業者(流通業務総合効率化法第2条第11号に規定する中小企業者であるものに限る。以下「認定中小総合効率化事業者」という。)であること。
③
認定中小総合効率化事業者が、認定総合効率化計画に従って共同で流通業務総合効率化法第2条第2号に規定する流通業務総合効率化事業(以下「流通業務総合効率化事業」という。)を行うために必要な施設を整備するものであること。
第28条
【施行令第二条第一項第二号イの経済産業省令で定める基準】
1
施行令第2条第1項第2号イの経済産業省令で定める基準は、特定中小企業団体が作成する共同化計画であってその内容が次に掲げる要件に適合しているものに基づいて、中小企業等協同組合法第9条の2第1項第1号、第4号若しくは第5号若しくは第9条の9第1項第4号、第6号若しくは第7号に掲げる事業、中小企業団体の組織に関する法律第17条第2項第1号若しくは第4号(これらの規定を同法第33条において準用する場合を含む。)に掲げる事業、商店街振興組合法第13条第1項第1号、第4号、第5号若しくは第8号若しくは第19条第1項第2号、第6号若しくは第7号に掲げる事業又は環境衛生関係営業の運営の適正化及び振興に関する法律第8条第1項第6号、第52条の5第1号若しくは第54条第4号に掲げる事業を実施するものであることとする。
①
次のいずれかに該当するものであること。
イ
当該特定中小企業団体(施行令第2条第1項第3号に規定する事業協同組合等(以下この条において「事業協同組合等」という。)及び事業協同小組合に限る。)が、その組合員又は所属員が行う事業の共同の用に供するため、主として一の建物を整備し、かつ、その組合員又は所属員のすべてが当該建物においてそれぞれ事業を行うものであること。
④
第1号イの要件に該当する事業については、当該事業協同組合等又は事業協同小組合(協同組合連合会にあっては、当該協同組合連合会並びにその会員であるすべての事業協同組合及び事業協同小組合をいう。)がその組合員又は所属員の経営の合理化を図るために適切な共同事業を行うものであること。
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参照条文
第29条
【施行令第二条第一項第二号ロの経済産業省令で定める基準】
第30条
【施行令第二条第一項第二号ハの経済産業省令で定める基準】
1
施行令第2条第1項第2号ハの経済産業省令で定める基準は、次のいずれかとする。
①
特定中小事業者が他の特定中小事業者と合併する場合において、当該合併後存続する会社(中小企業者である会社に限る。以下この条において同じ。)又は当該合併により設立した会社が、当該合併をしようとする者が共同して作成する協業化計画であってその内容が第2項に掲げる要件に適合しているものに基づいて実施する事業であること。
②
認定中小総合効率化事業者が認定総合効率化計画に従って会社である他の認定中小総合効率化事業者と合併する場合において、当該合併後存続する会社又は当該合併により設立した会社が、当該認定総合効率化計画に従って流通業務総合効率化事業を円滑かつ適切に実施するために行う事業であること。
⑤
本州四国連絡橋の建設に伴う一般旅客定期航路事業等に関する特別措置法(以下「本州四国連絡橋法」という。)第5条第1項の規定による認定を受けた一般旅客定期航路事業を営む者又はその関連事業を営む者(中小企業者であるものに限る。以下この号において「認定中小企業者」という。)が会社である他の認定中小企業者と合併する場合において、当該合併後存続する会社又は当該合併により設立した会社が、当該認定に係る実施計画(同法第6条第1項の規定による変更の認定があったときは、その変更後のもの)に従って事業規模の縮小等を円滑かつ適切に実施するために行う事業であること。
⑥
中小企業新事業活動促進法第9条第1項の承認を受けた中小企業者等(以下この号において「承認中小企業者等」という。)が同法第10条第2項に規定する承認経営革新計画に従って会社である他の承認中小企業者等と合併する場合において、当該合併後存続する会社若しくは当該合併により設立した会社が、当該承認経営革新計画に従って経営の相当部分の向上を円滑かつ適切に実施するために行う事業であること。
⊟
参照条文
第31条
【施行令第二条第一項第二号ニの経済産業省で定める基準】
1
施行令第2条第1項第2号ニの経済産業省令で定める基準は、次のいずれかとする。
②
特定中小事業者が他の特定中小事業者とともに資本金の額若しくは出資の総額の大部分の出資をして設立する会社が、当該出資をしようとする者が共同して作成する協業化計画であってその内容が第4項に掲げる要件に適合しているものに基づいて実施する事業であること。
④
認定中小総合効率化事業者が認定総合効率化計画に従って会社である他の認定中小総合効率化事業者に対して出資し、又は他の認定中小総合効率化事業者とともに出資して会社を設立する場合において、当該出資を受けた会社又は当該出資に基づいて設立された会社が、当該認定総合効率化計画に従って流通業務総合効率化事業を円滑かつ適切に実施するために行う事業であること。
⑦
本州四国連絡橋法第5条第1項の規定による認定を受けた一般旅客定期航路事業を営む者又はその関連事業を営む者(中小企業者であるものに限る。以下この号において「認定中小企業者」という。)が会社である他の認定中小企業者に対して出資し、若しくは他の認定中小企業者とともに出資して会社を設立する場合において、当該出資を受けた会社若しくは当該出資に基づいて設立された会社が、当該認定に係る実施計画(同法第6条第1項の規定による変更の認定があったときは、その変更後のもの)に従って事業規模の縮小等を円滑かつ適切に実施するために行う事業であること。
⑧
中小企業新事業活動促進法第9条第1項の承認を受けた中小企業者等(以下この号において「承認中小企業者等」という。)が同法第10条第2項に規定する承認経営革新計画に従って会社である他の承認中小企業者等に対して出資し、若しくは他の承認中小企業者等とともに出資して会社を設立する場合において、当該出資を受けた会社若しくは当該出資に基づいて設立された会社が、当該承認経営革新計画に従って経営の相当部分の向上を円滑かつ適切に実施するために行う事業であること。
第32条
【施行令第二条第一項第二号ホの経済産業省令で定める要件】
施行令第2条第1項第2号ホの経済産業省令で定める要件は、当該一般社団法人の直接又は間接の構成員の三分の二以上が中小企業者であることとする。
第33条
【施行令第二条第一項第二号ホの経済産業省令で定める基準】
1
施行令第2条第1項第2号ホの経済産業省令で定める基準は、中小企業新事業活動促進法第9条第1項の承認を受けた一般社団法人(前条の要件を満たすものに限る。以下、この条において同じ。)が、同法第10条第2項に規定する承認経営革新計画に従って会社である他の承認中小企業者等(一般社団法人を除く。)に対し出資し、又は他の一般社団法人とともに出資して会社を設立する場合において、当該出資を受けた会社が、当該承認経営革新計画に従って経営の相当部分の向上を円滑かつ適切に実施するために行う事業であること。
第34条
【施行令第二条第一項第三号の経済産業省令で定める基準】
1
施行令第2条第1項第3号の経済産業省令で定める基準は、次のとおりとする。
①
当該事業協同組合等の組合員又は所属員(事業協同組合及び事業協同小組合を除く。以下この条において同じ。)である特定中小事業者、企業組合又は協業組合の数が十人以上(以下のいずれかの事由に該当すると認められるときは、五人以上)であること。
イ
当該事業が、都の特別区の存する区域又は人口十万人以上の市の区域内で行われる場合であって、当該事業協同組合等の組合員の三分の二以上が、施行令第2条第1項第3号に規定する計画(以下「集団化計画」という。)の作成の際に当該区域内及び近隣の区域内において事業を行っている者である場合
②
当該事業協同組合等のすべての組合員又は所属員が、集団化計画に基づいて、一の団地又は主として一の建物に集合して事業を行うため、特定施設(事業協同組合等の組合員である資格(協同組合連合会にあってはその会員である組合の組合員である資格)に係る事業を行うために必要な施設をいう。以下この項において同じ。)を整備するものであること。
③
当該事業協同組合等の組合員又は所属員の三分の二以上が当該団地又は建物に特定施設の全部又は一部を移転するものであること。ただし、以下のいずれかの事由に該当すると認められるときは、この限りでない。イ 当該事業が、中小小売商業振興法(以下「小売振興法」という。)第4条第2項の認定を受けた店舗集団化計画又は中心市街地の活性化に関する法律第7条第7項に規定する中小小売商業高度化事業に係る同法第41条第1項に規定する認定特定民間中心市街地活性化事業計画に基づく事業である場合ロ 当該事業の実施途上において、災害、経済事情等の著しい変動により当該事業協同組合等の組合員の三分の二以上が当該団地又は建物の内部に特定施設の全部又は一部を移転することが困難となった場合ハ イ及びロに掲げる事由の他、特定施設の移転の必要がないと認められる場合
⑤
当該事業協同組合等(協同組合連合会にあっては、当該協同組合連合会並びにその会員であるすべての事業協同組合及び事業協同小組合をいう。)がその組合員又は所属員の経営の合理化を図るために適切な共同事業(中小企業等協同組合法第9条の2第1項第1号、第4号若しくは第5号又は第9条の9第1項第4号、第6号若しくは第7号に掲げる事業をいう。第8条第1項第4号において同じ。)を行うものであること。
第35条
【施行令第二条第一項第四号の経済産業省令で定める基準】
1
施行令第2条第1項第4号の経済産業省令で定める基準は、次のとおりとする。
①
当該組合又は連合会の組合員又は所属員の相当部分が集積している区域(以下「集積区域」という。)は、当該組合又は連合会の組合員又は所属員の二分の一以上が事業を行っている区域であって、その区域内に設置している工場、事業場、店舗その他の施設の敷地面積のうち当該組合又は連合会の組合員又は所属員が使用する部分が二分の一以上であること。
④
当該組合又は連合会の組合員又は所属員の二分の一以上(次に掲げる事由に該当する場合には、それぞれ次に定める人数以上)が、集積区域に施行令第2条第1項第4号に規定する計画(以下「集積区域整備計画」という。)に基づいて当該組合又は連合会の組合員である資格(連合会にあってはその会員である組合の組合員である資格)に係る事業を行うために必要な施設を整備するものであること。
イ
当該事業が、施行令第2条第1項第3号に規定する事業の実施により形成された集積区域において行われる場合であって、当該集積区域整備計画に基づいて施設を整備する組合員の三分の二以上が特定中小事業者等である場合であって、集積区域の活性化に資すると認められる場合 一人
⑥
当該組合又は連合会が当該集積区域内においてその組合員又は所属員の経営の合理化を図るために適切な共同事業(中小企業等協同組合法第9条の2第1項第1号、第4号若しくは第5号若しくは第9条の9第1項第4号、第6号若しくは第7号又は商店街振興組合法第13条第1項第1号、第4号、第5号若しくは第8号若しくは第19条第1項第2号、第6号若しくは第7号に掲げる事業をいう。)を行うものであること。
第35条の2
【施行令第二条第二項第一号の経済産業省令で定める者】
施行令第2条第2項第1号の経済産業省令で定める者は、中小企業者、特定会社、商工会、商工会連合会、商工会議所若しくは日本商工会議所(以下「商工会等」という。)、市町村(特別区を含む。第36条において同じ。)又は中小企業者以外の会社(以下「大企業」という。)若しくは特定の個人に対し特別の利益を与える行為を行うおそれのない者とする。
第36条
【施行令第二条第二項第一号の経済産業省令で定める基準】
施行令第2条第2項第1号の経済産業省令で定める基準は、当該特定会社若しくは当該一般社団法人等若しくはこれらを設立しようとする者、当該商工会等又は市町村(特別区を含む。以下この条において同じ。)が作成する経営基盤強化支援計画であってその内容が次に掲げる要件に適合しているものに基づいて実施する事業であることとする。
①
当該計画に基づいて施設を整備する事業を行う者が次のいずれかに該当するものであること。
イ
都道府県又は市町村が作成する地域産業の創造に関する計画に基づいて、特定中小企業団体の組合員若しくは所属員若しくは特定中小事業者等が新商品若しくは新技術の開発(当該開発の成果の利用を行うことを含む。)、需要の開拓、情報の収集、処理若しくは提供その他の事業を行うことを支援するために、又は事業開始後三年以内の若しくは新分野進出を行おうとする特定中小企業団体の組合員若しくは所属員若しくは特定中小事業者等が円滑に事業を行うことを支援するために適切な事業を行う特定会社、一般社団法人等又は市町村
ロ
商工会及び商工会議所による小規模事業者の支援に関する法律(以下「小規模事業者支援促進法」という。)第6条第2項に規定する認定基盤施設計画(以下単に「認定基盤施設計画」という。)に基づいて、特定中小事業者であって小規模事業者支援促進法第2条に規定する小規模事業者であるもの(以下「特定小規模事業者」という。)が新商品若しくは新技術の開発(当該開発の成果の利用を行うことを含む。)、需要の開拓、情報の収集、処理若しくは提供その他の事業を行うことを支援するために、又は事業開始後三年以内の若しくは新分野進出を行おうとする特定小規模事業者が円滑に事業を行うことを支援するために適切な事業を行う商工会等、特定会社又は一般社団法人等
ハ
都道府県が作成する一の市町村の区域を超える地域内における地場産業の振興に関する計画に基づいて、特定中小企業団体の組合員若しくは所属員又は特定中小事業者等が当該地場産業に係る商品の開発、試験検査、展示その他の事業を行うことを支援するために適切な事業を行う一般社団法人等
ニ
伝統的工芸品産業の振興に関する法律第14条第3項に規定する認定支援計画に基づき、地域の伝統的工芸品産業に係る特定中小企業団体の組合員若しくは所属員又は特定中小事業者等が後継者の育成、需要の開拓、展示その他の事業を行うことを支援するために適切な事業を行う一般社団法人等
②
当該計画に基づいて整備する施設を利用する者の大部分が特定中小企業団体の組合員若しくは所属員又は特定中小事業者等であること。ただし、前号ロに掲げる者が整備する施設にあっては、利用する者の大部分が特定小規模事業者であること。
⊟
参照条文
第37条
【施行令第二条第二項第二号の経済産業省令で定める基準】
施行令第2条第2項第2号の経済産業省令で定める基準は、当該特定会社若しくは当該一般社団法人等若しくはこれらを設立しようとする者又は当該商工会等が作成する商店街整備等支援計画であってその内容が次に掲げる要件に適合しているものに基づいて実施する事業であることとする。
①
当該計画に基づいて施設を整備する事業を行う者が次のいずれかに該当するものであること。
イ
小売振興法第4条第6項の認定を受けた商店街整備等支援計画に基づいて、駐車場、休憩場、集会場その他の小売商業を行う特定中小事業者等(以下「特定中小小売商業者等」という。)及び一般公衆の利便を図るための施設(以下「商業活性化施設」という。)又は当該施設と併せて店舗を整備する事業を行う特定会社又は一般社団法人等
ハ
中心市街地の活性化に関する法律第7条第7項に規定する中小小売商業高度化事業に係る同法第41条第1項に規定する認定特定民間中心市街地活性化事業計画に基づいて、商業活性化施設又は当該施設と併せて店舗を整備する事業を行う商工会、商工会議所、特定会社又は一般社団法人等
④
当該計画に基づいて店舗を整備する場合においては、当該店舗を利用する者の三分の二以上が特定中小小売商業者等又はサービス業を行う特定中小事業者等(以下「特定中小サービス業者等」という。)であり、かつ、特定中小小売商業者等の数が特定中小サービス業者等の数以上であること。ただし、第1号ロに掲げる者が店舗を整備する場合にあっては、当該店舗を利用する者の三分の二以上が小売商業又はサービス業を行う特定小規模事業者であること。
⊟
参照条文
附則
第2条
(業務方法書の記載事項に関する経過措置)
第3条
(業務方法書の記載事項等の特例)
第4条
(償却資産の承継)
第5条
(通則法第四十八条第一項に規定する主務省令で定める重要な財産の範囲に関する経過措置)
第6条
(業務の特例に係る区分経理の方法)
4
工業再配置等業務特別勘定、産炭地域経過業務特別勘定及び機構法附則第九条第一項に規定する出資承継勘定を設けて整理する場合には、第二十一条第一項中「及び施設整備等勘定」とあるのは「、施設整備等勘定、工業再配置等業務特別勘定及び産炭地域経過業務特別勘定」と、同条第二項中「各勘定又は経理」とあるのは「各勘定(工業再配置等業務特別勘定、産炭地域経過業務特別勘定及び機構法附則第九条第一項に規定する出資承継勘定を含む。)又は経理(繊維関連業務経理を含む。)」と、第二十二条中「複数の勘定」とあるのは「複数の勘定(工業再配置等業務特別勘定、産炭地域経過業務特別勘定及び機構法附則第九条第一項に規定する出資承継勘定を含む。以下この項において同じ。)」とする。
第7条
(繊維信用基金の増減)
機構法附則第十条第一項の繊維信用基金は、毎事業年度、保証債務の履行として当該事業年度に支払った金額から債務保証損失引当金に属する資金をもって充当した金額を控除した金額を減じ、当該事業年度における運用収入の金額の全部又は一部を加えることにより損益計算を行い、その損益計算上生じた利益又は損失の額により、廃止法附則第二条第十三項の規定により繊維信用基金に充てるべきものとして政府から出資があったものとされた金額及び同条第十四項の規定により繊維信用基金に充てるべきものとして繊維事業者又はその組織する団体から出えんがあったものとされた金額の合計額を超えることとならない限度で増加し、又は減少するものとする。
第8条
(経理方法に関する経過措置)
附則
平成17年4月13日
第2条
(経過措置)
1
中小企業経営革新支援法の一部を改正する法律附則第四条(第一号に係る部分に限る。)の規定による廃止前の中小企業の創造的事業活動の促進に関する臨時措置法(以下「旧創造活動促進法」という。)第五条第二項に規定する認定研究開発等事業計画に従って行われる研究開発等事業については、この省令による改正前の独立行政法人中小企業基盤整備機構の業務(産業基盤整備業務を除く。)に係る業務運営、財務及び会計に関する省令(以下この条において「旧規則」という。)第二十八条第一項の規定は、この省令の施行後も、なおその効力を有する。
附則
平成17年9月30日
第2条
(経過措置)
1
流通業務の総合化及び効率化の促進に関する法律附則第二条の規定による廃止前の中小企業流通業務効率化促進法第四条第一項の認定を受けた事業協同組合、事業協同小組合若しくは協同組合連合会又は商工組合若しくは商工組合連合会の組合員又は所属員である中小企業者(以下この条において「特定中小企業者」という。)が同法第五条第二項に規定する認定計画(以下「認定計画」という。)に従って会社である他の特定中小企業者と合併して会社を設立する場合において、当該合併後存続する会社又は当該合併により設立した会社が、当該認定計画に従って行う事業については、この省令による改正前の独立行政法人中小企業基盤整備機構の業務(産業基盤整備業務を除く。)に係る業務運営、財務及び会計に関する省令(以下「旧規則」という。)第三十条第一項第二号の規定は、この省令の施行後も、なおその効力を有する。